こんにちは、ヒナタです。
今日は涼しい一日でした。香港はまだ半袖で過ごせます。
最近ようやく涼しくなってきたのでBBQやハイキングに良い季節になりました。
年によって多少のばらつきはありますが、香港は4月~10月頃まで海で泳げます。
そして11月~12月頃は段々と涼しくなります。(暖かい年だと室内なら半袖でクリスマスを過ごせたりします。)
そして1月~3月はさすがの香港も寒くなり、10度を下回ることもあります。
10度なんて日本だったら今頃の朝晩の気温ですが、日本には暖房がありますよね。
香港は、ひたすら着込んで耐えるのみです!ダメだと思ったら中途半端に小さなヒーターを購入するより、思い切ってオイルヒーターを検討しましょう。帰国する時に人から人へ渡っていくものなので、もらう機会もあるでしょうし、譲ってあげると喜ばれます。
今日は、香港で働きたいあなたに、どういう雇用形態で働けば良いのか考えていきます。
香港で合法的に働くには下記の選択肢があります。
- ワーキングホリデーで香港に来て働く。(私の時代にはありませんでした)
- 日本の会社で香港支社がある会社に就職して海外駐在員として香港で働く。
- 香港で就職する。(私はこれです)
ワーキングホリデー
数年前から香港でもワーキングホリデービザが取れるようになりました。私が香港に来たかった最初の頃にこの制度があれば間違いなく利用していたと思います。
ワーホリビザを取得すると最長12ヶ月まで香港に滞在できます。18歳~30歳なら申請できますが、このビザは延長できません。うち語学学校へ通えるのは最長6か月まで、仕事ができるのは最長3ヶ月までです。とすると、渡航して最初の半年は語学学校に通って英語なり北京語なり広東語なりを学び、その後どこかの飲食店やフリーペーパーの会社などで3ヶ月ほどアルバイトをしたら、その後は勉強することも仕事をすることもご法度なのですね。
新卒にしろ、いったん社会人になったけれど会社を辞めて来た人にしろ、収入ないまま香港の滞在費用だけがかかるのは20代には大変かなと思います。香港の家賃は本気でお高いです。今ならどんなに狭いワンルームの部屋を借りたとしても月5000香港ドル(1香港ドル14円計算で7万円)以上はするはずです。物価も上がり続けているし、安いのは交通費くらいでしょう。3ヶ月ほどで辞めるアルバイトに企業が払える給料なんてお小遣い程度に過ぎないです。
まとまった貯金(あるいは仕送り)があって滞在期間中の学費と生活費を工面できて、香港にちょっとだけ住んで体験してみたいという人にワーキングホリデーは合っていると思います。
もっと香港に長く住んで働きたいと思ったなら、駐在や現地就職を目指しましょう。
駐在員になる
日本の本社から出向し香港に赴任するのが駐在員です。
大学を卒業して(或いは転職して)香港支社のある企業に就職します。だいたい5年~10年くらい勤めて、駐在員に選ばれるか、或いは本人の希望が通れば、晴れて香港へ赴任させてもらえます。
駐在員のいいところは何と言っても福利厚生の手厚さでしょう。この世界一不動産の高い香港で、家賃を気にすることなく高級マンションに住めます。ほどんどの会社は家賃は会社負担です。たとえ高級マンションとまではいかなくても、サービスアパートメントなどそれなりの広さのある部屋には住めます。引っ越し費用も、年に数回の出張や帰省に伴う航空券も会社負担です。会社によって給与計算の方法は違うようですが、日本でも一定額の給与を日本円でもらいながら、香港でも香港ドルの給与が発生するパターンが多いようです。待遇に関しては申し分ないと思います。(たまに会社がケチで待遇に不満がある駐在員さんもいますので、細かい部分で色々あるようですが。)
そして数年後に帰任してからも、路頭に迷うことなく社内に戻る場所があります。
ただ自分が駐在員になれるかどうかはわかりませんよね。入社5年で希望通り駐在できる人もいるし、10年かかる人もいるし、駐在員に選ばれないかもしれません。駐在員として来るのですから、それなりの任務を与えられて申し分ない素質が必要でしょう。いくら能力があってもその時の会社の人事の状況に左右され、同じように海外駐在を目指しているライバルもいます。たとえ駐在員に選ばれても、香港に赴任になるとは限りません。他の国に駐在になる可能性だってあります。
私も駐在員になるのが経済的に豊かな道だとは分かっていました。私には5年も10年も待てる気がしませんでした。それに女性で駐在員になれるパターンは少ないので可能性は低いと思いました。
それでも、もともと香港が好きで、香港支社のある会社に就職して、入社後すぐに駐在した女性を知っています。彼女の場合は香港駐在を特に希望していたわけではなかったようですが、北京語ができるという能力も買われて抜擢されたようです。
私が香港で出会った駐在員のほとんどの人だちは、普通のサラリーマンで、会社の出向命令にしたがって好きでもない香港にやってきたパターンです。だいたい3年から5年ほど香港にいて、その後は日本に帰任するか、第三国に転勤していきます。
会社にもよるので一概には言えませんが、駐在員に抜擢されれば香港に住むことができます。
現地採用で働く
香港に住むという意味では確実にその目的を達成できるのが現地で就職することです。
私がこのパターンです。昔からずっと変わらない事実ですが、駐在員に比べれば待遇も低いし、香港のバカ高い家賃を自分で負担しなければなりません。私は香港に住むことが最大の目的だったので、生活できるだけの1給料がもらえれば待遇面は気になりませんでした。若い頃の苦労は買ってでも、、というように若かったからこそ待遇に執着が無かったのだと思います。
私が日本で情報を集めていた頃、10年ほど前までは月給15000香港ドル、家賃が月5000香港ドルで2K(2部屋+キッチン)の部屋を借りるのが相場でした。かなり前の本でもそうだったので、長い間この相場が続いたのだと思います。私が来た頃から家賃は徐々に上がり、リーマンショックを経てさらに高騰して、あの頃のような2Kの部屋を借りるとすると今なら12000香港ドルはすると思います。今なら月給18000香港ドルが最低ラインでしょう。給与の大半を家賃に払うのを躊躇うなら1Rで7000香港ドルくらいが選択肢となります。1Rといっても日本のとは違い、1つの物件を数人でシェアできるように改装された仕様です。牢獄のように通路の左右にいくつかドアがあって赤の他人が住んでいる感じです。
待遇面ではちょっと厳しいかもしれませんが、上手にやりくりすれば生活できます。それに転職したりして給与も上がっていくチャンスがありますので、頑張ればそれなりに豊かにやっていけます。
あと、私は全く気にしていませんでしたが、同じ日本人でも現地採用と駐在員にはちょっとした身分差を感じる瞬間があります。正社員と派遣社員みたいなものでしょうか。本社から来た出張者と駐在員は同じ本社の人間なのに、現地採用は香港支社の人間なのです。他の香港人スタッフと同じように現地の社員ということです。プライベートで日本人の集まりに行った時も、駐在で来た人の方が何となく羽振りも良いし、住まいも名だたるマンションだし、ちょっと肩身の狭い思いをします。
それでもやっぱり、好きな香港に好きなだけ住めるという自由さはメリットだと思います。
まとめ
この他にも手に職のある方であれば美容師や調理師として働くパターンもあり、その場合は大卒でなくてもビザが取得できます。ただ、香港で働きたいからといって高校生の時点で美容師や調理師になる道を選ぶ人はまれだと思いますので、大卒の20~30代の方(30代の方はワーホリは無理ですが)は、上記いずれかの形で香港に来ることになると思います。今日の要点をまとめますと・・
- 30歳以下で資金があり、香港生活を体験してみたい人はワーホリ
- 香港に住めるか分からないが経済的に(社会的にも)安定したいなら駐在員
- 贅沢はできないけれど確実に香港に住むなら現地採用
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