こんにちは、ヒナタです。
先週WOWOWシネマで「香港大夜総会 タッチ&マギー」が放送されました。
1997年の作品で、返還前の懐かしい香港が盛りだくさんでした。
私も小説は読んだのですが映像で見たのは初めてだったので、新しい発見も多々あり
今日は感想をボチボチ書いて行こうと思います。
あらすじ
返還直前の香港で繰り広げられるドタバタ逃走劇です。
取材で香港を訪れた週刊誌のフリーライターとカメラマンが、現地の黒社会の犯罪現場の隠し撮りをしていたところ、バレてしまい追われる身に。
夜の香港を逃げ回るうちにカメラマンは女装し、フリーライターと夫婦を装って身を隠します。たまたま逃げ込んだ夜総会(ナイトクラブ)で、マジシャンの夫婦として出演するとこれが大当たり、夜総会の人気者になってしまいます。
同じナイトクラブの女性歌手との恋を絡めて、黒社会から逃げ回る二人の逃走劇の結末は・・・
みどころ1・返還前の香港が舞台
オール香港ロケというだけあって、香港の街並みが惜しみなく出てきます。
もちろん1997年のロケ当時と比べて今とはずいぶん変わりました。
<カイタック空港>
世界一着陸が難しいと言われたカイタック空港、1998年に閉港しました。
あんな住宅すれすれの上空をかすめて着陸するなんて、スリリングだったでしょうね。
<地下鉄車両>
地下鉄自体は現在と同じ作りですが旧式の車両です。昔の香港映画を見ていると大体この車両です。1998年~2001年にかけて車両が新しくなったので、現在すべての路線で使っている車両は更新後のデザインです。
<電話>
映画の序盤、屋台の公衆電話から電話をかけるシーンがあります。おそらく屋台の電話を借りたのだと思いますが、黒電話と同じタイプで緑の電話でした。
みどころ2・主演の香取慎吾さん
岸谷五朗さんと、まだ20歳そこらの初々しい香取慎吾さんが主演です。私は別にSMAPのファンでもなく、香取さんはいい年していつまでも子どもっぽくて幼稚なイメージしかないのですが、この時の香取さんはキャラと年齢が合っていてとても良かったです。
文句を言いつつも、フリーライターでホモで年上の岸谷五朗さんになんだかんだ振り回されてしまう役どころがとてもはまっていました。映画2作目にしては演技も自然でした。
香取さんの女装も、今でいうなら高橋メアリージュンさんかと思うくらいキレイでした。
あんなマーケットで買った安物の服(という設定で実際はちゃんとした服でしょうが)なのに、
香取さんが着るととてもぴったりで、カツラも似合って、高い声も可愛かったです。
香取さんが全裸で寝ているところを岸谷五朗さんがビデオカメラで盗撮するシーンがあるのですが、香取さんの全裸(後ろだけ)がとてもきれいでした。映画やドラマで男性の裸が出てきても普段は全く何も思わないのですが、不思議と今回は印象に残りました。
みどころ3・アニタユン
1997年といえば、アニタ・ユンさんはおそらく当時の日本でも、香港映画ファンの中では知名度の高い女優さんだったと思います。つきせぬ思いも、君さえいればも、恋する天使も、僕らはいつも恋してる!も、97年以前の作品ですから、アニタといえば香港ではすでに大女優になっていた頃です。
今見ても、アニタのショートヘア―は素敵ですね。胸も身体もすごく痩せていて、線が細いのですが、魅力いっぱいの女優さんです。逃走中、香取さんとさよならのキスをするシーンが素敵でした。
いかがでしたか。
ドタバタ喜劇で、ストーリーにあまり奥深さはない作品ですが、
今見ても香港を再発見できる楽しい映画でした。
ちなみに、音楽はファンキー末吉だそうです。時代を感じますね・・
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