2019年2月5日火曜日

いくら入れるべき?香港のお年玉(利是・ライシー)ガイド

恭喜發財、ヒナタです。

旧正月をお祝いする香港では、2月5日の今日ようやく2019年が明けました。

ひとたび外に出ると、新年の挨拶とともにお年玉を配っていきます。
今日は、お年玉(利是・ライシー)の中身や渡す相手について書いて行こうと思います。
利是とは? 誰に渡すの?
香港人はお正月になるとお年玉を配ります。
日本のお年玉は、子供だけがもらえるもので、主に親戚や親からもらうものですが、香港では違います。香港ではその他にも未婚の大人、アマさん、管理人さん、レストランの従業員、会社では部下も上司からもらえます。香港のお年玉袋は赤色で、レッドポケットと呼ばれます。「利是(ライシー)」と呼ばれます。
誰にいくら渡すの?
個人や関係によっていくら入れるかは様々ですが、目安としては以下の通りです。

・レストランやマンションロビーにいる管理人さんなど、顔なじみ程度、
 或いは未婚の同僚や友人知人へ・・20HKD

・アマさんやスタッフなど、日頃からよく貢献してもらっている人へ・・50HKD

・社長からスタッフへ、上司から直属の部下へ、
 関係の濃い人や目上から目下へ・・100ドル

あくまで目安ですが、最低でもHKD20は入れましょう。

日本のように、まとまった金額を血縁関係のある子どもに渡すのとは違って、もっと気軽に誰にでも渡します。この時期になると20HKDを入れた利是を鞄にたくさん用意しておき、新年の挨拶とともに取り出して渡します。20HKDは銀行に行けば両替してくれますので、お正月の前に準備しておきます。
利是は一袋づつ渡せば良いの?
一袋もらうこともあれば、二袋同時にもらうことがあります。
これはどういうことでしょうか?

既婚夫婦が親しい未婚の友達に渡す場合、二人で一緒に二つを渡します。(一人一つと計算)
もし既婚者が会社の同僚に渡す場合は、同僚が配偶者と面識がなければ一つでも構いません。

ただし新婚の夫婦が初めて利是を配る場合は,「雙雙對對」といって二人が二つづつ配ります。二人とも面識がある人には計四つ、配偶者と面識がない人には計二つを渡します。
ちなみに離婚後の夫婦が誰かに利是を渡す場合には、各自一つづつ配ります。
下の兄弟が先に結婚した場合
基本的には既婚かどうかに関わらず、家族の場合は目上から目下へ渡します。
ただし出身地域や伝統は各家庭によって異なるので、迷った時は両親や祖父母など目上の人の意見を伺います。
独身の年上の人、独身の上司へは?
年上の人や上司に利是を配るのは気まずく感じるかもしれませんが、利是は「気持ち」です。新年のお祝いとして利是を渡すことはおかしくありません。
封筒はどんなものが良い?
昔から中華圏では緑、青、白は葬式の色とされ、お祝い事には赤が好まれます。
ところが最近はキャラクター物の封筒が増え、緑、青、白が基調になったものも見られます。大勢の人に渡すものですから、赤色の伝統的なデザインの封筒が無難でしょう。この時期になると銀行などでは無料で封筒を配っていますので、それらを利用するのも手です。
いつまで配るの?
日本と同様、元旦から十五日までがお正月の期間とされています。ですので、旧暦の15日までは新年に初めて会う友人知人には挨拶と共に利是を渡します。もらう側も、16日になってから正月期間中にもらった利是を開けます。
利是を配らないケース
親戚や家族に不幸があった場合、利是は配りません。年始の挨拶にもいきません。不幸があった時から100日が過ぎていれば利是を配ったり、受け取っても良いとされています。
年始の挨拶に来てくれた人にも渡す
お正月の期間中に、親戚や友人知人が手土産を持って年始の挨拶に来た場合、お礼として利是を渡します。金額は50HKD100HKDが相場です。

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