2018年2月12日月曜日

まだ飲みニケーション?飲み会ゼロの香港


こんにちは、ヒナタです。

私はお酒が好きです。
どれだけ飲んでも酔わない酒豪というわけではありませんが、
お酒を飲みながら食事をする際にはビールや焼酎やワインを3~4杯ほど飲みます。
一緒に飲んでいる人たちとワイワイ話して、ほろ酔いでいい気持ちになり、ご機嫌で帰ります。

今日は香港での飲み会事情についてご紹介します。
香港ではいわゆる「飲み会」は無い
日本にいると、会社関係や友人と或いは合コンなどで当たり前のように「飲み会」の機会はありますが、香港では基本的にありません。

まず日本に比べてお酒を飲めない(or飲まない)人が多いのです。
そのため日本のようにお酒メインで食事をするという形態はありません。
もちろん火鍋などを食べに行くとビールやワインを飲んでいる人もいますが、これは「飲み会」というほど「飲み」がメインになっておらず、あくまでアルコールは飲み物の一つなのです。

また香港の場合、お酒を飲みたいという場合はお酒だけを飲みにいきます。
灣仔やランカイフォンなど、バーストリートがありますのでそこでお酒だけを飲みに行きます。

どういう人と付き合うか、相手がお酒を飲める人なのかそうでないのかによって若干分かれますが、大半の香港人はお酒を飲まないし、酔っ払うほどお酒を飲みたいと思っている人はあまりいません。いい大人が集まって食事をする際に、全員がお茶やソフトドリンクということも珍しくありません。
仕事上の付き合いはどうするの?
私は香港で働いていましたが日系企業だったので、仕事上で関わる相手はほとんどが日本人でした。取引先にしろ、本社の人にしろ、別の支店の人にしろ、とにかく夕飯が会食になる機会が多くありました。

私はお酒も好きだし、経費で食事が済ませられるし、それにテーブルを共にすると相手との距離も縮まって親近感がわく気がして、会食は楽しかったです。もちろんどうしても苦手な人や、かなり偉い人と一緒になる場合は、緊張するし気を遣って会話をするので食事もお酒も楽しめませんが、それはそれで勉強になる気がしました。

しかし香港人が相手となると、まず「飲み会」という発想になりません。よくて一緒にランチを行くくらいです。夜はそれぞれプライベートの予定があるし、家に帰って家族団欒をするにしろ、恋人とデートするにしろ、友達と約束があるにしろ、とにかく勤務時間を過ぎてまで一緒にいるという概念はまずありません。

日本の飲みニケーション文化
日本でも昨今、若者が飲みニケーションを嫌っているという風潮があるようですが、香港でも日本人の上司が「飲みニケーション」を押し付けると、香港人のスタッフに嫌われてしまいます。

日本人は「飲みニケーション」で普段聞けない本音を聞いたり、仕事の情報を収集したりするものですが、それは日本だけの独特の文化なのです。

建前と本音が渦巻く日本人は、普段の勤務時間内には建前だけしか見せませんが、本音は違うことを考えていたりするものです。それが飲みながらだと話せたりします。

若者からは嫌煙されている飲みニケーション文化ですが、メリットデメリットはあるものの、まだまだ日本では必要とされています。
香港はノー飲みニケーション
香港に駐在している日本人はすぐに飲みニケーションで香港人スタッフとの関係を作ろうとしますが、飲みに誘うと逆効果で、嫌われてしまいます。

もちろん日本語が堪能で、日本に留学経験があって、日本が好きで、日系企業で日本人の上司の下で長年働いているという香港人スタッフであれば、イヤな顔をせず付き合ってくれます。しかし普通の香港人のスタッフを誘おうとすると、思ったような反応は返ってきません。

例えばとあるチームで日本人上司が夕飯に誘ったとします。彼らは勤務時間外なのに何で?と疑問を持ち、家族優先なのでまずは断られることが予想されます。仮に誘い出せても、一緒にお酒を飲んでくれるどころかソフトドリンクで食事を済ませて解散ということもありえます。彼らはお酒を飲む習慣がないので、最初の1杯だけとグラスビールを進めても、飲めないものは断られてしまいます。
飲みニケーションは必要か
香港にいると、飲みニケーションが無くてもそれほど支障がないことに気づきます。

よくよく考えてみると、日本でも仕事は普通にできて、人当たりも良い人が、お酒の席に誘うと付き合いが悪いというケースがありますよね。そもそも、飲み会は楽しいけれど飲みニケーションが無いと仕事が回らないのかというと、そういうわけでも無さそうです。香港にいればそれが実証されています。飲みニケーションをしなくても人間関係に支障はないし、仕事もきちんと回るということに気づかされます。

しかし日本人である以上、日本ではもちろん、香港でも飲みにケーションの機会は避けられません。そこで私は、一次会は必ず出席し、二次会はさりげなく消えて行かないようにしています。

これは有名な経営者の方が書いた本に書いてあったのですが、一次会は有意義な仕事の話ができたとしても、二次会は楽しいだけで何も記憶に残らないというのです。その本を読んでから私も実感したのですが、確かに一次会では仕事の話もするし、日本人の上司や同僚や取引先との付き合いが円滑になった気がします。

しかし二次会というとカラオケなどゆっくり話をする場所ではないことが多く、お酒を一次会に続いてさらに2~3杯ほど飲むので身体にも負担がかかります。その上、二次会にまで参加すると夜遅くなり、朝も起きるのがつらくなります。もちろん二次会で何を話したか記憶がほとんどありません。その経営者のように、一次会だけ参加してさっさと帰り、翌朝きちんと仕事に取り組むというのが効率的なのだと思います。一次会が終わるころには皆酔っぱらっていて、二次会は遠慮しておきますと挨拶をしても、それほど反感を買いません。

ちなみに合コンだって、二次会三次会までダラダラついていく男性・女性よりも一次会でサクッと帰ってしまった人の方が良く映るものです。カラオケがどうしても歌いたいというわけでないなら、是非とも二次会はパスしてみて欲しいと思います。

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