2018年4月28日土曜日
香港税関12万HKD以上の持込みは申告が必要に
こんにちは、ヒナタです。
今日は最近のニュースの話題です。
今後、12万HKD(現時点のレートで換算するとおよそ170万円)を超える現金などを香港へ持ち込む、或いは香港から持ち出す場合は申告が義務付けられます。
香港に来たことがある人ならお分かりかと思いますが、これまで香港の税関は日本の税関に比べると随分と自由でした。日本なら空港のターンテーブルで荷物をピックアップしたら、パスポートを提示して税関員さんと一言二言やり取りし、荷物の中身を見せることを要求されることもあります。
しかし香港の場合は申告が必要な場合は赤色のカウンター、不要な場合は緑色のカウンターと書かれているだけです。当然ほとんどの人は緑のカウンターを素通りしていくだけです。
2018年7月16日より、下記の持ち込みには申告が必要となります。
12万香港ドル以上の
・現金
・小切手
・約束手形
・トラベラーズチェック
・郵便為替
・無記名債券
さらに、申告に違反すると罰金(最大50万HKD)、そして懲役(最長2年)が科されます。
忘れずに申告用紙に記入して提出しましょう。
同様に、12万香港ドル以上の現金等を持ち出す際、税関職員から質問があった場合は対応する義務があります。
ちなみに日本への現金の持ち込み、および持ち出しは100万円が限度です。
これについては私もずいぶんと調べましたが、一人100万円という考え方となるようです。
個人で120万円を持ち込もうとしたら超過分の20万円を没収されたという話を聞きます。
しかし、一緒に旅行する二人が各100万円ずつ持ち込むのは良いようです。
(関西空港で税関職員にも直接聞いて確認しました)
ただネットなどで見ているとグループ旅行で使おうと思って、代表者が150万円をまとめて持っていたという場合はちょっとややこしくなります。それが個人での持ち込みと見なされると50万円超過しているようにも見えるからです。
分かりやすく15万円×10人として小分けにして持っておいたり、あらかじめ10人に配っておくなどすれば疑われても説明がしやすくなります。
私も夫とは財布を別にして、各々で所持金100万円を超えないようにしています。
(といってもそんな大金を持ち歩く機会は結婚式以来ありませんが)
2018年4月26日木曜日
効率重視の香港人
こんにちは、ヒナタです。
香港といえばビジネスの効率性が世界的に評価されています。
税率の低さ、地理的な条件の良さもありますが、
香港人の気質として「効率重視」であることも関係しているようです。
香港のテレビCMでも最近ありましたが、「香港人、好有効率」と自ら言ってしまうほど
香港人は効率的で、その自負も十分にあります。
私も確かに香港に住んでみて、香港人の口から「香港人は効率が良いから~」という
枕詞を聞いたことが何度もあります。
その度に、本当にそこまで効率が良いかな?と違和感を感じてしまうのが正直な感想です。
今日は香港人の「効率性」について書いていこうと思います。
香港人はメールの返信が早い
WhatsappやLINE、Messengerなどで香港人とやり取りをすると返信の速さに驚きます。常にスマホを握りしめていますし、いつどこで誰と一緒にいてもスマホを気にしているのでスマホに新着メッセージが届くと、香港人はすぐに返信をします。
日本の場合、仕事中に私用でスマホをいじることは良しとされませんので、昼休みや朝晩にしか返信は返ってきません。
もちろん返信は早いに越したことはありませんが、ビジネス用件ならともかく、プライベートの用件に関してはそんなに早く返事をもらう必要があるのかと日本人としては思ってしまいます。
香港人と一緒に食事をしている時、香港人の友達はいつもスマホをテーブルの上において、私と一緒に食事をしながらもスマホの返信は怠りませんし、その返信をするとまた返信、返信、で結局目の前の私との会話よりもスマホの向こうの誰かとの会話の方がはずんでないか?と思うことすらあります。ちょっと空しくなってしまうのは私だけでしょうか?
香港人は歩くのが早い
香港のエスカレーターは日本のに比べてものすごくスピードが速いですよね。いつも利用していると、あの速度に慣れてしまって日本に帰ると遅いなあと感じるものです。
香港人はこのエスカレーターをさらに駆け上ったりしますから、本当に早足です。
あのエスカレーターは健康な若い人には向いていますが、体の不自由な方や、お年寄りなんかはケガをしないのかなといつも気になってしまいます。そういう人はエレベーターを使うのでしょうね。
それに気になることといえば、そんなにギリギリで走っていくくらいなら、どうしてもう少し余裕を見て早めに出発しないのだろう、ということです。例えば朝、香港人は出勤時間ギリギリかちょっとすぎくらいを狙って出勤しますので、結果としてどうしても急ぎ足になってしまいます。
では休みの日など、特に遅刻するわけでもないのに急いでいるのはなぜかというと、それはもうDNAレベルで急ぎ足が身についているようです。私も香港人と一緒にいて、特に何時までに到着しなければならないという時でも、やはり香港人は速足で歩いています。のろのろ歩いていると時間がもったいないようです。
高速道路なんかでも、制限速度より多少は周囲の速度の流れに乗る方がスムーズだったりしますからね。香港人はあの速さが心地よいのだと思います。
ムダなことはしない
香港人の場合、サービス残業や与えられた自分の担当以外の仕事はしません。そんなことをしても自分には何の得にはなりませんから、きっぱりと線引きをしています。日本人は自分の仕事だけするのは当たり前、それ以上やってこそ完璧という文化ですよね。
これも日本人的には美徳なのですが、香港人からすれば無駄な事をするバカにしかうつりません。
最近は日本でも残業は見直しされてきていて、勤務時間内に仕事を終えてこそできる人のような言い方もされてきています。しかし実際ほとんどの会社ではまだまだ残業は発生していますし、定時で上がりにくい雰囲気がある職場もあります。
とにかく、香港人はできる人もできない人も、定時になったら帰るものなのです。
そしてプラスアルファのお願いでもしようものなら「私の仕事ではありません」と断わってきます。
買う気のない客の相手はしない
日本のサービスが良いというのは有名な話なので今更な気もしますが、やはり日本人にしてみれば香港の店員さんは驚きのサービスをしてくれます。例えば、探しているものがあってお店に入ると、店員さんに「何をお探しですか?」と声を掛けられます。正直に「何々を探しています」と注げると「ありません」の一言を言い放つと店員さんはそっぽを向いてどこかへ消えてしまいます。もう私には用はないということです。探している物はここに無いし、なんとなくその店に居続けるわけにもいかず、こっちが気まずくなって店を出てしまいます。
香港人ならこういう時、「あっそう、無いんだね」と客の方もあっさり店を出るのでしょうか。
あるならある、無いなら無いで、すぐに結論が出た方が客も店員も無駄が無くて良いのでしょうね。
なぜかトイレが長い
香港人のいうところの効率の良さについて書いてきましたが、逆に効率が良いとは思えない場面があります。まず香港人のトイレの列の並び方、日本ならフォーク並びが主流ですよね。
女子トイレなど、トイレの個室の前で並んでいた場合、先に来たのに横に並んだ人の方が早く進んでしまう場合があります。そういった不平等を失くすために一列に並んで、空いた個室に順番に入って行く並び方です。これは香港でも習慣となっています。
ただ、なぜか香港人(女性)はトイレがものすごく長い気がするのです。
これだけたくさん個室があるのに、どうしてどこも開かないのだろうか、まさか全員が下痢でトイレから出れない状況とは思えませんし、スマホでもいじっているのでしょうか?
これだけ混んでいるのだから少しは早く済ませて出ようとか思わないのか?と並んでいる側としては本当に疑問で仕方がありません。もちろん、後の人のために・・といった周りの人への配慮というのは日本独特の考えなので、おそらく彼らは個室に入ってしまえば自分の時間なのだと思います。
スーパーのレジが遅い
効率の悪さを一番感じるのがスーパーです。日本と香港を比べると、スーパーのレジに関しては断然、日本の方が早いのではないでしょうか。
日本の場合買い物カゴを置くとそのまま店員さんがバーコードを通してきっちり別のカゴに入れてくれ、お金を支払った後で自分でレジから離れたカウンターへカゴを移動させて袋に詰め、カゴを所定の場所に返して店を出ますよね。
香港の場合は、せっかく入れた買い物かごから商品を取り出してレジのカウンターにひとつづつ出し、それを店員さんがバーコードを通す(その手さばきは早いのものの手際が悪い)、そこでビニール袋に詰めてくれるサービスがあるものの、袋の中でうまく整理整頓ができないのでめちゃくちゃに放り込んだだけ、ヨーグルトなどはさかさまになります。バーコードが通らない商品はたくさんあって、レジの向こうの同僚にこれいくら?と大声で聞いたり、売り場まで見に行ったりするのでレジが一時止まったりします。しかも気持ちだけは焦っているので、支払いを終えた後でカウンターにまだバーコードを通していない商品が残っていたりして、それを別会計にするため二回レジを打つことになります。
レジだけは本当に、お願いだから日本の方式を採用してくれないかと思ってしまいます。
イオンやシティスーパーではレジの台数が多くて、袋詰めも比較的うまくやってくれるので教育を受けているのかなと思います。
話はそれますが、プレゼント包装を見ていると香港人は不器用だなと思います。
あまりプレゼント包装をする機会がないのか、なぜかお店でプレゼント包装を頼むと店員さんはものすごく包装紙がブカブカだったりシワだらけの包み方をします。折り紙なんかも苦手なのでしょうか。そんなに難しいことじゃないでしょうし、店員さんなら包む機会もありそうですが、まるで小学生が初めて包装するかのような手際の悪い包み方をします。
さて、今日は香港人の効率について書きました。
良くも悪くも、結論として香港人は効率重視の一方で、マイペースということでしょうね。
2018年4月20日金曜日
車はいらない?香港の交通事情
こんにちは、ヒナタです。
日本では「若者の車離れ」なんて言われて久しいですが、
東京など都市住まいではない限り、日本で車はまだまだ生活必需品ですよね。
香港に住んでいると、車が無くても意外と生活できるものだなと思います。
今日は具体的な車ナシの香港の交通事情について書こうと思います。
地下鉄(MTR)があればどこへでも行ける
香港の地下鉄(MTR)は建設された当初から延長、延長を重ねて、今や香港島の南側まで伸びました。旅行者はもちろん、香港に住んでいる日本人の通学や通勤なら地下鉄で間に合うと思います。中国本土からの移住者も増えて香港の人口が増加しているため、地下鉄も以前に比べれば混み合うようになりました。それでもやはり通勤時間帯のピークの朝晩でもなければ、待たないと乗れないということでもありませんし、バスに比べれば到着時間が読めます。
バスの方が便利な時もある
移動手段の基本は地下鉄ですが、バスも使い方によってはとても便利です。バスの本数は多いのですが、長蛇の列に並んでなかなか乗れなかったり、バスがなかなか来なかったり、乗ったはいいけれど渋滞に巻き込まれてしまい車内でただただ時間を過ごすということが起こり得ます。私がバスを利用するのは休日や帰り道など、時間に余裕がある時と決めています。
そういった到着時間が読めないデメリットがありますが、タイミングによっては地下鉄よりも早く到着することもできます。
例えば、ホンハム~コーズウェイベイへ行く時、地下鉄ならわざわざホンハム駅からチムトン駅、チムトン駅から尖沙咀駅まで歩いて、地下鉄で海を渡り、青のラインに乗り替えなければなりません。それがバスだと、トンネルをくぐってすぐなので、渋滞しなければ10分程度で着いてしまいます。バスを待つ時間が多少かかったとしても、地下鉄のエスカレーターをひたすら下りて地下へもぐっていくことを考えればバスの方が断然便利です。
また、郊外から香港島へは通勤者向けに快速バスが出ています。それに乗って通勤すれば、馬鞍山から香港島まで1時間で行けます。バスは地上から乗れて、乗りっぱなしで地上に到着するので、地下鉄のようにエスカレーターでホームまで行く手間が省けます。
タクシーを利用する
日本に比べれば香港のタクシーは安いので、気軽に利用することができます。例えば寝坊してしまい遅刻しそうな時、日本ではタクシーに乗る選択肢はあまりありませんよね。香港では間に合わなければすぐにタクシーを捕まえて出勤することができるので、そういう同僚をちらほら見かけました。
また、急な雨にあったとき、帰りが遅くなってしまった時、お酒が入っている時など、地下鉄やバスはまだ走っているけれども面倒くさいなと言う時にもタクシーを利用します。何人かで一緒に利用すれば割安ですしね。
タクシー料金も年々値上がりしていますが、それでも日本の高さには及びませんので、タクシーは地下鉄やバスの次に気軽に使える交通手段だと思います。
いかがでしたか、香港に来たら是非、色々な交通手段を試してみてくださいね。
2018年4月18日水曜日
香港ホテルビュッフェの常識
こんにちは、ヒナタです。
二週間ほど日本に帰国していたので更新できずにいました。
日本の春は桜など花が次々と咲いてとても気持ちの良い季節ですが
香港はこれから雨季に入ります。いよいよあのジメジメした季節がやってきます。
こんな時期に香港に来て、せっかくの観光が雨だとがっかりしますよね。
そんな時は、屋内で香港を満喫しましょう。
今日は、香港に来たら是非とも試して頂きたいホテルビュッフェについてご紹介します。
ホテルをどんどん利用しよう
言わずと知れた観光都市の香港、高級ホテルからデザイナーズホテルまで何でもあります。しかもほとんどのホテルは当然のことながら市内に密集しています。
一泊何万円とする高級ホテルに用は無いと素通りしてしまうのは勿体ないので、
香港に来たら是非とも中に入ってホテルを利用して欲しいと思います。
トイレを使用するだけでもいいですが、アフタヌーンティやケーキショップ、レストラン、
夜景バー、スパ、お土産屋さんなど、宿泊しなくても楽しめるところがたくさんあります。
ホテルは宿泊客でなくても中に入れます。
最近のルームキー(カード)が無いとエレベーターは客室階には止まらないので
宿泊客側のセキュリティはしっかりされています。
ホテルビュッフェ
香港人はホテルビュッフェが好きです。香港に家があって住んでいるのだから、香港人がホテルに宿泊することはまずありませんが
香港人がホテルのビュッフェを利用することは良くあります。
日本では、特に東京など大都市以外の地域に住んでいると、
日常的にホテルに行くことはありませんよね。
香港に住んでいると、ホテルビュッフェの割引券をもらったり、
クレジットカードの銀行のキャンペーンなどで優待期間があったり、
ホテルビュッフェを利用する機会が何かと多いのです。
香港人のビュッフェの作法
ビュッフェ、つまりバイキング、要は食べ放題です。近頃、東京人と大阪人の違いなどをテレビで観ますよね。
食べ放題へ行く時、大阪人は前日からお腹を空かしていき、元を取ってやろうと必死に食べます。
香港人はというと、まさに大阪人のタイプです。
香港人とビュッフェに行くと、間違いなく海鮮を大皿いっぱいに取ってきます。
蟹、牡蠣、ザリガニ、ムール貝など、まずは海鮮から攻めていきます。
メインともいえる海鮮は魅力的ですから、たくさん食べたい気持ちもわかりますが
日本人ならまずはサラダなど前菜を取って、他のおかずもまんべんなく試してみますよね。
香港人の場合、そういった順序や作法などお構いなしです。
このビュッフェの中で、原価が高くて、値段を気にして普段はちょっとしか食べられない海鮮を
お腹いっぱい食べたいと思っているのですから、他のお料理など食べている場合ではありません。
ある意味で、欲望に正直だなと思ってしまいます。
ビュッフェでご飯ものや麺などをたくさん食べていると、分かっていないと思われてしまいます。
人気のホテルビュッフェ
昨今、新しいホテルがオープンして情報収集が追いつきませんが、ここはやはり安定の定番ビュッフェをご紹介します。
・九龍ホテル
尖沙咀のYMCAホテルの裏にあります。
ここのビュッフェはとにかく品揃えが豊富で、デザートも無数にあります。
ふかひれのスープもあるので、是非とも試して頂きたいと思います。
・エクセルシオールホテル
銅鑼湾そごうの裏あたり、ワールドトレードセンターの隣にあります。
こちらのビュッフェも品揃えは文句なし、立地もとても便利です。
アフタヌーンティもおススメです。
いかがでしたか。香港に来たら、是非ともホテルビュッフェを試してみてくださいね。
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