今日は久々に、広東語のお話です。
先日、どローカルの雑貨屋さんで店員さんに話しかけ、広東語で普通に受け答えし、
そのあと店内でうちの子が私に日本語で話しかけてきたので日本語で会話していると、
さっきの店員さんが「日本人だったの?広東語の発音がめちゃくちゃはっきりしてるね!」
とわざわざ言ってきました。
昔、中国語の先生がこう言っていました。
《中国語を話して、「中国語が上手ですね」と言われている間はまだまだ外国人扱い。
中国語を話している間ずっと日本人だと気づかれないくらいになれば大したものだ。》
まあしかし、私は見た目が日本人ぽいので
いくら中国語や広東語を話そうが、最初から日本人だとバレバレです。
さておき、広東語しか取り柄がないので褒められると嬉しいものです。
さて、今日は広東語の「長音」について書こうと思います。
広東語には長音があります
広東語といえば発音、声調が難しいというイメージがあると思います。もちろんそれをマスターすればかなり流暢になるでしょうが
実は長音もきっちり区別しておくと、よりネイティブに近い発音になります。
さて長音というのは、
「おばあちゃん」と「おばちゃん」の違いと思っていただければ良いです。
「おばーちゃん」と「おばちゃん」と書くと分かりやすいですが、「-」はちょっと伸ばしますよね。
この「-」をちょっと伸ばすか伸ばさないかで意味が全然違ってきます。
例で練習しましょう
MTRの駅名で解説しましょう。
「銅鑼湾」の発音表記はtung lo waanとなりますが、
何気なく、「トンローワン」と言っていませんか?
正しくは、「トンローワーン」です。
発音表記も、わざわざwan ではなく、waanとなっていますね。
この「ワーン」をおざなりにしない事が大切です。
「おばちゃん」でなく、「おばあちゃん」と意識して「あ」を入れる感じです。
もっと練習してみましょう
他にも、よく使う駅名で練習してみましょう。「上環」・・sheng waan も、同様にワーンと書いてあるので、ショエン・ワーンと伸ばします。
「湾仔」・・waan Jai は、ワーン・チャイです。表記ではJaiですが、ジャイではなくチャイです。
日本人同士だと、ワンチャイと言っているのですが香港人にはワーンチャイです。
「砲台山」・・paau toi saan パーウ・トイ・サーンです。
「太古」・・taai gu ターイ・グウです。日本人同士だと、タイクーと言って伸ばす場所が異なります。
「西湾河」・・sai waan ho サイ・ワーン・ホオです。
「筲箕湾」・・saau gei waan サーウ・ケイ・ワーンです。
「柴湾」・・chaai waan チャーイ・ワーンです。
まとめ
こうしてみると、「湾」、「太」などは全て長音だという事が分かります。日本語と違って基本的に一つの漢字に読み方や発音は一つだけなので(例外もありますが)
長音の漢字を覚えたら、どこで出くわしても長音で読めば良いので楽です。
長音は意識して強調すると良いと思います。
「大」daai ダーイ (意味:大きい)
例:好大阿!ホウダーイア!
また、私がよく間違ってしまうというか、いまだにどっちが長音だっけ?どっちに参るんだっけ?
と意味と発音を混同してしまうのがこちらです。
例:拝山 バイ・サーン (祖先や身内のお墓参りをする)
拝神 バイ・サン (お寺などでお参りする)
以上、ご参考になればと思います。
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