2019年5月30日木曜日

香港の文化を知ろう!本当は下品なのは日本人の方だった。


こんにちは、ヒナタです。

今日はラーメンを食べていたのですが、
他の諸外国と同様、香港でラーメンなど麺類はすすって食べません。
日本人は麺類をズズズッとすすり上げて食べるのが一般的な食べ方とされますが
海外でこれをやるとかなり下品に思われてしまいます。

香港人が麺類をハムハムと食べ、途中で麺を咬み切っているのを見るたび
麺類が多い食文化なのに、なんだか食べにくそうだなーと思ってしまいます。
しかし香港で、香港人と同席して食事をするならば
日本人も麺はすすらず静かにハムハムと食べるのが上品ということなのです。
同席にした香港人にも、恥をかかせないですみます。

今日は「郷に入っては郷に従え」を香港で実行できているか
見直しの意味で香港と日本の違い、香港の文化について書こうと思います。

食事中にお皿を持ち上げない
香港にいて大勢で円卓を囲むとき、よく観察してみてください。

香港人はご飯を入れたお椀も、おかずを入れる取り皿(皿ではなくお椀ですが)も、
基本的には食器は全てテーブルに置いたままで食べています。
上半身をかがめて、極端な言い方をするなら「犬食い」の姿勢になるので
若くて可愛い女性がこういう食べ方をすると、育ちを疑ってしまいそうになります。

しかしこれこそ、文化の違い!
日本人はご飯茶碗や小皿を持ち上げ、口元まで持って来て食べますが
それを香港人が見たら、逆にマナー違反と感じます。

香港に来たばかりの日本人はお上品に小皿を持ち上げていますが
日本人にとっての「犬食い」と同じようなタブーを犯しています。

香港人に聞いたところ、かろうじてご飯茶碗は持ち上げてもセーフなのだそう。
確かにご飯茶碗を片手に食べている人は、たまに見かけます。
中華や飲茶の席での、小皿とお椀の使い方
日本人が香港で飲茶をする機会は結構あると思います。

テーブルにつくと、お椀の下に受け皿がある状態で食器がセットされています。
日本人はお椀は汁物やご飯もの、お皿は取り皿としておかず用、として
別々にして食べることが多いと思います。

これも香港人が見たらとても不思議な光景です。
基本的に取り皿はお椀のみ、下の受け皿はゴミ置き場です。
骨付き肉の骨、肉まん類の下についているペーパーなど
テーブルの上ではなく受け皿の上、というかお椀と受け皿の隙間に置きます。

あの小さなお椀に、お粥を入れて、さらにお粥を食べ終わったお椀に
別のおかずを置きながら食べるのは今だに慣れませんが、
基本的にお椀は一人一つです。
このお椀はお粥が付いてるからと他のお椀ちょうだいと店員に言ってくれる人もいれば
誰も言い出さないのでそのまま使うしかない、という状況も多々あります。
なので私は飲茶でお粥は取りません。取り分けられそうになったら断ります。

道端でしゃがまない
日本人はしゃがむという姿勢にそれほど下品さを感じないと思います。

私が日本で働いていた時、仕事のことで話しかけてきた私より若い女性が
私のデスクの隣にしゃがみ込んで、座っている私を見上げる形の姿勢になりました。
相手を見下ろすのではなく、見上げる、という意味で敬意を感じますし
私もなんだか偉い人になったような気分になってまんざらでもありませんでした。

しかし、香港ではしゃがむ姿勢を見るとなんだか格好悪いし、
最近では「大陸人」というイメージまであります
私も大陸では道ばたでしゃがみこんで世間話をしている人を見ました。
楽な姿勢の一つでしゃがむという感覚は日本と同じで抵抗なく受け入れていました。

しかし香港人はどんなに疲れていようがしゃがんだりしません。
私が子どもの何かをするために外にいる時しゃがんで子供と同じ目線にすると
香港人の主人は「どうしたの!?恥ずかしいからやめて!」という反応です。

しゃがむというのは、原始的というか、排便のポーズというか、野蛮というか、
たぶん日本人でいうコマネチくらい恥ずかしい恰好のようです。

いきなりへらへら笑わない
香港人は愛想が悪いと思ったことはありませんか。

店の店員にしろ、接客中でも笑顔が見られることはまれです。
日本人は愛想がいいのに香港人は仏頂面で偉そうだとつい思ってしまいますが
香港人にしてみれば、何でもないのにいきなり笑顔だと
何をへらへら笑っているんだ!何がそんなにおかしい!という印象になります。

よく香港に来たばかりの日本人が、日本にいる時のように笑顔で何とかしようとしますが
あれは本当に逆効果です。バカだと思われてしまいます。

かといって香港人が本当に愛想が悪いかというとそうでもありません。
会話や、やり取りを通して面白いことがあればすぐに笑顔を見せます。

いかがでしたか、もっとたくさんありますが今日はここまでにします。
意外と、日本式でやっていたこと、誤解していたことがあるのではないでしょうか。
せめて香港人といるときには日本式を片付けて香港式にすると
一緒に居る香港人にも気まずい思いをさせずに済むと思います。

2019年5月24日金曜日

西營盤(サイインプン)で話題のアート・レーンへ行ってきました。

こんにちは、ヒナタです。

先日、西營盤(サイインプン)へ行ってきました。
MTRが出来て数年、実は初めてこの駅を利用しました。

セントラル地区がストリートアートで盛り上がる一方、
西營盤のエリアもストリートアート計画が進んでいます。

今日はその一部をご紹介します。

MTR西營盤駅を降りると、出口まで5分~10分くらい地下道を歩くことになります。
というのも、香港島のこの地域は坂道が多いため
出口によっては階数が上になってしまうんですね。


こちらは地下鉄構内、改札を出てから出口に向かう途中にある壁なのですが、
なんと絵ではなく彫刻で立体となっています。


斜めにすると浮き上がっているのが分かるでしょうか?
触ってみると凸凹しているのでよく分かります。


 こちらは魚が浮き出ています。


 このエリアに多く見られる乾物屋さんの風景です。


こちらは魚屋さんと、飲食店です。


さて、今回目指したのは藝里坊(Art Lane)と呼ばれる
ウォールアートが密集している場所です。

地下鉄でB3出口から地上へ出ると目の前からアートが目に飛びこんできます。


出口からすぐ見える風景、建物の建築現場を囲った部分に人が描かれています。


少し行くとトラムの絵


その隣にはこのようなドレスの美女


こちらが圧巻、カラフルで可愛らしい女の子が壁いっぱいに描かれたウォールアート



お花に動物などメルヘンな雰囲気


下から見るとレインボーにグラデーションが見える階段と、お花畑のようなアート


やさしい色使いで叙情的な風景画


エアコンの室外機も邪魔にならないほど可愛らしいベーカリー


印象派の描き出す風景には「藝里坊」の文字も


こちらの階段は、下から見ると赤い葉っぱが浮かび上がります


車が邪魔ですが、可愛い女の子のきょとんとした顔

香港のみならず世界中からアーティストが制作しに来ているようなので
絵のテイストもグローバルですね。

今度はオールドタウンセントラルの方も行ってみたいです。

2019年5月22日水曜日

2019年5月、香港ディズニーランド最新情報!

こんにちは、ヒナタです。

2019年5月時点の香港ディズニーランドの最新情報を書いていきます。

昨年の11月に香港ディズニーランドの年間パスポートを買ってから、
ディズニーランドのメインともいえる園の中央にあるシンデレラ城
(厳密には香港にあるのは眠りの森の美女のお城)が全面改造中のため、
ずっと工事の壁で囲まれたままでした。


今回ようやく、お城の姿を垣間見えることができました。
まだ工事中でネットが張り巡らされていますが、お城が見えると嬉しいですね。
せっかくパスポートを買ったので、この1年以内には改造を終えて欲しいところです。

また、至る所にキャラクターのオブジェも。


くまのプーさんが芝生でピクニック中!


バンビちゃんたち


ライオンキング!


ミッキー&プルート!


グーフィー!

などなど、主にメインストリートからファンタジーランドにかけて
色んな所にキャラクターがいました。

暑くなったからか、金曜じゃなかったからか?
今回は中国人ツア―団体客と鉢合わせすることもなく
ほとんどの乗り物は並ばずにすぐ乗れました。

香港ディズニーランドでピザランチ!ロイヤル・バンケット・ホール


こんにちは、ヒナタです。

またまた今月も、香港ディズニーランドに行ってきました。
5月とはいえ灼熱の暑さで、うっかり日焼けしてしまいました。
日焼け止めは常備しておかないといけませんね。

さて、今回のランチで利用したロイヤル・バンケット・ホールをご紹介します。

お店の雰囲気は?
ロイヤル・バンケット・ホールはファンタジーランド内にあります。
プーさんのハニーハントのお隣、メリーゴーランドの前あたりです。

中世の雰囲気がただよう中、プリンスやプリンセスの気分で食事ができる、
というコンセプトのようなのですが、お昼時はごった返していて
ショッピングセンターのフードコートと大差ないような気もしました・・。


混み合っていて誰も見向きしていませんでしたが、
食事を注文するエリアのど真ん中に素敵なオブジェがあります。

ファミリー用ピザセット

今回もですが、大人2人と子ども1人でファミリーセットを注文しました。
大人2人で十分食べ応えのあるピザ1枚と、チキンウィング4本と、飲み物が2つです。

ファミリーセットなのに大人2人を想定したような数で、
カップル向けのセットのような気もしますね。

結果、カップルでも良し、ファミリーでも良しだと思います。
子どもってたくさん食べると期待して1人前を頼むと全然食べなかったりするので、
大人の分からちょっと分けてシェアできるのは有難いのです。

結局うちも、サイドメニューから頼んだミッキ―型ゼリーを食べ、
あとはピザを2枚(具をこぼしてほどんど皮のみ)食べてくれました。

ファミリーセット万歳!

香港ロケも!エマニエル夫人3部作のあらすじ・感想・ネタバレ

こんにちは、ヒナタです。

今日はフランス映画「エマニエル夫人」の3部作を見た感想を書こうと思います。

私は「エマニエル夫人」というタイトルくらいしか知らなかったのですが
テレビでやっていたのでなんとなく見ていたら、面白くて3部全て見てしまいました。

全てR15指定となっていましたが、個人的にはR30指定くらいじゃないでしょうか。
描写が激しすぎて青少年だとストーリーが入って来ない気がします。
女性向けエロスというテーマらしいので、映像はきれいですし、女性の権利を謳った内容でもあるので、女性が見て嫌な気持ちになるシーンはほとんどありませんでした。
エマニエル夫人とは
「エマニエル夫人」は1974年のフランス映画で、世界的に大ヒットし、
日本でも社会現象となるほど話題となりました。

「続・エマニエル夫人」(1975)、「さよならエマニエル夫人」(1977)と続き
この3部でとりあえずの完結となります。

しかしながら、その後80年代~90年代にも続シリーズがいくつか制作され、
テレビドラマにもなったようです。

また世界各国でも「エマニエル夫人」から派生した独自の「エマニエル夫人」が
制作され、相当な影響力があったことが分かります。すごいですね。
「エマニエル夫人」

<あらすじ>
バンコク駐在の夫と暮らすため、バンコクにやって来たエマニエルは最初は夫婦むつまじく幸せに暮らしていました。フランス人の奥さん連中と知り合う中で、駐在員妻の退屈しのぎはフリーセックスだと教えられます。最初は戸惑っていたエマニエルですが、奥さん友達とレズの関係を持ったりするうちに、自分の知らない自分を開花させてゆきます。そして夫もまた彼らと同じ考えで、自身も他人と関係を持つし、エマニエルが他人と関係を持つことを喜びに感じていました。ついには、夫の取り計らいで知人からの性の儀式を受け入れ、エマニエルは新しい自分に変わっていきます。

<感想>
舞台のバンコクは何度も行ったので思い入れもあり、
バンコクのあの暑さ、熱気、のどかさ、樹々の美しさが蘇りました。
タイの風通しの良い家屋や、伝統舞踊なども長い尺で、エキゾチックな雰囲気です。

エマニエルがだんだん奥さん連中とレズの関係を持つのは遊びとして、
一人の女性に本気になりかけたシーンは複雑な気持ちでした。
その失恋を夫が慰めると言う、なんだか奇想天外な夫婦関係・・・

夫が自分や妻が他の人と関係を持つことを容認しているのはおかしいのですが、
二人の関係は破綻しておらずきちんと夫婦なので、見失わずにいられました。

そして夫が失恋の傷を癒してやると言いながら、マリオという変な男に
エマニエルを託して、エマニエルが儀式という名の変なことに。

この第一部で唯一不快だったのがこの儀式のシーンでした。
麻薬中毒者が数人で、嫌がるエマニエルを無理やり襲います。

この映画を安心して見られるのは全てエマニエルが望んでの行為だからであって、
嫌がっている女性を無理やり襲うとなると、嫌悪感でいっぱいです。
個人的に、どんな映画やドラマでフィクションであっても強姦が許せないので!

ただエマニエルはこの襲われたシーン以外、あくまで本人も合意の上で、
この儀式で価値観が変わってしまったようです。

別のエマニエルになったことを表すように
エマニエルがどぎついメイクにギラギラの衣装を着たところで物語は終わります。

「続・エマニエル夫人」

<あらすじ>
舞台が香港に移ります。エマニエルは夫が赴任した香港へ向かうのですが、客船の中から女性と関係を持ったり、冒頭からエマニエルは自由奔放です。夫の家に居候する男性や知人の美少女、ダンス教室の先生など、さまざまな人と関係を持ちます。

<感想>
第一作目では、エマニエルが変貌するという過程がストーリーでしたが、
今回はただエマニエルが好き放題するだけ、特に内容ありませんでした。

前作のタイから持って来たようなタイ風のオブジェがインテリアとして飾られています。
こういう細かい演出が好きです。

せっかく香港が舞台となっているのに、香港のシーンはそれほどありません。
1975年の香港、街中にまだ馬車が走っていたのか?
ちょっと謎ですが、当時のフランス人にとってはタイも香港も発展途上国で
フランス人の目にはアジア人は同等に映らなかったんじゃないかなと感じました。
あんな黒髪おかっぱのアジアンビューティーは、今も昔も香港にはいなさそう・・
香港人が従順なメイドさんとしてお仕えしているのも違和感でしたが、
英国統治時代は、白人が香港人を家に雇うというパターンはあったのでしょうか。

それに、乱交が横行する集まりや、過剰なサービスのマッサージ店、
実際の香港には無さそうですが・・後者は男性向けならあるのでしょうか?
何にせよ、この映画を真に受けて香港に来たらとんでもない勘違いでしょう。

エマニエル夫妻は相変らず仲良く、価値観も一致していて、
夫婦プラスアルファの行為を楽しむようになっていました。
いくら浮気は容認とはいえ、自分が見ていないところでパートナーが誰かと楽しむより、
いっそ夫婦を含めて複数人での方が、何か振り切れている気がしました。
さよならエマニエル夫人

<あらすじ>
舞台をインド洋の島にうつし、夫は建築家と言う設定に変わっています。
相変らず自由奔放な生活をしていたエマニエルですが、
島を訪れていた映画監督に恋煩いをするように。

映画監督はエマニエル夫妻の価値観が理解できないという
ある意味まともな考えの男性でした。

今まで誰と関係を持っても動じなかったエマニエル夫も、
エマニエルの変わりように今回だけは二人の関係を阻止しようと悪あがきをします。

しかし結局、エマニエルは彼を追いかけてパリへ帰って行きます。
夫は、そのうち飽きるだろうと言って物語は終わります。

<感想>

タイトルから、エマニエル夫人がどこかへ行ってしまう予感はしていましたが
なんと本作でエマニエル夫人は自分の価値観に違和感を覚えます。

考えてみれば最初から非常識だったのはエマニエル夫だったのですが、
他の奥さん連中など、誰もが自由奔放な環境だったので、
映画の中では自由奔放であることが常識のように思えていました。

普通の恋愛映画と変わらないように、映画監督の出現で夫が動揺します。
エマニエル夫はこれくらいのことで動じないと思っていましたが、
エマニエルが恋する乙女のようになってしまったのだから、
今回は遊びでは終わらないかもと感じたんでしょうね。

今まで冷静だった夫が、ささいなことで腹を立てて手をあげようとしたり、
なんとか妻と映画監督と会わせないように邪魔をするのが憎めなかったです。
誰と関係を持とうが、夫婦関係はうまくいっていたのですから、
本当に夫婦関係が破綻するかもしれないとなると焦りますよね。

エマニエルも浮気をして悪い女だといえば、そうでもありません。
なんでも正直に夫に打ち明けてきて、隠し事がしたことが無いと言うので、
映画監督と関係を持ったことも夫に報告していましたし、
彼と一緒に旅立つことも、きちんと夫に話してからと言います。
かけおちする前に、旦那に挨拶をするなんて律儀すぎます。
エマニエルはある意味、素直で、正直な女なのだろうと思いました。

第1部で変えられた価値観や常識を、第2部でさらに日常にし、
第3部で再び原点回帰させられたような気になりました。

あの異国でのフランス人コミュニティの中では常識であったことも、
あの夫、あの友人、あの環境でなければやっぱり非常識なことでした。

学校や会社などの狭い組織の中での常識が、ところ変われば非常識であるように
エマニエル夫妻や世界観はやはり、映画の中でだけあり得ることでした。

それに第3部で言われていたように、若いうちは複数の異性との関係を楽しめても
年を取るとそうもいかない、最後に傍にいられるのはパートナーだけ。
何も新しいことを言っていませんが、そういうことですよね。

エマニエル夫人が、結局は一人の男性のために今の生活を捨てたという終わりです。

ちなみにこの浮気をしている間のデート代やパリ行きのチケットは
夫の稼ぎなのに後ろめたくないのだろうか、と庶民の私は思いました。

それにパリで映画監督と一緒になっても、今の夫のような良い生活ができるのか。
エマニエル夫人は経済面では夫に随分と支えられてきたのに、
映画監督と一緒になって生活の質を落とす現実に耐えられるのだろうか。
まあ、映画監督が大物なのか新人なのかは語られていませんが。

夫の言う通り、いつも一人の男性と寝るとか、庶民的な生活とか、
エマニエル夫人はいつか嫌になって、夫の元へ戻って来るのかもしれませんね。
何事も、日常になってしまえば退屈で、非日常に憧れるものですからね。

<おまけ>エマニエル・イン・香港
3部作とは別に、香港版のエマニエルがあったので早送りでざっと見てみました。

ストーリーとしてはエマニエル夫人とは全然関係なく、名ばかりの別物語でした。
精神科医をしている夫が、宗教と潔癖症の関係で夜の関係を拒絶する妻に対して、第三者に依頼して調教を仕込むというもの。闇の儀式で調教された妻は性に目覚め、夫とも再び関係を持つようになるのですが、結局は妻は闇の儀式にはまり過ぎ、そっちの方向へ走り、夫は妻に嫌われたまま、妻に会うため闇の儀式に足を運ぶようになる・・という内容です。

フランス映画での映像美を見た後で見る、アジア人同士の絡み合いはどうも生々しくて早るに堪えない映像でした。それにエマニエル夫人は女性向けなので女性が虐げられるようなシーンは第1部の中のごくわずかで、そのシーンすら「押さえつけられている」という描写で「男性に奉仕する」という描写はありませんでした。しかしこちらの映画は男性目線と思われるので、女性が見たら不快になるシーンも多々あり、早送りで見ました。

主な出演者の女性3人のうち2人は日本人です。
どうりで香港人の中に日本人女性イコールアダルトというイメージが根付くわけです。

夫の苦悩も分かりますが、夫の都合で妻が変えられ、
結果として妻があらぬ方向に走り、夫が馬鹿を見るという終わり方は嫌いではないです。

2019年5月18日土曜日

香取慎吾くんの香港ストリートアート、行き方と周辺情報!

こんにちは、ヒナタです。

香港島のセントラル周辺は古い建物を取り壊して土地を再利用する
再生化が着々と進んでおり、近年はストリートアートに力を入れています。

元SMAPの香取慎吾さんがアーティストとして招かれ、
このエリアに壁アートを描いたのが2018年3月ごろのこと。

ずっと気になっていたまま一年も経って、ようやく見に行くことができました!
行き方
香港の観光地としておなじみのヒルサイドエスカレータ―の途中にあります。

セントラルからエスカレーターに乗り、道なりに上へ上へあがります。
途中、右へ曲がる箇所があるので徒歩で右へ。
下りのエスカレーターがあるので下ったところで下ります。
そこから右側へ出て下りたエスカレーターを見上げればアートが見えます。

住所としては、Hollywood Road(荷李活道)とShalley Street(些利街)が交差する所です。
付近の見どころ①大館

「大館」は新しくオープンした施設です。

さきほどのエスカレーターで右に曲がる箇所があると書きましたが、
エスカレーターを上った真ん前にある階段を進むと大館へ繋がっています。

大館は、元裁判所、警察署、刑務所だった3つの施設をリノベーションしたもので
現在は飲食店、展示室、ショップなどの複合商業施設となっています。

元警察宿舎の上環にあるPMQと似ていますが、
あちらが若い人向けなのに対し、こちらは大人向けだと思います。
香取慎吾さんの絵と香港
現在、香港島のオールド・タウン・セントラルと呼ばれる再生化エリアは
アートに力を入れているため、香港だけでなく世界中のアーティストに
ストリート・ウォール・アートを依頼しています。

なぜ香取慎吾さんが抜擢されたかというと、2017年にテレビ番組の撮影で香港を訪れ、
オールド・タウン・セントラルを訪問し、番組内で紹介していたことがきっかけになり、
香港政府観光局から声がかかって実現したということです。

忙しい香取慎吾さんですから、短期に仕上げる必要があり、
3月24日から27日の3泊4日の滞在で、主に夜中に制作されました。

エリア的にもバーなどが多く立ち並び、夜に賑わいを見せる場所なので
深夜から朝方にかけて行われたのだと思います。

香取慎吾さんは、香港人からあだ名で「大口仔」と呼ばれています。
見たまんま、「口が大きい男」という意味です。
このアートの作品名は「大口龍仔」、龍になって香港に再び戻ってきた口が大きい男
という意味があります。

およそ20年ほど前に香港で撮影された映画「香港大夜総会」があります。
香港在住者として、香取さんと香港は縁があるようで嬉しく思います。
「香港大夜総会」について
ついでに、「香港大夜総会」についても。

香取さんがまだピチピチの若者だった頃の作品で、
私もちょっと前にWOWOWでやっていたのを見ましたが
昔の香港の風景が楽しめます。

相手役の岸谷五朗さんも、最近はあまりテレビで観なくなりましたが
おもしろくて良い演技をする俳優さんでした。

ストーリーとしてはマフィアに追いかけられ夜総会に潜り込み、
香港人女性歌手(なんとアニタ・ユン!)と三角関係になるという
ハチャメチャ(古い)ストーリーです。

映画の大半、香取さんは女装をしているのですが
とてもきれいで、スタイルも良くて、惚れ惚れしました。
今の香取さんも若々しくて素敵ですが、若い時もとても可愛いと思いました。

ホモ役の岸谷五朗さんに襲われてしまい、日本の母親に電話するシーンがあるのですが
かわいそうで、胸が痛かったです。
男同士だからと笑いのネタ的な要素になっていますが、
今の時代だと男女関係なく強姦はいけませんよね・・
昔の映画を見ると時々そういう時代背景、コンプライアンスの違いを感じます。

話はそれましたが、写真の通り、とても活き活きと躍動感のある素敵な作品です。
お近くへ行く際は一度、見に行ってみてくださいね。

2019年5月12日日曜日

子連れで太古周辺ならクオリーベイ公園(鰂魚涌公園)がおすすめ!

こんにちは、ヒナタです。

太古駅から徒歩で行けるクオリーベイ公園へ行ってきました。
基本情報
名前:The Quarry Bay Park(鰂魚涌公園)
住所:Tai koo shing, Quarry Bay(鰂魚涌太古城)
ウェブサイト:https://www.lcsd.gov.hk/tc/parks/qbp/index.html

アクセス方法
クオリーベイ・パークという名称ですが、
最寄駅はMTR太古駅とクオリーベイ駅の2つです。

Phase1とPhase2に分かれており、両方に子供向けのプレイグラウンドがありますが
Phase1の方が規模が大きく、遊具も豊富にあります。
Phase2は主にサッカーやバスケットボールのコートがあります。

MTR:太古駅E1出口(Phase1に近い)、クオリーベイ駅B1出口(Phase2に近い)

Phase1へ行く場合、E1出口は太古城(City Plaza)の2階へ直結しています。
そのままショッピングモールを直進して、渡り廊下が右と左にあるので右手へ進みます。
オフィスビルのロビーに出るので、右側の出口から出て階段で下りたら公園です。
遊具が充実

子連れで香港内の公園へいくつか行きましたが、
噂に聞いていた通り、ここはかなり充実していました。

九龍公園のプレイグラウンドもたくさんの遊具がありましたが、
ここの方がさらに上をいく充実度でした。

色んなすべり台があり、子どもたちは大はしゃぎでした。
ブランコのエリアもブランコがたくさんありました。
消防船を見学


ここの公園からさらに海側へスロープを歩いていくと、消防船が展示されています。
暑くて今回は中に入りませんでしたが、船の上に登って見学することもできます。

有名なアバディーンの水上レストラン「ジャンボ」が70年代に火事にあった時も、
この消防船が救助と消火に向かったそうです。

プロムナードをお散歩

消防船のところまで来ると、海沿いは散歩道になっています。
プロムナードは長く、ジョギングをする人もちらほら。
ベンチでは高齢者がのんびりおしゃべりしていました。

対岸の景色はカオルーン・ベイ(九龍湾)で
旧カイタック空港の後に建設されたカイタック公園も見渡せます。
(オフィシャルサイト:https://www.lcsd.gov.hk/tc/parks/ktctp/index.html

次回はカイタック公園も、行ってみたいと思います。

2019年5月8日水曜日

「私、定時で帰ります。」から知る、香港の職場が理想的な理由

こんにちは、ヒナタです。

2019年春ドラマ「私、定時で帰ります。」を見ています。
日本のリアルな職場が描かれていて、とても興味深いです。

日本以外の国でも、これほど定時で帰れない職場文化はあるのでしょうか?
香港で働いて、海外の国々と仕事上でやり取りをした経験から言うと、
おそらく、定時で帰れないのは日本独特のようです。

今日はドラマを参考にしつつ、香港の職場について書いて行こうと思います。
香港では定時で帰るのは基本
香港人は、基本的に残業はしません。

残業代が出るか出ないかにもよりますが、残業代が出ないならなおさら定時で帰ります。
日本人のようにお金も出ないのにサービス残業なんて損だからです。

ただ必ず定時に帰るかというと、切りの良いところまでやってから帰る場合もあるので
だいたい定時30分以内には退社する人が多いです。

どうしても対応しなければならない急ぎの案件があったりすると残業することもありますが、本当によほどのことに限ります。明日の朝一番じゃ間に合わない場合のみです。

香港では有給を消化するのは当然
香港の職場にいると、ほぼ毎日のように誰かが有給をとって休んでいます。

なんでもない平日に1日、いきなり休みます。
病院だったり、何か特別な用事がある時でなくとも、休んだりします。

上司に申請するのも簡単で、事前に申請書を出すのですが
結構ギリギリに書いて出す人もいます。
香港人はチームプレイではなく個人プレイで仕事をするので
周りに助けを求めることは少なく、自分の取引先に明日は不在だからと連絡し
今日のうちに仕事を片付けるか、休み明けに対応するように調整しています。

日本人の場合、せっかく有給を取って休んでいても、
周りは仕事をしているからと取引先や上司が個人的に連絡をして来たりしますよね。
香港の場合、休んでいる人に連絡をしてくることは滅多にありません。

香港では病欠で休むのは当然
一年間に取得できる有給とは別に、病欠の上限があります。

例えば有給が年14日、病欠が7日だとします。
すると、香港人は病欠もなるべく消化しようとします。

つまり、私が風邪で1日休んだとしても、有給とは別に病欠というのを申請でき、
いわば有給と同じように欠勤しても月給は満額もらえるのです。

病欠は急な病気のために使うもので、むやみに取得するものではないのですが
一般的に有給と勘違いしているというか、過大解釈な気がしなくもないですが
とにかく香港人は年に定められた病欠を消化しています。

昨日まで元気だった同僚が、今朝突然具合が悪いとメールが来て欠勤、
翌朝、何事もなかったかのように元気な姿を見せて病院の診断書を持ってくる。

もちろん病院の診断書がないと申請できないので、
仕事に行きたくない時に、とりあえず病院に行ってお腹がいたいとか適当に言って、
そのまま休むというのが本当のところのようです。

病院の方も、その辺は合わせてくれるというか、診察代が儲かれば良いので、
このくらい大したことないから仕事に行きなさいとも言いませんし、
なんなら「病欠2日必要と書いておこうか」と言ってくれたりするようです。

また、上司や総務も病欠について問い詰めたりしません。
病欠の申請書と診断書があれば何ら不備はありませんし、
本人が今日から元気に仕事に戻ってくれればそれで良いのです。
香港の職場環境
ここまで書いていると、香港人が極端なまでに現実的な印象かもしれませんが、
香港に長くいてこの環境に慣れると、労働環境としては非常に合理的だなと思います。

定時に出社(香港人は多少、遅刻しますが許されます。朝ごはんもデスクで食べます。)
定時に昼休み(たまにであれば、混んでいたりして戻るのが多少遅れても許されます。)
定時に退社(定時よりちょっと前には帰り支度を済ませ、あとは社員カードをかざすだけ)

そして決められた日数の有給、病欠を消化する。

これは労働契約書に書かれた内容を遵守しているだけで、社員には当然の権利です。
香港人に学ぶ効率の良さ
何度となく香港人は効率が良いのか、そうではないのか、について
このブログで個人的な見解を述べてきました。

彼らが自負するほど個人レベルでの効率がずば抜けて良いとは思いませんが、
それでも日本の「なあなあな職場」に比べたら、効率が良いのも否めません。

電話が早い・・余計なことをしゃべらない、要点だけ話す。
メールが早い・・返信が早い、簡潔。(お世話になっております・・なども不要)
担当が明確・・これ私の担当じゃないから!と余計な仕事を引き受けない。
上司への態度がでかい・・上司にヘコヘコしない、出来ないことをはっきり言う。
会議が早い・・会議や打ち合わせは目的が明確で簡潔に終わる

などなど、そういうことをリストアップしていくと
日本人はすぐにダラダラとやり取りしたがるのが、すごく無駄に思えてきました。

日本で市役所などにいくと、すごく無駄な説明が長くてびっくりします。
例えば婚姻届けなどでも、私は香港で先に婚姻届けを出したと言っているのに
「日本で出した場合はこう、海外で出した場合はこう」と説明されます。
「日本で先に出した場合」のパターンは私には当てはまらないのに
延々とこの説明からしてくれます。つくづく日本は懇切丁寧だなと思うわけです。
定時に帰るメリット
「私、定時で帰ります。」では残業をしている同僚たちが
無理をし過ぎて体調を崩したり、残業ばかり長くて実は仕事をしていなかったりしますが
とても共感できると思いました。

実際に、私も主人公のように香港では定時で帰っていたので、
仕事の後で友達と食事や飲みに行ったり、
習い事をしたり、カフェや家でTOEICの勉強をしたりと、
平日の夜がとても充実していたと思います。

それに、有給を取って日本に帰省したり、海外旅行をしたり、
リフレッシュは結果として仕事へのやる気につながったと思います。

日本はまだまだ働き方改革の途中、一人一人の意識改革は先が長そうですが
このドラマが将来「まだ働き方改革の過渡期だったんだな」と
評価される日が来ると良いと思います。

2019年5月7日火曜日

「香港のモンスターマンション」益昌大厦・海山楼

こんにちは、ヒナタです。

昨年インスタで話題となった益昌大厦・海山楼、
通称は怪獣大厦(モンスターマンション)へ行ってきました。

話題になって人が押し寄せ、住民からのクレームで一時は撮影禁止となっていましたが
現在は禁止ということではなさそうでした。
しかしながら住民の方への配慮は必要ということです。(当然ですね)

アクセス方法

MTRクオリーベイ駅とタイク―駅の間に位置していますが、
タイクー駅の方寄りですので、タイクー駅を利用するのが便利です。
B出口から左へ徒歩すぐです。
撮影地で有名に
私が最初にここを見たのは、昨年の満島ひかりのMVでした。

https://youtu.be/_2quiyHfJQw
MONDO GROSSO(ラビリンス)

それから、トランスフォーマーの撮影地でもあるため
世界的に有名になって外国人観光客が押し寄せるようになったようです。

感想

マンションの敷地に入ったらすぐに、この景色が見られます。
ものすごく広いと想像していましたが、実際に行くと小さく感じました。

それから、こんな景色は香港なら探せばいくらでもあるのでは・・?と思いました。

私がかつて泊まっていたゲストハウス、コーズウェイベイのど真ん中にあるのですが
そこの中庭から見上げた景色もこんな感じでした。夜が特に圧巻でした。

あとは、友人が住んでいた寶林(Po lam)の公営住宅も、
ここに負けないくらいマンションが密集していました。

撮影地といえば、「メイドインホンコン・香港製造」という映画、
公営住宅の上の階からテレビを投げるシーンがあるのですが圧巻です。
ここのマンションも今だにどこで撮影されたのかなと思っています。

たまたまここが撮影に利用されたので有名になりましたが、
どこでも有名になり得たと思います。
あとは撮り方ですね、カメラマンの腕次第で香港はフォトジェニックに映ります。
撮影禁止について
去年、あまりにも人が押し寄せ撮影禁止ということになりました。

当然といえば当然で、自分の住居の中庭に入れ代わり立ち代わり外国人が来て
モデルきどりで写真を撮っていたら、なんだか迷惑ですよね。

だからもう入れないのかなと思っていましたが、
最近は禁止という事でも無さそうでした。一時期よりは落ち着いたのかもしれません。
もちろん、住民の方に配慮は必要なようです。

むしろ驚いたのは、流行に便乗してグッズを販売したり、
お土産屋さんが無かったことです。

観光地ではないので当たり前ですが、香港にとって観光は重要な産業ですし、
令和クッキーやTシャツが販売されたように、少々の便乗商法もあるのかと思いましたが
びっくりするほど皆無でした。

あくまで観光地ではなく、住居スペースということですね。

その中で異色だったはアラビカコーヒー「%」があったことくらいです。
IFCなどハイクラスのショッピングモールでしか見かけない高級コーヒーショップが
このローカルなマンションの店舗スペースに入っているのは違和感がありました。
明らかに観光客を狙ってのこと、これはこれで需要と供給がマッチしていました。

初公開!Supper moment 「請講」の歌詞 日本語訳

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