2017年11月18日土曜日

香港で面接を受ける際の注意点


こんにちは、ヒナタです。

香港人の元同僚から久々に連絡があり、転職先が決まったそうです。
希望する業界に転職できたようで私も安心しました。

11月に希望通りの転職先が見つかるのは、実はラッキーなことです。
香港の会社は(日系の現地法人を含め)旧正月前にダブルペイとボーナスを支払います。
だから転職を考えている人もとりあえず1月まで頑張って、きっちりお金をもらったら退職願いを出す、というのが定番です。

なので、旧正月明けの2月や3月くらいに就職活動をすると求人案件が多く、逆に他のシーズンだと求人数が少なく、少ない選択肢の中からより好みをしているとなかなか決まらないことがあります。

私は何度か転職を経験していますが、いつ人材紹介会社に登録しても人を募集している会社があります。私が転職をするタイミングで毎回その会社も欠員が出る、というのは偶然にしては珍しいですよね。そういう会社は要注意です。いつも募集している、つまり採用してもどんどん人が辞めて定着しない会社(あるいはポジション)の可能性が高いです。

今日は香港での面接についてご紹介しましょう。

人材紹介会社の面接

以前の記事(https://hidamarihk.blogspot.hk/2017/11/blog-post_8.html)でも紹介しましたが、まず香港に来たら人材紹介会社への登録、つまり面接が第一歩です。

面接だからといって緊張する必要はありません。合否を決定するような面接ではなく、カウンセリングのようなものです。あなたの希望を聞き出して、それに沿う企業を紹介してくれるのが人材紹介会社です。ざっくばらんに話して下さい。

服装はリクルートスーツでも良いですが、香港での就活にスーツは必須アイテムではありません。清潔感のある落ち着いた服装であれば何でも構いません。

1まず持参した書類の提出です。
 履歴書。職務経歴書、資格証明書のコピーなどを一式渡します。
 コピーを取るだけで原本を返してくれるかもしれません。
 履歴書を持参しても自社フォームの履歴書に記入をさせられることもあります。

2次に語学チェックです。
 だいたい香港人のスタッフが出て来て、 日本語・英語・北京語・広東語で会話をしてみます。
 この中でもし全く話せない言語あれば、語学チェックをしないこともあります。
 チェックと言ってもその言語で他愛のない会話のやり取りをするだけです。
 香港のどこが好きですか、とか前の仕事で何をしていましたか、など簡単な質問です。

3次に日本人の担当者が出て来て日本語での面接となります。
 特に難しいことは聞かれません。
 自分の経歴や性格などアピールするところはどんどん伝えて下さい。
 ここで担当者は学歴や職歴以外にも、顔の表情や雰囲気、性格などを見ています。
 そして企業に対しては、「こういう学歴と職歴で、営業職に興味があり、明るく元気で
 真面目な方です」という風に紹介します。
 ミスマッチを起こさないためにも正直に自分のことを話しましょう。
 
企業の面接

紹介してもらった会社から面接のオファーが来たらいよいよです。
事前に面接を受ける会社のホームページをチェックしておきましょう。

1まず持参した書類の提出です。
 履歴書。職務経歴書、資格証明書のコピーなどを一式渡します。
 履歴書を持参しても自社フォームの履歴書に記入をさせられることもあります。
 また、自社の筆記試験を実施している会社もあります。
 
 ちなみに、書類を書いている間は通された部屋に一人ぼっちです。
 早々に書いてしまった場合、なかなか誰も戻って来なくて不安になることがあります。
 あまりに遅く心配になりますが、状況によっては自分から「書けました」と言っても良いでしょう。

2語学チェックです。
 人材紹介会社と同様、 だいたい香港人のスタッフが出て来て、 
 日本語・英語・北京語・広東語で会話をしてみます。
 会社側がどの程度の語学レベルを求めているか、英語重視なのか北京語重視なのか、
 それらは会社によります。後で後悔しないように積極的に話してアピールしましょう。 
 それと逆に、自信がない言語があればハッキリと伝えましょう。
 採用後に意外と英語できないね、と言われないようにしましょう。

3次に日本人の担当者が出て来て日本語での面接となります。
 大体、面接者が自己紹介をし、その次に会社側が自社紹介、面接者が質問、という流れです。
 
 日本と違って、会社が人を選ぶだけではなく面接者も会社を選ぶ対等な関係です。
 会社側も、色々な事情があって求人を出しています。
 会社がどのような人を求めていて、そこに自分がはまるかどうか見極めましょう。
 
 最後の質問も、いくつか考えておくと良いと思います。
 質問が特にない、というのはその会社に興味が無いということですよね。
 ホームページを見て疑問に思ったこと、仕事の内容で気になるところは全部聞きましょう。

給与について

香港で就職するにあたって大事な事なのですが、給与は交渉したもの勝ちです。
もちろん交渉の余地が無い場合もありますが、たいていは交渉可能です。

会社側としては人件費は押さえたいものの、せっかく気に入った面接者が給与の提示額に不満をぶつけてきたら多少の融通をしてでも会社に来てもらいたいと思うものです。

日本はあまり給与交渉はせず、募集要項に載っていた金額が「定価」となります。
そのことを承知で面接を受けに来てると会社側は思っているので、給与交渉はしません。

ポイントですが、給与交渉は人材紹介会社を通じて行いましょう。
企業との面接の時に決めてしまわず、人材紹介会社の担当者と相談すると言ったりして
企業と直接交渉をしないようにしましょう。相手は交渉のプロですから安く叩かれて終わりです。

その点、人材紹介会社の人なら交渉になれているのでうまく取り持ってくれます。


いかがでしたか。今日は香港での面接の流れと注意点を書きました。
ご参考になればと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿

初公開!Supper moment 「請講」の歌詞 日本語訳

お久しぶりです、ヒナタです。   Supper moment の2014年5月発売のアルバム 「世界變了様」を入手しました。   今まで、SMの曲は主にYoutubeで拝聴していました。 先日Youtubeで無料で公開された2018年コロシアムライブを見て 再び...