2017年11月8日水曜日

香港で働きたいならまずは人材紹介業者に登録!


こんにちは、ヒナタです。

香港でも「中国国歌法」が適用されることが去る11月4日に決定しました。
香港は国ではなく中国の特別行政区なので、国歌といえば中国の国歌を指します。
今後は国歌を侮辱するような行為(替え歌やブーイング)は違法となるわけです。

今回初めて知ったのですが、サッカーの試合などで国歌斉唱の際にサポーターからブーイングが起こっていたようです。中国政府としては放っておけないですよね。一方で、香港人にしてみれば表現の自由が奪われることになります。今なお難しい問題です。

外国人の身として香港のこういった政治への意見は口にしないようにしています。
香港が今後も魅力的な街であり続けることを願うばかりです。

さて、今日は香港で最初に仕事を探す方法をご紹介したいと思います。

人材紹介会社

なにはともあれ、まずは人材紹介会社に登録しましょう。

日本の人材派遣会社と混同しがちなのですが、別物です。
求人している会社と求職者をマッチングしてくれます。

香港には主に以下の日系人材紹介会社があります。


実際には他にも小規模な人材紹介会社がいくつかありますが、小規模な会社はあまりおススメしません。私の経験上、小規模な案件しかもっていません。
もちろん小規模な会社でも良いのですが、アットホームな反面、会社を立ち上げたばかりで労働環境が整っていないとか、経営状態が苦しい、といったケースが多くみられます。
もしあなたが大手企業の人事部で働いていたら、誰でも知っている大手の人材紹介会社に紹介をお願いしたいと思いませんか。あえて個人でやっているような人材紹介会社には頼みませんよね。

さて、まずは上記など大手の人材紹介会社のホームページを覗いてみましょう。求人情報が見れると思いますが、掲載されている求人情報は一部にすぎません。まずはオンライン登録しましょう。
すると人材紹介会社の担当者から個別にメールが来ます。後は直接のやり取りとなります。

その後、人材紹介会社へ実際に行って面接です。といっても、合格・不合格を決めるための面接ではなく、あなたの自己紹介と経歴を詳しく説明し、希望する仕事について詳しく伝えるための面接です。語学力のレベルチェックもあります。これで担当者は、企業側に対して「落ち着いた雰囲気で真面目な方です。秘書の経験があり、英語はビジネスレベル、北京語は日常会話レベルです」などとアピールしてくれるのです。

数社の人材紹介会社の面接日程をスケジュールして、旅行と下見も兼ねて香港に来ましょう。
都合がつかず香港に来れない場合は、電話やスカイプで対応してくれる場合もあります。

面接を終えたらその日のうちに、あるいは数日以内に、あなたの希望に沿えそうな求人情報をメールで送ってくれます。もしその求人内容に興味があり応募したいと希望すれば、企業側にあなたを紹介してくれます。

それで企業側が会ってみたいと言えば面接日の相談です。面接日を決定し、後は当日その会社へ直接行って、企業の面接を受けます。どこでもまず語学のレベルチェックがあります。

そして人材紹介会社から面接の結果について連絡をもらいます。
一次面接、二次面接、三次面接、と何度も面接がある会社もありますが、大体は最初の面接で募集ポジションの上司と人事部と会い、最終面接は社長(総経理)などのトップと会うパターンです。
もし次の面接に進んでもすぐにまた香港へ来れないようであれば、事前に人材紹介会社と相談しておけば、一回の面接で合否を出すなど融通してもらえます。

当時の私は、人材紹介会社の規模を問わず香港にあるだけ全ての人材紹介会社に登録に行きました。しかし人材紹介会社も色々で(担当者によるのかもしれませんが)、「またいい案件があったらご連絡しますね」と言ったきり連絡が一切来なかった会社もありました。20代前半の履歴書ですから、人材紹介会社にとって企業に紹介したくなるような魅力が無いのは分かります。若者だからといってあからさまに見下したり、あなたは香港で働けるようなタイプじゃないと言い切った人たちは、今思えばものすごく失礼だったと思います。今それらの会社は存在していません。

一方で、親身になってくれる会社もありました。どうしても香港で働きたいと熱く語った私の気持ちを汲み取って、なんとか香港で雇ってくれる会社はないかと探して紹介してくれました。書類が通らなかったり、一時面接で全滅だった私に絶えず色々な案を下さいました。深センの会社も受けてみて、数年してからまた香港にトライしたらどうかと言ってくれたこともありました。気にしていつも電話を掛けて来てくれたり、内定がもらえない毎日が不安すぎて電話で泣いてしまったこともありました。

それぞれの会社で違ったアドバイスをもらうことが大切です。
人材紹介会社で仕事を見つけるプロセスをおさらいしましょう。

人材紹介会社のホームページからオンライン登録
 ↓
担当者から連絡が来るので希望を伝える
 ↓
香港で人材紹介会社の面接(渡航できない場合はスカイプ等)
 ↓
自分にあった案件を紹介してもらい、気に入れば応募の意思を伝える
 ↓
書類審査が通れば香港で企業の面接
 ↓
採用

その他の仕事の探し方

人材紹介会社を経由するのが正攻法ですが、他にも方法はあります。
  • 香港のフリーペーパーの求人欄
  • インターネット
  • 人からの紹介
順に見て行きましょう。

<フリーペーパー>
まずフリーペーパーですが、求人欄というのがあります。だいたい医療通訳スタッフや日本語学校や飲食店などが多いです。簡単にいうと普通の企業の求人はありません。あるとしたらあまり儲かっていないはずです。人材紹介会社を通すと採用後に企業側は手数料を払う必要があります。契約にもよりますが大体はその採用した人の給与1か月分が相場です。採用が決まる前に給与交渉は人材紹介会社を通しますが、私たちのために1000香港ドルでも多く掛け合ってくれているのですが、人材紹介会社にとっても給与はイコールもらえる手数料なので少しでも高くしたいのです。

フリーペーパーの載っている求人はビザホルダーが前提です。主婦など働けるビザを持っていてパートを捜している場合などが最適です。ビザの申請まで面倒は見てくれません。本気で仕事を探していてビザも持っていないなら、フリーペーパーはお勧めしません。

<インターネット>
人材紹介会社ではなく掲示板のような形で、企業が直接求人を出しているケースがあります。これもフリーペーパーと似たような背景なのですが、きちんと人事部があるような日系大手企業の場合はこういうところに求人広告は出しません。採用活動に余計な費用がかけられない会社がほとんどです。大手が良くて中小がダメというわけではありませんので、小さい会社で決められたポジションだけでなく色んなことを経験したいという人はチャレンジしてみたら良いと思います。人材紹介会社のようにプロが仲介してくれるわけではないので、給与など交渉事は自分ですることになります。

<人からの紹介>
意外とありなのがこの方法です。香港で働いていると友人知人から求人情報をもらうことがあります。今度うちの会社の欠員が出るんだけど興味ない?隣の部署が日本人を捜してるんだけどどう?など。コネでいい人がいなければ人材紹介会社なりに依頼するパターンです。私も在職中にこういう話をもらって条件が良かったので転職したことがあります。また、上司の知人を引っ張って来て採用したこともあります。会社としても紹介の方が普段のその人のことを分かっているし、簡単に辞めにくい状況になるので助かります。採用してもらう方も、全く知らない人ばかりの所へ飛び込むより安心ですよね。


さて、人材紹介会社とその他の求職方法についてご紹介しました。
なにはともあれ香港で仕事をしたいなら人材紹介会社に登録しましょう。
そして参考程度にフリーペーパーやインターネットなどのツールも見るだけ見て、香港に友人知人がいれば仕事を探していることを伝えておきましょう。特に香港人はお節介というかお世話好きなので、いい情報をもらえるかもしれませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿

初公開!Supper moment 「請講」の歌詞 日本語訳

お久しぶりです、ヒナタです。   Supper moment の2014年5月発売のアルバム 「世界變了様」を入手しました。   今まで、SMの曲は主にYoutubeで拝聴していました。 先日Youtubeで無料で公開された2018年コロシアムライブを見て 再び...