2017年11月16日木曜日

海外移住で国民年金の支払いはどうする?


こんにちは、ヒナタです。

前の記事(https://hidamarihk.blogspot.hk/2017/11/blog-post_15.html)でも書きましたが、香港など海外へ移住する場合は国民年金の支払い義務がなくなります。希望すれば任意で加入し続けることも可能です。海外に住んでいる期間、年金を払わない場合は将来受け取れる額が少なくなります。

昨今、将来は年金制度が破綻して今の現役世代は年金を受給できないのではないかとよくニュースで見るようになりました。あまりにそういった情報が多すぎて、年金を支払いつつも不安がつのります。定年後は年金をもらいながら豊かな余生を過ごせる時代はもう過去のことのようです。

本当に将来、年金がもらえないのでしょうか?全くもらえない、ということは無いと思います。ただ、受給できる年齢がどんどん上がっていく可能性は否定できません。60歳で定年退職しても、受給年齢が70歳では10年ほど自分の貯金を取り崩して生活しなければなりません。70歳から受給できても、その金額は現在の高齢者がもらえている額よりも少なくなっているかもしれません。昔のように年金だけの収入に頼って生きていくのは難しい時代が予想されます。

私も海外に住むにあたって任意加入すべきかずいぶんと悩みました。よっぽど長生きしない限り、年金は掛け損になる可能性が高いです。日本にいれば、掛けるしか選択肢はありません。無職だろうが学生だろうが、基本的には支払う義務があります。しかし海外へ移住するとなると、先行き不透明な年金を支払わなくても良いという選択肢が出てきます。

一時期、私は本当に悩んでいて実際に香港にいる日本人に聞いて回りました。普通の友達から、金融関係や保険関係のお仕事をしている人など色々な人に聞きました。

普通の友達は大体、香港にいる間は支払いをしていませんでした。海外にいる期間は空期間として計算されるので、受給資格は満たされます。ただ受け取る金額は少なくなりますが、どうせ満額もらえたところで期待できないので満額でなくても良いということでした。

保険や金融関係のお仕事をしている人に聞いてみると、やはり口をそろえて支払いはしていないということでした。日本の年金制度に疑問を持っていて、それより自分で投資なり資産運用をして増やした方が確実だというお話でした。ちなみに唯一、任意加入をしている人がいました。でもその方も、「一時期は支払ってなかったんだけれど、やっぱり日本人としての義務だから払うことにした。親への仕送りのつもりで。」と言っていました。

それはそれで、なんだか腑に落ちました。年金制度は助け合いで成り立っているのだし、自分たちが将来ちゃんと受給できるか分からないから今払わない、という考えは理屈にかなっていますが、自分の損得しか考えないようで何だか寂しいものです。

とはいえ、これから日本も貧富の差が開いてくるとかAIロボットに仕事を取られるとかあまり良い将来がみえない状況です。せっかく海外に住むにあたって年金を払う・払わないの選択肢ができたので、自分はどうすべきかよく考えてみて頂けたらと思います。

もし今言われている予想が大きく外れて、日本がさらに大きく発展して、60歳から十分な年金がもらえる社会になったら、年金を支払ってこなかったことを後悔するかもしれませんからね。

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