先日なんと、クレジットカードを不正利用されてしまいました。
調べてみると今年に入ってからよくあることらしく、それほど珍しいことではないようです。今日はその一部始終について書きたいと思います。
身に覚えのない決済通知
私はクレジットカードを使用したら銀行から携帯にメッセージが届くよう設定しています。10月某日、朝起きたら携帯に4件ほどクレジットカード使用のお知らせが来ていました。時間は夜中の1時に2件、3時に2件となっていました。4件ともiTunesへの支払いとなっています。
はて、最近iTunesで何かアプリでも買ったかな?たまにダウンロードするアプリは無料のやつばかりだし、全く心当たりがありません。それに、通常はクレジットカードで決済すると直ちに通知が来るのですが、何日も遅れて通知が来たことはありません。夜中の1時と3時は明らかに寝ていました。それにiTunesと言えば、LINEのアカウント乗っ取りでよく「iTinesのプリペイドカード買ってきて」という依頼に使われることが多いし、どうも怪しいです。
iTunesを確認
念のためパソコンを開いてiTunesの購入履歴を調べてみました。最近ほとんど携帯ばかりでパソコンのiTunesを見ていなかったので、購入履歴の欄を捜すのに手間取りました。もちろん何も購入した履歴はなく、そもそもiTunesの方も何か購入した際には登録したメールアドレスに通知が届くようになっています。こうしている間にも犯人がまたあらたに決済するかもしれないと思うと心配で、iTunesのパスワードを変更しました
それからやっと気づいたのですが、私のカードを不正利用した犯人は、私のiTunesアカウントを乗っ取って歌をダウンロードしたりアプリを購入しているわけではありません。そんなことしても意味がありません。犯人は自分がiTunesで購入した何かを使うのですから、私のアカウントであるはずがありません。決済に使ったのが私のクレジットカードだとい話です。私も一瞬こんがらがってしまっていましたが、iTunesでアプリや何かを購入するアカウントと、支払う際のクレジットカードの持ち主は同一である必要はないのです。危険にさらされているのは、iTunesではなく私のクレジットカードの方です。
銀行に連絡
携帯に届いた決済のメッセージには銀行の問い合わせ電話番号が入っています。とりあえずそこに電話をしました。香港の銀行の場合、広東語、北京語、英語で対応してもらえますので言語を選択します。私は自分でやる場合は広東語を選びます。でも今回はなんだか心配で主人にかけてもらいました。ただし銀行口座のことなのでまずは口座名義人の了承が必要となります。電話を私にかわり、生年月日やIDカード番号の照合を電話口で行いました。それから心当たりのない決済と言う旨を主人から伝えてもらい、銀行側の担当者も状況を理解してくれました。寝ていたはずの夜中にiTunesでの決済があったなんて、そりゃ本人であるはずがありません。
とりあえずクレジットカードは再発行してもらうことになりました。今後もう今のカード番号で決済されることはありません。カード番号の違う新しいクレジットカードは5営業日ほどで郵送されるとのことでした。その後、3営業日くらいで届き、2日ほど遅れてATMの初期パスワードが届きました。
ではすでにクレジットカードに請求されている金額はどうなるのかというと、それはiTunesと相談してくださいとのことでした。銀行側も支払い拒否の処理をしますが、最終的にはiTunesが支払いを取り下げる必要があるとのことでした。
iTunesに連絡
これも主人の方から香港のAppleに電話をしてもらいました。Apple内部にこういう案件を処理するデスクがあるので、そっちにつなぐので言語選択してくださいと言われ、英語か北京語しかありませんでした。主人は北京語よりは英語の方がマシということで英語を選択したら、英語のネイティブすピーカーに繋がったらしく主人も緊張していました。あの世界のAppleのアメリカ本社に繋がったのかな?あんな大きな会社がいちいちこんな庶民のトラブルに対応してくれるんだろうかと変な心配をしました。おそらく相手もこういうケースは慣れているんだと思います。主人の必死の説明を聞き入れてくれ、トントンと処理されました。この4件の決済については取り消し処理をすると返事をもらいました。
不正利用されないためには
今回の被害額は日本円で1万円弱ほどでした。後からネットで同じような人のケースを見ていると20万だの30万だの請求が来ている人もいました。その人たちは、特にクレジットカードを頻繁に使用しているわけでもなくたまにネットで買い物をするくらいという人が多く、私もまたそういうタイプでした。
以前は現金を持ち歩くのが面倒で、レストランでも買い物でもクレジットカードで支払いをしていました。香港はだいぶ前からクレジットカード社会で、香港人もいつもクレジットカードで支払っています。ポイント目当てで、大勢で食事をした後の支払いは率先して払いたがります。そのあと割り勘にして現金でその人に返すのです。
しかし主婦になってから、クレジットカードはほとんど使っていませんでした。現金払いの方が実際に今月いくら使ったか分かりやすいのです。今月使ったのに翌月に記録されて翌々月に口座から引かれるとタイムラグがあって何だか管理がしにくいので現金で済ますようになりました。
年に数回あるかないか、ネットで本を取り寄せたり、ネットでしか売っていない商品を購入する時するくらいです。本当にたまーにしか使っていないので、一体どこから私のカード情報が流出したのだろうと気持ち悪い限りです。
ただクレジットカードというのは完全に不正利用を防ぐことは難しく、どんなに利用回数が少なくてもランダムにこういう事態になるようです。面倒ですがその都度カードを再発行することになります。
その代り現金と違って不正に利用されても、今回のように請求を取り消してもらうことは可能です。
私の様に決済があったら携帯に連絡が来るよう設定するもよし、銀行が発行されるクレジットカードの請求書や銀行口座の残高はこまめにチェックして早期に発見することで早く対応できます。
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