出産を機に仕事を辞めて早3年、すっかり会社員とは対極の生活をしています。
あの頃は主婦って優雅でお気楽なイメージを持っていましたが、
いざ主婦になってみると、家事も子育ても想像以上に負担で重労働でした。
今ではオフィス街をさっそうと歩く女性が眩しく見えたりします。
さて、今日は香港で日系会社を3社経験した私が、リアルな香港の職場をご紹介します。
これから香港で働く方の参考になると良いなと思います。
基本的には、日本の職場と同じ
私は日系会社にしか勤めていなかったので外資系のことはわかりませんが、3社を通して、根底の部分は日本と同じだなと思いました。
どうしても相容れない人・ルーズな人・デキる人・要領が良くてズル賢い人・
こっちがストレスになるほど苦手な人・・・
どこの職場に行っても、国が違っても、います。
人間関係が嫌で転職しようが、どこに行っても同じような人はいるもんですね。
ちなみに私は人間関係が一番の理由で転職したことはありませんが、
転職したことで関係が切れてホッとしたという経験はあります。
パワハラ事情
自分や香港人の同僚のことで、パワハラと感じたことはありませんでした。香港人がそういうのを対等に受けて立つからでしょうか?
日本人同士だと、今思えば結構あったような気もします。
私も好きでもない取引先の独身男性とくっつけられそうになり
上司からバレンタインにチョコを買って渡すよう指示されたり、
無理やり別行動になり二人きりにされたり、わざと同じタクシーに乗せられたり、
膝の上に座るよう言われて、営業だろと言われて仕方なく座ったり・・
まあ、冗談と取るかパワハラと取るかは、受け手の問題なのですが
その時の自分は仕事の一部だと思って諦めてやっていましたが
あとあと思い出すと、結構ひどかったなと思ったりします。
セクハラ事情
私がセクハラと感じることは何にも思い出せません。一番気になったのは、香港人が香港人に対してオフィスで皆に聞こえる声量で
「彼氏いるの?」と堂々と聞くことは許されるのに
「いま何歳なの?」がタブーということです。
香港人って年齢不詳な人も多いし、みんな年齢より子供っぽくて若く見えるのですが、
実年齢が結構いってたりします。
お互い年齢を公表していないパターンが多かったです。
彼氏がいるのか、それを20代の女性に聞くのではなく
アラフォーくらいの女性に聞いたりします。
職場で結構あけすけに、皆が彼氏いるの?彼女いるの?と聞いています。
私はいつもアラフォー女性が聞かれているのを内心とても心配していて
「もし辛かったら、私から皆にやめるよう言いましょうか?」とこっそり言ったら
別に失礼なのではなく、みんな気にしてくれているだけ、という印象だそうです。
とてもポジティブに捉えていて良かったです・・
マタハラ事情
これも受け取り方なのでしょうが、私はマタハラに感じました。香港人は結婚した女性に対してとっても明るく「妊娠した?」と聞いてきます。
私の職場には私の他にも結婚3年未満の同僚が2人いたので、
私だけに限った質問ではなかったのですが、とにかく姑のようによく聞いてきます。
私が結婚後に、体調を崩して会社を休んだりすると
早速同僚から携帯にメッセージが届いて「妊娠したの?」と質問がきます。
しかも同僚数人のグループラインで聞いて来たらもっとややこしくなります。
さらに、女性ならともかく、男性が聞いてくるので私はとても嫌でした。
同僚女性が妊娠したら、私への質問はさらにしつこくなり、
「先を越されたね」「早く妊娠した方がいいよ」「あの子より年上なのに!」
と、日本でなら完全にマタハラであろう言葉を言われて
あの頃、本当に鬱になるかと思いました。
これほど妊娠が大好物の人たちなので、
本当に妊娠してからも安定期を過ぎるまでは公表しなかったのですが
いつも飲むのにお酒を飲まなかったり、お茶を飲まなくなったりすると
すぐに察知して「妊娠したの!?」と質問攻めにあいました。
妊娠したらどうだっていうのでしょう。
あまりにマタニティ系の質問が多くて、妊娠初期という精神の不安定もあって、
あの頃は質問してくる人(特に男性)に嫌悪感、聞かれるたび虫唾が走りました。
結論、香港人はマタニティ系のことをずけずけと聞いてきます。
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