12月初旬は、寒い寒い日本に帰省してました。
街にはクリスマスグッズと年末年始用品が混在して売られていて、
あらためて日本は独特だなと思いました。
日本の師走が忙しく過ぎるのは、クリスマスと年末年始が近すぎるからかもしれませんね。
さて香港もクリスマスムードが盛り上がってきました。
今日は、日本とはちょっと違う香港の12月について書こうと思います。
スケジュール
日本の場合、12月に入ると年末の雰囲気になりますね。
平成最後とか、今年最後とか、年末を意識して生活をしている気がします。
香港の場合は、旧正月がメインの年末年始なので、年末の雰囲気はまだありません。
クリスマスが過ぎて1月に入り、旧正月が近づくとようやく年末年始の準備です。
そのため、12月は至って普通の月、仕事をしていても年末の挨拶や大掃除はありません。
12月23日 冬至、家族団欒の食事をする日です。
会社によって異なりますが、午後から休みになったり、15時、16時上がりです。
12月24日 クリスマス・イブですが、普通の出勤日です。
12月25日 クリスマス当日、祝日です。
12月26日 クリスマス翌日またはボクシング・デー、祝日です。
そのあとは31日を含め祝日はありません。
12月23日 冬至
私は日系の会社に勤めていたのですが、社長は本社から駐在の日本人でした。駐在歴が浅い人の場合、こういったカレンダーでは祝日にならず、
慣例で早く上がる日というのはとても理解が難しいものでした。
私もスタッフを代表して社長に直談判をさせられました。
日本人同士、社長をやんわり説得してこいと言われたものです。
冬至だから早く上がらせて、と言っても
「は?年末で本社も忙しい時に何を言ってるの?
冬至?柚子風呂に入るだけでしょ?日本は冬至で仕事休んだりしないよ」
といった調子。
こういう時は、日系のよその会社も今日は12時で上がったとか、15時までだとか、
香港人にとって家族団欒の食事は大切なものだから・・と色々と説明しました。
ただ、早く上がったところで香港に家族のいない日本人にとっては少々持て余します。
私も香港人の友人宅にお邪魔して一緒に冬至を過ごしたことがありましたが
とにかく大勢の親せきが集まるので、見ず知らずの外国人が会話に入るのは大変です。
テーブルに新聞紙を敷いて、大皿をいくつも並べ、家じゅうの椅子を集めて食事をするのです。
後年は、下手に香港人の行事に参加しようとせず、
こういう日は日本人同士でまったり食事をすることが多くなりました。
12月24日クリスマス・イブ
日本ではクリスマスといえばイブ、特に恋人たちの日ですね。香港でもそれは違いなく、誰と過ごすか、というのは結構前から話題になります。
私も今年のクリスマス・イブは約束あるの?と色んな人から聞かれました。
そして特定の人と予定無いよ、というとパーティなどに誘ってくれます。
20代は特に、自分も周りも独身の人が多かったので、
パーティでイブを楽しく過ごすのも、選択肢の一つでした。
24日はカレンダーでは基本的に平日です。
また、タイムズスクエアはカウントダウンがあり、
ランカイフォンは外国人を中心に人が多く密集します。
20代の頃は遊びに行っていましたが、あちこち通行止め、
歩行者は一方通行になるため目の前の横断歩道が渡れず大回りになります。
そんな場面でトイレでも行きたくなったら困るし、
一緒に居る人が人混みが苦手でイライラしたりすると、冷めてしまいますよね。
12月25日クリスマス当日
クリスマス当日、休みです。24日にカウントダウンを楽しんだりと遅くまで街に出ていることが多いので
翌日がお休みで有難いですね。
日本の場合、クリスマスは休暇にならないので
普通に学校・仕事に行くと思いますし、
25日にはケーキが半額で売られはじめてクリスマスも終わりの雰囲気です。
香港の場合、25日もイブと変わらず恋人とデートしたり、友達のパーティにいったり、
家族と過ごす人が多くみられます。
ちなみに、24日と25日はレストランは予約でいっぱいなので
誰かと外食を計画している場合は早めに予約するのが良いです。
12月26日ボクシングデー
boxing dayというのは教会でプレゼントを貧しい人に配る日らしいのですが、香港でもその名で親しまれています。
同様に祝日なので、厳密にはクリスマス当日は過ぎていますが、
香港ではこの日もクリスマスの雰囲気のまま楽しく過ごします。
12月27日~30日
仕事や学校に戻りますが、街はまだまだクリスマスのデコレーションのまま。日本はクリスマスの飾りつけをとっくに片づけて年末の雰囲気ですが、
香港はまだまだクリスマスがダラダラと続きます。
12月31日カウントダウン
日本人としては、この日は年末なので大掃除でもしたいところですが、香港ではまだ年末ではないので大掃除などしません。
年末というか月末なので、仕事をしている人にとっては月末の〆で忙しかったりします。
私も年末なのに残業していたという年もありました。
棚卸しのため、おおみそかなのに日帰り中国出張した年もありました・・
日本人同士では年末の挨拶などしますが、
香港ではそういう挨拶をするとちょっと違和感を感じます。
いちおう、帰る時にハッピーニューイヤーと言っておくくらいです。
しかし西暦の新年を祝って、街ではカウントダウンがあります。
ICCから花火が上がったりしてとても盛り上がります。
みな夜遅くまで出歩いていて、元旦の1月1日も一日だけ祝日です。
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