こんにちは、ヒナタです。
前回の記事で広東語の学習方法について書きました。
(その記事はこちらhttps://hidamarihk.blogspot.hk/#!/2018/02/blog-post_48.html)
第一段階として、テキストとCDを使って勉強するわけですが、
果たして一冊でも終えることができたでしょうか。
第一課から第三課くらいまでは楽しく勉強できたとしても、
おそらく第4課くらいからつまずき始め、毎日やるはずだった計画も思い通りにいかず
勉強するのも嫌になって投げ出してしまうことがあるかもしれませんね。
テキストも前半は書き込みなどしていたのに、後半は真っ白ということはありませんか。
そして結局やめてしまうと、中途半端なままで
「広東語は難しい」というイメージだけが残ってしまいます。
というのも、私はそういう過程をたどって、韓国語、フィリピン語、タイ語に
チャレンジしたものの勉強をやめてしまいました。
勉強をやめてしまうのは意思が弱いからではありませんので安心してください。
要は、モチベーションを保てなかっただけなのです。
そこで今日はモチベーションを保つコツをお教えしたいと思います。
広東語に興味を持つ
広東語を勉強する動機はざっと下の3つに分けられます。①おそらく広東語を勉強する人は香港が好きだからという人が多いと思います。
香港の映画や音楽が好きだという人は、それだけで良いモチベーションになりますよね。
勉強するたびに、映画や歌手の使う広東語が分かるようになってやる気が出ると思います。
②次に、恋人や配偶者が香港人という場合も、相手と広東語で話したいという目的がはっきりしています。それに、相手も広東語を使ってくれるのは嬉しいでしょうから、練習に気長に付き合ってくれると思います。
③しかし、その他の目的で広東語を勉強するという場合は、ちょっと工夫が必要になります。
香港に駐在になってスタッフと広東語でコミュニケーションを取りたいという場合、あるいは香港で現地就職することになったが香港自体にはそれほど興味がないという場合、要は内的要因ではなく外的要因で勉強しなければいけない(勉強したほうがいい)というケースです。
①と②はともかく、③は自分の中に情熱がないので、どうしても長続きしないものです。
そこで、できるだけ①や②のような動機を見つければ良いのです。
特にお友達や恋人など香港人に親しい人を作ると、それだけでみるみる上達するものです。
広東語で話したくてたまらないと思う
私の場合ですが、私はもちろん香港が好きで広東語を勉強しはじめました。とはいえ、香港映画を観たり広東語の歌を聞いて日本でテキストを眺めながら勉強していても、いまひとつ上達した実感がありませんでした。
当初、私は1か月ほど仕事を探しながら香港に住んでいたのですが、観光でしか今まで来たことがなかったので友達と言える香港人は一人もいませんでした。そんな時、香港では珍しくストリートミュージシャンをやっている少年たちと知り合いました。たまたま夜に宿泊先の近くの繁華街を歩いていたのですが、その時に路上に座り込んでギターを弾いて歌っている少年の歌声に聞き入ってしまいました。日本でストリートミュージシャンは珍しくありませんが、香港では最近ようやく受け入れられたてきた文化で、当時は物乞いくらいしか外で歌っている人はいませんでした。
それからその少年と、その仲間たちとよく会うようになりました。その時の私の広東語はまだまだ初心者で、テキストで出てきた単語しか話せません。彼らが楽しそうに話している内容は分かるはずもないし、私にせっかく話しかけてくれても、何を言われているかさっぱりわかりません。それでも、どうしても彼らと広東語で話したいと思って、言葉も分からないまま着いて行っていました。毎日テキストを繰り返して読み、言いたかった単語を辞書で調べたり、宿泊先の従業員に尋ねたりしていました。次に彼らに会った時に、少しでも多く広東語で会話ができたら嬉しかったものです。
「とにかく、話したくてたまらない」という気持ちが溢れそうなくらいでした。
あの時が一番、広東語を勉強して楽しかったし、上達した時期だと思います。
ちなみにその中学生だった少年はその後も音楽活動を続け、今や香港の若者に大人気のバンドのギター兼ボーカルをやっています。
良い会話の練習相手を得る
語学の練習は、反復練習に尽きます。言語なのですから、使ってこそ覚えるものです。そこで問題になるのが会話の練習相手です。
日本で勉強する場合、香港人の先生が練習相手になってくれると思いますが、多くの場合は先生も日本語が分かるので、初心者の広東語学習者は広東語を使う機会があまり得られません。
先生が広東語の文法を日本語で解説して、テキストをオウム返しで先生の後について読む。それでは日本の従来の英語教育と変わりません。
それにどんなに良い先生でも限られた授業の時間しか会うことができません。
週1回や2回会ったところで、その時間だけ広東語を話しても覚えられるはずがありません。
恋人がどこかの地方の出身で、いつも一緒にいるうちにその方言を覚えてしまったということはありませんか。それくらい、語学は密接さが必要で、逆に密接であれば自然とうつるものなのです。
知り合いなどの紹介で香港人が見つかれば良いのですが、なかなか難しいですよね。
今は日本でも色々とネット上で在住日本の外国人と知り合うことができます。相互学習の相手を探すサイトなどもありますので、大いに活用して気の合う香港人を見つけて欲しいと思います。
ネットで知り合う人は怪しいというイメージがあるかもしれませんが、それは相手も思うことです。
節度を持って利用しましょう。
在住日本の香港人たちは日本語が堪能な人も多いので、会ったものの日本語の相手ばかりして結局広東語を試すチャンスが無かったということもありえます。日本人は特に勇気がないのでそういう時にグイグイいけないもので相手の日本語に合わせてしまいがちです。ここは頑張って広東語を話していきましょう。もしそれでも日本語ばかりになってしまうなら、相手の日本語レベルが高すぎて、こっちの広東語レベルと会っていないのかもしれません。なるべくお互い同じくらいの語学レベルで相互学習をするのがおすすめです。香港人はせっかちで、こっちが片言で話しているとイライラして英語や北京語を持ち出してきたりもします。目的はコミュニケーションが取れることだから、言語は何でも良いというのが彼らの言い分なのですが、こちらとしては広東語で話さなければ意味がありません。ここは英語も北京語も無視して、広東語でがんばりましょう。
それに、香港人の中にはこちらの広東語を待ってくれる気長な人もいます。気の合う人を探して練習しましょう。
いかがでしたか、今日はモチベーションについて書きました。
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