先日の記事では、香港と比較した日本の違和感について書きました。
https://hidamarihk.blogspot.com/2019/09/blog-post_18.html
その中でも触れたエコ意識の違いについて書こうと思います。
レジ袋の削減が進んでいない
多くの訪日外国人が感じていることですが、日本はレジ袋を渡しすぎです!レジ袋については随分前から削減対象になっていて、
日本でもスーパーのレジ袋は有料化している所がほとんどです。
それなのに、スーパーで買うものでも
お弁当類だったらレジ袋をくれたりします。
別にくれる必要はないと思います。
さらに、スーパー以外の店なら躊躇なくレジ袋をくれます。
ドラッグストア、本屋、眼鏡屋、ホームセンター、コンビニ・・・
直接カバンに入れても差し支え無さそうな小さな物ですら
ご丁寧にレジ袋をくれます。
私は香港でレジ袋をもらえない生活に慣れ過ぎて、
レジ袋をもらうとすごくもったいない感覚になる体になっています。
なのでレジ袋を断ってお店の印(テープやシール)を貼ってもらうようにしています。
でもレジ袋を断る前に、店員さんがてきぱきと商品を袋に入れてしまって、
不本意ながらもらってしまうことも。
もらったレジ袋は捨てずに再利用しています。
パンフレット、お知らせ、紙ごみが多すぎる
スーパーのチラシをレジ袋に一緒に入れられてしまったり、新しくカード会員になった会員の説明書、
郵送されてくるダイレクトメール・・
日本では、黙っていたらあっという間に家が紙ごみの山です。
とてもムダだなと思うのが市役所から送られてくる各種お知らせ。
わざわざ郵送してまで知らせないといけないか?という内容です。
税金で働いている職員さんが、これを作成し、封筒に入れ、投函しているなんて
人件費のムダ、資源のムダ、もらった方も処理が面倒。
お知らせはメールか携帯メッセージにしてほしいです。
高齢者などはそんな通知方法では受け取れない人がいる?
香港では問題ありませんでしたよ。
香港にいて、政府から紙が送って来るのは税金の申告書くらいでした。
香港でも銀行からのダイレクトメールは多かったですが、
一般のお店から送られて来ることはSOGO以外ありませんでした。
SOGOですら誕生日の割引券なので年1回でした。
今だに何もかも紙を郵送する方法が主流というのはとても驚きです。
分別が細かいわりに過剰包装はやめない
日本はゴミの分別がとても細かいです。まあ都会はゴミの分別があまり厳しくありませんので
田舎に行くほど分別が細かくなるのですが。
燃えるゴミ、燃えないゴミ、プラスチックごみ、トレー、牛乳パック、
電池、金属、透明のガラス瓶、茶色のガラス瓶、緑のガラス瓶、
スプレー缶、生ごみ、布・・・
これ一体なにゴミ?と悩むものがたくさんあります。
ヌイグルミとか、中身が残った絵の具チューブとか、
ガラス瓶に入った星の砂とか・・
ものすごく面倒です。
その割に、過剰包装なので、買って来たらすぐにゴミ箱へ直行するものばかりです。
おもちゃを一つ買ったら、レジ袋、外箱、中身のビニール袋、台紙、プラケース・・
お店で開封して中身だけ持って帰りたいくらいです。
プレゼントをもらっても、包装紙、リボン、シール、さらに袋・・
お土産に菓子折りを買えば、菓子折りの数だけのばらまき用の袋までくれます。
日本ってエコ意識が高い先進国だと思っていましたが、
ただ分別が細かくなってリサイクルが進んだだけで
ゴミの削減に眼を向けていない気がしませんか。
ちなみに、分別したあとどうなっているか追跡してみたいです。
本当にリサイクルされているんでしょうか。
せっかくリサイクルした資源ごみを、結局いっしょくたにして処理してたとか、
海外に輸出したものの海に捨てられているとか、リサイクルに不信感も、、
香港の場合、ゴミの分別はまず無しで、運ばれたゴミは
埋め立てに使用されています。
それもそれで、雑ですし環境汚染になっていないか懸念されますが、
忙しい香港人に細かい分別やリサイクルはちょっと難しいでしょう。
きれいに洗って、各ゴミの日の出すなんて手間でしょうね。
リサイクルの恩恵が受けられない
日本で残念なのは、ここまで頑張ってごみを分別、資源のリサイクルをしているのに何の恩恵も受けられないということです。
コーラや牛乳の瓶をお店に返しに行けばいくらかお金がもらえるように、
チリ紙交換でティッシュがもらえるように、
何か見返りがあっても良いと思うのです。
例え1円でも、ティッシュでも、それがあると無いではモチベーションが違ってきます。
古本なんて今どき売りに行っても、1冊10円にもなりません。
メルカリやラクマで1冊100円くらいで売れれば嬉しいですよね。
香港では今、ペットボトル回収機が設置されています。
きれいに洗ったペットボトルを回収機に入れると、
20セントがオクトパスカードにチャージできます。
一日最大50本まで、10ドルまで受け取れます。
ちなみに変形したり、液体が残って汚れているペットボトルは受け付けません。
目に見えて見返りがあると、俄然リサイクルしようと思いませんか?
ペットボトルなんてどんどん貯まるし、ちょっとすすいで回収機に入れたら
お金がすぐもらえるのです。
拝金主義の香港人に行動を起こさせるどストライクな方法だと思います。
オクトパスカードにチャージされるというのも香港ならではだと思います。
日本だったらここまで普遍的に国民の99%が持っているカードなんてありません。
キャッシュレス決済、日本も難しいことをせずに
オクトパスカードみたいに交通機関でもコンビニでも病院でも競馬場でも
どこでも支払えるチャージ式のカードを1種類採用したら
すごく便利なのになあと思います。
今日はここまで。
これからは自分の箸、フォーク、スプーンを持ち歩こうと思います。
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