こんにちは、ヒナタです。
中国・台湾のロックバンドを紹介して来ましたが、今回はここ香港のバンドをご紹介します。
香港は日本に比べるとバンドの市場が極端に狭いのですが、どこの地域でもロックの血に目覚めた若者はいるもので、アンダーグラウンドで頑張っています。
Tie Shu Lan/鐡樹蘭
「Living Alone」
2005年にまだ16歳だったボーカルのSunnyを加えて正式に始動したニューメタル(Nu
Metal)バンドです。インディーズ活動で実力をつけ、ライブハウスやイベントなどは回を重ねるごとに観客が確実に増え、特にSunnyの全身全霊を投入したライブパフォーマンスは多くの観客を魅了し、ファンを着実に増やしていきました。香港は昔から流行りの歌謡曲はバラードが中心で、伝説のバンドBEYOND
(2005年解散)はさておき、バンド音楽は軽視されている風潮でした。そんな香港の音楽シーンで彼らは今や確固たる地位を築き上げました。
Supper moment
https://www.youtube.com/watch?v=4PACFmxlHm8
「無盡」
Tie Shu Lan/鐡樹蘭のSunnyが同じくボーカルを務める別のバンド、Supper momentです。2006年結成でTie Shu Lan/鐡樹蘭とは真逆の流行路線を狙ったポップス志向で、Tie Shu Lan/鐡樹蘭のファンはその変わり身に落胆しました。一方で親しみやすいSupper
momentの楽曲は当然ながらバンドに保守的な香港人たちにもすんなり受け入れられ、瞬く間に香港で大物アーティストの仲間入りを果たしました。しかしSunnyはTie Shu Lan/鐡樹蘭の活動も精力的に行い、結果としてSupper momentを入り口としてTie Shu Lan/鐡樹蘭も陽の目を浴びるようになりました。今ではSupper momentもTie Shu Lan/鐡樹蘭も多くの人に評価されて香港を代表するバンドに成長しました。
中国大陸、台湾、香港からおすすめのバンドをピックアップしました。同じ中華圏でも、洋楽から派生した正統派ロックの中国、歌唱力もルックスも愛される台湾、特殊な音楽市場でうまく発展を遂げた香港、など様々です。これからも各地でそれぞれ色んなバンドが頭角を現すことを大いに期待しています。
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