2019年10月22日火曜日

香港でカビ撃退!定番のあれを使うとピッカピカ


こんにちは、ヒナタです。

香港も少し気温が下がって秋らしくなってきました。
真夏に比べたらずいぶん涼しく、天気も雨が少ないので
香港旅行をするなら、秋がベストシーズンです。

さて、そんな秋の気配を少し感じる香港ですが、
それでも日本とはくらべものにならないくらい湿度が高い場所なので
春~夏にかけて湿度90%超えの蒸し暑い気候です。

家の中は、掃除をしても掃除をしてもすぐカビが生えてくる無限ループ、
私は日常的にカビハイターを使っています。

特にカビがきになるのがお風呂、なのでお風呂掃除は洗剤など不要、
直接カビハイターでやっています。

香港はトイレ、洗面台、浴槽が一緒になっているので
間仕切りのシャワーカーテンもちゃんと乾かしているのにカビるし、
床も壁も黒い点々がすぐできてしまいます。

そんな時はカビハイターをシュシュッと吹き付け、待つこと10分~、
あとは水で流せば完了です。

香港版は花王のHPで!
https://www.kao.com/hk/magiclean/mcl_bath_toile_00.html

2019年10月13日日曜日

日本人よりも意識が高い!?超エコな香港

こんにちは、ヒナタです。

先日の記事では、香港と比較した日本の違和感について書きました。
https://hidamarihk.blogspot.com/2019/09/blog-post_18.html

その中でも触れたエコ意識の違いについて書こうと思います。
レジ袋の削減が進んでいない
多くの訪日外国人が感じていることですが、日本はレジ袋を渡しすぎです!

レジ袋については随分前から削減対象になっていて、
日本でもスーパーのレジ袋は有料化している所がほとんどです。

それなのに、スーパーで買うものでも
お弁当類だったらレジ袋をくれたりします。
別にくれる必要はないと思います。

さらに、スーパー以外の店なら躊躇なくレジ袋をくれます。
ドラッグストア、本屋、眼鏡屋、ホームセンター、コンビニ・・・
直接カバンに入れても差し支え無さそうな小さな物ですら
ご丁寧にレジ袋をくれます。

私は香港でレジ袋をもらえない生活に慣れ過ぎて、
レジ袋をもらうとすごくもったいない感覚になる体になっています。

なのでレジ袋を断ってお店の印(テープやシール)を貼ってもらうようにしています。
でもレジ袋を断る前に、店員さんがてきぱきと商品を袋に入れてしまって、
不本意ながらもらってしまうことも。

もらったレジ袋は捨てずに再利用しています。

パンフレット、お知らせ、紙ごみが多すぎる
スーパーのチラシをレジ袋に一緒に入れられてしまったり、
新しくカード会員になった会員の説明書、
郵送されてくるダイレクトメール・・
日本では、黙っていたらあっという間に家が紙ごみの山です。


とてもムダだなと思うのが市役所から送られてくる各種お知らせ。
わざわざ郵送してまで知らせないといけないか?という内容です。
税金で働いている職員さんが、これを作成し、封筒に入れ、投函しているなんて
人件費のムダ、資源のムダ、もらった方も処理が面倒。
お知らせはメールか携帯メッセージにしてほしいです。

高齢者などはそんな通知方法では受け取れない人がいる?
香港では問題ありませんでしたよ。

香港にいて、政府から紙が送って来るのは税金の申告書くらいでした。

香港でも銀行からのダイレクトメールは多かったですが、
一般のお店から送られて来ることはSOGO以外ありませんでした。
SOGOですら誕生日の割引券なので年1回でした。

今だに何もかも紙を郵送する方法が主流というのはとても驚きです。
分別が細かいわりに過剰包装はやめない
日本はゴミの分別がとても細かいです。

まあ都会はゴミの分別があまり厳しくありませんので
田舎に行くほど分別が細かくなるのですが。

燃えるゴミ、燃えないゴミ、プラスチックごみ、トレー、牛乳パック、
電池、金属、透明のガラス瓶、茶色のガラス瓶、緑のガラス瓶、
スプレー缶、生ごみ、布・・・

これ一体なにゴミ?と悩むものがたくさんあります。
ヌイグルミとか、中身が残った絵の具チューブとか、
ガラス瓶に入った星の砂とか・・

ものすごく面倒です。

その割に、過剰包装なので、買って来たらすぐにゴミ箱へ直行するものばかりです。
おもちゃを一つ買ったら、レジ袋、外箱、中身のビニール袋、台紙、プラケース・・
お店で開封して中身だけ持って帰りたいくらいです。

プレゼントをもらっても、包装紙、リボン、シール、さらに袋・・
お土産に菓子折りを買えば、菓子折りの数だけのばらまき用の袋までくれます。

日本ってエコ意識が高い先進国だと思っていましたが、
ただ分別が細かくなってリサイクルが進んだだけで
ゴミの削減に眼を向けていない気がしませんか。

ちなみに、分別したあとどうなっているか追跡してみたいです。
本当にリサイクルされているんでしょうか。
せっかくリサイクルした資源ごみを、結局いっしょくたにして処理してたとか、
海外に輸出したものの海に捨てられているとか、リサイクルに不信感も、、

香港の場合、ゴミの分別はまず無しで、運ばれたゴミは
埋め立てに使用されています。
それもそれで、雑ですし環境汚染になっていないか懸念されますが、
忙しい香港人に細かい分別やリサイクルはちょっと難しいでしょう。
きれいに洗って、各ゴミの日の出すなんて手間でしょうね。

リサイクルの恩恵が受けられない
日本で残念なのは、ここまで頑張ってごみを分別、資源のリサイクルをしているのに
何の恩恵も受けられないということです。

コーラや牛乳の瓶をお店に返しに行けばいくらかお金がもらえるように、
チリ紙交換でティッシュがもらえるように、
何か見返りがあっても良いと思うのです。
例え1円でも、ティッシュでも、それがあると無いではモチベーションが違ってきます。

古本なんて今どき売りに行っても、1冊10円にもなりません。
メルカリやラクマで1冊100円くらいで売れれば嬉しいですよね。

香港では今、ペットボトル回収機が設置されています。
きれいに洗ったペットボトルを回収機に入れると、
20セントがオクトパスカードにチャージできます。
一日最大50本まで、10ドルまで受け取れます。
ちなみに変形したり、液体が残って汚れているペットボトルは受け付けません。

目に見えて見返りがあると、俄然リサイクルしようと思いませんか?
ペットボトルなんてどんどん貯まるし、ちょっとすすいで回収機に入れたら
お金がすぐもらえるのです。
拝金主義の香港人に行動を起こさせるどストライクな方法だと思います。

オクトパスカードにチャージされるというのも香港ならではだと思います。
日本だったらここまで普遍的に国民の99%が持っているカードなんてありません。

キャッシュレス決済、日本も難しいことをせずに
オクトパスカードみたいに交通機関でもコンビニでも病院でも競馬場でも
どこでも支払えるチャージ式のカードを1種類採用したら
すごく便利なのになあと思います。

今日はここまで。
これからは自分の箸、フォーク、スプーンを持ち歩こうと思います。

2019年10月8日火曜日

知っている人はもはやいない?香港の若者たちがハマったクラブ


こんにちは、ヒナタです。

皆さんは香港旅行のプランに、ナイトスポットは入れていますか?
今日はちょっと、ナイトスポットに関する思い出をお話したいと思います。

私は日本ではクラブやバーなどに行ったことは皆無だったのですが
中国留学した時に、初めてデビューしました。
同じ外国人留学生たちと夜にバーでお酒を飲んで、その後クラブに行きました。
周りの大人たちと違い、私は脚の届かないハイチェア―に座り
地味な格好で、慣れないカクテルを飲んで、、
ものすごく場違いで落ち着かなかったのを覚えています。
クラブも踊れないし、ただただ揉みくちゃになっていました。
楽しかったような、ちょっと怖かったような。

香港で再びナイトスポットデビューしたのはまだ香港に来て数ヶ月の頃、
同じゲストハウスに泊まっていた韓国人の女の子に誘われたからでした。
その子が連れて行ってくれたのが尖沙咀の「Cyber」でした。

その子は私より少し年上で、ちゃんとした感じの子でした。
「Cyber」はとても人気があるクラブらしく、入場制限があって長蛇の列でした。
でもなぜか、その子と私が行くと列に並ばなくてもすんなり入れました。
今でも不思議なのですが、この店にはその後も、いつでもすぐ入れました。

広いフロアでダンスミュージックに合わせて踊って、すごく楽しかった。
その子のことをナンパしようとしてきた男の子がいたら、かなり本気で断って、
こういう場所に来ている割に彼女はナンパ待ちではなく
純粋に遊びに来ているんだなと思いました。

そして彼女は韓国に帰り、また新たな宿泊客、今度は日本人2人と知り合い
どこかいいところを紹介してと言われたので早速「Cyber」に連れていきました。
その日、私は後に大変お世話になる香港人の友人と知り合って意気投合しました。

その香港人と知り合ったことで、その後の香港生活が充実し、
香港の生活文化を知り、香港人の思考を学び、広東語もメキメキ上達しました。

その友人の影響でバーやクラブも一緒によく遊びに行くようになり、
「Cyber]にも何度も足を運びました。

ただ、だんだんわかってきたこともありました。
フロアにいるとき、急に大音量の音楽がストップし、照明が明るくなり、
警察が入って来たことが数回ありました。
「炒牌」と言って、ガサ入れというか、抜き打ちで年齢チェックが入るのです。
来たばかりだとしても、入り口は封鎖されるので、途中で帰ることもできません。
フロアにいる若者たちはみんな一列に並んで、一人ずつIDカードを見せて行きます。
私はもちろん20歳を過ぎていたので、こういう場所に出入りすることも
お酒を飲むことも何の問題もなかったので、ただただアンラッキーでした。

さらに、入り口付近に大きなバーカウンターがあり、
ハイチェアーが空いていれば座ってお酒を飲むこともできました。
いつも誰か座っているのですが、たまたま空いたのでチャンスだと
友達と一緒にカウンターの席に着いてお酒を飲んでいました。
気が付くと隣の若い男の子が、一人で頭を左右にブンブンと振っています。
お気づきの通り、薬物を摂取していたのです。
初めて間近にそういう人を見たので最初は何だろうと思ったのですが
友達が薬物だと言うのでびっくりし、急いで席を離れました。

そんな感じの「Cyber」だったので、トイレも早い時間はともかく
遅い時間になるとカオス状態でした。タバコの匂いもすごい。

その後、友達が香港から引っ越して行ってしまい、
私もナイトスポットはランカイフォン周辺に行くようになり
比較的若年層の巣窟だった「Cyber」には行かなくなりました。
そうして気づけば、無くなっていました。

今思えば記念写真くらい撮っておけばよかったです。
画像が載っているブログがあったので、リンクを貼っておきます。↓
https://www.nmplus.hk/565486/lifestyle/mk%E4%BB%94%E8%92%B2%E9%BB%9E-mk-%E5%8D%83%E7%A6%A7%E5%B9%B4-cyber-%E8%B2%BC%E7%B4%99%E7%9B%B8/

「往年のギャルたちが通ったCyber」みたいな記事ですが・・


















2019年9月28日土曜日

外国人に笑われている!日本で見つかる変な中国語・英語


こんにちは、ヒナタです。

今日は、日本で出くわすちょっと困った現象、変な中国語についてです。

海外にはおもしろ日本語があふれている
アジアの国にいくと日本人旅行者に向けて日本語表記をしているお店があります。
日本人から見たら間違った表記が結構見受けられますよね。

よく見かけるマッサージ店の看板ひとつにしても

「マシサージ」
「マツサージ」
「マッサーヅ」

などなど、惜しい表記ミスが多いです。

日本語を勉強している人も多い香港ですら、この調子です。
看板といっても簡単なものから電飾つきの立派なものまであるので
例え間違っていても今さら直せないのでしょうか?

日本人も、分かれば良いので、間違いを笑いながらもあえて指摘しませんでした。
今や日本でも見つかる面白い外国語
さて、インバウンド需要が高まり日本にも外国人旅行客が押し寄せる時代になりました。
都市部はもちろん、地方の娯楽施設やショッピングセンターでも
英語・中国語・韓国語を聞く機会が増えました。

今まで日本語のみだった表記も、だんだんと多言語化してきましたね。

さて、香港で中国語と英語の併記に慣れた私から見ると
日本国内の表記ってすごく変だなと思います。

かつて海外で見てきたあのヘンテコなものばかり。
中国語に関しては、日本語を直訳したもので意味がおかしい、
おそらく翻訳ツールで間違って訳されたものが多く見受けられます。

個人店のみでなく、鉄道など公共の場所でも所かまわずでくわすヘンテコ中国語、
これほど中国人がいるのに、直す人がいないんでしょうね。

英語に関しても、言いたいことは分かるけど日本語的な表現が多いです。

直す人いないの?
とはいえ、街に出るとついつい気になってしまいます。

看板など、海外同様にもう作ってしまっているので
指摘したところで簡単に修正できないですよね。

最近、会社のHPを英語や中国語バージョンにするところも増えました。
さすがに会社などは予算を掛けてやっていると思いますが、
個人商店などは翻訳者任せで、ネイティブのチェックを受けていないのでしょう。

私でも、中国語にざっと翻訳ができたとしても、
やはりネイティブには及びません。

日本語がどんなに堪能な外国人でも助詞や活用を間違うように、
外国人では限界があります。

公に出す前に、ネイティブチェックを受けましょう!

2019年9月26日木曜日

INORAN TOUR 2019「COWBOY PUNI-SHIT」@大阪MUSE ライブレポ


こんにちは、ヒナタです。

久々に、ライブハウスへ行ってきました!
今日はライブレポです。

2019年9月23日(月祝)、大阪MUSE
INORAN TOUR 2019「COWBOY PUNI-SHIT」

6月に香港でLUNA SEAライブがあって、
それからギターのINORANに今さらドはまりしていました。

LUNA SEAのメンバーとして、INORANの存在は
20年以上も前から知っていたのに・・こんなことってあるんですね。

※その時の香港ライブレポはこちら
https://hidamarihk.blogspot.com/2019/06/luna-sea-30th-anniversary-special-live_22.html

ソロ活動を始めて22年、20代だったINORANも今年49歳だそうです。
短い期間でINORANソロを聴き漁りましたが、歳を重ねるごとに成長している!
そして楽曲も見た目もどんどん素敵に!すごい!

(ちなみにサミュエル・タイという50代の歌手も若々しくて素敵です)

さっそく、ライブレポ書きます。

大阪MUSEはかなり昔に来たはずなんですが、
誰を見たのか覚えていません、ZilconiAか、Royzだと思うんだけど。

昔、ライブハウスで将棋倒しになったことがあるので
身長は高くない方ですが、前ではなく後ろにポジションを取りました。

中央に背の高い男性が二人いて、その人たちの後ろだけがらんとしていました。
本音を言えば背の高い人には一番後ろに行ってほしい、
後ろからでも十分見えるだろうに、、でもオールスタンディングは戦場ですからね。
背の順に並ぶなんてルールは無し、弱肉強食です。

私も、もっと前へ前へ行ってもいいのですからね。
将棋倒しが怖くて後ろを選んだのは自分の都合ですから・・

18時を過ぎて少し、照明が落ちて歓声が大音量になり
バンドメンバーの次にINORANが登場しました!

めちゃくちゃ近い、ソロだからつい身近に感じてしまいますが
あのLUNA SEAのあのINORANをこんな近くに感じられる日がくるとは!

曲はニューアルバム「2019」からがほとんどでした。
私も8月に購入しましたが、子どもといたらゆっくりCD鑑賞なんてできず。
それでも夜中に頑張って何度か聴いたので、ちょっとは聴き慣れていました。
曲とタイトル一致してないのでセトリを知りたいところですが。。

最初のMCで、「どエライのかましたるで!」と関西弁でシャウト
INORANが関西弁て、貴重です!
まるで海外公演でアーティストが現地語で頑張ってMCしているかのよう。

MCはそれほど多くなく、ハードで縦ノリの曲をこれでもかっ!と
次から次へと続けてくれました。これでは休む間もないけど、楽しい!
INORANがあれだけ跳ねてるんだから私も負けられない!

近くにいた女性が子連れでした。子ども5歳くらいかな?
ずっと抱っこしてライブを楽しんでいたので、大変そうでした。
子ども何キロなんだろう?さすがにずっと抱っこは他人事ではない。
途中で代わってあげようかなと思ったけれど、ライブ中にいきなりそれは唐突かな。
私もあんな大きな子を抱っこできるか分からないし。
前に居る男性なんかが代わってくれたらいいのにな、などと考えていました。
子どもって背が低いから抱っこしないと埋もれて見えないですよね。
特別に後ろの台かなんかに立たせてあげられたらいいのに。さすがにむりか。

それにしても、年齢層もちょうど私くらいか上の人が多いので、
年代的に子育て中の人は多いのだと思います。
長年好きだったアーティストのライブに子どもと一緒に行くなんて
なんだか夢が広がります。うちの子も、あの子みたいにノリノリになるかな?

途中のMCで言っていたこと。

「俺今日考えたんだけどさ、このツアーを例えると
 日の出、サンライズから始まって、ずっと来て、
 今日は陽が沈む、サンセットだよね。太陽が一番きれいな時だよね。」

大阪公演はツアーのセミファイナルでした。
最後は東京でのバースデーライブを残すのみ。
地方公演だけで言うと、これが最終日でした。

「脂がのっている俺たちを見てくれ!」

と言っていたように、彼らもツアーを通して磨きがかかったんだと思います。
大阪は早くにチケットはソールドアウトになっていたし、
ツアー開始から待ちに待って待ちこがれていた大阪ファンたちなので
お互いすごく気持ちが高まっていたところで融合したという一体感がありました!
(新規ファンがわかったような口を聞いてすみません)

「みんな、携帯もってる?」

他の場所でもやったように「Starlight」ではスマホのライトでステージを照らす。
スタッフが「INORANに光を向けるのをためらう人がいますが、大丈夫です」と、
どこかに書いていたのを思い出して、ステージに向けてライト照らしました!
ほぼアカペラでのStarlight、めちゃくちゃ良かった!クリスマスに聞きたい・・

終盤に向かって、INORANはMCを挟むたびに
「大阪最高!」とほめちぎっていました。

リップサービスか?どこでも同じこと言っているのでは?
観客を煽るため?そりゃINORANなんだから盛り上がるでしょうよ!と
私は思っていたのですが。

「今までのライブの中でも最高だよ、心の宝箱の中にしまっておくよ」
(一字一句は記憶にありませんが、そういう内容のことを言っていました)

とまで言うので、おそらくホントに5本の指に入るくらい(とは表現していませんが)
とにかくこの大阪公演、INORAN的に特に良かったようでした。

私はINORANのライブに参戦するのが初めてだったので
さすが大物アーティスト、バンドではドーム級の人なんだから
ライブハウスは当然これくらい盛り上がるんだーって受け止めていたけど
他の人のライブレポを見ていたら場所によっては観客の熱気がもう一息足りなかったり、
演奏側に多少のハプニング?トラブル?みたいなのが起こったりしたようで
大阪の調子が良かったのは本当だったみたいです。

INORANも大満足、私も一緒に汗をかいて楽しめて光栄でした。

ちなみに今日INORANが着ていた白いTシャツ(ドルマンTシャツ??)
線が細い華奢な体躯にさらりと着こなしていて素敵でした。

シンプルな白いTシャツだけでステージにいてこんなに映えるなんて
Tシャツのデザインやカットもさることながら、
着る人の姿や人柄でスタイルは決まるんだろうなと思いました。

INORANも人生中盤、49歳を前にして人生について考えると言っていました。

「思い通りにならないと、今まで皆や周りのせいにしていたけれど、
 自分が変われば周りも変わると思うようになった」

とあの笑顔で言っていました。

ちなみに後半ずっと、歌ってても喋ってても、
INORANはキラッキラで眩しいくらいの笑顔でした。

ラルクの曲で「 ALONE EN LA VIDA 」っていうのがあって
40代になったHydeが書いた詞があるんですが
私も年を重ねてからすごーく染みるようになりました。
ここ数年HYDEも期限を見据えて活動するようになってきたし、
私も、時の無常さを意識するようになりました。

INORANが48歳にして、「音楽の神様に拾ってもらった」と
ライブハウスで心底楽しそうにライブをしている姿を見て
私も彼の様に没頭できる何か、自分が輝ける分野があるかな?と思いました。

私が寝ても覚めても没頭したのって中国語くらいか
学校でも中国語、遊びも中国語、中国語の勉強の合間に中国語、という
とにかく中国語をむさぼっていた時代がありました。

でもそれって今も貪欲に勉強し続けているわけでもなし、
ある程度まで行ったら、満足して、今に至ります。

香港に住んで働くことも、最初はすごく叶えたい悲願で
紆余曲折を経て実現しましたが、それも今となっては日常。

なんかもっと、楽器だとか、料理だとか、趣味だとか、
何か極めたいこと、自己実現につながるものないだろうか・・
もっと刺激的で、楽しくて、寝る間を惜しんでやりたくて仕方がないこと。

実現したい形に向かって進んでいる人を目の当たりにして、
こんな平凡な毎日を送っている自分は焦りを感じました。
私の人生、これでいいのだろうか。。

そういう気づきもあり、音楽を通してINORANから何かを感じ取った時間でした。

また大阪でライブがある時は、絶対行きたいです。
その前にファンクラブも入っちゃおう!ファンクラブイベント参加したい!

2019年9月18日水曜日

香港在住日本人が感じた、日本人の食生活の不思議


こんにちは、ヒナタです。

香港に10年以上も住んでいますが、家ではほとんど日本食を作っています。

ところが日本に帰ってくると、意外と自分の味覚が香港人に近づいていると気付きます。

今日は、香港に住んで変わった食生活について書こうと思います。

薄味に慣れてしまった

まずは薄味、広東料理といえばあっさりと言いますが、
香港人は本当に薄味を好みます。

食後のお汁粉は全然甘くないし、
朝食セットのマカロニスープは塩入れ忘れたのか?と思うようなとぼけた味・・

と思っていましたが、慣れたらそれが普通になってしまいました。

むしろ甘い、塩辛い、がはっきりしていると味が濃すぎると感じてしまいます。

特に香港人の夫と結婚してから、夫に濃いか濃くないかを聞いているうち、
うちでの味の基準がめちゃくちゃ薄くなってしまった気がします。

なので、たまに日本で食べる食事が濃くてびっくりします。

脂っこいものに抵抗をもつようになった

香港人は「熱氣(イッヘイ)」にうるさく、食事に関してはとても意識しています。

ちなみに以前、熱氣(イッヘイ)について詳しい記事を書きました。
https://hidamarihk.blogspot.com/2018/02/blog-post_21.html


その影響で、私も揚げ物などを食べることに抵抗をもつようになりました。

それで日本に帰ると天ぷら、とんかつ、から揚げ、ポテト、など
意外とメニューでよく目にするのですごく不健康に感じてしまいます。

回転寿司に行こうが、そば屋に行こうが、うどん屋に行こうが、
あっさりしたものを食べに行っているのに
揚げ物が多くてびっくりします。

アイスクリームを食べなくなった

香港人は身体を冷やすのをとても嫌うので、
かき氷などもちろん流行りませんし、アイスクリームも売っていますが
日本ほど活気のある市場ではありません。

私も夫と結婚してから、あまり家でアイスを買わなくなりました。
私が食べていると、身体が冷えるだの、雨が降っていて寒いから食べない方がいいだの、
なんだかアイスってすごく身体に良くない食べものと刷り込まれてしまいました。

実際、アイスクリームを食べたら風邪をひいたということが
2回続き、それからあまり食べなくなりました。

また、香港製の市販のアイスクリームはあまり好みではなく
店で見ていても買いたいアイスクリームがありません。

どうしてもアイスが食べたい時にハーゲンダッツを食べていたら、
すっかりハーゲンダッツに慣れてしまい、日本の市販のアイスも安っぽく感じるようになりました。

そういうわけで日本の市販のアイスクリームに興味が無くなりました。

アルコールを飲まなくなった

私は妊娠してから授乳中、ずっとお酒を飲んでいなかったので
すっかり飲まない生活になってしまい、今やすっかり飲まない人になりました。

香港人でも食事の時に鍋をつつきながらビールを飲んだりするのですが、
一般的に、ほとんどの人は食事中にお酒を飲みません。

日本では、当たり前のように最初にビールを頼み、
誰かが飲むなら付き合いで一杯だけ頼む、という流れになります。

香港人との食事習慣に慣れてしまって、お酒無しで食事するのが当たり前になってしまい
急にアルコールを勧められるとすごく違和感を感じます。

 自動販売機で買うものが無い

香港には自動販売機があまりありません。
最近ちょっと増えてきましたが、それでもコンビニがどこにでもあるので
もし街中にいて喉が渇いたらコンビニで飲み物を買います。

その時、だいたい水かお茶を買っていました。
水は安いし、お茶も烏龍茶、ちょっと甘いリンゴなどのお茶をよく買います。
他に何か味のあるものが飲みたい時は、豆乳の「VITA SOY」など。

それが日本では自動販売機では大半がコーヒー、
炭酸飲料、甘そうな紅茶、カロリーオフと書いてある人工甘味料でごまかした飲料、
どうも健康的な飲み物は水しかなさそうです。
その水ですら、他のジュース類と値段が同じくらいで何だか損した気になります。

そういうわけで買いたい飲み物が無いのです。

 おまけ・過剰包装が気になる

食べ物から話はそれますが、やっぱり日本の過剰包装は異常ですね。
しかも全然、これだけ騒がれても進歩がない。

コンビニのレジ袋はいい加減失くした方がいい気がします。
スーパーのレジ袋もなんだかんだ、たくさんくれます。

香港にいたら常にエコバッグ持参、それほど不便ではありません。
エコバッグを忘れたりした時だけ有料でビニール袋を購入します。

ユニクロで服を買った時ですら、紙袋なんてくれませんから
鞄に買ったばかりの服や靴下を詰めて帰ります。

そんな生活をしてきたら、日本はすごくもったいないと思います。

などなど、香港在住日本人が見た日本の不思議でした。

2019年9月11日水曜日

香港に見習いたい、育児に不可欠なアマさん文化


こんにちは、ヒナタです。

日本在住の友達と香港での子育て事情について話していて、
「香港のアマさん制度は素晴らしい!」と言われました。

アマさんはフィリピンやインドネシアやタイから香港へ出稼ぎにやって来た
住み込みのメイドさんのことです。

私も香港で子育てをしながら、アマさんのメリットを感じていたので
今日は香港のアマさんについて書こうと思います。

香港家庭を陰で支えるアマさんの存在
共働きが当たり前の香港では、女性は産休が終わるとすぐに仕事復帰します。
産休は会社により若干違うようですが多くは10週間なので
予定日の2週間前からお休みし、出産後8週間、産後2ヶ月ほどで職場に戻ります。

生後2か月の赤ちゃんの面倒を見るため新しく雇われるのがアマさんです。
フィリピン人を雇うケースが多く、年齢や既婚・未婚、子育て経験もまちまち。
アマさんを紹介してもらうエージェントを経由して雇用契約を結びます。

アマさんは、子育て以外にも高齢の家族の面倒を見てもらうケースもあります。
今回は主に子育てのケースを紹介します。
うちでアマさんを雇わない理由
うちの夫は、香港人にしては珍しくアマさんを雇うことに抵抗がある人で
赤の他人のフィリピン人が家にいて生活を共にするのに反対でした。

私ももちろん日本人なのでアマさんを雇おうなんて一言も言っていません、
当然のように出産前に私が仕事を辞めて、産後も私が子どもの面倒を見ていました。

産後2ヶ月までは実家にいたので赤ちゃんの面倒だけ見ていましたが、
香港に戻ってからは赤ちゃんの面倒を見ながら家事をすると言うハードな生活でした。

初めての出産というのもあって産後は精神的に不安定だし、
産後1か月が辛いだけだと思っていたらその後1年半ほど夜中の授乳は続き
とにかく睡眠不足でした。
掃除、洗濯、料理も赤ちゃんがいると思うようにできず何もかもがストレスでした。

買い物も赤ちゃんが泣き出したら中断、ベビーカーでは重い荷物も運べません。
かといって香港人の姑に買い物をお願いすると上がり込んで赤ちゃん見たさに長居、
ネットで何回か買い物をしてみたら、そのサイトが原因かは不明ですが
クレジットカードを不正利用されたのでネットショッピングも止めました。

と、思ったより大変ではありましたが、アマさんを雇うことはありません。
日々めまぐるしく成長するわが子を他人に預けるなんて勿体ない、
こんな無防備で天使のような赤ちゃん時代を一緒に過ごせれば幸せでした。

また、産後は本能なのか、赤ちゃんを他人に触らせるのが嫌で嫌で
身内ですら赤ちゃんを抱かせたくありませんでした。
常に視界に赤ちゃんがいないと不安になるし、夫に任せて出かけるのも無理でした。
わが子をアマさんに預けられるママさんてすごいなーと思いました。

そういうわけでうちはアマさんには頼る考えはありませんでしたが、
積極的に預けたいという家庭なら、とても助かる存在なのです。
香港人はアマさんを大いに頼る
家事が得意ではない香港人女性は、女性が家事をするという概念はありません。

現役世代は男も女も仕事をするのが当たり前、
子どもが生まれたら祖父母かアマさんに育ててもらいます。

生活のために共働きで働かないとやっていけない理由もあるでしょうが、
自分の人生や生活を子どものために丸ごと犠牲にしたくないとも思っています。

日本でも保育園に0歳代から入れるケースが増えてきました。

子どもは、どんなに祖父母やアマさんに懐いても、
やっぱり自分の親のことは親として接しています。

香港人は、私が自分で子育てをしていると言うとすごくびっくりします。

アマさんの良いなと思うところ
実際に自分で子育てしてみて、昼間に外を歩いていると
0歳~未就園児を連れているのは祖父母らしき年代の方か、フィリピン人がほとんど。
私のように母親が子育てしているのは外国人ママが多いです。

当初は、祖父母はともかく、アマさんなんてちゃんと面倒を見てくれるのかなーと
斜めに見ていたのですが、実際とても良い印象です。

フィリピン人は大家族で、ホスピタリティに長けていると言いますが、
本当に面倒見が良いと思います。

フィリピン人は仲間で集まるのが好きで、
日中よく見かけるのがフィリピン人のアマさん同士が
それぞれ面倒を見ている子どもを連れてワイワイご飯を食べたりしています。
フィリピン人同士楽しそうだし、子ども同士も遊んで楽しそうにしています。

アマさんはだいたい、子どもだちに英語で話しかけるので
子どもたちも英語を覚えてコミュニケ―ションを取っています。
不思議なことに、アマさん同士のフィリピン語(タガログ語)は
子どもたちの耳をスルーしているようです。

フィリピン人たちはお仕事中なのにこんな遊び半分でいいのかな?と
一瞬思いますが、これがアマさんたちにとっても良い気晴らしになるはずです。
何も任された子どものために子どもと二人きりで過ごす必要はありません。
大人がストレスを感じると、きっと子どもにも当たってしまいます。
私もイライラして子どもに普段は叱らないことを急に叱ったりしてしまう時、
一対一だと育児のストレスを発散できず子どもに当たってしまうなと感じます。

虐待の心配は?
日本でも高齢者施設や障碍者施設などで職員が利用者さんに暴力を振るったり等、
時々ニュースで聞いたことがありますよね。

残念ながら香港でも、アマさんによる子供への虐待はゼロではありません。
が、ゼロではないのは母親が育てても同じこと。そういうレベルです。
日本で母親が一人で子育てしていて子どもを虐待するケースの方が深刻に感じます。

他には、アマさんが家の金品を盗んだとか、旦那さんと愛人関係になったとか、
最近ニュースで初めて見たケースではアマさんが小学生の男子に手を出した、
なんていうのもあります。

旦那さんとコソコソ浮気したというのはちょっと困りますが
子どもの虐待防止に家の中にカメラを設置するという家庭は多く
親が職場にいても家の様子を確認することができます。
まあ、色んなケースを想定して対策をするに越したことはありません。
私の知る限り、普通のフィリピン人はそれほど無茶なことはしない印象です。

アマさん文化は素晴らしい
自分では預けることはありませんが、
日本でもこういったアマさん制度があればとても便利だと思います。

お友達でも2人以上の子供がいる家庭ではアマさんを雇っているケースが多く
何も仕事をしているからアマさんを雇うと言うだけでなく、
専業主婦のまま家事は全てアマさんに任せて、子守りだけに専念するとか、
上の子が通学し出したら送り迎えをお願いしたり、離乳食を作ってもらったり。

なんにせよ、子育てと家事を二人で分担できるというのはとても助かります。
もし私もアマさんを雇っていたら、家事はアマさんに全部任せて、
私は大切な赤ちゃんのお世話に専念するというやり方もできたかもしれません。

今だに、疲れていてちょっと昼寝したいなと思っても
子どもをほったらかしで寝るわけにもいかない生活ですが、
アマさんにちょっと見ててもらったりできると思うと助かりますよね。

夫婦で助け合って子育てをするのは基本として、
周りの人の手助けがあればあるほど楽かもしれません。

実家の両親なら頼みやすくても実家は日本、旦那の実家も頼れば良いのですが
嫁姑はそれほど単純なものではないので難しいところもあります。

赤ちゃんの生活リズムに関係なく上がり込んでくるとか、
赤ちゃんのお世話ばかり手伝いたがって、家事は手伝ってくれないとか。
離乳食の本のようにお粥やその他ペーストを冷凍保存していたら、
解凍して食べさせるより毎回作らないとダメと口出しをされたり。
電子レンジは身体に毒だからレンジは使うなとか。
私も母乳のためにこれを食べた方が良い、あれはダメなどなど・・・
好意で言っているのは分かりますが、産後の私にはとにかく気に障りました。

こういう時、身内よりもアマさんの方が
仕事として用事を頼めるし、自分の思い通りに動いてもらえるので助かります。

日本にもアマさん文化が広がれば、働く女性も専業主婦ももっと子育てが楽になって
経済も回るんじゃないかなーと思う次第です。

2019年8月13日火曜日

脱マンネリ!香港土産に紹香園のヘルシースナック


こんにちは、ヒナタです。

夏休みまっただ中で、周りの日本人もほとんど日本へ帰省しています。

日本に帰る前に、日本に住む家族や友人に何を持って帰ったら良いのか
お土産に困っていませんか。

今日はお土産にぴったりの「紹香園」をご紹介します。

基本情報
名称:鯉魚門紹香園

公式HP:https://www.walnut.com.hk/tc/mooncakes.php

店舗情報:香港内に支店がいくつもあります。
     多くはMTRの駅構内、ショッピングセンターなど。

歴史
1968年創業、クルミの製造販売からスタートし、健康を意識した食品を販売しています。
中秋節の月餅、クルミ製品、健康ドリンク、香港製の燻製肉などなど。

香港の定番土産といえば
香港土産といえば、パンダクッキー、熊クッキー、ベーカリーのクッキーなど
なんとなくクッキーばかりになっていませんか?

他にも、エッグロールも定番ですね。
スーパーで買えるものから、有名ベーカリーのものまで
色んなメーカーのエッグロールがあります。

あとは、チョコレートですね。
高級ホテルのチョコ、有名お菓子ショップのチョコ、
ヨーロッパ製の輸入チョコなど。

おすすめする理由
今回おススメする「紹香園」は、健康志向のおやつが買えます。

様々な種類のドライフルーツ、ドライベジタブル、
魚やクルミの加工品、素朴な味のクラッカーなど。

私も以前は、このお店はお年寄りが買うだけで
若い人には関係のないお店だと思って通り過ぎていました。
それに、価格もスーパーで買うほど安くありません。

あるとき、お友達からもらって食べてみたら美味しくてびっくりしました。
お友達曰く「30歳を過ぎたら自分も親も、洋風のおやつより
身体に良くてあっさりしたものを好むようになる」とのこと。

すごく納得しました。

なんとなく、ガイドブックに載っているクッキーやチョコ、
老舗や最新のお店、高級ホテルのものなど
手を変え品を変え、日本へのお土産を選んできましたが、
結局それが喜ばれているのか、というと形だけのような気がしました。

香港産は珍しいけれども、正直、クッキーなら日本にもあります。
もっと目新しくて、香港ならではのもので、
さらに身体に負担の少ないものが60歳を過ぎた親、30歳を過ぎた周りの人に
喜ばれるのだと実感しました。

商品の写真がなくてすみません。
店舗は香港内の主要な駅やショッピングセンターなど各所にあります。
量り売りなのでちょっと近づきにくい雰囲気かもしれませんが、
話かけてみると快く試食させてくれます。

おすすめは、
・ドライ・シイタケ 
 料理に使う乾燥シイタケに似ていますが、そのまま食べられます。

・ミックス・ドライ・フルーツ 
 市販のドライフルーツのように砂糖がなく自然な甘さです。

・ドライ・ナツメ
 女性の身体に良いとされる棗(なつめ)を乾燥させそのまま食べられます。

・クルミとナツメ
 練ったナツメにクルミを練り込んで個包装になっています。

袋入りになっているものを買えば簡単なのですが、
量り売りの製品の方が美味しくて新鮮です。

ぜひ、見かけたら購入してみてくださいね。


2019年7月31日水曜日

安宿だけじゃない!チョンキンマンションでインド文化を味わう


こんにちは、ヒナタです。

香港は言わずと知れた国際都市、
様々な人種や文化が共存する場所です。

今日は、香港のインド文化の聖地として名高いチョンキンマンションを紹介します。

重慶大厦(チョンキンマンション)とは?
尖沙咀のネイザンロード沿いにある古いビルです。

もともとは住宅用の建物でしたが、繁華街のど真ん中ということもあって
観光客向けの安宿として利用されるようになりました。

お隣にある美麗都大廈と共に、バックパッカー向け安宿の密集地となっています。

観光客にも有名
まだバックパッカーという言い方が無かったころ、ロクなガイドブックも無かったころに
香港はじめ海外を放浪した沢木耕太郎の「深夜特急」という小説にも出て来ます。
この小説に憧れて、わざわざ重慶大厦に宿泊をする人は今でもいます。

安宿・カレー屋・両替屋などの紹介で、ガイドブックにも必ずといっていいほど
掲載されているので、日本人観光客もちらほら見かけます。

映画のロケ地として有名
ウォン・カーワイ監督の「恋する惑星」であまりにも有名ですね。
私もこの映画を観て香港のイメージ=「重慶大厦」になりました。

1994年の作品で、ビルの外装は大きく変わりましたが
中に入ると今もあまり変わらず混沌とした雰囲気です。

治安は?
重慶大厦といえば、薄暗くて古い建物で、インド系やアフリカ系の人が多く
香港人でもあまり寄り付かない場所です。

よく観光客が安宿として宿泊すると書きましたが、私はお勧めしません。
以前、共用のシャワールームから出てきたところをアフリカ系男性に強姦されたという
ニュースがあり、若い女性には特におすすめしません。

観光客は特に、一人で建物に入らない方が良いですし、
レストランなどエレベーターに乗って建物内部へ行く際は特に注意が必要です。

また、雑居ビルでエレベーターは狭く、階段のある場所もわかりにくいので
スリや強盗にあったらされるがままですし、火災の際も心配です。

できれば観光客だけでなく、香港人や在住日本人と一緒に行くのがベターです。

カレー屋の評判は?
マンションの前はネイザンロードに面しているのですが、
いつもインド料理屋さんの客引きでいっぱいです。

私は香港に住んでからもマンション前のバス停で降りると
自分が芸能人かと疑うほどたくさんのインド人に囲まれてビラを渡されます。
結構強引なので、レストランへ行くつもりじゃないとはっきり伝える必要があります。

インド料理で超有名なのが「デリクラブ」(もう何年も行っていませんが)
「咖喱王」も北インド料理なので日本人に人気です。

私も何軒か行きましたが、どこでも美味しいです。
店員さんもとてもフレンドリーだし、また来たくなる店ばかりでした。

インド食品を買う
1階の中央に、インド食材を扱うストアがあります。

一時期、インド料理にはまってあれこれ食材を求めて買いに行きました。
MTRというメーカーのインドカレーのレトルトは
家で手軽にインド料理が楽しめておススメです。

マンゴーも、箱買いしたくなるほと美味しいです。

ボリウッド映画のDVDを買う
インド映画といえば、日本ではかつて「踊るマハラジャ」のイメージでした。

私も結構昔にインドのキムタクと言われるイケメン俳優シャールック・カーンを紹介してもらい
それからインド映画を観るようになりました。

シャールック・カーンの作品だけでもかなりの数があります。
字幕は英語、話しているのは主にヒンディー語です。

昔は1枚15ドルくらいで買えましたが、時代とともに20ドルくらいに値上がりしました。
そもそも、DVD屋はかつて3-4軒あったのですが
先日6月に行った時は1軒しかありませんでした。

みんな、DVDを買って家で見る時代ではないのですね。
インターネットさえあれば、映画も見れる時代になったようです。

興味があれば覗きに行ってみて下さい。
香港一、レートの良い両替屋?
良くガイドブックで、ここの両替屋はレートが良いと紹介されています。
私も何度か両替に来たことがあります。

両替店によってレートが若干異なります。
主に入り口付近に両替屋が密集しているので皆そのレートを見比べますが
本当にレートが良いのはもう少し奥にあります。

日本語に対応(筆談など)できるお店なので
日本人にもフレンドリーです。

ただし私の経験上、重慶大厦のレートは香港最安ではありません。
中環にある両替商が香港人の中では有名で、毎日行列ができるほどです。
そこは両替の金額が大きい場合は、予約も必要です。

観光客が数万円を香港ドルに換える程度なら知れているので、
重慶大厦で十分だと思います。

まとめ
治安が悪いと聞くと、ちょっと怖いかもしれませんが
一人でなく、1階部分のみを散策する程度なら大丈夫です。
ただし鞄は身体の前に密着させ、スリには十分気を付けてください。

エレベーターに乗ってレストランへ行く際は
香港やマンションを良く知る同行者を連れて行きましょう。

安宿に泊まってみたいと言う人は、勇気ある男性なら止めませんが、
女性はできたら考え直してみてください。
安宿が良いなら、香港内のもっと別の場所にもたくさんあります。

ちょっと怖がらせてしまったかもしれませんが、
私はインド映画やスーパー目当てでたまに出入しています。

インド文化を知るにはとても良い場所です。

2019年7月18日木曜日

スマホ依存率の高い香港で、子どもにスマホを触らせるべき!?


こんにちは、ヒナタです。

うちの子はまだスマホを触ったことがありません。
まだ未就園児なので自分のスマホを持つことは当然ありませんが、
親のスマホを触らせていません。

今日はスマホについて書いていこうと思います。

実姉が育児に厳しい
私には姉がいるのですが、私よりも早く結婚・出産したので、
その子どもはうちの両親にとっての初孫でした。

姉が育児書や医療機関から仕入れてくる最新の育児情報は
私たちが親に育てられた30年前とは違っていました。

両親は「別に昔のやり方でいいんじゃないの」という
高齢者にありがちな頭の固さで、たびたび姉と意識の食い違いを見せていました。

姉も一人目の子で神経質になっていたのかもしれませんが
私ものちに出産し、姉の背中を見て同じ道をたどることになりました。

スマホ厳禁はもちろん、ジュース禁止、大人向けおやつ禁止、
特にチョコレート、アイスクリーム、飴、マクドナルドはダメ。
虫歯になるから食器類の共有は厳禁!などなど。

姉が厳しいので、私もそれが子育ての基本になりました。

周りのママ友の様子
姉とは子どもにスマホは早いよね!と意見を共有していますが
周りを見渡すと他のママは子どもにスマホを普通に見せています。

まだ独身の頃、香港人の友達が1ー2歳くらいの娘を連れてレストランに来ました。
私と友達が食事をしながら話している間、
友達の子どもはスマホで英語の歌の動画をずっと見ていました。

まだ子育て経験のない私でしたが、
スマホってこんな小さな子でもじっと座って見ていられるんだ!
食事中はグズったりしないから親は確かに便利だなー
英語の勉強になるんだろうなー
しかし目に悪くないのかな?と思った記憶があります。

まあ、スマホ大好きな香港人だからこんなもんかな、と思いました。

しかし数年後、自分の周りの日本人のママ友は
やっぱり1-2歳の子に同じように食事の席でスマホを渡しています。

子どもも、自分でスマホを操作できるし、
Youtubeで次の動画を選んでクリックすることもできます。

ダラダラ見ないように一回で見れる時間を決めて管理しているというママもいます。

スマホ習慣の無いうちの子はというと
確かに食べ終わったらソワソワしています。

テーブルにある砂糖や爪楊枝をばらまいて遊んだり
窓際の席だと外の景色を見て車がどうのとお話したり、
ボックス席だったらテーブルの下に入ったり出て来たり、
意外と子どもは何もないところで色々と遊べるものだなーと思います。

スマホ依存は0か100
NHKなどで子どもにスマホを持たせるべきか、のような番組を
私としては「不要!デメリットが多いからまだ早い!」という結論を期待して見ると
意外なことに「きちんと管理すればメリットもある」のような結論が多いです。
一概にスマホが悪だとは言えない世の中です。

また幼児に限らず、世間では小中高生に持たせるべきか、というのも昨今のテーマです。

私たちの時代とは違いますからね、私たちの中高時代は公衆電話があって、
家に固定電話があって、ポケベルが出たかと思ったらピッチや携帯が出た時代・・
昔の子どもはスマホが無くても生活できたけど、今の子どもには当てはまりません。

ただ私が思うに、親が管理しながらスマホを触らせるというのは結構大変だと思います。

特に幼いほど自己管理ができないし、さっきは見ても良くて今はダメと言われても
その状況の違いがわからないし、我慢ができないと思います。

決めた時間を守ったり、親のいう事をちゃんと聞いてくれる子なら楽ですが
うちの子の今のイヤイヤ期を見ていると、親の都合でスマホを見せたり取り上げたり
コントロールするのは、かなり難しいだろうなと思っています。

なのでうちは1ミリも「見せない」、スマホのエンタメ性を本人が「知らない」
状態で今までやってきています。

今のところ本人がスマホについて分かっているのは、
お父さんに電話がかけられること、
本人の仲良しのお友達と私がメッセージのやり取りができること、だけです。
LINEの着信音が鳴ると、「〇〇ちゃん、何て?」と聞いて来ます。

親がスマホ依存
ここまで書いて来て、子どもにスマホを渡すことを批判するつもりはありません。
それぞれの家庭、それぞれの育児、それぞれの管理方法があります。
今の時代、子供向けの動画やアプリもたくさんあるので、
スマホが新しい子どものおもちゃになるのは普通の流れだと思います。

子どものスマホ依存を心配することよりも、
まずは私自身のスマホ依存を最近はちょっと反省しています。

スマホを子どもに渡せる親というのは、自分のスマホを渡すわけですよね。
そんなことしたら自分がスマホを触れなくなってしまわないのでしょうか。
私はスマホを片時も離さないので、その辺の疑問もあります。

私が日中に使うのはお友達や家族とメッセージのやりとり、
子どもが起きている時はあまり長文が返信できませんが。

SNSは見る専門でfacebook,Instagram, Twitter、
あとはメールチェック、ニュース記事、天気予報など生活に必要なことも少々、
子どもが寝た後は深夜にYoutubeを2時間くらい見たりします。

なんにせよ、子どもがスマホを使い出したら
私が見たいときに見れなくなってしまいます。
スマホを巡って争ったりしそうです。

親のスマホ依存もどうにかしないといけませんね・・・

テレビ依存
うちは子どもにスマホを見せていないと言っていますが、
家ではテレビ・DVDを見放題にしています。

これどうかなあと思っている今日この頃です。

スマホみたいにテレビはどこでも見れるわけではないのですが
家にいると常にテレビを見ています。

最近は自分の見たい番組(ほとんどEテレ)を見ると言い張り
親にテレビを見せてくれません。

DVDプレーヤーの操作を覚え、自分で再生させて見ています。

食事中はさすがに見せないようにしたいのですが、
見ながら食べていることもあります。

一度、4時間くらいテレビを見ていて、大人がテレビを見れないので
夫がチャンネルを変えたら、子どもが大暴れ、それを夫が叱って修羅場となりました。

子どもにしてみたら、今まで許されていたのに突然ダメだしを食らい
強制終了されたのですから、暴れるのも仕方ありません。

夫もテレビだけが唯一の娯楽と言う平凡な人なので、気持ちはわかります。

後で夫と話し合い、テレビを見せているのは親の責任、
遊び相手になるとか、外に連れ出すとか、テレビから離す行動を親主導ですべき
という結論に至りました。

私も家事をしている間はテレビをおとなしく見てくれると助かるので
ついつい2時間くらい平気で見せてしまうんですよね。

最近はちょっと気を付けて、テレビが長いなと思ったら外遊びに誘ったり、
家の中でも絵を描くとか、パズルに誘ったり、一緒に遊ぶようにしています。
テレビを見てくれる時間は、私の自由時間だったので、かなり疲れますが。

あとは声かけを変えて「この番組が終わったらスーパーに行こうか」
などと次のケジュールを伝えておくと、番組が終わると自らテレビを消して
「スーパー行く」と言ったりするようになりました。

これならスマホでも「この動画を見終わったらスーパー行こうか」で
あっさり手放してくれるのかな?と思ったりしますが

テレビだけでこんなに面倒なのに、
スマホまで渡したら親の余計な手間が増えそうなので
まだしばらくスマホは渡さないでいくつもりです。

2019年7月14日日曜日

香港滞在の穴場!リーガルエアポートホテルが魅力的な理由


こんにちは、ヒナタです。

今日はホテルの話題です。

香港国際空港の隣にある「リーガル・エアポート・ホテル/香港富豪機場酒店」を
ご存じでしょうか?

観光や商用で滞在する際に、空港隣接のホテルに宿泊する機会って意外と無いですよね。

実は、ものすごく「穴場」なんです。
空港直結、雨でも夜でも平気!
多くの国で空港隣接のホテルが空港直結であるように、
こちらのリーガルエアポートホテルも空港から連絡通路で繋がっています。

香港到着後、左手の出口からそのまま徒歩で約5分ほどです。
到着ロビーの階から歩いて行けるので、エレベーターや階段も不要です。

リーガルホテル系列で4つ星、お値段も決して安くありませんが
その設備や内装は十分満足できると思います。

カレーランチビュッフェが最高!Regala Café & Dessert Bar
ホテルに入るとすぐに吹き抜けの広々としたロビー、
そこにあるレストランが「Regala Café & Dessert Bar」です。

朝食ビュッフェ、ランチタイムのカレービュッフェ、アフタヌーンティなど
時間帯に応じて様々な楽しみ方ができます。

ゆったりバーで食事をするなら!China Coast Bar & Grill
香港のレストランはどこも大混雑で待ち時間が長かったり、
食事も90分の時間制ということがほとんどですが、
ここはゆったりした空間でお酒を飲んだり、アメリカン料理を楽しめます。

空港居酒屋!?Airport Izakaya
「空港居酒屋」というちょっと変わったネーミングの日本食レストランがあります。
名前だけ聞くと香港式の日本食が提供されそうですが、
店舗は広くて日本の雰囲気も漂う、それなりに寛げる空間です。

赤いテーブルでザ・中華料理なら!Rouge紅軒
お店の雰囲気がいかにも中国料理という素敵なお店です。
広東料理の他、点心もあるので飲茶もできます。
もちろん市内のレストランと違って混み合っていないので
ゆっくりゆったり食事を楽しめます。

最高のビュッフェ!Cafe aficionado
ビュッフェ(食べ放題)を提供しているレストランです。
ここはランチやディナーでの利用がおすすめです!

香港ではホテルにビュッフェを食べに行く機会が結構ありますが、
このホテルは市内のホテルと違って混み合わない!
なのにお料理は4つ星ホテルにふさわしい充実の品ぞろえ。

私も気づけば30代、頭ではもっとあれもこれも食べたいと思うのに
いざ食べ始めると思ったより早くギブアップしてしまいました。

ここのビュッフェを体験したら、市内のホテルビュッフェに行く気が失せます。
空港近くだからか、お料理も多国籍を意識していて色んな地方の味が楽しめました。
中東料理が充実していたのも魅力的でした。

もし空港近くに宿泊の機会がなくても、ぜひ食事でお試しくださいね!

2019年7月12日金曜日

インスタ映え間違いなし!香港で飲茶ならYUM CHAがおすすめ!


こんにちは、ヒナタです。

今日は、可愛い点心が食べられる飲茶専門店「YUM CHA」をご紹介します。

少し前からあったのですが、最近初めて行ってからすっかりリピーターになりました。
基本情報
香港内に4店舗あります。

店名:YUM CHA(飲茶)

銅鑼湾店:Emperor Watch & Jewellery Ctr, 2/F Russell St, Causeway Bay
中環店:2/F, Nan Fung Place,, 173 Des Voeux Rd Central, Central
旺角店: 8 Argyle St, Mong Kok
尖沙咀店:3/F, 20-22 Granville Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon

人気の点心はこちら
YUM CHAといえば可愛い点心です。

これまでも動物点心、キティちゃんなどキャラクター点心を提供しているお店は
ちらほらあったのですが、YUM CHAは独自のキャラを推しています。


まずはこれ、中にトロトロのカスタードが入っていて
口にあたる位置に穴をあければ口から黄色いカスタードが流れ出てきます。
考えようによっては結構グロテスクですが、子どもや若い人には楽しい仕掛けです。
黄色の他にも、ピンク色、黒色、など他の味もあります。


続いて、こちらは鳥カゴに入った鳥の形をしたパイナップルケーキです。

店内に鳥かごがも吊るされているので、鳥かごは店のモチーフでもあります。

日本のお土産の定番「ひよこ」に大きさも形も似ています。

ところで
パイナップルケーキと言えば台湾ですよね。
香港の飲茶でもパイナップルケーキは見たことがありません。

飲茶にパイナップルケーキを取り入れたことも、
四角ではなく鳥の形にしてしまったことも、
ありそうでなかった発想で、とても斬新だなと思いました。
YUM CHAの魅力
YUM CHAの点心は、他の一般的な飲茶の値段の倍近くします。
インスタ映えするとはいえ、少々高いんですよね。

それでも、家族連れや観光客、特に欧米人に人気です。

それもそのはず、少々値段が高くても足が向いてしまうのは、
居心地の良い空間でカジュアルに飲茶ができるからです。

今まで飲茶というと、酒楼などの中華レストランで
ディナー以外の時間帯、朝と昼に提供されるものでした。

お客さんも、地元のおじいちゃんおばあちゃんを中心に
香港人ばかりで、常に混み合っているので
外国人に対して店員さんがフレンドリーな対応をしてくれるとは限りません。

混み合うレストランの前で整理券をもらうのも一苦労、
1時間以上待たされてやっと店内に入っても、
ガヤガヤうるさいし、隣とのテーブルも近くて狭いし、
せわしなく動く店員さんを呼び留めてオーダー用紙を渡し、
運ばれてくる点心は年季の入った蒸籠、見た目も雑な盛り付け。

もちろん、味はどこで食べても美味しいし、
うるさい環境も活気があるといえば香港らしい光景でそれも良いのですが、
外国人にはちょっと敷居が高いのですよね。
それに朝や昼間しか飲茶が食べられないというのも、旅行者には不便です。

それらを一気に解決してくれるお店がYUM CHAだと思います。
オシャレな店内で、ゆったり過ごしながら飲茶を楽しめる
ありそうでなかった「コロンブスの卵」ビジネスだと思います。

お皿もとても可愛い!

二人セットがおすすめ
点心をアラカルトで注文しても良いのですが、
二人セットを頼むと色々なものがバランスよく食べられてお得です。

セット内容は、数種類の中から好きな物を選べます。
写真は前菜から選んだ二種類(ピータン豆腐と涼皮)



点心は、ブタさんの叉焼包、普通に頼むと3個入りですが
2人セットなので2個です。


ご飯ものは、干し蝦やホタテがたっぷり入った炒飯


おかず系は、塩コショウが効いたイカゲソ揚げ。
量は2人で食べるには十分あり、サクッと軽くてビールが飲みたくなる味です。


スープ、香港で一般的な豚肉と野菜のエキスがたっぷりの薬膳スープです。


これだけの量なので女性2人で食べるには十分です。
男性が一緒だったり、3人で分けるなら、追加で1-2品頼んでも良いでしょう。

日本から来る旅行者におススメのYUM CHAを紹介しました。

2019年7月10日水曜日

実体験の記録、現地採用で働いた香港の職場


こんにちは、ヒナタです。

仕事を辞めてもう丸3年、最近になって仕事をしていた頃の夢をよく見ます。
東京へ行って、以前仕事でお世話になった方たちに再会する夢も。
本当に久しぶりに東京へ行って、そういう方々に会えればなと思いました。

今日は(個人的な回想ですが)香港で仕事をしていた頃のことを書きたいと思います。
香港での仕事(1社目)
まだ新卒同様で香港に来た私が最初に就職したのは、
日本人が香港で起業した小さな会社でした。

日本人は社長と副社長のみ、その下のマネージャーは香港人でした。

その会社では、日本のように先輩や上司が懇切丁寧に仕事を教えてくれるはずもなく
何度も苦い経験をしながら、時には叱られながら、
右往左往しながら、仕事を覚えていった気がします。
仕事がなかなか終わらず毎日22時、23時まで残業していました。

そんなある日、日本人の友達とたまたま給与の話になり
私が給与額を言うと、かなりの低さに驚かれました。

新卒同様の私にワーキングビザを申請してくれるだけでありがたく、
私を採用してくれた会社には大変感謝していたのですが
冷静になって考えると、私は給与も低い上に残業代もついていませんでした。
友達から、労働条件が悪すぎると指摘されて初めて、転職を考えるようになりました。

私は香港に来た当初は北京語しかできなかったのですが、
その頃には広東語が仕事で使える程度になっていました。

転職するなら労働条件が整っていて、福利厚生がきっちりした大手がいいと思いました。
香港でのスキルも多少ついたことだし、給与アップも見込めます。
香港での仕事(2社目)
次に採用してもらったのは日系の大手メーカーでした。

職場環境があまりに良く、今までの苦行のような職場とは正反対でした。
任されたポジションでも、とてもスムーズに仕事ができました。
それは私の実力ではなく、環境が整っていたからでした。

前任者からの丁寧な引継ぎと、完璧な仕事マニュアルがあったことをはじめ、
上司、同僚、本社の方、グループ会社の方、
とにかく周囲の色んな方々に手厚く助けてもらいながら仕事ができました。

この職場では褒められたことも多々あり、
それは全て周りの人、会社、環境がしっかりしていたからだと心底思います。
お互いが助け合って、結果を褒め合う、
なんというか職場環境に良い風が吹いていました。

今思えば、前の会社は小規模で立ち上げすぐだったので、
営業でも会計でも何でもこなせる即戦力が必要だったのだと思います。
ここでは当然ながら営業も会計も部署に分かれていて、細かく役割が分かれていて、
自分が全てのプロでなくても、それぞれの分野で頼れる人がいました。

そして前職が大海原に放り込まれ一人で溺れながらでも泳げと言われていたとすれば
ここでは手取り足取り泳ぎ方を段階的に教えてもらって、
もともと泳ぎが上手くない私でも人の手を借りながら泳げていたような気がします。

そんな職場も、日本への帰国を決意し数年後に退職しました。
当然のことながら、仕事に対する不満は全くなく、
むしろ職場を去ることを惜しむ気持ちしかありませんでした。
香港での仕事(3社目)
日本へ完全帰国したものの、何かの運命で数年後に再び香港へ戻って来ました。

次に就職したのは日系の大手商社でした。
2社目と同様に福利厚生は整って会社本体がしっかりしていました。

但し会社がいかに素晴らしくても、
香港での自分の部署、ポジションだけの話をすると労働環境は良くありませんでした。

とにかく忙しい部署で、人手が足りない上に、仕事だけは山ほどありました。
景気もいまひとつで営業にも頑張って出ないといけないので
中国出張も一人で、早朝から夜中の日帰り、
交通手段はより安い方法でということで深夜に国境超えのバス移動もしました。

多忙で残業は毎日のこと、夜ごはんはほとんど家で食べたことがなく
22時くらいに「お先に失礼します」と帰る毎日でした。
一体何がそんなにハードだったのか今では思い出せません。
とにかく走り続けるしかない状態で、社員旅行すら出張が重なって1日早く帰りました。

仕事が大変だったものの、同僚や上司との関係に大きな不満はなく、
残業代が出たのも原動力で、なんとかハードな毎日をこなしていました。

そんな日がずっと続くと思っていた矢先、2社目の会社から
もう一度戻ってこないかと声をかけられ、悩んだ末に戻ることにしました。

香港での仕事(4社目※2社目と同じ)
勝手知ったる職場、同僚、取引先、本社の人・・
転職したにもかかわらず、こんなに居心地の良い職場はありませんでした。

ただ、出だしは色々とありました。
なぜ私が呼び戻されたのかというと、
一風変わった若いスタッフたちのお世話、仕事のフォローと、
職場の雰囲気の改善が当面の課題でした。

同じ職場とはいえ、数年前とは人も体制も入れ替わって
雰囲気も少し変わっていました。

それでもやっぱり、この職場にいると自分の居場所を確認することができました。
その後も色々と仕事内容も変わっていき、全く別の事業にも関わったり、
今思えばとても貴重で面白い経験ができたと思います。

今度こそずっとこの職場でやっていくのだろう、と思っていたものの、
妊娠・出産をきっかけに退職しました。
おわりに
あなたは職場でも、学校でも、憧れの人っていたでしょうか。

私はいました。
高校の吹奏楽部では、技術も人間性も全て憧れていた先輩がいて、
その先輩のことが大好きで、その先輩の言葉ひとつひとつが腑に落ちて、
先輩みたいになりたくて練習を頑張ったり、生き方や考え方を真似したりしました。

2社目(と4社目)の職場でも、私にはカリスマに見える憧れの人がいました。
その人は仕事ができるのは当然のこと、上とも下とも関係が良く、
メールや発言の一言一言が、親近感が持てる上にスマートでした。
一緒に仕事ができるのが光栄で私も頑張っていました。

人生にそういう人がいるだけで、自分が正しい生き方を選べるし、
憧れの人が自分の生きざまを見てくれていると思うと頑張れました。
そういう人のおかげで大幅に道を外さないでこれたという感謝すらあります。

会社関係で知り合った人で、退職後も連絡を取り続けている人は少数です。
たまに思い出して、どうしているかな、お話したいなと思っても
今さら同僚でも上司でも取引先でもない人に連絡する勇気はありません。

あの人はもう定年退職されたかな・・
東京に帰国されてからどうしてるかな・・

私のことも、少しでいいので覚えていてもらえたらいいなと思います。

2019年7月9日火曜日

元気寿司からメニューが消えた!香港の自動化最新事情


こんにちは、ヒナタです。

日本ではユニクロがセルフレジを導入して自動精算ができるようになりました。
人手不足の解消、効率アップに世の中は着々とAI化が進んでいますね。

今日は香港でのAI化、自動化などについてご紹介します。
飲食店の順番待ちは自動発券機で番号札を取る
飲食店が混み合う香港では順番待ちは当たり前、
結構前から導入されていますが、順番待ちの番号札は機械で発券します。
日本の銀行や郵便局で見かける順番待ちの番号発券機と同じです。

この機械が無い店だと、今でも店の入り口に受付担当の店員がいて
番号札を渡したり、名前や電話番号を聞いてリストに手書きで記入しています。
たいてい電話対応も兼ねていて、お客さんからの質問に答えないといけません。
「まだ?」「戻ってきたら番号飛ばされてたんだけど」などあちこちから言われ
店員さんも結構忙しく、殺気立っています。

機械だとこういうのが無くて良いですね。

他にも、ショッピングセンターのアプリで
レストランの予約がアプリ上でできたり、
順番待ちがリアルタイムで更新されたりします。

これだと、いちいち店の前まで順番待ちの番号を取りに行かずに済むし
自分の番号になったら店に行けばよいので楽です。

普段よく利用するショッピングセンターのアプリは入れておくと便利です。
元気寿司からメニューが消えた
先日のことですが回転寿司の大手、元気寿司に行ってきました。

つい数か月前に行った時は、テーブルごとにタブレットが置いてあり
それでオーダーするとお寿司がレールに乗ってテーブルに届くというシステムでした。

それが先日(6月だったかな)、タブレットすら消えていました。
入店時に渡されたのは紙に書いてあるQRコードのみです。

そのQRコードをスマホで読み込んで、そこからオーダーします。
wifiは店内にいる特定の時間のみフリーで利用できます。

お会計はレジカウンターまで入店時にもらった紙をもって行き精算します。
店員さんと接触するのは、ここだけです。

スマホを持っていない人や、お年寄りはどうするのか?と思いましたが
香港でスマホを持っていない人なんてかなり少ないですし、
誰かと一緒にいれば必ずスマホを持っている人がいますよね。

スーパーのセルフレジ
香港のイオンではかなり前からセルフレジを導入していましたが
利用している人は少数で、あいかわらず店員さんのいるレジに並んでいました。

私もイオンではたいてい一度にたくさん買い物をするので
セルフレジを使わず、店員さんに精算してもらっていました。

しかし家の近所のスーパーがセルフレジを導入してから
すっかりセルフレジを利用するようになりました。

香港のローカルスーパーのレジは店員さんが少なく、
作業も手先だけ見ていると早いのに、なぜか効率が悪い。
冷凍冷蔵品の袋入れもめちゃくちゃ。ヨーグルトもひっくり返して入れてくれます。

そして最大の時間のロスは客がカゴからひとつづつ商品を
取り出してレジ台に置かないといけないこと!
こればっかりは日本のようにカゴごと受け取って欲しいです。

そして、バーコードを通した商品をまたひとつづつ渡されるので
自分でカゴに入れ直し、袋詰めするスペースも無いのでカゴの中で袋詰め。
支払いのため財布も出さないといけないので、客はかなりもたつきます。

そして前の人がクレジットカードでも使用しようものなら、
カードを通したりサインをしたり(最近はサインが不要なケースが増えましたが)
なんだか分からないけれどすごく待たされるのです。

不満が長くなりましたが、セルフレジではそういったストレスから解放されます。
日本同様、香港でもセルフレジ導入後すぐは利用する人が少なく、
セルフレジがガラガラで店員さんのいるレジが長蛇の列、ということが多くありました。

それが、だんだんと客も慣れてきてセルフレジを利用する人が増えてきました。
私も少ない買い物の時は、セルフレジで支払いはオクトパスで済ませます。
ただ、オクトパスで支払える金額以上の買い物をする時は
あいかわらず店員さんのいるレジを利用するしかない状態です。

Alipayなど他にも支払い方法があるのですが、
私は今のところオクトパスカードだけ使っています。

まとめ
日本よりも香港の方が自動化の波は早く来ている気がします。
イミグレの自動ゲートもかなり前からありましたしね。

香港がそういう最新の技術を積極的に導入するのに対し、
日本では高齢者などへの配慮も考えねばならずなかなか進んでいない気がします。

そのうち香港の方が早くキャッシュレスも進むでしょうし、
飲食店や小売店もどんどん自動化して、
店員さんが今より少なくなる日もそう遠くないかもしれません。

2019年7月7日日曜日

香港でアフタヌーンティなら! 1881のThe parlourがおすすめ


こんにちは、ヒナタです。

今日は、尖沙咀でアフタヌーンティを楽しむ穴場スポットをご紹介します。

<基本情報>
The parlour
住所:G/F, main building, 1881 Heritage, Hullett House,
   2A Canton Road, Tsim Sha Tsui 

※オーナーが変わったり変遷がありましたが2019年6月現在営業しています。

<立地がおすすめ>
香港でアフタヌーンティといえば、まずはホテルでしょう。
それも香港島のセントラルやアドミラリティなどの高級ホテル、
あるいは尖沙咀の高級ホテルが有名です。

The parlourはホテルではなく1881Heritage内のHullethouse
という建物に入っています。ホテルではないとはいえ、
歴史ある建物で眺めもよく、都会のど真ん中にありながら喧騒を忘れさせてくれる
素晴らしいロケーションです。


<価格がおすすめ>
高級ホテルでのアフタヌーンティ価格は軒並み値上がりし、
サービスチャージを合わせると一人400-500HKD近くなります。
The parlourも安くはないのですが、ホテルに比べると若干リーズナブルです。

<アフタヌーンティセットの中身がおすすめ>
もちろんアフタヌーンティの内容も充実しています。

 スコーンは温かくてサクサク、クロテッドクリームとジャムが二種類つきます。


鳥かごのようなメルヘンチックな三段トレーはインスタ映えします。
下からサンドイッチなど、真ん中はテリーヌなど、上がスイーツです。

<ザ・香港の景色を一望>
食後は1881の中を散策して、ビクトリアハーバー沿いへ歩いて行けます。
天気が良ければ夕暮れ時の香港島がばっちり見えます。


尖沙咀でのアフタヌーンティを検討していたら、
ホテルの他にも是非The parlourをチェックしてみてくださいね。

2019年7月5日金曜日

より好みの味!本格フィリピンパスタのレシピ


こんにちは、ヒナタです。

今回は、フィリピンで最も愛されているパスタのレシピをご紹介します。
日本のナポリタンよりも甘くて、ソーセージやチーズをふんだんに使います。

以前もご紹介したことがありますが、今回は別のパスタソースを使いました。
(以前の記事→https://hidamarihk.blogspot.com/2019/01/blog-post_27.html

それでは作ってみましょう。
材料
・スパゲッティ・・500g(100g×5人前)
・デルモンテのパスタソース(Filipino style)・・500g(250g×2袋)
・サラダ油・・大さじ1
・牛ひき肉・・250g
・玉ねぎ・・4分の1個
・ニンニク・・2かけ
・ソーセージ・・5本
・牛乳・・100㏄
・Edenチーズ・・80gほど(165g箱を2分の1使用)

今回のレシピの変更点はここ!

以前のレシピと変わったのは、同じデルモンテのパスタソースでありながら
前はSweet styleでしたが今回はFilipino Styleを使用したところです。
Sweet Styleが激甘なのに対し、Filipino Styleの方が気持ち甘さ控え目です。

また、チーズの量を半分にしました。
チーズが好きなので一箱まるごと入れていましたが、
さすがに欲張りすぎかなと半分にしてみました。

また、ソーセージも少し炒めてから入れています。
作り方
1.玉ねぎとニンニクをみじん切りにします。
2.ソーセージを5ミリ程度の輪切りに、チーズをサイコロ状に切ります。
3.フライパンにサラダ油を熱し、1を炒めます。
4.にんにくの香りが出たら牛肉を入れ炒め、肉に火を通します。
5.肉に火が通ったら、ソーセージも入れて軽く炒めます。
6.別の鍋にスパゲッティソース、5を入れ中火で温めます。
 ※鍋底を水で濡らしておくと焦げ付きにくくなります。
 ※ソースが焦げないように常にかき混ぜて温めます。
7.ふつふつして来たら牛乳を入れます。
8.再びふつふつとして来たら角切りにしたチーズを入れて全体を混ぜます。
9.袋の指示通りにゆでたスパゲティにソースを絡めて出来上がりです。
 ※塩加減はお好みですが、1リットルの水に対して小さじ1の塩を入れています。

感想
新しいレシピにして、より好みの味になりました。

以前のレシピは、初めて食べたフィリピン風パスタが激甘だったので
それがスタンダードだと思って作成したものです。

フィリピン人に教えてもらった当時、Sweet Styleのパスタソースを使った上に
さらに砂糖を大さじでガバガバ入れ、コンデンスミルクも大量投入していました。
このパスタを食べた他のフィリピン人の誰もが大絶賛でした。
私も食べてみて、本当にとても美味しいと思いました。

それが最近になって、ジョリビーのパスタを食べた時に
甘いは甘いけれど、それほど甘くないなと思ってびっくりしました。

知り合いのフィリピン人にも聞いてみたら
フィリピン人でも甘すぎを好まない人もいるとか。。

そういうわけで、今回は激甘すぎないパスタを作りました。
Filipino Styleソースでも甘くて美味しかったし、
いつものよりトマトの味がして、ちょうど良かったと思います。

次回はさらに甘くないItalian Styleで作ってみようと思います。

2019年7月1日月曜日

年金制度が無い香港の高齢者、どうやって生活しているの?


こんにちは、ヒナタです。

先日から日本では、老後資金2000万円が不足すると言われ話題になっています。

ここ数年、日本の年金制度は老後の生活の支えにならないと言われ
受給年齢が上がるとか、受給額が減るなどと言われてきましたが
あらためて数字で2000万円と言われると、かなり深刻に感じました。

しかもこの試算は一般的なサラリーマン世帯でのこと、
厚生年金に入っていないフリーランスや自営業の人の場合、
不足額は2000万円では済まないはずですよね。

こうなった以上、嘘つきだとか詐欺だとか国を責めても始まりませんから、
個人で資産運用するのが最も現実的なのかもしれません。

さて、ここ香港ではそもそも年金制度がありません。
香港の高齢者たちは、どのように生活費を得ているのかご紹介します。

まず、生活費は子どもが渡す
香港は土地が狭く、また家賃も高いので
一般的に子どもは成人して社会人になっても、
結婚するまで家を出ず、実家で両親と一緒に暮らしています。

日本でも、もし都心のど真ん中に暮らしていたら
学校も職場もアクセスが良いはずなので実家から通えるでしょうし、
家賃が高いのにわざわざ一人暮らしをするのは勿体ないですよね。
そういう感覚に似て、香港では成人しても一人暮らしを始める人は少数です。

そのため、学校を卒業して働きに出ると家に生活費を入れます。
私の周囲の香港人から聞いた平均額は、給与の3分の1です。

初任給が15万円としたら、5万円を両親に渡します。
30歳手前で30万円もらっているなら、10万円を渡します。

多いでしょうか?少ないでしょうか?

もちろん家庭によってケースバイケースですので、
両親がまだ現役だからと全く家に生活費を入れていない人がいたり、
兄弟が多いから、家にいれる一人当たりの生活費は少なめというケースもあります。
色んな人の話を聞いていると一般的に、給与の3分の1くらいのようです。

こうして、成人した子供がいる両親は、生活費を子どもに頼ることができます。

「親のことは心配しないで自分のために貯めておきなさい」
「いつも悪いわね。自分の分は足りているの?」という態度でもなく
「今月の生活費まだ?」と催促したりします。

親が子どもを養い、成人した子供が親を養う、
香港ではそれが当然なのです。

もちろん、両親はもらった生活費でのんきに暮らしているかというと
食事の準備や掃除など家事をして、成人した子どもの身の回りの面倒をみます。
そういう意味では、持ちつ持たれつという感じがします。

子どもが結婚したら
では、子どもが結婚して家を出たらどうなるのでしょう。

私の周りの香港人のケースを聞いていると、
やはり引き続き生活費を渡しています。

そもそも香港で、今の現役世代(30代以上)は兄弟が多い人が多く、
友達のところも4人兄弟や5人兄弟はざらにいます。

ですので、子どもが全員結婚しているかというと
一人くらい独身で実家を出ていない人がいます。
主にその子が生活費を家に入れてくれますし、
結婚した兄弟も引き続き実家に多少なりとも生活費を渡します。

日本と同様、少子化の香港では
次の世代、つまり今の子育て世代は、一人っ子が多いので
次の世代になると生活費は一人に頼ることになるのでしょう。

日本の年金制度同様、将来は働ける世代1人(子ども)につき
高齢者2人(両親)の生活を負担するという計算になります。

子どもがいない場合
香港は生活費を子どもに頼るといっても、
それでは未婚の人や、子どもがいない夫婦はどうするのでしょう。

今の高齢者世代は兄弟がとても多いので、子どものいない高齢者の生活を
その兄弟が支えていることも珍しくはありません。

それに、香港では女性でもキャリアを積む機会が昔からありましたので
独身女性が定年まできっちり働き上げて、家も購入して現役のうちにローンを完済し、
自分の貯蓄や投資で生きている人もいます。

私の知り合いでも、未婚の姉妹二人で家を買ってローンを返し
定年を迎えようとしている人がいます。

政府からの現金支給「生果金」
香港では年金制度がないものの、高齢者には少額の現金が支給されます。

広東語では「生果金」といわれ、訳すと「果物代」です。
果物を買うくらいのお小遣いとでも言いましょうか、ほんの気持ち程度です。

金額は毎月2,675HKDです。(3万円程度)

申請資格は
  • 満65歲以上。
  • 香港に7年以上居住していて、申請日より以前1年間は連続して香港に居住していること。
  • 他に障害者手当など政府の援助を受けていないこと。
  • 受給期間は香港に居住していること。
  • 規定された収入限度や資産限度を超えていないこと。
<限度>
独身:資産34万3000HKD 月額収入7970HKD
夫婦:資産52万HKD    月額収入13050HKD

上記の収入は、仕事で得た給料、ボーナス、自営業での利益、
退職金、家賃収入などを指します。

家族や親戚からの資金援助は収入と見なしません。
つまり、子どもからもらう生活費はいくらもらっていようが、
この現金支給は得ることができます。

資産に関しては、不動産や土地、現金、銀行口座の貯蓄、
株、バスなどの営業許可ライセンス、金塊なども含みます。

ただし、投資用ではなく自分が居住するための不動産、
将来使うのお墓(香港の場合、墓石でなくロッカーのようなもの)、
保険商品の現金価値などは、資産と見なしません。

自分が主に住むための自宅以外に所有する物件は、資産と見なします。
また香港、マカオ、中国大陸、その他海外で持っている資産も、計算に含みます。

・・なんだか条件が多くて申請が通らないように思えますが、
不動産や貯蓄の名義を子どもに変えたりとあの手この手で条件をクリアし
多くの65歳以上の高齢者はこの「生果金」をもらっています。

普段の生活費は子どもからもらっていれば心配ありませんし、
お小遣いとして政府から毎月3万円がもらえたら、お友達と飲茶に行ったり、
孫におもちゃくらい買ってあげられますよね。

交通費の割引き
65歳になると「長者カード」というものがもらえます。

「長者」は高齢者と言う意味です。
「シルバーカード」と訳せば良いでしょう。

このカードを提示すれば香港内の色んな所で割引特典があります。
ディズニーランドの入場券や博物館などはもちろん、
一番大きいのは交通費の割引でしょう。

一部を除くほとんどの路線バス、MTR、フェリーなどで
乗車料金が一律HKD2(約30円)となります。
通常料金がいくらに関わらず、一律HKD2です。

収入の無いお年寄りにとって、かなりやさしい割引制度だと思います。
香港の交通費は日本より安いものの、年々ものすごいペースで値上がりしています。
いくら値上げされてもHKD2で香港内を移動できるのであれば、お得です。

もっとも、収入の無いお年寄りに負担をかけないのは社会としてしかるべき配慮で、
日本もこういった政策があればお年寄りも出かけやすいんじゃないかなと思います。
まあ日本の場合は、高齢者が多すぎて割引したら財政を圧迫するだけでしょうか。

生活費を得られない場合
ここまで香港の高齢者の生活費について書いてみると、
年金制度が無い香港では、家族に頼って生きていることが明らかです。

さまざまな理由で生活費を得られない高齢者は、香港にも当然います。
日本の生活保護のような制度もあり、最低限の生活を保障する対策はあるようですが
提供される住居が極狭いなど住環境は決して良くなく、
電気代節約のために24時間営業のマクドナルドに入り浸るケースも聞きます。

日本でも年金制度の先行きは不透明ですが、
社会全体で現役世代が高齢者を支える日本と、

香港のように年金制度は無く
家庭単位で現役世代が高齢者を支える香港と、
どちらが理想的なのでしょう。

MPFはどうなのか
ところで、香港で年金制度が無いとは言っていますが、
2000年12月からMPFという制度があります。

日本の年金とは違いますが、個人と会社と半々を毎月積み立て、
それを株のように運用して、資産を増やしていくという制度です。

それまで株などやったことが無い人であろうが、
勤め出すと強制的にMPFに加入させられます。

これは現役世代が少しづつ積み立てて運用し、
定年した時にその資産が受け取れるというシステムです。

もちろん株のように、自分で投資先などを決めるため、
人によってそれぞれ運用成績が異なります。

私はローリスクな掛け方をしているので
運用成績は抜群によいというわけではありませんが、
マイナスになったことは幸い今のところありません。

これは完全に自分が積み立てたものが将来自分で受け取れるので
日本の年金制度に比べると随分と合理的だなと思います。

これなら、掛け金の多い少ないも自分の稼ぎから割り出されますし、
増えても減っても自己責任、老後に受け取る金額が少なくても受け入れられそうです。

日本でも個人型確定拠出年金など資産運用型の個人年金がありますが
香港のMPFはそれに近いものだと言えます。

日本も年金制度でもらえる受給額が期待でき無さそうなので、
個人型確定拠出年金を検討するよう勧めている動きがあります。
香港のMPFのように、日本にお住まいの方は検討してみてはいかがでしょうか。

2019年6月22日土曜日

香港で歯のトラブルには平柳歯科がおすすめ。日本語通訳も!

こんにちは、ヒナタです。

先日のことですが、歯が急に痛み出しました。
マカロニやパンを咬んでも痛いので、食事がろくにとれず
しかたなく歯科に行ってきました。

今日は私が香港で歯が痛くなった時の救世主、
日本語が通じる平柳歯科をご紹介します。

医療費は全額実費負担
日本のように医療保険制度が無い香港では、
お医者さんにかかると全額実費が基本です。

駐在員の方は会社で海外旅行保険に加入しているでしょうし、
現地採用で働いている方は会社の福利厚生として医療保険に加入していると思います。

さて、それでも多くの医療保険と言うのはなぜか歯科をカバーしてくれません。
そのため、香港で歯にトラブルが起きた場合、次回日本へ帰国する時まで待つか、
高額の治療費を自己負担して香港で歯科にかかるかの二択となります。

私もちょっとしたことなら帰国まで待って歯科にかかりますが、
詰め物が取れてしまった、歯が痛くてたまらないなど
緊急を要する場合は香港で歯科にかかります。

グループ傘下のクリニック

私は以前にも取れてしまった詰め物を入れてもらうため、
家の近所の歯科に行ったことがあります。

結果として腕はまあまあ良かったのですが、当然、広東語のみのローカル歯科でした。
私も広東語がわかるものの、歯科の専門用語はやはり分からない言葉もあり
なんとなく不安があったのも事実です。

日本語が分かる歯科を探していると香港には数軒ありますが
どこも診察代がべらぼうに高いのです。
何も治療しなくても診察代だけでHKD500も請求されてしまいます。

今回紹介する平柳歯科はUMPという医療グループの歯科診療所です。
お医者さんが自ら開業したクリニックではなく、
言うならUMPという会社の傘下にクリニックがいくつもあり、
そこで働くお医者さんはクリニックに勤務する会社員のようなものです。

このUMPグループ傘下には歯科だけでなく普通の診療所などもあります。
私もかかりつけの近所のクリニックがあるのですが、
そこもこのグループのものです。

各種医療保険に対応していて、料金も格安だと思います。
少なくとも、べらぼうに高いということはなく適正価格だと思います。

平柳歯科の基本情報

UMP DENTAL CENTRE (CAUSEWAY BAY)  
平柳歯科 総合牙科中心
  
住所:15/F, 22 YEE WO STREET, CAUSEWAY BAY, HONG KONG.
   香港銅鑼灣怡和街2215

電話番号:+852-2890-3356 (日本語ホットライン)

ホームページ:http://www.ump.com.hk

診療科目:歯科

診療時間:-金 9:0013:00/14:3018:15
     土 9:0013:00/14:3017:00
     日祝休診

アクセス
コーズウェイベイのど真ん中にありとても便利な立地です。

そごうの向かい、トラムが走っている道が怡和街です。
TAIPANというパン屋があるのでその小径を入ると右手に
番地そのまま「怡和街22号」というビルの入り口があります。
エレベーターで15階へ。左手にあります。

日本語通訳を頼めます
日本語ホットラインがあるので日本語で予約ができます。
病院の診察時間内に電話で予約を入れましょう。

当日、受付でも日本人の方が応対してくださいます。

診察中は、その日本人の方が一緒に診察室に入って通訳をしてくれます。
以前来た時は日本語⇔英語での通訳だったのですが
今回は日本語⇔広東語で通訳に入ってもらいました。

広東語だったら私もいけるかな?と最初は通訳なしでトライしてみましたが、
途中から質問の意味がわからず、通訳の方を呼んで来てもらいました。
日頃使わない言葉、歯科独特の治療の言葉などやはり難しいですね。
治療に間違いがあってはいけないので、通訳してもらえて安心でした。

ちなみに今回の歯痛は、虫歯ではなく歯ぎしりによる摩擦のせいということでした。
日本でもさんざん言われていたので、やっぱりかという感じでした。
実は激痛だった歯痛も、2日目をピークにおさまって、
診療に行った日(歯痛からちょうど一週間後)は完全に痛くなくなっていました。

他には、歯周病があるということで洗浄してもらいました。
ちょっとしたクリーニングではなく、麻酔を打って徹底的に洗浄ということで
麻酔の注射でかなり撃沈しました。手早くやってもらえたのは救いです。

お会計はHKD1200でした。
内訳は薬代HKD200,レントゲン代HKD200,歯周病の洗浄HKD800でした。
虫歯の治療で数千ドルはいくと思っていたのでこれくらいですんで良かったです。

香港で歯が痛くなったら、平柳歯科がおすすめです。

香港公演レポ&感想<LUNA SEA The 30th Anniversary Special live>


こんにちは、ヒナタです。

今回は、2019年6月7日に香港で行われたLUNA SEAのライブ
<LUNA SEA The 30th Anniversary Special live in HongKong>
のライブレポート&(かなり個人的な)感想を書いていこうと思います。

<LUNA SEAについて>

このブログでも度々登場するラルクやHydeは私の本命で
近年、日本や香港では当然のようにライブも行っています。

LUNA SEAはというと、コアなファンではないものの馴染みがありました。
不思議なことに学生時代、常に身近にはLUNA SEAファンがいました。
お互いバンド好きだから友達になりやすかったのかもしれません。

そもそもラルクを好きになったのも、
LUNA SEAファンの友達が貸してくれたラルクのCDからでした。

なのでLUNA SEAはとても身近で、アルバムも全部聞いていたし、
1995年のLive「Lunatic Tokyo」のVHSは何度も何度もくり返し見ました。

LUNA SEAも1996年~2000年の間に活動休止、再始動したかと思えば、終幕。
すっかり消えてしまったのかと思えば2007年に一夜限りの復活、
2010年にREBOOT(バンド再始動)など色々ありました。

私も芸能ニュースで節目節目の状態は知っていましたが、
Ryuichiが老けただの太っただの、くだらないネタも多く目につきました。
SUGIZOがX Japanに加入したことは華々しい転機だと思いました。
技術的にも、ビジュアル的にも、あのX Japanに後から入って
誰もが納得できるギタリストは彼くらいだと思います。

LUNA SEAとしては全盛期を過ぎてしまっている感が否めず、
私も積極的に再始動後のLUNA SEAに興味を持たないままでした。

今思い返せば、REBOOT後の2013年にLUNA SEAが香港へ来た時の
駅のポスターもしっかり見ていました。
「えっと、結局、解散したんだっけ?また復活したんだっけ?」と思ったくらいで
その時はわざわざチケットを買ってライブに行こうとは思いませんでした。

<ライブに行こうと思ったきっかけ>

今回ライブに行こうと思ったのは、Ryuichiが今年初めに肺腺癌を患って
手術をしたことを知っていたからです。

ラルクに関しても同じく思うのですが、いくら若く見えても、もう50代です。
最近特に、ライブがいつまでも見られるとは思わなくなりました。

LUNA SEAのライブをまともに見たのは「Lunatic Tokyo(1995)」のVHSのみ。
私も一度でいいから、LUNA SEAのライブを見てみたいなと思いました。

ちょうど4月にHYDEが香港に来て、
主人に高いチケットを買ってもらったばかりだったので申し訳なく、
最初はちょっと言い出せず諦めようとも思っていたのですが
思い切って聞いてみたら「早く買わないと良い席が無くなるよ!」と言われました。

ラルクのライブをホームとしたらLUNA SEAはアウェイなので
スタンディングのVIPエリアでは浮いてしまうのが予想されたので
一番安い後ろの席を確保しました。それでもHKD588はしましたよ。
とにかく、後ろからでも見れるだけで良いと思いました。

ライブレポ&感想>

再始動後の新曲に慣れとかねばとYoutubeで色々と聞いてみましたが
子どもの世話をしながらだと音楽をゆっくり聴くことが意外とできず
最新曲だけ何度か聞いて当日になりました。

会場ではスタンディングVIPエリアの友人と一緒に入場待ちをしていましたが、
整理券0~300番、つまりたったの300人ほどがアリーナ中央を独占できると知ると
今になってやっぱりスタンディングにすればよかったかなと思いました。

開演予定時刻は19時ですが、香港は必ず定刻に始まりません。
10分前にアナウンスで会場に入ってくださいと流れましたが
私もまだトイレに並んでいました。

結局19時をちょっと過ぎて席に着き、数分待つと照明が落とされ歓声が上がりました。
私は一番後ろのブロックの前から5列目くらいだったのですが、
前にいる人はみんな背が高くて、隙間からちょいちょいメンバーが見えました。

最初Dejaveから始まったのですが、モノマネでは極端に真似されていると感じていた
Ryuichi節ですが、モノマネよりも本家の方が断然Ryuichi節でした。
本当にあの独特の声質、ビブラート、高音を聞いて感動しました。
Ryuichiの肺腺癌を思うと心配していたけれど、病後とは思えないパワフルさでした。

Ryuichiは黒い衣装で、あまりセンターから動ないので
よく見ないとどこにいるか分からなくなり度々見落としてしまいそうになりました。

遠くから見てもよく分かるのはSUGIZOの非の打ち所がないギターパフォーマンス。

そういえば今回のライブのポスターを眺めながら、
JとSUGIZOは本当に色気が大爆発でカッコ良い大人になったと思いました。

Ryuichiも一時は劣化したと騒がれていましたが、
だいぶとビジュアルが落ち着いた気がします。

真也が一番年相応なのですが、昔からこういう立ち位置だし、
その辺のアラフィフよりも貫禄があって素敵に見えました。

そして、INORANに関しても、JやSUGIZOほどセクシーさが出ていないものの
すっかりかっこいい中年になったなと思いました。

そして意外だったのが、演奏中にドラム以外のメンバーが
Ryuichiのいる中央に集結し、タイミングを見て花咲くようにぱっと散っていく姿。
ラルクばかり見ていたので、バンドのメンバーがステージ上で固まるのが新鮮でした。
演奏中にHYDEが上手や下手に移動して、テッちゃんやKenちゃんの所へ行って
近づくとか、1本のマイクで歌うという姿はありましたが
ラルクのみんなが真ん中に集結することってほとんど無かったように思いました。

ライブ中、Ryuichiはほとんど日本語でMCをしていました。
ファンの子は日本語が分かる人も多いので問題ないのですが、
SUGIZOは広東語でも積極的にMCをしていました。

SUGIZOは「香港は第二の故郷だよ」と言ったので不思議に思いましたが
後から調べると重要な発表はなぜか香港で行われてきたのですね。

曲について、今回のライブのセットリストは最強でした。
30周年ということと、香港ということで
皆が聞きたい曲を中心にやってくれた気がします。
つまり、往年の名曲をたくさん盛り込んでくれました。

私が心配していたREBOOT後の曲は少なく、
ほとんどがLunatic Tokyoでも演奏された曲たちばかりでした。
約20年以上もライブのLUNA SEAを知らなかった者としても、
全く違和感なく楽しめました。

特に「Providence」なんて、生きているうちに生で聞けるとは思いませんでした。
この曲のためだけにバイオリンをわざわざ香港に持ってきたんだと思うと
胸が熱くなってしまいました。
ちなみに繰り返されるI just want say this.....のフレーズが今になって気になりました。

「Fate」なんかも、一体何十年ぶりに聞いたのか、
ライブに来なかったらもう二度と聞かなかったと思います。
今でも聞けばすぐ口ずさめたのは、当時それだけ繰り返し聞いた証拠だと思います。

ライブの大半は疾走感のあるナンバーをこれでもかとたて続けてに演奏、
近年ラルクのライブしかまともに行っていない身としては
アラフィフ達の体調面を心配するほど吃驚しました。

後からLunatic Tokyoライブを20数年ぶりに、他のLUNA SEAライブも見てみたら
LUNA SEAはどのライブでもハードな曲を一気にやっていました。
腕つりそう、喉枯れそう・・
でも観客としては高揚したまま何曲も駆け抜けるって爽快です。

<INORANが最高だった>

ライブ中、Ryuichiがあまりステージ上を動き回らないのが気になりました。
HYDEだとステージを駆け回るとか、身体の動きでパフォーマンスがあります。
Ryuichiってびっくりするほど動かないし、ほとんどの姿勢が例の片足を上げたままです。
やっぱり体を気遣っているのか、それともいつもそうなのか?
この辺りの特徴が20年ほど遠ざかっていたため分かりません。

後から調べるとRyuichiはイヤモニをつけないから中央にいないといけない、
という説に行き当たりました。

その代り、他の楽器隊のパフォーマンスが素晴らしかったです。
SUGIZOのSUGIZOらしい動きは後ろの席からでも良く見えました。
ポスターでもカッコいいと思っていたけど、本人はやっぱりカッコいい!

そしてJの動き、そういえばLunatic Tokyoからツボだなと思っていました。
ベースってどうしても音も存在も目立たないポジションだけれど、
Jだけは例外で、演奏中もクールな動きもカッコいい!

それから、今回すごく気になったのがINORANでした。
あちこち動き回って会場を盛り上げるINORANを自然に受け止めていたけれど、
あれ?LUNA SEAにそもそもこんな人いたっけ?とふと思いました。

INORANといえば、長髪で、うつむきがちで、控えめで、無口で、とにかくアルペジオ。
異常なくらい腰を折り曲げてギターを低い位置で弾いている人でした。
INORANってこんなに爽やかで笑顔の可愛い人だったっけ・・
あの襟足から伸びる長髪(たぶんエクステ)も、キツネみたいで似合っています。

SUGIZO、Jに加えて、INORANもすっかり素敵な大人の男性になっていました。
私が大人っていうのも変ですが、Lunatic Tokyo当時は25歳前後だった人たちです。

なんだか、そういうのもあって今さらINORANの魅力を再発見してしまい
ライブから帰ってからINORANが心に刺さってしまいました。

今さらこの20年ばかりを調べ直すと、ソロ活動も活発にしていました。
世間では河村隆一のソロばかりが有名ですが、他のメンバーもソロ活動をしていました。
INORANのソロも当然知っていましたが、当時は聞く耳すら持ちませんでした。

今さら改めて聞いてみると、私の好きな系統の曲ばかりでした。
LUNA SEAの楽曲は全て公式にはLUNA SEA作曲としていますが
それぞれ原曲を作った人はおり、調べてみると私がLUNA SEAでも特に好きな曲
「Face to Face」「Mother」「LUV U」「Gravity」・・
なんとINORANが原曲を作っていました。

INORANのソロをYoutubeで見ていると、
この20年あまりの間にINORANがどのようにして
あの長髪無口から、今のこの爽やかミドルエイジに変化したかが分かりました。

高校デビューなんて言葉がありますが、INORANは30代まではまだ可愛くて
40代ごろからどんどん大人の雰囲気を醸し出してきたように思います。
だいたい30代をピークに劣化していく人が多い中、こんな人いるんですね・・

もちろん見た目だけでなく、音楽的にもボーカル的にも目に見えて成長しており
ソロ初期と現在の作品ではイメージがガラッと変わって「進化」を感じました。

以上、今回は終始、自己満足なだけのライブレポ&感想でした。

2019年6月21日金曜日

香港メディアのインタビュー内容<LUNA SEA The 30th Anniversary Special live>


こんにちは、ヒナタです。

6月7日に香港で行われたLUNA SEAのライブに先立って、
前日入りしたメンバーに香港メディアが取材を行いました。

以下、その内容を日本語訳で紹介します。

<LUNA SEA 明日の香港公演に向けメンバーが香港入り、
 SUGIZO, INORANに公演前インタビュー!>

LUNA SEAは明日(6月7日)、Asia World Exponoにて
<The 30th Anniversary Special live in Hongkong>を行う。

メンバーは今日香港に到着し、メディアの取材を受けた。
今回SUGIZOとINORANに、香港へまた来港した今の気持ちや、
新曲への思い、そして30周年の展望について聞いてみた。

LUNA SEAは去る5月31日と6月1日の2日間にわたる武道館30周年公演を終えたばかり。
この特別な意義のある年に、6年ぶりの香港公演を行う。

今日の午後、ギターのSUGIZOとINORAN、ベースのJ とドラムの真矢が
東京から香港へ準備のために到着し、ホテルで記者会見が行われた。

LUNA SEAは結成30年来、香港はバンドにとって思い入れのある場所と言える。
バンドやメンバーがこれまで幾度と香港でライブを行い、イベントに参加してきた。
またファンクラブの旅行先に選ばれたこともある。
そして、香港の地で終幕やREBOOTなどの重大発表が行われてきた。

いろいろなことを思い起こすとINORANはこう形容した。
「香港はLUNA SEAの成長の地だと言えます」

今回、ようやく再び全員が揃って香港公演を行うことについての気持ちを聞くと
INORANはすぐこう答えた。
「とても嬉しいです。だっておととし(INORANとSUGIZOによるBEST BOUT香港公演)も言ったように、全員でまた来たいと思っていました。今年ようやく叶いました」

バンド結成の記念日にあたる5月29日に発売された新曲
「宇宙の詩~Higher and Higher~/悲壮美」の両面シングルについて。

「宇宙の詩~Higher and Higher~」は40周年を迎えた機動戦士ガンダムの作品で、
作曲者のSUGIZOはこの漫画が昔から好きだったという。
LUNA SEAの作り出すメロディとこの漫画は根本的にとても合っていると思っており、
楽曲の制作時に彼は物語における希望や未来への光などを題材とした。

ファンに〈I for you〉と共鳴する部分があると言われている〈悲壮美〉について、
SUGIZOはこの曲はまさに〈I for you〉の原点であり、
「〈悲壮美〉には〈I for you〉のDNAが宿っている」と言った。

LUNA SEAが今回30周年という新たな地点に到達したことについて、
INORANは感慨深く「LUNA SEAは10年間お休みしていたけれど、
これによって5人で活動することの貴重さに気づかされました。
これからも一緒に活動できればと思います。」とコメントした。

ついにLUNA SEAがまた香港にやってきた。
彼らの30周年を見届けるという又と無いチャンス、何としても逃してはならない。

香港メディアの報道・日本語訳<LUNA SEA The 30th Anniversary Special live>


こんにちは、ヒナタです。

6月7日に香港で行われたLUNA SEA のライブについて、
香港の地元メディア(広東語)の報道を日本語でご紹介します。

以下、ライブの翌日(6月8日)の記事です。

<日本ロック界のカリスマバンドLUNA SEA結成30周年で香港へ襲来
 香港を第二の故郷と見なし、来年また来ると約束!>

日本ビジュアル系ロック界のカリスマバンドLUNA SEAは、
昨日(6月7日)、香港にて結成30周年の記念ライブ
《LUNA SEA 30th Anniversary Special Live in Hong Kong 》を行いました。

6年の時を経て香港でライブを開催したLUNA SEAは、
メンバー5人ともアクセル全開で2時間超も演奏しました。

ボーカルの河村隆一(Ryuichi)は、今年初めに肺線癌を患いましたが
すでに手術も済み健康を取り戻した様子で、ライブには何の影響も見られませんでした。
高音での名曲《Storm》、《Rosier》、《I for You》も歌い上げ、
会場の雰囲気は絶好調でした。

Ryuichiは広東語でも話し、
「我愛你!香港,我哋一齊High!」(愛してるよ!香港、盛り上がって行こう!)
リードギターのSugizoも「香港係我第二家鄉!」(香港は第二の故郷だ!)と叫びました。

LUNA SEAの音楽は華麗で激しく、かつロマンチックなので
ステージも当然そういったセットが合うのですが、
今回はイメージ映像等なく、大きく満月が描かれたスクリーンのみでした。
それでもライトの効果で、会場全体は異空間を感じられました。

希望に満ちた楽曲《SHINE》を演奏した時、舞台の照明は青と黄色を基調とし、
まるで青空を飛んでいるような錯覚が味わえました。
Ryuichiは間奏中にリズムに合わせて行進する真似をし、
お茶目な姿ながらも、ファンに前向きなメッセージを与えました。

またギターのSugizioとInoranが同じ1本のマイクでコーラスを歌い、
二人の頭がぴったりくっついた場面では多くの女性ファンを悩殺しました。

LUNA SEAのメンバー5人はそれぞれ魅力的でステージ上でも十分に発揮していました。

Sugizoは一挙手一投足がカッコいいだけでなく、曲中のギターソロの度にテクニックを惜しげも無く披露し、スポットライトを独占しました。

ベースのJは《ROSIER》でセリフの後、マイクスタンドを蹴って空中で回転させ、
毎回やるこのお決まりの動作で、ファンの大歓声が上がりました。

ドラムの真矢はドラムソロを披露、高速打ちのリズムはファンに刺激を与えました。

ギターのInoranは柔らかな演奏の他、ステージ上では絶えず動き回って、
会場の雰囲気を盛り上げました。

ボーカルのRyuichiは一貫して貴公子のような姿で、歌う時にはその情熱を爆発させ、
多くのファンが酔いしれるには十分でした。

ライブは《WISH》で幕を閉じ、メンバー5人が惜しみながらステージを去りました。

去り際にSugizoは「香港是我第二個家鄉,我應承你們很快會回來,明年見!」
(香港は僕の第二の故郷だよ、すぐに戻って来ると約束する、来年また会おう!)
と言いました。

その後、Sugizoはステージ中央でいつまでもお辞儀し、
ファンに向けて感謝の気持ちを伝えました。

香港公演セットリスト<LUNA SEA The 30th Anniversary Special live>


こんにちは、ヒナタです。

6月7日、LUNA SEAの香港ライブに行ってきました。
タイトルは<LUNA SEA The 30th Anniversary Special Live in Hong Kong>
会場は、Asia World Expo (Hall 10)でした。

感想は一言で言うと、大満足!

それでは早速、セットリストです。

1. Déjàvu
2. PRECIOUS…
3. JESUS
4. Desire
5. Shine
6. 宇宙の詩Sora no Uta ~Higher and Higher~
7. Gravity
8. Providence
9. Drum Solo
10. Bass Solo
11. Fate
12. I for You
13. BLACK AND BLUE
14. Storm
15. ROSIER
16. BELIEVE
17. 悲壮美
18. Hold You Down  
19. Tonight

20. WISH 

以上、新曲も織り交ぜつつ、2000年のLuna Sea終幕までの名曲揃いでした。
聞きたかったあの曲、この曲ばかりでとても嬉しかったです。

2019年6月16日日曜日

香港でライブといえば!アジアワールドエキスポをご案内


こんにちは、ヒナタです。

今日はアジアワールドエキスポ(亜洲国際博覧館)をご案内します。

安室奈美恵さんの香港公演が記憶に新しいように、
多くの日本人アーティストも香港公演に利用しています。

基本情報
名称:Asia World-Expo
住所:Hong Kong International Airport, Lantau, Hong Kong
公式HP:https://www.asiaworld-expo.com/
アクセス:エアポートエクスプレス「博覧館(Asia World-Expo)」駅に直結 
アクセス方法
エアポートエクスプレスに乗車、香港空港から市内とは逆方向に1駅で到着です。

エアポートエクスプレスの停車駅は香港・九龍・青衣・機場(空港)の4駅です。
市内から向かう場合、バスやタクシーという方法もありますが
エアポートエクスプレスを利用するのが簡単でリーズナブルです。

エアポートエクスプレスは本来、市内と空港を繋いでいるMTR路線で
普通のMTR乗車料金と比較するとかなり割高なのですが、
Asia World-Expoを当日往復する場合は、料金が割引されます。

公式HPに詳細があります。料金がすぐに変動するのでリンクを載せます。
https://www.asiaworld-expo.com/visiting/getting-here/in-hong-kong

私は青衣から往復しましたが、
オクトパスカードを使って行きは正規料金が差し引かれ
帰りに改札を出る時、オクトパスカードに割引分が加算されました。
自動で加算できるとは知りませんでした。

飲食店はあるの?
ライブなどイベントで利用する場合、気になるのは開演前の食事ではないでしょうか。
会場のレストラン情報が少ないのですが、何軒かあります。

Subway・・通常のサブウェイと違い、具などカスタマイズできず
      あらかじめできあがったものが出てきます。
      隣にあるレンジで自分で温めるセルフ式なのに価格は通常より高めです。

セブンイレブン・・飲食店ではありませんが、市内と同じくパンなどが買えます。

Arena Kitchen・・広めのレストランで、ゆったり過ごせます。

Pacific Coffee・・市内と同じ値段でサンドイッチやドリンクが買えます。
         店舗が小さいので、飲食スペースもテーブルが2つのみです。

などなど、他にもスタバやケンタッキーなどもあります。
意外と充実しているように思えますが、全部が開いているわけではなさそうです。

公演日に合わせて、開いている飲食店が確認できます。
https://www.asiaworld-expo.com/visiting/food-beverage

弾丸ライブ参戦も可能!
アジアワールドエキスポの魅力は何と言っても、立地の良さです。

空港の隣ということは、日本からライブを見に来て空港からすぐに行けます。
ということは、昼間の便で香港に到着→夜にライブ→空港から深夜便で帰国
とすれば、0泊でライブを見ることも可能になります。
ホテル代が高い香港で、宿泊代を節約できるのはとても魅力的です。

せっかく香港に来るので、多少の観光や飲茶をしたいという場合でも、
1日目香港到着・観光・香港泊→2日目昼間観光、夜ライブ→深夜便で帰る
というスケジュールにすれば1泊3日も可能です。

ちなみに香港在住者にとっては、わざわざ空港の隣まで足を伸ばすのは少し遠く、
他の会場(香港や九龍湾)でやってくれた方が気軽に行ける気がしますが、
実はそうでもありません。

エアポートエクスプレスに乗ればすぐ着くし、
駅直結なのでイベントの行き帰りがとてもスムーズです。

初公開!Supper moment 「請講」の歌詞 日本語訳

お久しぶりです、ヒナタです。   Supper moment の2014年5月発売のアルバム 「世界變了様」を入手しました。   今まで、SMの曲は主にYoutubeで拝聴していました。 先日Youtubeで無料で公開された2018年コロシアムライブを見て 再び...