こんにちは、ヒナタです。
街のムードがいよいよクリスマスから新年に変わってきました。
スーパーで流れるBGMも新年の明るい音楽、ワクワクします。
さて、今年も旧正月に突入する前に香港での禁忌をおさらいしましょう。
旧歴12月28日(大晦日)
・大掃除をします。・御正月の飾りつけをします。
赤い紙に縁起の良い言葉を書いてドアに貼ったりする「揮春」、お正月の飾り物、キンカンや水仙など植物の鉢植えを置きます。
・ヘアカットに行きます。
洗髪すると幸福を洗い流す意味、髪を「切る」のも縁起が悪いとされるため年が明ける前にすませておきます。美容室も混み合うので早めに予約しましょう。
洗髪すると幸福を洗い流す意味、髪を「切る」のも縁起が悪いとされるため年が明ける前にすませておきます。美容室も混み合うので早めに予約しましょう。
・大晦日には家族で食事をします。
「団年飯」と呼ばれる、家族水入らずのいつもより豪華な食事をします。
「団年飯」と呼ばれる、家族水入らずのいつもより豪華な食事をします。
年初一(元旦)
元旦にあたる年初一は、最も禁忌が多い日です。
・朝お風呂に入ったり、髪を洗ってはいけません。掃除もしません。ゴミも捨ててはいけません。(全て前日の大晦日のうちに済ませておきます)ゴミは福とみなされるため、福を捨てしまうことになるからです。
・朝は他人を起こしてはいけません。起こされると、人にせかされる一年になるからです。
・昼寝をしてはいけません。これは農村のいわれで、居眠りをしてサボることを意味します。
・相手が寝ているところに新年の挨拶をしに行ってはいけません。相手が起きている時に訪問します。そうしないと寝ている人が寝床にいる一年、つまり病床に伏せることを意味します。
・殺生をしてはいけません。そのため元旦は精進料理を食べることになります。また、お粥や甘くない湯丸(伝統的なお団子です)を食べると、貧乏な一年を過ごすことになるので避けなければなりません。甘くない湯丸は「咸湯丸」と言いますが、別名「乞丐飯」(物乞いの飯)とも言われており、商売人などは特に避けるべきものなのです。
・多くの人は黄大仙へお参りに行きます。
※黄大仙ではその年一番にお香をあげた人が最も幸運を得られるとして、
伝統的に毎年競われていましたが、現在では安全のためやっていません。
元旦は殺生しないため精進料理で質素に過ごすため、お正月の二日目にようやく豪勢な食事を囲むことができます。
また、二日目は嫁いでいった女性が実家に帰って新年の挨拶をする日です。元旦は嫁ぎ先で過ごし、二日目に実家に挨拶をしに行きます。元旦の他にも、お正月の四日目と五日目も嫁の実家の運気が下がると言われ実家の訪問は相応しくありません。
帰省時に持っていくお土産は偶数にする必要があり、奇数は避けなければなりません。奇数は葬式の時にのみ使用するからです。
伝統的に毎年競われていましたが、現在では安全のためやっていません。
年初二
元旦は殺生しないため精進料理で質素に過ごすため、お正月の二日目にようやく豪勢な食事を囲むことができます。
また、二日目は嫁いでいった女性が実家に帰って新年の挨拶をする日です。元旦は嫁ぎ先で過ごし、二日目に実家に挨拶をしに行きます。元旦の他にも、お正月の四日目と五日目も嫁の実家の運気が下がると言われ実家の訪問は相応しくありません。
帰省時に持っていくお土産は偶数にする必要があり、奇数は避けなければなりません。奇数は葬式の時にのみ使用するからです。
年初三
他人の家に挨拶へ行けないため、この日多くの人は車公廟へ行きます。
・「ネズミの嫁入り」と言われ、早起きして、家の中に塩を米を撒きます。
年初四
財神(お金の神様)を迎える日です。
年初五
・元旦から四日目までゴミは「金運」とされ捨てないのですが、五日目以降は「貧乏運」となります。そのため五日目になると貯めたゴミをきれいさっぱり捨てます。
・五日目のことを「破五」とも呼び、元旦からの四日間の禁忌事項を破る日です。
・この日はご飯ではなく餃子を食べます。
・この日はひとりひとりの誕生日という日です。
年初七
(日本でも昔は数え年だったように、香港では旧正月が来ると皆1歳としを取ります)
・外出せず、家の中でゆっくり体と心を静めます。
・この日は「人の日」でもあります。古代中国の神話によると創世者は七日間のうちに生物を作り出したとされ、最初の六日間のうちにニワトリ、犬、豚、羊、牛、馬が誕生し、七日目に人が現れたというのです。そのためこの日が誰もの誕生日となるのです。
・七日目に心身ともにお休みしたことに続き、この日は仕事へ復帰する準備をします。
年初八
・七日目に心身ともにお休みしたことに続き、この日は仕事へ復帰する準備をします。
年十三
新年を迎えて豪華な食事をしたあとなので、あっさりしたものを食べて胃腸を休めます。いかがでしたか。香港に住んでいても日本人は関係ないと思うかもしれませんが、香港人にとってはとても大切な習わしです。香港人と接する時は、気にしてみてくださいね。
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