2017年11月7日火曜日

具体的にどういう人?香港で働いている日本人たち



こんにちは、ヒナタです。

今日は香港の古代遺跡から出土した展示品を見てきました。

香港というと大都会というイメージで、遺跡と言うとピンとこないと思います。
英国領時代の洋風の建物とか砲台なんかではなく、発掘された古代遺跡です。

地下鉄の新しい路線「沙中ライン」の建設中にも遺跡が見つかって、ただでさえ遅れていた工事がさらに遅れたというニュースがありました。開発のため土地を掘り起こしている時に偶然宋の時代の遺跡が発掘されてしまう事は香港でもあるのです。
古代の人もこの地の上に住んでいたんだなと思うと親近感さえ感じます。

さて、今日は香港で働く日本人を具体的にご紹介していきます。もう帰ってしまった人も含め、私が実際に接した人たちです。(もちろん個人名は出しません)海外就職関係の本や雑誌に取材されるような女性起業家やレストランオーナーだけではなく、ごくごく普通の人たちが色々な経緯で香港に来ることを分かって頂ければと思います。

現地採用のケース

●まずは私の場合:動機<香港が好きすぎて住みたかったから>
 
 大学卒業→日本で働く→香港へ来て就職活動→香港の日系企業に現地就職


●Aさんの場合:動機<彼氏が香港人だったから>
 
 出張中の香港人と仕事で知り合う→遠距離恋愛→香港に来て結婚→現地就職

●Bさんの場合:動機<海外で日本語を教えてみたかったから>
    
  日本国内で日本語教師→香港の日本語学校へ応募→転職

●Cさんの場合:動機<異動先だから>

 日本国内の外資系金融会社勤務→異動命令→現地の支店と直接雇用契約を結ぶ

※外資系(特に金融)の場合はちょっと異例で、赴任ではなく現地の会社に就職し直すのが普通です。待遇は当然申し分ないと言われています。

●Dさんの場合:動機<英語、中国語が活かせる場所だから>

 社会人をやめ中国留学→ 香港で現地就職

●Eさんの場合:動機<海外で働いてみたかったから>

 専門学校を出て調理師→知り合いから誘われる→日本食レストランへ転職

●Fさんの場合:動機<香港の芸能人が好きだったから>

 香港の大学に語学留学→その後すぐ帰国せず香港で就職先を探す→就職

駐在員のケース

●Aさんの場合
 
 就職→海外駐在を希望していたがなかなか通らず10年目にして異動命令→香港へ

●Bさんの場合
 
 就職→北京語を買われ1年ほどで香港へ異動命令→香港へ

●Cさんの場合

 社会人留学→海外駐在が前提のポジションに転職→数年は国内業務→香港へ異動命令


いかがでしょうか、駐在員に比べると現地採用の人の方が当然色々なケースがありますね。十人十色で一人一人が違う背景と経緯なので全部は書ききれません。

香港で就職活動をする時に人材紹介会社ではよく「で、あたなは誰のファンなの?」と聞かれました。香港映画俳優や歌手が好きで香港に憧れ、香港に来る人がそれだけ多く、人材紹介の人たちは聞き飽きているのだと思います。しかしなぜか、実際に香港に住んでみるとミーハーが高じて香港に来たという人は意外と少ないのです。たまたま私の周りに少ないだけなのかもしれませんが。

ちなみに私はミーハーだと思われると癪なので「ウォンカ―ワイの映画を観て香港に憧れました」と言っていました。本当は「恋する惑星」以前から香港が好きでした。

次回は、人材紹介会社のことなど現地で就職する時の具体的なプロセスをご紹介します。

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