香港島のセントラル周辺は古い建物を取り壊して土地を再利用する
再生化が着々と進んでおり、近年はストリートアートに力を入れています。
元SMAPの香取慎吾さんがアーティストとして招かれ、
このエリアに壁アートを描いたのが2018年3月ごろのこと。
ずっと気になっていたまま一年も経って、ようやく見に行くことができました!
行き方
香港の観光地としておなじみのヒルサイドエスカレータ―の途中にあります。セントラルからエスカレーターに乗り、道なりに上へ上へあがります。
途中、右へ曲がる箇所があるので徒歩で右へ。
下りのエスカレーターがあるので下ったところで下ります。
そこから右側へ出て下りたエスカレーターを見上げればアートが見えます。
住所としては、Hollywood Road(荷李活道)とShalley Street(些利街)が交差する所です。
付近の見どころ①大館
「大館」は新しくオープンした施設です。
さきほどのエスカレーターで右に曲がる箇所があると書きましたが、
エスカレーターを上った真ん前にある階段を進むと大館へ繋がっています。
大館は、元裁判所、警察署、刑務所だった3つの施設をリノベーションしたもので
現在は飲食店、展示室、ショップなどの複合商業施設となっています。
元警察宿舎の上環にあるPMQと似ていますが、
あちらが若い人向けなのに対し、こちらは大人向けだと思います。
香取慎吾さんの絵と香港
現在、香港島のオールド・タウン・セントラルと呼ばれる再生化エリアはアートに力を入れているため、香港だけでなく世界中のアーティストに
ストリート・ウォール・アートを依頼しています。
なぜ香取慎吾さんが抜擢されたかというと、2017年にテレビ番組の撮影で香港を訪れ、
オールド・タウン・セントラルを訪問し、番組内で紹介していたことがきっかけになり、
香港政府観光局から声がかかって実現したということです。
忙しい香取慎吾さんですから、短期に仕上げる必要があり、
3月24日から27日の3泊4日の滞在で、主に夜中に制作されました。
エリア的にもバーなどが多く立ち並び、夜に賑わいを見せる場所なので
深夜から朝方にかけて行われたのだと思います。
香取慎吾さんは、香港人からあだ名で「大口仔」と呼ばれています。
見たまんま、「口が大きい男」という意味です。
このアートの作品名は「大口龍仔」、龍になって香港に再び戻ってきた口が大きい男
という意味があります。
およそ20年ほど前に香港で撮影された映画「香港大夜総会」があります。
香港在住者として、香取さんと香港は縁があるようで嬉しく思います。
「香港大夜総会」について
ついでに、「香港大夜総会」についても。香取さんがまだピチピチの若者だった頃の作品で、
私もちょっと前にWOWOWでやっていたのを見ましたが
昔の香港の風景が楽しめます。
相手役の岸谷五朗さんも、最近はあまりテレビで観なくなりましたが
おもしろくて良い演技をする俳優さんでした。
ストーリーとしてはマフィアに追いかけられ夜総会に潜り込み、
香港人女性歌手(なんとアニタ・ユン!)と三角関係になるという
ハチャメチャ(古い)ストーリーです。
映画の大半、香取さんは女装をしているのですが
とてもきれいで、スタイルも良くて、惚れ惚れしました。
今の香取さんも若々しくて素敵ですが、若い時もとても可愛いと思いました。
ホモ役の岸谷五朗さんに襲われてしまい、日本の母親に電話するシーンがあるのですが
かわいそうで、胸が痛かったです。
男同士だからと笑いのネタ的な要素になっていますが、
今の時代だと男女関係なく強姦はいけませんよね・・
昔の映画を見ると時々そういう時代背景、コンプライアンスの違いを感じます。
話はそれましたが、写真の通り、とても活き活きと躍動感のある素敵な作品です。
お近くへ行く際は一度、見に行ってみてくださいね。
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