2018年5月11日金曜日

HYDE アコースティックコンサートツアー2018-黑ミサ- IN 香港<MCの広東語を日本語訳>


こんにちは、ヒナタです。

コンサートの余韻冷めやらぬまま過ごしています。
このツアーの次の公演は12日のクアラルンプールです。

今日あたり関係者一行は香港から移動しているのかなと思いますが、
日中は風が強かったのでフライトが無事でありますように、と勝手に祈っていました。
無事にクアラルンプールと台湾公演を終えて、皆さんが日本の家に帰られますように。

さて、今日は昨日のMCについて書こうと思います。
日本人アーティストの海外公演というと、MCは何語でやるのか気になると思いますが
ほとんどの人は日本語、英語がメインで、あいさつ程度に広東語を使う程度です。

しかし今回の香港公演でHyde様は終始広東語を積極的に使われていて、
観衆側への歩み寄りの気持ちがひしひしと伝わってきました。

きっと事前に通訳さんに聞いてカンペを準備したのでしょうし、
カンペを読んでいるとは思えないくらい発音も声調もかなり正確でした。
それでは広東語が全く分からない方への解説として書いていきますね。

最初のMC
オープニングの2曲
1:WHITE SONG 
2:SECRET LETTERS
を披露した後、最初のMCがありました。

「多謝!香港你好。我係HYDE。掛住我嗎?歡迎嚟到黑彌撒 。」

「ありがとう!こんにちは香港、Hydeです。会いたかった?黒ミサへようこそ」

「下一首係ANGELS'S TAIL」

「次の曲は ANGELS'S TAILです」

Evergreen前のMC
3:ANGEL'S TALE
4:THE CAPE OF STORMS
の2曲を続けて歌ったあと、広東語でまた話しかけてくれました。

「鍾唔鍾意呀?」

「良い?気に入った?」

「開心嗎?」

「楽しい?」

そして英語では
「Evergreenは癌で無くなった友人のために書いた曲です」という内容でしたね。

ちなみにHyde様の英語はその辺の日本人より上手だと思いますし、英語って流暢かどうかはさておき、まずは自信を持って話せるかどうかが大事だと思います。Hyde様はもう海外公演も慣れているでしょうし、英語で話しかける姿は聞いている側としても安心できました。

そして何より嬉しかったのは、やっぱり同じ日本人だなと実感できたことです。Hyde様の普段の日本語の話し方に慣れていますし、日本人の話す英語の特徴はすんなり入ってきます。
香港なまりの英語に慣れている香港人にとっては、この微妙な違いが分かるかなと思いました。

 Hyde様も母語が関西弁だし、関西出身だし、共通点いっぱいやん!とあらためて思うと同じ日本人出身で関西出身だという絶対的にゆるぎない共通点を勝手に誇らしく思いました。

SHALLOW SLEEPの後
5:EVERGREEN
6:SHALLOW SLEEP
の2曲を歌い上げた後、 英語で次の曲の解説をされました。

「これは坂本龍一氏の作品で・・」ちょっと後の英語は覚えていませんが、曲の紹介です。
7:Forbidden Colours を歌いました。

続いて小室哲哉氏の作品についても英語で解説をしたあと
8:DEPARTURES を歌いました。

9.VAMPIRE’S LOVEの後
一輪の赤いバラを片手にVAMPIRE’S LOVEを歌い上げた後、静まり返った会場に向かって

「你地好靚!」

「皆キレイだよ」

よりいつものHyde様の言い方に訳すと「皆ほんまに可愛いなぁ」ということでしょうね。

Hyde様に見とれていた観衆が、不意の言葉に驚きつつ色めきだった気がしました。

10:XXXの前
 続いて英語で「ラルクアンシエルの歌を歌います。」と言うと、会場からいっそうの歓声が。

個人的には、これはソロのツアーだし、ラルクの名前でこんなに盛り上がったら、ここまでの9曲って何だったの?って思わないかなぁなんて余計な心配をしていました。考えすぎですかね。

Honeyかflowerが来ると思っていたら、Hyde様が「下一首歌係キス・キス・キス」と言いました。

13.MY HEART DRAWS A DREAMの後
MY HEART DRAWS A DREAM
皆で大合唱となったこの曲で大いに盛り上がった会場に向かって、Hyde様も絶えず「Hong Kong!」と叫んでくれました。

16: KISS OF DEATHの前
 たぶん英語だったと思いますが、「中島美嘉に提供したアニメの歌」と曲について紹介すると、「NANA」と会場から声が上がりました。

結構前の席の方から聞こえたのですが、そんな高いチケットを買うほどのファンが何を寝ぼけたことを言っているのか勝手にもどかしく思いました。最新曲くらいチェックしてから来いと。

「何のアニメかわかる?」のようなことを聞くと「ダーリンインザフランキス」とちらほら聞こえました。タイミングを逃しましたが、わかっているなら私がもっと叫べばよかったと思いました。

「今日はこの歌を歌うことを楽しみにしてきました」と前置きをして歌が始まりました。
だってこの曲は中島美嘉に提供して、おそらくHyde様自身が公の場で歌うのはこれが世界初なんじゃないでしょうか。私もずっとずっと最近はこの曲に憑りつかれていたし、Hyde様バージョンを聞きたかったので願いが叶いました。

18.星空の前
 「所有亞洲人都係朋友。」

「アジア人は皆、友達です」

こういう場所で、こういう立場の人が、こう発言することが一番素直に受け止められると思いました。Hyde様も世界の平和、アジアの国々との友好関係を望んでいると思いますし、私ももちろんそう思って止みません。きっとここにいるアジア人ファンの皆さんは友好的に受け止めてくれたでしょうし、私もよくぞ言ってくれたと陰ながら思いました。

ちなみにアジア以外からお越しのファンがちらほら会場にも見えたので、その辺は大丈夫かな?
広東語が分かるかどうかは不明ですが、今回はアジアツアーですし、Hyde様が特別アジア人をえこひいきしているというわけではないのは、お分かりですよね。

黒い皮手袋を外して、何をするのかと思いきやスマホで会場バックに自撮りされていました。
この時ばかりは皆立ち上がったので、私は完全に埋もれてしまって写り込めませんでした。

そしてスマホのライトを点灯して私たちの方に見せました。我々にもそうするように促しているのがわかりました。そして「星空」が始まり、会場は終始スマホのライトの海となりました。
最近のライブなどでよく使われる手法のようで私は初めてでしたが、本当にきれいでした。

ステージを去る前、Hyde様は会場に投げキッスをし、香港の私設ファンクラブが用意した大きな旗(バナー)に事前に皆でサインをしたものを身体にまとってステージを歩いてくれました。私もさっき始まる前にサインをしたものなので、Hyde様の手に渡ったことが確認できて感動しました。

「We're coming back soon」と言っていたと思います。

おわりに
 今回のコンサートでHyde様は終始、「多謝」という言葉を繰り返していました。

会場からの声援にも、「多謝」と何度も答えていたし、歌の終わりにも言っていました。

広東語で伝えきれない内容は英語で話してくれたのでよく分かりました。
後半に少し、日本語も出て「何いうか忘れちゃったな」とか言っていましたね。
ファンも日本語が分かる人が多いので、「日本語でいいよ」「がんばって」など聞こえました。

そして私は私で、日本語で話す素(す)のHyde様の言葉が理解できるって、日本人で良かったなぁと改めて思いました。香港の皆さんがどれだけ努力して日本語を勉強しても、関西弁のイントネーションの習得までは難しいと思うからです。

それはさておき、Hyde様の穏やかで優しい、ちょっと気の抜けた感じのMCは安心できますよね。
ラルクでも、VAMPSでも、そしてソロの時でも、Hyde様はやっぱり魅力的です。

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