2019年4月28日日曜日

香港でどういう時にチップが必要?意外と曖昧なチップ事情!


こんにちは、ヒナタです。

日本と違い、香港ではチップの文化があります。

ご存じのように日本以外の諸外国では、ホテルのベルボーイさんや
レストランで給仕をしてくれたスタッフに対してチップを渡します。

香港では普段、どういう時に必要なのか?私の生活を基に紹介します。

ワンタン麺の専門店など、個人経営の飲食店の場合(平均消費HKD50~100)
たとえば、ローカル料理が食べられるチャーチャンテン、麵屋の場合チップを渡しません。

チップはそもそもサービスに対しての気持ちとして渡すものですが、
こういうローカル店の店員さんはサービスという欠片もなく、
ぶっきらぼうな顔で注文を取り、テーブルに叩きつけるようにお皿を置いて去り、
まだ食べている途中なのに皿を下げようとしたりと、日本ではありえない態度です。

まあ、それを批難するのではなく、客もそういうものだと思って食べに来ています。
こういう店で、ちゃんと客として扱え!なんて日本人が言ったところで、
サービスを求めるならそれなりの高級店へ行けと言われるでしょうね。

オシャレなカフェや、チェーン店など(平均消費~HKD300)
たとえば、台湾風カフェ、すし屋、しゃぶしゃぶ屋、など
わりと若年層向けでリーズナブルなお店の場合、サービスチャージが取られます。

一般的なサービスチャージは10%、合計が300HKDならお会計は330HKDです。

こういう店の場合、サービスチャージをすでに差し引かれているので、
さらにチップとしてお金を渡す必要は無さそうですよね。

しかし会計したら、おつりが大量の小銭で帰ってきます。
たとえばおつりがHKD50だとしたら、HKD50札を1枚返してくれればいいものを、
HKD20紙幣を2枚、あとのHKD10はコインで返ってきます。

そうしたらつい、小銭が邪魔なのでHKD5ドル分くらい渡してしまうんですよね。
特に、これくらいのレベルの店は一人で入ることは少ないので、
友達や同僚がいる手前、ついケチケチしていると思われたくない気持ちもあって
小銭を残してしまいます。

私が香港人の行動を見ていると、ほとんどの香港人は細かい小銭を置いていきます。

本来、サービスチャージがついている店であればチップは強制的に取られているので
さらに渡す必要はないと思うのですが、習慣としてみんなチップとして残していくのです。

私はサービスチャージのある店で小銭をきっちりもって帰っていた時期もありました。
全部おつりを財布に入れた時、店員さんは別に何も言いませんが、なんとなく、
「まじかよ、この客、全部おつり受け取ったよ。」という心の声が聞こえそうです。

こっちとしても「サービス料を10%も取ってますよね?
サービスと言うほどのサービスした?」という思いもあります。

そうはいっても全部持って帰るのは憚られるのでHKD1~2を残すことにしました。
セントのコインが大量の時はセントだけ残したり、本当にちょっとだけです。

高級店の場合(HKD500~)
高級店の場合、もちろんサービスが期待できます。
ここでもあらかじめ、10%のサービス料は強制的に取られます。

ということはまた、おつりのHKD1~2を置いていけば良いのか、というと違います。

まずそこに食べに行くには何か理由があります。
会社の取引先だったり、誰かの誕生日だったり、日本からの来客だったり・・

それに、メニューも高いものばかりなので感覚もちょっとマヒしてしまいます。
HKD1~2ではちょっと恥ずかしい気がしてしまい、つい小銭をたくさん置いて行ってしまいます。

タクシーのチップ
タクシーの場合、大きな紙幣を出した場合、
おつりはセントを切り上げられてしまうことがあります。

これはそういうルールがあるのですが、
たまにそれを知らずぼったくられたと騒ぐ人がいます。

セントならともかく、ドルを多めに取ってしまう運転手さんもいるので
おつりを確認して、足りなければきっちり言うと出してくれます。

基本的にチップは別途渡す必要はありませんが、
香港人とタクシーに乗ると、おつりはいらないよ、と言っている人が結構います。
香港人てスマートだなあと思ってしまう瞬間です。

その他、修理屋さんなどへのチップ
香港に住んでいると、家電の設置や、家具の搬入、
水回りやエアコンが壊れた時に自宅へ来て修理してもらう機会があると思います。

そんなとき、修理代だけを渡していませんか?

最後にチップを渡すのかといえば、
香港人はなんと最初に来てもらった時にポチ袋に入れたお金を渡しています。

修理に行った先で、そこのご主人から「わざわざご苦労様、今日はよろしくね」
といきなりお小遣いをもらってしまったら、丁寧にやるのが人間の性ですよね。
途中で、「ちょっとこの棚も動かしてほしいんだけど」と業務外のことを頼まれても
まあいいかとやってしまいそうですよね。

香港人はそうやって、お金で相手の心をつかんで
ひいては自分にメリットのあるようにしているわけです。

そういう意味では、飲食店のチップも最初に払ったら
サービスを少し良くしてもらえるのかもしれませんね。





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