クレソン畑のある早朝飲茶で有名な「瑞記茶楼」へ行ってきました。
香港に来た頃から噂には聞いていましたが、「山奥」「早朝」というのがひっかかって
ずっと行けなかったのですが、今回ようやく川龍村へ飲茶をしに行ってきました。
アクセス
MTR荃灣線で終点の荃灣(Tsuen Wan)駅まで行きます。
B1出口へ出て歩道橋を直進、歩道橋のつきあたりまで行くと左右に階段があるので左側へ。
「⇦Chung On Street 衆安街」と看板が出ています。
右折して衆安街を少し行き、最初の角を左折して兆和街に出ます。
ここはミニバス乗り場になっていて、84番、83番・・とバス停が続いているので
道なりに歩いていくと80番のバス停が見えてきます。
ちなみに80番のバス停のあたりは兆和街ではなく川龍街です。
川龍村へ行くのに川龍街、覚えやすいですね。
ミニバスの支払いはオクトパスカードが便利です。
ミニバスは座席がいっぱいになったら発車するので時間が読めませんが、
この路線は利用者が多くバスも頻繁に出ているようです。
20分ほどで市内から山道を経て川龍村へ到着です。
写真は終点のバス停です。帰りもここから同じ路線に乗ります。
瑞記茶楼へ
バスを降りたら、同じバスに乗っていた人はおそらく目的は同じですので、
他の人の後を着いて行けばまず間違いありません。
ハイキング前・ハイキング後に飲茶をする香港人が多いので、
この辺りにはハイキングの格好をしている人が多くいました。
写真の方向へ歩いて行けば階段があり、村の中へ降りて行けます。
お目当ては「瑞記茶楼」ですが、バス停の前にはこのように別の飲茶レストラン「彩龍茶楼」があります。ここの店員が客引きで声を掛けてくれる中を通り抜けるのは申し訳ない気もします。
住宅が左右に並ぶ坂道を下って行くと「瑞記茶楼」が見えます。
見えました。こちらは店の側面ですので、車が止めてある正面の入り口に回ります。
瑞記茶楼でのお作法①
色々なサイトで紹介されている通り、セルフサービスです。
バイキング式というよりは、厨房から持ってくるような感じです。
まずは席を確保、2階席は眺めも良く鳥愛好家さん持参の鳥の鳴き声が聞こえて良かったです。
混み合っていると噂ですが、1階、1階の軒先、増築したような中二階?など
所狭しとテーブルがあるので空いている場所を探しましょう。相席もできます。
席を確保したら、貴重品以外の荷物を置いて場所取りし、まずは給湯室へ。
・食器(お箸・レンゲ・取り皿ならぬ取り椀)・湯呑を熱湯消毒します。
・急須にお茶葉とお湯を入れます。
お茶葉はジャスミン・サウメイ・水仙・プ―アールの4種類から選べます。
瑞記茶楼でのお作法②
テーブルセッティングが終わったら、点心をとりに1階へ。
揚げ物・蒸し物・など何種類もの点心がありますので自分で選んで取ります。
お盆としてアルミのトレーが置いてありますが、かなり油っぽくなっています。
蒸籠も熱いし、お皿も油っぽいですが、みなさん素手で持っています。
クレソンは置いていないので、店員さんに注文します。
おすすめの蝦米腸粉、マーラーカオ、雞球大包 です。
山水豆腐花です。
店内はセルフサービスですがこれだけは店員さんが盛り付けてくれました。
豆腐花は素人がすくうとグチャグチャになってしまうからでしょうね。
おかげでつるっとした美味しい豆腐花が味わえました。
雰囲気を楽しむ
9時半くらいから12時すぎまですっかりゆっくりしてしまいましたが、
店員さんにせかされることもなくのんびり雰囲気を楽しみながら飲茶ができました。
香港市内のレストランだとすぐにお皿を下げられたり、お会計の伝票が置かれたり、
店も混み合っているので早く出ないと居づらくなってしまいます。
同じ香港でも郊外だからか、食べ終わっても鳥のさえずりを聞きながらぼーっとしている人がちらほらいました。
一方でハイキングのついでに立ち寄ったグループは食べたらわりとすぐ出ていきました。
店員さんもせかせかしておらず、私たち日本人にも優しく接してくれました。
周辺を散策
レストラン前の駐車場を階段で降りればクレソン畑です。
冬がシーズンだそうで、夏場は取れないそうです。
川龍村のきれいな水で育てたおいしいクレソンと言うだけあって冷たい山水が流れていました。
ちなみにクレソンはカイワレのように水耕栽培にも適しています。
よくこの景色がクレソン畑の写真として紹介されていましたが、
本当にこの写っているエリアだけでした。思ったより小さな畑でした。
アートな山水用の蛇口
「山水を利用している村民はこの蛇口に交換しましょう」ということが書かれていました。
蛇口だけにヘビかと思ったら稲穂がモチーフになっているようです。
広東語で蛇口は「水龍頭」なので、ドラゴンでも作ってほしいなと思いました。
お土産かなと思って後で調べたら、今年ちょうど村のアート展があったので
これもその一環でアーティストにより作成されたようです。
また、村の地図もこのアート展のために描かれたようです。
行こうと思えば意外と近かった川龍村の「瑞記茶楼」、
実は思い立ったらすぐに行けるほど便利でした。
こういったセルフサービスのお店は初めてで、
私も10年以上香港に住んでいるに、アルバイトの初日くらい勝手がわからず戸惑いました。
香港へ来たばかりの旅行者が一人で行くにはちょっと難易度が高いかなと思います。
でも店員さんがやさしいので、セルフと言えども何とか助けてもらえばいけると思います。
(その店員さんも私服で誰が店員さんなのかわかりにくいですが・・)
きっと、おもしろい体験ができると思います。
<瑞記茶楼>
住所: 荃灣荃錦公路川龍村57-58號
57-58 Chuen Lung Estate, Route Twisk,TsuenWan
電話:24905246
営業時間:毎日6:00~14:00
※基本的に年中無休となっていますが臨時休業はあるようです。
※豆腐花は土日のみです。
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