こんにちは、ヒナタです。
香港に10年以上も住んでいますが、家ではほとんど日本食を作っています。
ところが日本に帰ってくると、意外と自分の味覚が香港人に近づいていると気付きます。
今日は、香港に住んで変わった食生活について書こうと思います。
薄味に慣れてしまった
まずは薄味、広東料理といえばあっさりと言いますが、
香港人は本当に薄味を好みます。
食後のお汁粉は全然甘くないし、
朝食セットのマカロニスープは塩入れ忘れたのか?と思うようなとぼけた味・・
と思っていましたが、慣れたらそれが普通になってしまいました。
むしろ甘い、塩辛い、がはっきりしていると味が濃すぎると感じてしまいます。
特に香港人の夫と結婚してから、夫に濃いか濃くないかを聞いているうち、
うちでの味の基準がめちゃくちゃ薄くなってしまった気がします。
なので、たまに日本で食べる食事が濃くてびっくりします。
脂っこいものに抵抗をもつようになった
香港人は「熱氣(イッヘイ)」にうるさく、食事に関してはとても意識しています。
ちなみに以前、熱氣(イッヘイ)について詳しい記事を書きました。
https://hidamarihk.blogspot.com/2018/02/blog-post_21.html
その影響で、私も揚げ物などを食べることに抵抗をもつようになりました。
それで日本に帰ると天ぷら、とんかつ、から揚げ、ポテト、など
意外とメニューでよく目にするのですごく不健康に感じてしまいます。
回転寿司に行こうが、そば屋に行こうが、うどん屋に行こうが、
あっさりしたものを食べに行っているのに
揚げ物が多くてびっくりします。
アイスクリームを食べなくなった
香港人は身体を冷やすのをとても嫌うので、
かき氷などもちろん流行りませんし、アイスクリームも売っていますが
日本ほど活気のある市場ではありません。
私も夫と結婚してから、あまり家でアイスを買わなくなりました。
私が食べていると、身体が冷えるだの、雨が降っていて寒いから食べない方がいいだの、
なんだかアイスってすごく身体に良くない食べものと刷り込まれてしまいました。
実際、アイスクリームを食べたら風邪をひいたということが
2回続き、それからあまり食べなくなりました。
また、香港製の市販のアイスクリームはあまり好みではなく
店で見ていても買いたいアイスクリームがありません。
どうしてもアイスが食べたい時にハーゲンダッツを食べていたら、
すっかりハーゲンダッツに慣れてしまい、日本の市販のアイスも安っぽく感じるようになりました。
そういうわけで日本の市販のアイスクリームに興味が無くなりました。
アルコールを飲まなくなった
私は妊娠してから授乳中、ずっとお酒を飲んでいなかったので
すっかり飲まない生活になってしまい、今やすっかり飲まない人になりました。
香港人でも食事の時に鍋をつつきながらビールを飲んだりするのですが、
一般的に、ほとんどの人は食事中にお酒を飲みません。
日本では、当たり前のように最初にビールを頼み、
誰かが飲むなら付き合いで一杯だけ頼む、という流れになります。
香港人との食事習慣に慣れてしまって、お酒無しで食事するのが当たり前になってしまい
急にアルコールを勧められるとすごく違和感を感じます。
自動販売機で買うものが無い
香港には自動販売機があまりありません。
最近ちょっと増えてきましたが、それでもコンビニがどこにでもあるので
もし街中にいて喉が渇いたらコンビニで飲み物を買います。
その時、だいたい水かお茶を買っていました。
水は安いし、お茶も烏龍茶、ちょっと甘いリンゴなどのお茶をよく買います。
他に何か味のあるものが飲みたい時は、豆乳の「VITA SOY」など。
それが日本では自動販売機では大半がコーヒー、
炭酸飲料、甘そうな紅茶、カロリーオフと書いてある人工甘味料でごまかした飲料、
どうも健康的な飲み物は水しかなさそうです。
その水ですら、他のジュース類と値段が同じくらいで何だか損した気になります。
そういうわけで買いたい飲み物が無いのです。
おまけ・過剰包装が気になる
食べ物から話はそれますが、やっぱり日本の過剰包装は異常ですね。
しかも全然、これだけ騒がれても進歩がない。
コンビニのレジ袋はいい加減失くした方がいい気がします。
スーパーのレジ袋もなんだかんだ、たくさんくれます。
香港にいたら常にエコバッグ持参、それほど不便ではありません。
エコバッグを忘れたりした時だけ有料でビニール袋を購入します。
ユニクロで服を買った時ですら、紙袋なんてくれませんから
鞄に買ったばかりの服や靴下を詰めて帰ります。
そんな生活をしてきたら、日本はすごくもったいないと思います。
などなど、香港在住日本人が見た日本の不思議でした。
香港行ったことないので1か月ぐらい滞在していろいろ食べてみたいです
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