2018年2月5日月曜日

本気で広東語を上達させる秘訣①



こんにちは、ヒナタです。

前回の記事でも書きましたが、広東語は中途半端な気持ちで始めても挫折してしまいます。
広東語に限らず、外国語の学習において共通することなのですが
その言語を勉強し続けるモチベーションを高く保つことが何よりも大切です。

私がどうやって広東語を覚えたのか、今日は広東語が上達する秘訣を紹介します。
もちろん広東語以外の外国語を習得する場合にも応用できる方法ですので
ぜひ参考にしてみてくださいね。

とりあえずCD付きのテキストを買う
昔は本屋さんに行っても広東語のテキストは数冊しかありませんでしたが、今は色々なテキストが出ています。最近のはどれもCDが付いていると思いますが、まずはCD付きのテキストを1冊買って来ましょう。

どのテキストにしようか迷うと思いますが、どれを選んでも構いません。なぜなら、どうせ後から全部のテキストをやるからです。1冊だけに頼ると情報が偏ってしまうので、出ているテキストは全部やるつもりでいきましょう。

テキストによってはポップな色使いで見やすいもの、会話中心のもの、文字が多く解説が多いもの、など色々あります。最初はなるべく字が少なく薄い本がとっつきやすいでしょう。最初からあまり分厚いテキストを買って来ると、なかなかページが進まず1冊を終える前に挫折をしてしまいます。まずは1冊終えるのが目標ですからパッと見て簡単そうなもので良いです。

本をたくさん買うのがもったいないと思う方は、図書館で借りるもよし、古本屋で探すもよし、最近ならネット上で古本が安く買えますよね。入手できれば何でもかまいませんが、必ずCD付きのものを選んでください。

テキストの進め方(発音)
語学のテキストは最初に発音について解説があります。そしてその次に初めて第一課が始まります。はやく会話を練習したいからと最初の発音に関しての解説部分を飛ばして第一課から始める人がいますが、これは泳ぎ方も知らないのに海に飛び込むようなものです。新しい言語を勉強し始める時は、モチベーションが一番高い時だと思いますが、先を急いでも上達しません。まずは地道に発音を勉強しましょう。

付属のCDを聞きながら、テキストに沿って発音の練習をしましょう。一日でざっと終わりそうな内容かもしれませんが、もし大学ならこの部分は1か月かけてやります。私が北京語を大学で習った時も4月はずっと発音をやっていました。いつになったらニーハオやシェイシェイを使った会話練習になるんだと、しびれをきらして先生に質問をしている生徒もいました。どの授業、どのテキスト、どの先生のクラスでも中国語と名の付くクラスは全て発音の解説と練習ばかりでした。とてもつまらないように感じましたが、ここが何よりも重要だから時間をかけてやっているわけです。せっかく入った大学だけれども、思った通りの授業ではないのでやっぱり中退しようかなとまで考え始めた5月、ゴールデンウィークを過ぎてようやく第一課に入って安心した記憶があります。

後になればわかるのですが、土台の発音がしっかりしていないと、後々に影響します。全ての発音を理解して、発音できて、ピンインの発音記号で音や声調が読める前提で、授業は進んでいきます。反り舌など日本語にない発音がしっかりできるまで、発音を練習しましょう。

ちなみに中学校で学ぶ英語も、本当はこれくらい発音について最初に詳しく学ぶべきだと思います。最初の授業でThis is Mike.から始まり、きちんとthisが発音できないまま、thisについては「これ、こちら」という日本語訳を知れば良し、「is」はbe動詞、などと文法を学んでいきます。これではテストはいい点なのに実際に話せないし通じないのは当然の結果ですよね。

話は戻りますが、CDを聞いているだけでは唇の動きが見えないのが難点です。香港人の先生に習っていればすぐにお手本を見せてもらえて手っ取り早いですが、どうしても身近にそういう人がいなければ、最近はYoutubeを活用することもできます。

テキストの進め方(本課)
発音がある程度理解できて、どの発音も表記通りにできるようになったら本課に進みましょう。
発音が大切と強調していますが、この時点で完璧を求めるのも限界があるのでおおかた出来たと自分で思えたら次に進んでいいと思います。

第一課、第二課、と進めていきますが、ここも欲張らずに一日一課で良いと思います。あまり高速で片づけてしまうと当然頭に入ってきませんから、ゆっくりやりたい人は一週間に一課でも構いません。ただあまりのんびりやると飽きるので、いつまでにどこまで進めるか、無理のない計画を立てましょう。

一日一課、テキストの構成によっては何課かごとに振り返るまとめのテストなどがありますから前の課に戻って復習しましょう。そうして1冊終われば、次の1冊を買いに出かけます。

テキストを制覇する
日本にいて広東語学習をすることを前提にしますと、とりあえず日本で入手できるテキストは全て目を通した方が良いです。英語などは膨大な参考書があるので全制覇するのは大変ですが、広東語のテキストは数が知れていますから入手できるだけ全部やってもちょうど良いくらいです。

また、著書の先生によって発音記号が違いますから本によってまた一から発音記号を見直すことになります。イエール式や千島式などが代表的です。香港に留学して広東語を覚えた人はイエール式の人が多いです。千島式は声調の数が少ないので、私は千島式の方に馴染みがあります。ピンインの方式が変わるとまた覚え直すことになりますが、どちらも覚えておいて損はありません。とりあえず読み方くらいはどちらも理解しておいた方が良いと思います。

テキストをいくつもやると、大体似たような表現が出て来るので自然とシチュエーションごとの会話に慣れてくると思います。ホテルやレストランで、必ずしもテキスト通りの会話が行われるわけではないものです。それでもやはりホテルではホテルでよく使う言葉があり、その場面で頻出する単語を知っていると、実際その場で聞いた時に分かるようになるのです。

テキストを全部終えたら
テキストは完璧にする必要はありません。学校のテストではありませんから、全部の文章と単語を覚えて、ピンインも書けるようになることが目的ではありません。なんとなく知識としてひととおりやった、という程度で十分です。

その後は、実践あるのみですから、その方法については次回②で書いて行きます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

初公開!Supper moment 「請講」の歌詞 日本語訳

お久しぶりです、ヒナタです。   Supper moment の2014年5月発売のアルバム 「世界變了様」を入手しました。   今まで、SMの曲は主にYoutubeで拝聴していました。 先日Youtubeで無料で公開された2018年コロシアムライブを見て 再び...