2019年2月23日土曜日

香港のタピオカミルクティー事情、名店リストも!

こんにちは、ヒナタです。

日本のテレビを見ていると、昨年ごろからタピオカミルクティーが若者に大人気ですね。

今日は香港のタピオカミルクティー事情をちょっとご紹介します。
香港とタピオカミルクティー
もともとは台湾発祥のタピオカ入りミルクティー、
香港にはかなり前から上陸していました。
記憶を辿ると2010年あたりから、タピオカミルクティーのお店が増えました。

そう思うと、かなり遅れて日本へ進出したようですが、日本でも大当たりでしたね。
第一次タピオカブームは20年ほど前、今の十代の若者には新鮮だったはずです。
それに加えてインスタブームのまっただ中、これが「映える」とのこと。
(正直、茶色い液体に沈んだ黒い珠・・・撮り方でしょうね)

ここ香港ではタピオカミルクティーといえばちょっと前に流行ったものの
すでにブームもピークを越えて一段落していたのですが、
日本と時を同じくして今の香港は再びタピオカミルクティーブームです。

今度は、黒糖タピオカミルクティーが熱いのです。

それまでのタピオカミルクティー
2011年頃、タピオカミルクティーブームに乗って
私も結構はまってしまい、ランチの後で買いに行ったりしていました。

午後、デスクにタピオカミルクティーを置いておくと結構周りの同僚から
「こんなんばっかり飲んでたら身体に悪いよ」とよく言われました。

その当時のタピオカミルクティーといえば茶葉ではなく粉末を合わせて作るので、
健康志向の香港人には「なんだか身体に悪そう・・」というイメージだったのです。

お砂糖もたくさん入れているみたいだし、「砂糖は少な目で」と注文しても、
もともとが多いんだろうから少な目ってどれくらいなのかな?など疑問が。

タピオカミルクティーを飲んでいると香港人の目がきになり、
だんだん私もなんだか不健康なものを摂取している気がして飲まなくなりました。

香港人は化学調味料をすごく嫌っているから、これは定着しないだろうなと思いました。
(その割になぜか香港は炭酸飲料、インスタント麺の消費量が多いのですが)

健康志向ドリンクとなってブーム再熱
タピオカミルクティーのお店は徐々に店舗が減ってしまい
私もたまには飲みたいなと思う時に、前ほどお店が無くて少し寂しい思いでした。

それがここ1年ほどで新店舗が続々と登場しました。
どこも「黒糖タピオカミルクティー」を推しています。

黒糖タピオカミルクティーは「黒糖」を全面に出して健康志向をアピ―ル、
以前のような人工的な粉末を混ぜたものではなく
お茶もちゃんと煮だしクオリティ重視のドリンクとなってブームが再熱しました。

物価が上がったこともありますが、以前と比べるとお値段も高く設定されています。
ちょっと喉が渇いたからその辺で買って飲むというより、
お目当ての店にきちんと並んで飲みたい一品となりました。

それでは香港にある人気のお店を紹介しましょう。
香港のタピオカミルクティー名店をご紹介!
・貢茶
「ゴンチャ」と呼ばれすっかり日本でも有名になりました。
 台湾から香港に上陸した時は、どこもかしこも貢茶の店舗でした。
 現在は他の店舗にやや押され気味ですが健在です。
 フルーツ系のドリンクもあり、スプーンで食べる仙草ゼリーはお勧めです。

・天仁茗茶
 ご存じ、台湾で有名なお茶屋さんです。
 お茶の専門店だけあってお茶の種類は多くあります。
 お茶葉と、お茶フレーバーのソフトクリームもおススメです。
 フルーツティーは100%生絞りジュースを使うこだわりも。
 
・春水堂
 新しくできた高速鉄道の西九龍駅にもある、春水堂です。
 タピオカが小さめで、お茶も濃い目なのが特徴です。

・幸福堂
 煎った黒糖でタピオカに味をつけ、ミルクティーを注ぐとマーブル状の模様が。
 インスタ映えする「黒糖タピオカミルクティー」が人気です。

・珍煮丹
 こちらも台湾人が強くおススメするお店です。
 黒糖ミルクティーの専門店で、黒糖は店舗で煮だしています。

・老虎堂
 台湾で爆発的な人気が出て、香港でも行列必至のお店です。
 黒糖タピオカミルクティーはクリーミーなミルクがやみつきになります。
 マーブル状に黒糖シロップが混ざって虎の模様に見えるのがインスタ向け。

・鹿角巷
 [The Alley/ジ・アレイ]といえば日本でもすっかりおなじみのはず、
 店内の鹿さんと、カップに書かれた鹿さんのイラストが印象的ですよね。 
 ドリンクの種類が圧倒的に多く、ミルクティーはもちろん、フルーツティーや
 星空シリーズ(日本ではオーロラシリーズ)などなど。
 使っている材料は台湾直送、タピオカも毎日煮出しています。

・一芳 台湾水果茶
 台湾の茶畑から直送された茶葉を使用しています。
 看板メニューは「一芳水果茶」で夏にぴったり、
 もちろん黒糖タピオカミルクティーも人気商品です。

・茶湯會
 こちらもタピオカが小さめなのが特徴で、ミルクもまろやかな味わいです。
 鉄観音ラテは一度試したらハマる味です。

おわりに
今回のブームはいつまで続くのでしょうか?

日本のブームと同時に香港でも同時にブームでなんだか不思議な感じですね。
でも確実に言えることは、日本よりも並ばなくても買えるということでしょう。

香港も繁華街のど真ん中にある店舗だとそれなりに待つ必要はありますが、
日本のように1時間も待つほどではありません。

それに香港は至る場所に店舗があるので、店にこだわらなければ
ちょっと空いている時にサッと買うこともできます。

是非お試しくださいね。

2019年2月13日水曜日

もう普通には戻れない!大澳で必ず買いたい泰記のXO醤

こんにちは、ヒナタです。

先日、大澳へ行ってきた時の記事を書きました。
(記事はこちら↓)
https://hidamarihk.blogspot.com/2019/02/blog-post_13.html

お土産で買ったXO醤がとても美味しかったのでレシピ付きでご紹介します。
大澳名物といえば蝦醤
大澳で一番有名なのは何と言っても蝦醤(エビのペースト)です。

私も今回はせっかく大澳へ行くので蝦醤を買おうと意気込んでいました。
大澳産の蝦醤は香港市内のスーパーでも買うことができますが
やはり産地は一般的に出回っているものから自家製ブランドまで種類豊富でした。

蝦醤は蝦の風味が強くて塩辛い調味料で、空心菜炒めや炒飯など、幅広く使えます。
慣れないとちょっと臭いと感じるかもしれませんが、食べ慣れれば病みつきになります。
タイ料理にも使われていて、そういえばナンプラーと同類の匂いかもしれません。

お店によって値段も量もちょっとづつ違うので、
気に入ったのを一つ、最初は小瓶でもいいので買ってみてくださいね。
泰記の銀蝦XO醤
以前の記憶では大澳はどこもかしこも蝦醤ばかり売っていた気がしたのですが
今回よくよく見てみると、様々な調味料が売られていました。

海鮮XO醤、銀蝦XO醤、豆板醤などなど・・

調味料はたくさん使うものでもないし一瓶買うと結構あるので、
ちょっと味見してみたいだけで一瓶買うのは勇気がいります。

そんな中、たまたま試食を勧められたのが今回ご紹介する泰記のXO醤です。

そもそもXO醤油は美味しいに決まっているので、ちょっと試食できたら満足
となるはずだったのですが、これは試食したら買わずにいられませんでした。

口に入れた瞬間、シャリっとした食感。
まるで鴻星海鮮酒家の突き出しで出て来る小魚スナックのようなサクサク感です。

※小魚スナックはコンビニでも買えます。
https://eshop.superstargroup.com.hk/index.php?route=product/category&path=70

XO醤なので油に浸かって材料は全てシナっとなっているはずなのですが、
これは口の中でシャリシャリサクサクとした食感があるのです。

とにかく美味しい!このままでも、ご飯にのせて食べても美味しそうです。


XO醤は普通バージョンと辛いバージョンがあり、
私は辛くない普通バージョンを購入しました。
「銀蝦XO醤」を使った炒飯のレシピ
さて、XO醤を使った炒飯のレシピは以前もご紹介しました。
https://hidamarihk.blogspot.com/2018/06/xo.html

今回は青ネギの代わりに玉ねぎを使って作ります。

・材料・

ご飯  茶碗2杯分(350g)
鶏肉  120g
卵   2個
玉ねぎ 1/4個

・調味料・

XO醤 大1 (好みの量で調整しても)
塩 小1/2

・作り方・

①鶏肉を1㎝角に切ります。玉ねぎはみじん切りにします。
②油をひいたフライパンに①を入れて炒めます。

③さらに溶き卵を入れて半熟程度に火を通します。

④つづいてご飯と調味料を入れて全体に炒め合わせます。

卵を先に炒めて別のお皿にとっておいて最後にフライパンに戻すのか、
はたまたご飯と一緒に最後に入れるのか、迷う方は多いと思います。

別に炒めると卵とご飯がからまないし、
ご飯と卵を一緒に投入すると、卵かけご飯みたいにベチャっとなるんですよね。

今回のように、具、卵(半熟くらい)、ご飯、調味料の順にすると
卵がばらつかず、ご飯になじみ過ぎず、ちょうど良い仕上がりになります。

是非、試してみてくださいね。
試食は基本
試食販売というのは昔からある手法ですよね。
でもやっぱり基本だなと思いました。

試食ってちょっと食べるから美味しく感じるし、
タダで食べれるので得した気分にもなりますよね。

香港は特にイオンは試食を頑張って行っている気がします。
しかし試食をすると買わないといけない雰囲気になるので、
私は主婦になってからはあまり試食をしなくなりました。

もらってしまうと一言二言、なにか言葉を交わしますよね。
勧められたら断りにくい、タダで食べた手前、話を聞かずに去りにくくなります。
タダより怖いものはないって、とっくの昔から言い伝えられている通りです。

もちろん買うつもりだったものなら堂々と試食してから買い物かごに入れますが
買うつもりがなかった物をついつい買ってしまったことは何度もあります。

しかし今回のように、食べてみたら誰もが買いたくなる商品は
やっぱり積極的に試食を進めるのが一番のセールス手法ですよね。

泰記のオーナーも、試食した人の多くが買っていくことを分かっていて
積極的に勧めてきたんじゃないでしょうか。

「日本語のメディアで紹介されました」というのをやたらアピールしていましたが、
確かに香港人に限らず、日本人も好む味だと思います。

大澳へ行ったら、是非とも泰記で実際に試食してみてくださいね。

ノスタルジックな街並み、ランタオ島の大澳へ行こう

こんにちは、ヒナタです。

香港に住み始めて半年くらいから、ハイキングのサークルに入っています。

在住日本人のサークルで、入った当初は在住3年や5年の方々とお話しながら
皆さん香港のことは知り尽くしていて大先輩だ・・と尊敬の眼差しで見ていました。

そんな私も、すでに在住12年目となりました。まだまだ知らない事ばかりです。

さて、妊娠してからサークルもお休みしていましたが、先日、久々に参加してきました。
東涌~大澳
MTR東涌(Tung Chung)を9時半に出発、目的地は大澳(Tai O)です。

大澳は、香港でも珍しい水上家屋がある場所です。
京都の伊根町にも似たような景色の町があり、近年は観光地としても人気があります。

久々のハイキングで、身体がついていくか心配でしたが
それほど坂道のアップダウンがないコースだったので、何とか歩ききれました。

このコースは以前も何度か歩いたことがありましたが、
今回は歩きながら右手には、空港と共に港珠澳大橋がずっと見えていました。
上の地図の黄色の部分が大橋です。

ちょうど大橋が海底トンネルへ入る展望台の場所、
いわゆる「海ほたる」のポイントが近くで見渡せました。
大澳へ到着

山を抜けると、大澳へ到着です。

この水郷が東洋のヴェネチアと言われる所以です。
(正直、ヴェネチアはちょっと言いすぎですが他に例えがないというか・・)

漁村のため、海鮮関係のお土産が充実しています。
魚の浮袋の乾物なんて、値段がピンキリで高級品も多数ありました。

最近はカフェや雑貨店も充実していて、若い香港人の観光客も多くいました。

アクセス
帰りはバスで30分もかからず東涌に帰ってこれました。

わざわざ歩かなくても、バスで往復することもできるのです。
MTR東涌駅のB出口を出て、建設中のアウトレットの後ろ側に
広いバスターミナルがあります。
(2019年2月現在、アウトレットは工事中でしたので厳密には少々迂回が必要)
11番が大澳行きのバスです。

昨年秋ごろの港珠澳大橋開通から中国人観光客が東涌へ押し寄せています。
以前テレビで報道された様子からすると、今は少し落ち着いたような気もしますが
やはり前に比べると中国語(広東語でなく普通語)がたくさん聞こえてきました。

バスターミナルを尋ねるとしたら、道行く人よりお店の人などを頼ると良さそうです。

2019年2月8日金曜日

女の子が主役!香港のバレンタインデー

こんにちは、ヒナタです。

旧正月休みも明け、めでたいムードが続いている香港です。
さて、気づけばもう来週は2月14日、バレンタインデーです。

日本では女性から男性へチョコレートを渡して気持ちを伝える日ですが
ここ香港では真逆、男性から女性へ気持ちを伝える日なのです。
贈り物はチョコではなく花束を
日本ではチョコレートを贈りますが、あれは日本独自の文化です。
一般的に香港では男性から女性へ花束を贈ります。

その渡し方が独特なのですが、バレンタイン当日、女性の職場に花束を配達します。
同僚たちにやいやい言われながらも、デスクの上に花束が届くのはまんざらでもないですよね。

それに香港人は花束にしても小ぶりなものでは無く、かなり大きな花束を贈ります。
そしてその花束を手に、仕事が終わったらデートをするわけです。

どうせ夜に会うならデートの時に直接花束を渡せばいいのに、と思いますが
そこは文化の違いなのでしょうね。
恋人でなく旦那さんから職場に送られてくるのも、なんだかまどろっこしく感じますが。

もちろん、会社に送らずデートの時に渡すパターンもありますし、
当日の夜に会えないので受け取った花束を片手に女性が帰宅するパターンもあります。

ちなみに私は主人から花束を職場に送ってもらったことはなく、手渡しでもらいました。

とにかく、花束を持っている女性が街にあふれかえるのが香港のバレンタインデーです。
二人だけのディナー

バレンタイン当日、恋人と(あるいは夫婦で)外食しようと思うと事前予約が欠かせません。

バレンタインのディナーはキャンドル・ディナーが定番、雰囲気の良いお店は何週間、何ヶ月も前から動かないと予約が取れません。

バレンタイン・ディナーを提供しているレストランは
特別に2人前のコースを用意しています。

私もまだ子どもを生む前、主人がレストランを予約してくれて
香港人に混じってバレンタイン・ディナーを体験したことがあります。

横も前も、全てのテーブルがカップルで、みんな向かい合って食事をしていました。
ここにいる全員が全く同じコースを食べているのがちょっと笑えました。

合同結婚式を想像させるような光景でした。
その他にも
もちろん花束以外にも贈り物をしたってかまいません。

花束、ディナー、プレゼント、と男性側の出費ばかりがかさむのですが
女性側からプレゼントを贈ってもおかしくありません。

また、花束の中にチョコレートが入っているものもあり、
食べても良し、飾っても良しで、なかなか良いアイデアだなと思います。

香港歴が長くなると、女性がちやほやされる事についつい慣れてしまいます。
女性から男性にチョコを贈って、愛の告白をして、男性に振り向いてもらう・・なんて
どこまでもお姫様気質の香港人女性にはやっぱり似合わないですね。

2019年2月6日水曜日

香港人の風水開運レイアウト(オフィスと自宅)

こんにちは、ヒナタです。

香港はお正月なので、開運の為の風水について書こうと思います。
香港人にとっての風水
老若男女問わず、香港人は当たり前のように風水について語り、風水を生活に取り入れています。風水の大原則で「背山面海」と言って、背中側に山となる物があり、目の前は広々としていることが吉とされます。
オフィスでの風水
・デスクの位置

入り口や窓に背を向けて座らないこと。背もたれのある椅子に替えて背中に「山」を作れば緩和できます。後ろに壁がくる位置が吉とされます。(ペニンシュラホテル、HSBC銀行の位置はその代表)。

・鏡をデスクに置かない

特に女性でデスクに鏡を置いている人は少なくありません。常に自分を映していると仕事上の決断力が弱まったり、睡眠不足になったりするとされます。風水で鏡の中の世界は虚像で、混乱を起こすとされるため、デスクに鏡は置かない方が吉。

・頭上に梁(はり)が無いこと

オフィスの天井に梁がある場合、デスクの位置は梁が頭上に来る場所を避けた方が良いでしょう。解決方法として、工芸品などの瓢箪(ひょうたん)を飾ると良いです。瓢箪が様々な邪気を吸い込んでくれるとされています。
商売人にとっての風水
商売では特に風水を重視するため香港人はオフィスの物件選びから風水師に相談します。オフィス内のレイアウトも風水師の意見を仰ぎ、特に金運アップのアイテムとされるウォーターサーバー、金魚鉢、エアコンなどの位置は重要とされます。
家庭内の風水
・頭上に梁がある場合

下にベッド、ソファ、ダイニングテーブル、勉強机を配置してはいけません。どうしても置かなければならない場合は、天井板を増築するか、梁を包み込むように布などで隠すと良いでしょう。

・大きな鏡を置かない

特に寝室には大きな鏡を置くと磁場に混乱をきたすとされています。

・トイレの位置

家の中心部にあってはいけません。財運、健康運に影響するとされています。

・玄関のドア

開けた時すぐに台所やトイレが見えるのは運気が下がる家、入ってすぐリビングが見えると吉とされます。香港の住宅環境では台所、トイレ、またはダイニングがまず見えてしまう家も少なくないのですが、できるだけリビングが見える物件を選びたいところです。
自宅の運気をアップさせたいなら
住宅の場合、建設時に風水師に相談して設計されているかどうかは各マンションによります。同じマンションでも部屋によって、また住む人によって風水は変わるので、本気で自宅の運気アップを狙うなら風水師に相談するのがベストでしょう。

2019年2月5日火曜日

いくら入れるべき?香港のお年玉(利是・ライシー)ガイド

恭喜發財、ヒナタです。

旧正月をお祝いする香港では、2月5日の今日ようやく2019年が明けました。

ひとたび外に出ると、新年の挨拶とともにお年玉を配っていきます。
今日は、お年玉(利是・ライシー)の中身や渡す相手について書いて行こうと思います。
利是とは? 誰に渡すの?
香港人はお正月になるとお年玉を配ります。
日本のお年玉は、子供だけがもらえるもので、主に親戚や親からもらうものですが、香港では違います。香港ではその他にも未婚の大人、アマさん、管理人さん、レストランの従業員、会社では部下も上司からもらえます。香港のお年玉袋は赤色で、レッドポケットと呼ばれます。「利是(ライシー)」と呼ばれます。
誰にいくら渡すの?
個人や関係によっていくら入れるかは様々ですが、目安としては以下の通りです。

・レストランやマンションロビーにいる管理人さんなど、顔なじみ程度、
 或いは未婚の同僚や友人知人へ・・20HKD

・アマさんやスタッフなど、日頃からよく貢献してもらっている人へ・・50HKD

・社長からスタッフへ、上司から直属の部下へ、
 関係の濃い人や目上から目下へ・・100ドル

あくまで目安ですが、最低でもHKD20は入れましょう。

日本のように、まとまった金額を血縁関係のある子どもに渡すのとは違って、もっと気軽に誰にでも渡します。この時期になると20HKDを入れた利是を鞄にたくさん用意しておき、新年の挨拶とともに取り出して渡します。20HKDは銀行に行けば両替してくれますので、お正月の前に準備しておきます。
利是は一袋づつ渡せば良いの?
一袋もらうこともあれば、二袋同時にもらうことがあります。
これはどういうことでしょうか?

既婚夫婦が親しい未婚の友達に渡す場合、二人で一緒に二つを渡します。(一人一つと計算)
もし既婚者が会社の同僚に渡す場合は、同僚が配偶者と面識がなければ一つでも構いません。

ただし新婚の夫婦が初めて利是を配る場合は,「雙雙對對」といって二人が二つづつ配ります。二人とも面識がある人には計四つ、配偶者と面識がない人には計二つを渡します。
ちなみに離婚後の夫婦が誰かに利是を渡す場合には、各自一つづつ配ります。
下の兄弟が先に結婚した場合
基本的には既婚かどうかに関わらず、家族の場合は目上から目下へ渡します。
ただし出身地域や伝統は各家庭によって異なるので、迷った時は両親や祖父母など目上の人の意見を伺います。
独身の年上の人、独身の上司へは?
年上の人や上司に利是を配るのは気まずく感じるかもしれませんが、利是は「気持ち」です。新年のお祝いとして利是を渡すことはおかしくありません。
封筒はどんなものが良い?
昔から中華圏では緑、青、白は葬式の色とされ、お祝い事には赤が好まれます。
ところが最近はキャラクター物の封筒が増え、緑、青、白が基調になったものも見られます。大勢の人に渡すものですから、赤色の伝統的なデザインの封筒が無難でしょう。この時期になると銀行などでは無料で封筒を配っていますので、それらを利用するのも手です。
いつまで配るの?
日本と同様、元旦から十五日までがお正月の期間とされています。ですので、旧暦の15日までは新年に初めて会う友人知人には挨拶と共に利是を渡します。もらう側も、16日になってから正月期間中にもらった利是を開けます。
利是を配らないケース
親戚や家族に不幸があった場合、利是は配りません。年始の挨拶にもいきません。不幸があった時から100日が過ぎていれば利是を配ったり、受け取っても良いとされています。
年始の挨拶に来てくれた人にも渡す
お正月の期間中に、親戚や友人知人が手土産を持って年始の挨拶に来た場合、お礼として利是を渡します。金額は50HKD100HKDが相場です。

初公開!Supper moment 「請講」の歌詞 日本語訳

お久しぶりです、ヒナタです。   Supper moment の2014年5月発売のアルバム 「世界變了様」を入手しました。   今まで、SMの曲は主にYoutubeで拝聴していました。 先日Youtubeで無料で公開された2018年コロシアムライブを見て 再び...