こんにちは、ヒナタです。
香港は言わずと知れた国際都市、
様々な人種や文化が共存する場所です。
今日は、香港のインド文化の聖地として名高いチョンキンマンションを紹介します。
重慶大厦(チョンキンマンション)とは?
尖沙咀のネイザンロード沿いにある古いビルです。もともとは住宅用の建物でしたが、繁華街のど真ん中ということもあって
観光客向けの安宿として利用されるようになりました。
お隣にある美麗都大廈と共に、バックパッカー向け安宿の密集地となっています。
観光客にも有名
まだバックパッカーという言い方が無かったころ、ロクなガイドブックも無かったころに香港はじめ海外を放浪した沢木耕太郎の「深夜特急」という小説にも出て来ます。
この小説に憧れて、わざわざ重慶大厦に宿泊をする人は今でもいます。
安宿・カレー屋・両替屋などの紹介で、ガイドブックにも必ずといっていいほど
掲載されているので、日本人観光客もちらほら見かけます。
映画のロケ地として有名
ウォン・カーワイ監督の「恋する惑星」であまりにも有名ですね。私もこの映画を観て香港のイメージ=「重慶大厦」になりました。
1994年の作品で、ビルの外装は大きく変わりましたが
中に入ると今もあまり変わらず混沌とした雰囲気です。
治安は?
重慶大厦といえば、薄暗くて古い建物で、インド系やアフリカ系の人が多く香港人でもあまり寄り付かない場所です。
よく観光客が安宿として宿泊すると書きましたが、私はお勧めしません。
以前、共用のシャワールームから出てきたところをアフリカ系男性に強姦されたという
ニュースがあり、若い女性には特におすすめしません。
観光客は特に、一人で建物に入らない方が良いですし、
レストランなどエレベーターに乗って建物内部へ行く際は特に注意が必要です。
また、雑居ビルでエレベーターは狭く、階段のある場所もわかりにくいので
スリや強盗にあったらされるがままですし、火災の際も心配です。
できれば観光客だけでなく、香港人や在住日本人と一緒に行くのがベターです。
カレー屋の評判は?
マンションの前はネイザンロードに面しているのですが、いつもインド料理屋さんの客引きでいっぱいです。
私は香港に住んでからもマンション前のバス停で降りると
自分が芸能人かと疑うほどたくさんのインド人に囲まれてビラを渡されます。
結構強引なので、レストランへ行くつもりじゃないとはっきり伝える必要があります。
インド料理で超有名なのが「デリクラブ」(もう何年も行っていませんが)
「咖喱王」も北インド料理なので日本人に人気です。
私も何軒か行きましたが、どこでも美味しいです。
店員さんもとてもフレンドリーだし、また来たくなる店ばかりでした。
インド食品を買う
1階の中央に、インド食材を扱うストアがあります。一時期、インド料理にはまってあれこれ食材を求めて買いに行きました。
MTRというメーカーのインドカレーのレトルトは
家で手軽にインド料理が楽しめておススメです。
マンゴーも、箱買いしたくなるほと美味しいです。
ボリウッド映画のDVDを買う
インド映画といえば、日本ではかつて「踊るマハラジャ」のイメージでした。私も結構昔にインドのキムタクと言われるイケメン俳優シャールック・カーンを紹介してもらい
それからインド映画を観るようになりました。
シャールック・カーンの作品だけでもかなりの数があります。
字幕は英語、話しているのは主にヒンディー語です。
昔は1枚15ドルくらいで買えましたが、時代とともに20ドルくらいに値上がりしました。
そもそも、DVD屋はかつて3-4軒あったのですが
先日6月に行った時は1軒しかありませんでした。
みんな、DVDを買って家で見る時代ではないのですね。
インターネットさえあれば、映画も見れる時代になったようです。
興味があれば覗きに行ってみて下さい。
香港一、レートの良い両替屋?
良くガイドブックで、ここの両替屋はレートが良いと紹介されています。私も何度か両替に来たことがあります。
両替店によってレートが若干異なります。
主に入り口付近に両替屋が密集しているので皆そのレートを見比べますが
本当にレートが良いのはもう少し奥にあります。
日本語に対応(筆談など)できるお店なので
日本人にもフレンドリーです。
ただし私の経験上、重慶大厦のレートは香港最安ではありません。
中環にある両替商が香港人の中では有名で、毎日行列ができるほどです。
そこは両替の金額が大きい場合は、予約も必要です。
観光客が数万円を香港ドルに換える程度なら知れているので、
重慶大厦で十分だと思います。
まとめ
治安が悪いと聞くと、ちょっと怖いかもしれませんが一人でなく、1階部分のみを散策する程度なら大丈夫です。
ただし鞄は身体の前に密着させ、スリには十分気を付けてください。
エレベーターに乗ってレストランへ行く際は
香港やマンションを良く知る同行者を連れて行きましょう。
安宿に泊まってみたいと言う人は、勇気ある男性なら止めませんが、
女性はできたら考え直してみてください。
安宿が良いなら、香港内のもっと別の場所にもたくさんあります。
ちょっと怖がらせてしまったかもしれませんが、
私はインド映画やスーパー目当てでたまに出入しています。
インド文化を知るにはとても良い場所です。