2018年1月30日火曜日

今だから気になる!子どもの英語教育


こんにちは、ヒナタです。

先週土曜のEテレ「すくすく子育て」のテーマは「気になる!子どもの英語教育」でした。

こちらの番組はいつも痒い所に手が届くというか、日ごろから気になっていることをテーマに取り上げてくれるので、さすがEテレ!と思ってしまいます。

日本では英語学習の需要が年々ますます高まっていますよね。
英会話教室も増えましたし、大人も子供も英語を勉強している人が本当に増えたと思います。

私も海外に住んでいるので英語の必要性はひしひしと肌で感じています。
子供の教育については誰しも悩んでしまいますよね。なにせ自分が子供だった頃とは時代も環境も違うのですから、昔と同じように考えることはできません。

香港は英語と広東語と北京語が使われている場所ですので、
香港ではどのような言語教育をしているかも含め、英語教育について考えていきたいと思います。

日本の英語教育の早期化
日本はこれまで長い間、英語は中学生から勉強するものでした。
それが2008年に小学5,6年生を対象に外国語活動としての英語教育が始まり、2011年には小学5年生から必修となりました。そして2020年からは小学3年生から必修化、と英語教育はここ最近になって早期化してきています。

突然、小学校で英語を学んで英語に馴染めるのか、英語に苦手意識ができてしまわないか、最近の親はその辺を心配してしまいます。そのため、学校で習うよりも前から英語に親しみをもってもらおうと英会話教室や英語で遊ぶグループなどに早くから参加させる傾向にあるようです。

赤ちゃんからの早期教育、早すぎる?
「すくすく子育て」の番組内でも、ネイティブスピーカーによる英語の歌遊びなどをする無料クラスが紹介されていました。1歳に満たない赤ちゃんが参加していましたが、赤ちゃん本人はあまり理解していない様子でした。それについてママは、赤ちゃんが英語を理解していないようだけれど、日本語もままならないうちから英語をはじめるべきでしょうか?という質問をしていました。

専門家の先生にればママが話す言葉(母語)を取得する方が自然で、感情や思考の基礎になるので英語は後からでも遅くはないというコメントをしていました。

確かに、日本語をまずしっかり覚えさせたいというのは最もな気がしますね。親がどの程度の英語レベルを求めるかによって違うと思いますが、こちらの家庭のように小学校からいきなり英語を勉強させる前に英語に馴染ませておきたいというのであれば、そこまで今から心配する必要はないと思います。11ヶ月の赤ちゃんが英語クラスに集中しないのは当たり前のことで、例え日本語でもそういうクラスには集中力がもたないものです。クラスに通わせ続けていたら、そのうち自然に慣れると思います。

言語習得はいくつまでなら間に合う?
そもそも、英語を勉強させる親の中に言語と教育についての知識を持っている人はどの程度いるのでしょうか?番組に出ていたママは自分自身は英語が苦手で、将来のために子供には早くから英語を身につけさせたいと思っているようです。

ところで、言語をネイティブ並みに身につけるためには、12~13歳までが限度と言われています。
それまでは頭で考えなくてもすっと吸収できるというわけです。
今まで日本の英語教育は中学生からスタートしていたので、そういう意味ではもう少し早くから始めた方が有利になりますね。ですので、小学生低学年からスタートするのは十分に意味があります。

また、3歳まで外国に住んで英語が話せたのに、日本に帰ったらすっかり忘れてしまったという話をよく聞きませんか。小学生くらいまで外国にいたら、もちろん使わなければ退化しますが、ある程度は覚えていられるものです。幼いうちは覚えることも忘れることも早いのです。

香港では当たり前のように早期教育をしている
ここ香港は英語と広東語が公用語で、レベルに個人差があるものの基本的に誰でも英語が話せます。イギリス領だったこと、世界各国からの外国人が多いこと、など様々な要因で英語は浸透しています。

香港人の英語はお世辞にもうまいとは言えません。留学など特殊な環境の人を除いて一般的な香港人家庭で育った子供の英語は、文法も発音も、香港英語だとすぐ分かります。ただ日本人と違うのは、英語に対して物怖じしない姿勢です。英語があまりうまくないから・・と謙遜している人でも、たどたどしくも英語で意思を伝えることができます。日本人が文法や発音を気にして、ネイティブを目の前にして緊張してしまうことを考えれば、香港人はとても堂々としています。

そして香港は近年、社会的にエリート教育の風潮があるため誰もが赤ちゃんの頃から英語を勉強しています。おもちゃにしても、国産はほぼありませんので欧米製のおもちゃで遊びながら英語に親しんでいます。ディズニーのDVDは英語のまま見ますし、子供同士で遊べる場所に行っても、色んな国籍の子がいるので英語で遊んでいる様子をよく目にします。2歳から幼稚園のお受験も始まるので、受験準備のテキストやフラッシュカードをバスの中でやっています。またアマさん(フィリピン人)とも英語で会話をするため、日ごろから英語を話す機会があるのです。もっと熱心な家庭では親が英語で子供に話しかけています。

広東語は教えなくてもいいのかと思いますが、とりあえず英語ができることが何より優先なのでそこまで母語にこだわりがないように見えます。もともと香港は色んな人種の人がいて、中国語にも広東語や潮州語、福建語など様々な方言がある場所なので、母語だけがしっかりできるよりも色々な言葉が分かる方が大切な風潮にあります。

結局、いつから始めれば良いの?
私は18歳から大学で北京語を一から学び、中国に留学しました。広東語は24歳から香港に来て、独学で話せるようになりました。どちらもビジネスレベルですし、初対面の人と電話で話していても私が日本人だと分からないまま会話できます。私の経験から言うと、20代から始めてもまだまだ伸びしろはあると思います。

ただ社会人になってからスタートするには時間的な制約もありますし、学生の頃のように自由でいられません。私は最終的には大学を卒業するまでに英語なり中国語なり、目指す語学が身についていれば理想的だと思います。

英語も大事ですが、社会人になると日本語力の方も気になります。外国語が上手くても日本語の語彙が乏しかったり、うまい言いまわしができない、敬語が上手く使えないというような大人を見ると残念なものです。日本は日本語ができることも大切な社会です。見落としがちですが、子供の頃は日本語もきちんと勉強させたいものです。

2018年1月28日日曜日

なぜ日本人は台風でも大雪でも出社するのか


こんにちは、ヒナタです。

日本はここ数日、日本海側でドッサリ雪が降ったようですね。
雪がよく降る地域というのは、雪対策がある程度されているので実はそれほど心配することはありません。そういう地域は交通信号機(赤黄青)が横型ではなく縦型だったり、道路には消雪パイプがあって水が出るようになっており、雪を溶かしてくれます。

東京のように普段あまり雪が降らない地域に大雪が降ると、そういう対策が無いので混乱してしまうわけですね。

さて、私も日本の雪国に住んでいる友人が心配で連絡を取ってみると大雪警報が出て幼稚園は休みになったそうです。しかしご主人は出勤したとのことでした。考えて見れば、幼稚園が休みになるのに大人は出勤しなければならない、この差は何なのでしょうか?
どうして日本人は台風でも大雪でも出勤しなければならいのでしょうか?

香港の場合
香港で大雪はまずありませんので、台風のケースを例に考えてみましょう。

香港の場合、台風はシグナルで表示されるのでシグナル3が発令されたら学校が休み、シグナル8以上が発令されたら会社も休みとなります。

朝の出勤時間までにシグナル8以上が発令されれば、出勤する必要はありません。もし解除されれば、2時間以内に出勤すればよいという会社のルールが一般的です。

また、出勤した後にシグナル8以上になった場合は、会社の判断で帰宅させます。もし帰宅する方が危ないという場合は会社に留まるのですが、ほとんどの場合は帰宅させます。

同じく、台風でなくても大雨にもレベルがあり、黄雨、赤雨、黒雨、という三段階になっており、黒雨になったらシグナル8と同様に出勤前なら自宅待機、出勤後なら帰宅となります。

台風の日の香港人はお祭り騒ぎ
上記のように出勤前であれば、自宅でシグナルが解除されるのを待ってから出勤すれば良いのですが、出勤後の場合、実際に香港人は仕事どころではありません。

台風が接近しているけれどシグナル8以下なので出勤した場合、勤務中にシグナル8が発令されるかもしれません。定時まで仕事をしなくても帰れるのではないかとみんなソワソワし始めます。シグナル8が発令されたら蜘蛛の子を散らすようにみんな帰って行きます。


そして帰りにスーパーでお菓子や食料を買い込む人が多いので、帰宅途中でスーパーに寄ったら大混雑というパターンです。

台風の日の日本人は冷静
日本人(駐在員や現地採用)は、シグナル8だろうが黒雨だろうがとりあえず出勤します。
私も香港に来て最初のころ、シグナル8が発令されているのに、外の雨も風も大したことなかったので出勤したところ、 駐在員の上司も当たり前のように会社に来ていました。「これくらいでシグナル8なんて香港天文台も甘いよね」「香港人は誰も来ていないね」「君はやっぱり日本人だね」などど会話をした覚えがあります。その日は結局、上司もそろそろ帰るから君も帰りなさいと言われて、午前中だけ仕事をして帰りました。


出勤して正解だったなと思った記憶があります。日本人の上司はみんな来ているのに、私だけ行っていなかったら、印象を悪くしたかもしれないからです。

台風の日に出勤したら日本人以外は誰も来ていなかった、という話は香港内の日本人の間で冗談半分によく話題に上ります。そして香港人はすぐ休みたがるとか、普通日本人は何があってもとりあえず会社に行くとか言うのです。

香港に住み続けて徐々に理解した日本人の異様さ
しかし何年も住んで、何度もそういう経験をしていると、当たり前の光景になってきます。シグナル8が発令されても必ずしも外の天気が荒れているとは限りません。それでも、やっぱり無理していくほどのメリットはあるのだろうかと思う様になりました。無理に出勤しても同僚も取引先も誰も出勤していない、こんな日に何か急ぎの要件があっても、すぐに対応できなくても許されるはずです。それに、シグナル8の日にわざわざ外へ出て落ちてきた看板に当たったら、笑いものです。

そのうち、日本のテレビで観る台風中継がおかしく思えてきました。傘が吹っ飛びそうになりながら街ゆく人々は、どうして今日こんな天気と分かっていて外にいるのでしょうか。世の中には医者や鉄道員や報道関係者など、どうしても出勤しなければならない職種の人もいます。でも、多くのサラリーマンはどうして今日一日を休めないのでしょうか。あんなにびしょ濡れになったスーツで出勤して、帰りは交通機関がストップして、駅で足止めをくらう。そこまでしなければならない仕事って何なのでしょうか。

台風中継を見ながら、この人たちは命がけで出勤しているけれど、本当に飛んできた何かに当たって死んでもいいのだろうかと思ってしまいます。

日本では出勤するのが正しい
私も日本で育ち、日本で仕事をしていたのでその文化は肌で理解できます。
日本では、出勤するのが正とされます。電車が止まらない限り、交通手段があるかぎり、出勤しなければなりません。もし遅刻したら、台風が来るとわかっていたのにもっと早めに出勤しなかった自分の責任を問われるでしょう。

台風の日に出勤したら、いつも通りの顔が揃っていて何事もなかったかのようにいつもと同じように仕事をしています。台風で出勤したからと言って誰も褒めてくれません。もし出勤する前に飛んできたゴミ箱に当たって怪我でもしたら、それは自分の不注意になってしまうのでしょうね。怪我が怖くて自宅待機している人なんて一人もいませんでした。

日本の常識は世界の非常識
香港と日本の比較だけにとどまらず、日本以外の国ではやはりこういうケースは休むものです。命あっての仕事ですから、仕事のために命を落とすのは本末転倒です。
たった一人、たった一日、仕事をしなかったことで地球の自転が止まるわけではありません。

香港にいる日本人が香港人スタッフを不真面目だと判断するのは世間知らずだと思うのです。無理をして評価されるのは、いや、評価なんかされませんね、無理をしても「それが普通」と思われるのは日本だけに通用する常識です。日本の外では、それは行き過ぎた概念と見なされます。台風の中をビショビショになって出勤するサラリーマンのことを、海外の人は素晴らしいと評価するどころか笑っているのです。

日本にいる限り、日本のルールに従わなければなりません。過去にくらべ自然災害が多くなった日本ですから、徐々にこのルールも変わっていくと良いのになぁと思います。

今や熱中症が不安で、部活中に勝手に水を飲んではいけない!なんて根性論を言う人もいないでしょうから。

2018年1月27日土曜日

犯罪件数が減少する 一方で恋愛詐欺は増加


こんにちは、ヒナタです。

あなたは今まで、どんな犯罪やトラブルに巻き込まれたことがありますか?
元恋人との別れ話がこじれて警察沙汰になったとか、泥酔して道に寝ていたら財布を取られたなど
自分にも過失があるケースを含めたら一つや二つはトラブルの経験はありませんか?

私は日本では露出狂に三回遭ったことがあります。
中国ではスリ未遂が一回(後ろからリュックを開けられている最中に気づいたので犯人は逃げた)
そしてまた別の機会に詳しく書こうと思いますが、中国ではひったくりにも遭いました。
ボッタクリも含めれば中国では数えきれないくらい騙されている気がします。

今日は香港の犯罪事情について書こうと思います。

香港の治安は?
私は普段から香港はとても安全な街だと思っています。
スリやひったくりの被害についてはよく聞くので、外出時は注意をしていますが、
痴漢や強姦といった性犯罪のケースや通り魔は圧倒的に日本の方が多い気がします。

日本にいる時は、カバンを置いたままトイレに行ってもまず取られることはありませんが
夜道を一人で歩くときは、香港にいる時よりも心細くなります。

世界で最も治安のよい場所と呼ばれることもある香港、私も日本より治安が良いと感じます。

具体的な犯罪件数は?
このたび香港警察が昨年の犯罪件数を発表しました。
香港内で56,017件発生、これは1975年からの調査で最も少ない犯罪件数だったそうです。
件数は以下のように多い順で並んでいます。

1 : 窃盗(ひったくり、すり、万引き等) 23,806件
2 : 詐欺 7,091件
3 : 器物損壊 5,071件
4 : 暴行・傷害 4,611件
5 : 侵入盗 1,872件
6 : 暴力団関連 1,798件
7 : 脅迫 1,668件
8 : 薬物 1,553件
9 : 家庭内暴力 1,394件
10 : わいせつ 1,077件
11 : 恐喝 579件
12 : 放火 354件
13 : 強盗 163件
14 : 強姦 65件
15 : 殺人 24件

スマホで話していたらすれ違いざまにスマホを持って行かれたとか、MTRの中にいて駅に着いたとたん、下りる人がスマホをひったくって去って行ったなど、スマホは狙われやすいようです。
財布はもちろん、街中でスマホを触る時はしっかり握るなりストラップで手に巻き付けるなり、対策をするのがおすすめです。私はスマホの裏にリングを貼って必ず指を通して画面を触るようにしています。

オンライン恋愛詐欺(ロマンス詐欺)
日本でも被害がでているオンライン恋愛詐欺(ロマンス詐欺)ですが、香港でも被害が顕著です。
先日のニュースでは被害総額は約1億香港ドルと報じられていました。

典型的なやり口では、マレーシア人、インド人、ナイジェリア人などの男性が白人になりすまし、オンラインで知り合った香港人女性から金銭をだまし取るというパターンです。

被害者の女性は高給取りというケースが多く、医者や銀行員、会計士、公務員などの独身女性だそうです。オンライン上で知り合ってメッセージを交わすうちに親しくなり、急に事故にあってお金が必要になったとか、多額の遺産相続をするために法的手続き費用が必要だとか理由をつけては送金を依頼してきます。彼女たちはそういう嘘を見抜くことができず、騙されたまま繰り返し送金を行ってしまうようです。

実例:被害者Sさんの話
私の元同僚の友人(香港人)も典型的なパターンで騙されていました。
私は直接の知り合いではないので何もできませんでしたが、元同僚の話によると騙されていることを何度も忠告したけれども全く聞き入れない上、果ては友情まで壊れそうな状態だったようです。

その香港人女性も、大手企業で働いていて高給をもらっているそうです。
オンラインで知り合った白人男性と付き合い始め、毎日のように連絡をしていたとか。
一度も会ったことのないと付き合うとか、信用できるものなのか不思議ですが
パスポートのコピーも見せてもらったそうです。
私ならそんなもの見せられると逆に怪しいと思いますが、当人同士は盛り上がっていますから。

仕事でマレーシアに住んでいるから電話番号はマレーシアだとか、
英語があまりうまくないのはどこどこ育ちのハーフで英語圏で育っていないからとか、
色々と言い訳をするそうです。

そして台本通り送金を要求してきたそうです。
最初は少額から、すぐに返すとも言われていたそうですが相手の口座番号は知りません。
こちらから送金する時はWestern Union経由で、これなら送金先の口座情報は必要ないのです。
事故にあった入院費用、両親の遺産相続のための費用、その彼女に会いに行くため出国しようとしたら入国管理局につかまって釈放してもらうための示談金、などなど段々と金額も大きくなったそうです。

その香港人女性は結局、自分の貯金を全て送金して使い果たした上、両親にも借りて送金したそうです。合計は35万HKドル、1香港ドルのレートを14円で計算すると約500万円です。

そしていよいよお金がなくなり、相手の要望に応えられなくなったら相手は連絡をしてこなくなり、気づいた時には一文無しという状態だったそうです。元同僚の話では、まだ完全に騙されたとは認めていないようで、返してくれるかもしれないと思っているそうです。日本国内ですらいったん送金したお金が戻ってくるかもわからないのに、Western Union経由で海外に送金されたお金は戻ってくることはまずないと言い切れるでしょう。親にも警察には恥ずかしくて言えないということなので、去年の統計に含まれていない被害者は他にもまだいるのだと思います。

赤の他人の話として聞くと、こんな馬鹿馬鹿しい詐欺事件は騙される方も信じられませんが、相手も詐欺のプロなので言葉巧みに独身女性の心の隙間に入り込んで信じさせてしまうのでしょうね。

日本のオレオレ詐欺も進化しているようなので、ロマンス詐欺も引き続き注意が必要です。

2018年1月26日金曜日

香港永住権の申請方法を解説②


こんにちは、ヒナタです。

以前の記事で、香港永住権の申請方法について解説しました。
https://hidamarihk.blogspot.hk/2018/01/blog-post_15.html#!/2018/01/blog-post_15.html

今日は、実際の申請やその後についての実体験を書いていこうと思います。
書類の準備
前回書いた通り、必要な書類は下記です。

·  ROP145(永住ビザの申請書)
·  ROP146(香港を永住地とする旨の宣誓書)
·  IDカードのコピー
·  パスポートのコピー(香港を入出国した日付が分かるページ)
·  在職証明書(勤務先で発行してもらいます)
·  7年居住していたことを証明できる書類 

ROP145の中に、7年居住したことを証明する書類を添付するよう書かれています。
例えば在職証明や収入証明など、と書かれています。



日本から転勤で、或いは現地採用で7年同じ会社で勤めていれば特に問題なく準備ができると思います。私のケースはちょっと複雑で、7年のうち6年は2社で働き、妊娠・出産のため退職しました。そして退職前にはすでに香港人の主人と結婚していました。

退職した時点で就労ビザから配偶者ビザへ変更をした方がいいのかイミグレーションに聞きに行きました。すると就労ビザはあと2年残っているから、有効期限が切れるまではそのままで良いと言われました。

よく「退職したら同時に就労ビザも切れる」と誤解している人がいますが、一度発給されたビザは有効期限まで有効なのです。ただしビザを申請した際の雇用主と別の雇用主に雇われて働く場合はスポンサーチェンジが必要になります。つまり就労ビザの有効期限内であれば、退職して無職のままでも、私の様に専業主婦になり香港にそのまま滞在していて何ら問題ではありません。もしまた働こうと思えば、新しい雇用主の名前でスポンサーチェンジだけ行えば良いのです。

さて、そういうわけで私が提出した書類は下記の通りです。
 
·  ROP145(永住ビザの申請書)
·  ROP146(香港を永住地とする旨の宣誓書)
·  IDカードのコピー
·  パスポートのコピー(表紙から裏表紙までハンコがないページも全ページ、2冊分)
·  退職証明書(2社の退職時に作成してもらったResignation Letterのコピー)
·  7年居住していたことを証明できる書類(税務局でもらった6年分の納税証明と収入証明) 

それに加えて、私は最後の1年は雇用主がいないので配偶者の書類を付けました。

・ 結婚証明書のコピー
・ 主人の香港IDカードのコピー
・ 主人の過去3年の納税証明と過去6年の収入証明

香港政府としては、この申請者が香港社会に頼らずとも生活できる財源があるか、香港社会に貢献できるのかを知りたいわけです。生活保護を受けなければ生きていけない外国人をわざわざ永住させても、税収が期待できない上に社会のお荷物になるだけですからね。

自分で働いている時は勤務先からの収入と、きちんと納税をしているか証明することが必要となります。そして専業主婦になっても、配偶者にきちんと収入があり、納税の義務を果たし、私を養うだけの収入があれば良いわけです。

税務局での手続き

7年居住していたことを証明できる書類、については税務局で「納税証明」と「収入証明」を作成してもらうのが王道だと思います。

灣仔の税務局へ行き、1F(日本でいう2階)へエスカレーターであがります。
そこには税務局のカウンターと、同じ階には郵便局も入っています。

税務局のカウンターへ行き「香港永久居留権の申請に必要なので納税証明が欲しい」
と伝えると最大6年分の納税証明書をその場でプリントアウトしてくれます。

7年分の証明書類が必要なのに6年までしかプリントアウトできないのは変な気がしましたが
これで良いのです。仮に20181月の現在、6年さかのぼると下記の書類6枚がもらえます。
2011/122012/20132013/142014/20152015/162016/2017、の計6枚です。

なぜかというと、納税の年度の数え方は4月~翌3月だからです。
例えば20111月から20181月現在まで丸7年香港で働いていたとして、
2011年は1月から働いていても20114月からの給与しか税金の計算には入っていないのです。
そして2017/2018年度はまだ年度途中なので納税額が出ていません。

その分、収入証明(広東語では入息証明と言います)の方には
いつからどこの会社で働いて、その年の年収がいくらだったか、という総額が記載されています。
納税額はわからないものの、年収額が書かれているので勤務していた時期が証明できます。

パスポートのコピー

また別の機会に詳しく書きますが、私は2011年に盗難に遭ったのでその時のパスポートがありません。申請にあたっては7年分の入出国を証明するため最初に入国した時からのパスポートのコピーが必要です。私は香港に来て数ヶ月で盗難に遭い、再発行したため、パスポート上で確認できる一番古い入国日は香港に来てすでに働いていた時のものです。

「香港の入国管理局のパソコンにはすべての入出国の記録が残っているはずだから、入国管理局で確認できる」とよく周囲の人に言われましたが、本当に残っているのかは疑問です。

残っているなら、わざわざパスポートのコピーなんて提出させるのでしょうか。毎日何万という人が香港を入出国しているのに、7年あるいはそれ以上もずっと、個人の記録を全部残せるものなんでしょうか。特にパスポートは発行するたびに番号が変わるので、個人情報としては不完全な気もします。いつか入国管理局の職員をやっている人と知り合ったら聞いてみたいものです。

ちなみに、パスポートは中国本土で盗難にあったのですが、中国の入国管理局では私の入国記録がパソコンで確認できました。入国する時にパスポートを機械でスキャンしますよね。その画像が出てきました。最新の入国日くらいは記録が残っていても当然のような気がします。

そういうわけで、私は香港の入国管理局に提出する書類にはカバーレターを付け、パスポートで確認できる入国日について注釈を記載しました。

書類の提出

郵送でも、ネット上の申請でも良いのですが、私はあえて窓口まで出しに行きました。
個人情報が多い書類なので、郵便事故にでもあって紛失されては困るからです。
そんなこと滅多におきませんが、やっぱり大事な書類に限ってそういう目に遭うとも限りません。

やっぱり確実に渡すには自分で持って行くのが一番安心なので、灣仔の入国管理局の25階まで持っていきました。提出すると言っても、受付窓口の横にトレイが置いてあって、そこに投函するだけです。

受領の通知

まずは書類受領の通知が郵送されてきます。申請は審査中ということです。
私は提出後10日ほどで受領の通知を受け取りました。

不足書類の提出、再審査

次に通知が来るのは不足書類の提出か、面談の通知です。
不足書類については色々なケースがあります。

例えば、7年の間に6か月以上香港を不在にしていた期間がある場合は、それを証明する書類、
或いは銀行の残高証明、部屋の賃貸契約書、など。
提出期限は大体2週間以内なので、それまでに書類を揃えて再度提出をします。

特に不足書類の提出がなく、審査に問題がなければ面談の日時が書かれた通知が来ます。
「パスポートとIDカードの原本を持って何月何日何時に来て下さい」という内容です。
これはほぼ申請が通ったと判断して良いでしょう。

通知にも書かれていますが、日付と時間は電話かウェブサイト上で変更可能です。

審査の結果、申請が通らなかった場合

要求された書類も全て提出しても、残念ながら申請が通らないケースがあります。

実は私も一度経験しています。
その時は6か月以上香港を離れていた時期があり、そのことについて理由を書いた書類など、出せるだけの書類は出したのですが、やはり正当な理由とはみなされませんでした。

その際の通知には、どういう理由で申請が却下となったのかが英語で詳しく書いてありました。
残念でしたが、また新たに連続7年住めば申請することができます。

いかがでしたか、せっかく香港に住むなら、是非7年住んで永住権を取得しましょう。

 

2018年1月25日木曜日

移住するなら地震が少ない香港へ

 
こんにちは、ヒナタです。

草津白根山が噴火して騒然となっていますね。
天災を避けることは本当に難しく、被害が最小限となるよう祈るばかりです。

日本は地震の活動期に入ったと言われていますが、当然火山活動も活発になります。
東日本大震災以降、日本人の地震に対する恐怖も一段と高まったんじゃないでしょうか。

地震予測の研究が急がれる中、今だに確実に地震を予測することは困難です。
たとえ地震予測のアラートが鳴っても、発生数秒前のアラートは恐怖を煽るだけですよね。

日本は日に日に防災意識が高まっていますが、ここ香港はどうでしょうか?
私が初めて香港にツアーで来た時、ガイドさんが「香港は地震が無いから、こんなに高いビルを作ったり、古いビルに増改築をしたりできる」と言っていました。本当にそうなのでしょうか?

香港で地震はゼロ?
この世界中で、地震が起きないと言われている国(場所)でも、ゼロということはまず無いようです。ただ「少ない」と言われている場所はいくつかあり、香港もその一つです。

香港天文台(香港の気象庁)によると、1979年-2016年で身体に感じる揺れがあったのは計70回と報告されています。平均すると年2回の計算になります。香港で地震はあってもほとんど体に感じない程度(震度1など)の揺れなのです。

日本、台湾、フィリピンなど 地震が起こりやすい地域というのは大陸プレートの端に位置する地域であって、香港はプレートの端ではありません。そのため香港は地震が起こりにくいのです。

香港で実際に起こった地震は?
香港で身体に感じる地震が起こっても、多くの場合の震源地は香港以外です。

台湾、中国広東省、フィリピンなどが震源地の比較的大きな地震の揺れが、香港まで影響したというケースがほとんどです。

1979⃣年に香港天文台が計測を始めて以来、香港内が震源地の地震は計7回ありました。
1982年(2回)、1983年(1回)、1995年(3回)、2014年(1回)で、いずれも揺れの小さな地震だったということです。

香港のビルの耐震構造は?
では高層ビルが立ち並ぶ香港は地震対策が皆無なのかというと、そうでもありません。

香港は台風も来ますし、高いビルが強風(風速250㎞/h)でも耐えられるように近年建てられた高層ビルは耐震設計がされています。日本の耐震構造に比べたら不安に思えるかもしれませんが、日本の建設会社が請け負っているビルも実は多くあります。

ちなみに香港の海底トンネルも日本の大手建設企業が参画して建設されました。

香港に住めば安全?
この世の中で絶対に安全と言い切ることは何事も難しいのですが、香港に住むと日本に比べて地震に遭う可能性は随分と減ります。日本にいる時は、いつでもどこでも頭のどこかで「地震が来る」ということを意識して日々を過ごしていました。そういった緊張感や不安感は香港ではありません。

私も阪神大震災は経験していますので、大地震を体験された方は特にちょっとした揺れでも敏感になっているんじゃないでしょうか。例え小さな地震だったとしても、揺れている最中は気が気ではありませんよね。おさまってからも、さっきのは大地震の前触れで、後でもう一度揺れるかもしれない、などと想像してしまうのではないでしょうか。私は学生時代、誰かが消しゴムでノートをゴシゴシやっている時の机のガタガタと揺れる音にびくっとしたことが何度もあります。

香港に住んでいると、どんなにガタガタという音を聞いても、大きな音を聞いても、びっくりしなくなりました。香港で地震はまず起こらないと思っているだけで、いちいちビクビクしなくて済むようになります。

移住のすすめ
日本に住んでいる限り、地震と共存していくのは避けて通れないことです。防災意識を高めて、日ごろから防災訓練をしたり被災時の準備をしておくことが身を守ることに繋がります。

そして、香港など地震の少ない国(地域)へ移住することも、実は選択肢の一つです。移住すれば、いつ起こるかわからない地震に怯えながら過ごす必要がなくなります。私はもともと香港が好きで香港に来たので、地震から逃れるために移住して来たわけではありません。しかし住んでみて
つくづく、地震が少ない場所は余計な心配をしなくて良いなと実感しています。

香港への移住を検討されている方は、ぜひ前向きに検討してほしいと思います。

2018年1月23日火曜日

走り出そう!香港国際マラソン


こんにちは、ヒナタです!

昨日は香港国際マラソン2018が開催されました。

参加された方は、本当にお疲れ様でした!

マラソンは午前に行われたので、今日の午後は香港マラソンのユニフォームを着て
若干グッタリしている人を多数見かけました。

それぞれ全力を発揮されたことと思います。
今日だけではなく、マラソン当日に向けたトレーニングや体調管理など、
長い間の緊張感から解放されて、肩の荷も下りたことと思います。

私も香港マラソンは何度も参加していますが、本当に魅力的な大会だと思います。
今日は香港マラソンについて解説しますので、是非とも来年の参加を検討してくださいね。

香港国際マラソンとは?
香港国際マラソンは、香港が中国に返還された1997年より開催されています。
開催日はだいたい1月下旬ごろ、旧正月の前に行われることが多いです。
距離はフルマラソン(42.195km)、ハーフマラソン(21.0975km)、10kmレースの三種類あります。

第1回大会の香港マラソンの参加者は約1,000人ほどでしたが、香港でのマラソン熱も高まり年々参加者が増え、現在ではエントリーもサーバーがダウンするほどの人気となっています。今ではアジア最大級の大規模な大会とも言われています。

誰でも参加できるの?
国内外から参加できる国際マラソンですので、基本的には誰でも参加できます。
申し込み(エントリー)の時期は毎年9月末~10月くらいですので、時期が近づいたら申し込み日をチェックして下さい。

ネット上での申し込みとなっていますが、先ほども述べた通り大変人気なので受付がスタートしたら申し込みが殺到し、すぐにサーバーがダウンしてしまいます。サーバーの回復を待って再試行したらもう枠が埋まっていた、ということも実際にありました。

香港在住の方(香港IDカード保持者)は、下記のオフィシャルサイトからチャレンジして下さい。

香港国際マラソンオフィシャルHP
http://www.hkmarathon.com/Home_19613.htm

日本在住の方は、日本から海外枠として参加することができます。
実はこちらの方は最初に枠が確保されており、すぐには定員に達しません。
ですので、香港在住の日本人の方でも、香港人と競うよりもこちらで取った方が有利です。

ただし申し込みには日本の住所が必要で、大会後の成績証書(タイムが記載されています)はそちらの住所へ郵送されます。他にはエージェント経由のため、香港で申し込むよりも費用が倍ほどになります。しかしゼッケンを受け取りに行くのは現地(香港)ですし、確実にエントリーするならこちらを利用する手もあります。私はここ2年ほど香港のサイトでは全く申し込めず、日本のサイトで申し込んでいます。

香港国際マラソン日本事務局HP
http://www.hkmarathon.jp/

香港マラソンのみどころ(走りどころ)
香港といえば看板が道にせり出したネイザンロードをはじめ、街にたくさんの名所がありますが、香港マラソンではそういった香港の街を自分の足で駆け抜けることができます。当日マラソンコースは通行止めとなりますので、いつも歩くことのない車道からの景色を堪能することができます。

<10mコース>
香港島のコーズウェイベイ付近から東区走廊(アイランド・イースタン・コリドール)を走ってサウケイワンまで行き、折り返してコーズウェイベイまで戻り、ビクトリアパークがゴールです。

スタートしてから左側にビクトリアハーバーを見ながら、ひたすら東へ向かって走ります。
コーズウェイベイに戻ってきてからすぐにビクトリアパークが見えるのですが、皮肉なことに遠回りせねばならず、最後に心臓破りの坂を上ります。この坂で結構なダメージを受けますが、ビクトリアパークは目の前なので気力でゴールしましょう。

<ハーフマラソン>
ネイザンロードのど真ん中、ミラマーショッピングセンターの辺りがスタートです。チョンキンマンションの辺りからスタートエリアとなっており、ミラマーショッピングセンター前のスタート地点を通過したら各自の計測が始まります。そのままアーガイル・ストリートまで北上、青葵公路を走って折り返し、西九龍公路に出ます。いつも空港から市内に向かうバスで見える景色なのでほとんどの人には見慣れた景色だと思います。大きなコンテナターミナルも見えます。

折り返してからはまた市内に向かうと香港島が見えてきます。ウェスタン・ハーバー・トンネルをくぐる前は下り坂になっていてトンネルは見えるのになかなかトンネル内に到達しない時間が続きます。トンネル内は空気が悪いので倒れる人が多いという噂もありますが、私はそれほど息苦しく感じませんでした。

トンネルを出たら香港島です。登り坂が続きますが、ザ・香港ともいえる上環エリアを自分の足で一歩一歩進んでいることを実感して景色を楽しんで乗り切りましょう。中環、金鐘エリアは見慣れた高層ビルを観光し、なんとか灣仔エリアまで来たらあと一歩です。最後にコーズウェイベイを走り抜けてビクトリアパークへ突入するのは気持ちが良いものです。

<フルマラソン>
私は10㎞とハーフしか実際に参加したことがないので実況できませんが、途中はハーフマラソンと同じコースとなっています。

ネイザンロード~アーガイル・ストリート~西九龍公路~青衣大橋(渡らず)~丁九橋(渡り切って折り返す)~青葵公路~ウェスタン・ハーバー・トンネルをくぐり、ハーフマラソンと同じく上環~コーズウェイベイのビクトリアバークまで向かいます。

私はハーフが精いっぱいなのでフルマラソン出場の方を本当に尊敬しています。

マラソンの季節の気候
今年は気温が22度、湿度が80%ほどで暖かい日でした。天気も曇りでしたので暑すぎず、雨も降らなかったので、なかなかのマラソン日和だったと思います。

私は過去の出場でめちゃくちゃ寒い日に走ったことがありますが、上着を脱いでスタートまで待っている間がとてつもなく寒かったです。走ってしまえば暑くなりますが、終わった後も汗が冷えて帰り道もとても寒かったです。

気候はその年その年でどういう日にあたるか運ですが、平均的には15-20度くらいでしょう。

水分補給(ウォーターステーション)など
10㎞コースでは2か所で水を提供しています。

ハーフマラソンは、最初は水のみ、あとの7か所では水とスポーツドリンクを提供しています。

フルマラソンは、水とスポーツドリンクの他に、バナナとチョコバーを提供している箇所があります。

私は基本的に水やスポーツドリンクは全て取って飲んでしました。
その他に雨をポケットに入れておいて、途中で舐めながら走っていました。

ちなみに昔、日本でハーフマラソンを走った時にはバナナはもちろんパンやみかんまで置いてあり、さすがにハーフマラソンでそこまで補給する必要もないだろうし、走りながら食べるのは面倒だと思い私は取りませんでした。走り終わったあと仲間の皆があのアンパンが美味しかったと口々に言うので、どんなアンパンだったんだろうと今だに気になっています。

もうひとつついでに、中国でハーフマラソンを走った時には水しか無かったのですが、なんと遅いランナーには水が残っておらず水分補給ができませんでした。5㎞など短いランナーも一緒にスタートしたため、前半はランナーが多かったのが原因かと思ったら、後半も先の人に飲み荒らされてしまいウォーターステーションは散乱した紙コップのみ。一滴も水分補給できないままゴールしました。さらにゴール付近で無料で配布している給水所は走り終わったランナーが殺到して、ここでも私はもみくちゃになった挙句、配布していた水もなくなってしまってもらえませんでした。よく見たらすぐそこに売店があり、自分で水を買って飲みました。

他に注意すること
どのマラソン大会でもそうですが、無理は禁物です。
香港マラソンでも毎年必ず体調不良を訴える人がいて今年も3名ほど病院に運ばれたようです。

体力に自信があって日ごろから運動をしている若い人でも、レースの途中で辛くなることがあるので、少しでも異常を感じたら無理せずペースを落とし、近くにいるスタッフに助けを求めましょう。

私もレース中に急に前の人が倒れたり、ゴール目前30mで急に足が動かなくなり立ち尽くしてしまった人を見てきました。レースの緊張や、早起き(第一組は5時スタートのため3時起きです)、雨や寒さなど当日の天気にも左右されます。自己ベストを更新したい気持ちもあると思いますが、必要に応じてペースを変え、是非リラックスして楽しみましょう。

さて、それでは香港国際マラソン2019年に向けて、今からトレーニングしましょう!


2018年1月21日日曜日

無料で遊べる!香港動植物公園


こんにちは、ヒナタです。

香港はお天気の良い日が続いています。
こういう日には、子供を連れて外で遊ぶのが一番ですよね。

というわけで早速、香港動植物公園に行ってきました。
※公式サイトはこちら→http://www.lcsd.gov.hk/tc/parks/hkzbg/

恥ずかしながら、私は今までずっと香港に動物園は無いと思っていました。
金鐘にある香港公園の一部に、雀鳥展覧区(Caged Display Area)という場所があり
この中に入れば様々な鳥が飼われていて自由に見ることができます。
それで皆が「金鐘の動物園」というと、雀鳥展覧区のことを言っているのだと思っていました。

香港在住は10年以上になりますが、香港再発見です。
一般的な情報は公式HPをご参考頂ければと思い、下記に実際に行った時のことをご紹介します。

行き方

私たちは金鐘のパシフィックプレイスから徒歩で向かいました。
パシフィックプレイスからエスカレーターに乗り、香港公園の中を通り抜けます。

ここも緑豊かな都会のオアシスで、外の喧騒とは打って変わった清々しい場所です。
せっかくなのでゆっくり見ながら通り抜けると気持ちが良いと思います。
香港公園の中には地図や案内の矢印が随所にありますので
まずはピークトラムの駅を目指して歩きました。

ピークトラムの駅は、紅棉路を渡ればすぐ目の前なのですが
私たちはベビーカーがあったので、階段が登れません。
回り道をしてスロープを探しましたが、結局スロープで上った後、階段を下りることになりました。

香港にいると道行く人が親切心から声を掛けてくれますが今回はちょっと振り回されました。
「ベビーカーでこの階段を上るの?無理無理、そっちのスロープを上がりなさい」
そしてスロープを上がったところでは
「ベビーカーでこの階段を下りるの?無理無理、そこのスロープを下がりなさい」
せっかくここまで来て、最初の場所に戻るのも嫌なのでベビーカーを持って階段を下りました。

おそらく最初の場所で階段を数段上がれば良かったのだと思います。

ピークトラムの駅の前の横断歩道でさらに花園道を渡り、
道沿いにあるアメリカ領事館前を通って花園道を上へ上っていきます。
結構な坂道で、階段も多いのでベビーカーを押すのも持ち上げるのも大変でした。
市内にいると忘れがちですが、ミッドレベル地区は山の斜面のため階段が多いのです。

ちなみに道行く人にバスで行った方が良いとも言われましたが
ベビーカーでバスに乗るのも大変なので、我々は徒歩で上ることにしました。
できるだけ楽な方法で行くとすれば、直接タクシーで行くのが良いかもしれませんね。

香港動植物公園の入り口に着いたらさらに階段、階段、階段です。
この公園自体が斜面に建っているので、とにかく階段が多くて大変でした。
動植物公園というからには子連れが行く場所のはずなのに、全く子供向けではありません。

入園料
香港動植物公園は公的施設なので無料です。
ちなみに香港公園も、その中の雀鳥展覧区も、無料です。
そういえば、九龍公園もフラミンゴがいますが無料ですね。

これだけきれいな環境を整えて、噴水もあり、動植物の手入れもしなければならないのに、
普通の公園と同様に入園無料なんてとても有難いですね。

どんな動物がいるの?
いわゆる動物園というとゾウやキリンやパンダを想像してしまいますが、
こちらの公園は猿、亀、鳥、のみです。

サルやオランウータンなどの哺乳類が10種類以上、
ゾウガメのような大きいサイズの亀が3種類、
フラミンゴなど鳥類が20種類以上

お猿も久々に見ると可愛いですが、さすがにお猿さんばかりでは飽きてしまいました。
亀さんは寒いのか甲羅から出てこないし、檻の中に設置された赤外線ヒーターのようなもので
甲羅を温めてじっとしていました。
鳥類に至っては、何となく珍しいのは分かりますがそこまで興味もなく。。

唯一新しくできたミーアキャットの展覧室は動物園らしい場所でした。
ミーアキャットは家族で生活するものだと思いますが、こちらには2匹いました。
ちょこんと立った姿がなんとも可愛かったです。

昔はもっといろんな動物がいたという噂ですが、現在はこういう感じになっています。

どんな植物があるの?
動植物公園というからには、半分は植物が見学できる場所なのですが
そんなことをすっかり忘れるほど動物だけ見て回っていました。

植物についてはお隣の香港公園でも温室があって珍しいサボテンが見られます。
こちらの温室は16時半までなのですが、私たちが着いた頃には16時半を過ぎてしまいました。

影が薄い植物ですが、公園内の至る所に樹木が見られ、そこに解説があります。
季節によって咲いている花も違うので、事前に公式HPの最新情報をチェックすると良いです。

香港に住んでいると見慣れてしまいますが、香港には熱帯地方にしか見られない
独特の植物がたくさん見られます。熱帯の花ってなぜか大きくて色も派手です。


子連れにぴったり
ここまでのアクセスは坂道ばかりだし、公園内も坂道ばかりなのですが
私たちのように小さい子供を連れた親子がたくさんいました。

おそらく近所(高級住宅地)に住んでいる住人が
普通の公園と同じように遊びに来ているようでした。

ここの公園が子連れにぴったりの理由を考えてみました。
  • 大きな噴水と芝生がありピクニックにぴったり
  • 緑が多くて気持ちが良い
  • 猿亀鳥だけではあるが生の動物が見られる
  • 子供向けの遊具があるエリアがあり子供を遊ばせられる
などなど、でしょうか。

ベビーカーを押したり、たくさん歩けない子供を抱っこして歩くのは大変ですが
それでも来てしまえばとても寛げて空気の良いスポットです。

こんな所が近所にあれば毎日でも来たいなぁと思いました。
ちなみに高級住宅地に住むパパママは、もれなくメイドさん連れでした。

2018年1月17日水曜日

本当に大丈夫⁉スマホ育児


こんにちは、ヒナタです。

今や日本でも香港でも、誰もがスマホを片手に生活していますよね。
電車の中でも、歩きながらでも、食事中でも、家族や恋人と一緒に過ごす時でも
気づいたらスマホを取り出して見てしまいますよね。

私もスマホは必需品ですが、子供が生まれてからはスマホを触る時間が減りました。
意識して減らしたというより、触っている暇がなくなりました。

基本的に子供が起きている間は子供から目が離せないし、
私がスマホを触っている短い間でも、子供は付いてきますし、呼びかけてきます。
それを無視してまでスマホをいじることに私はどうしても罪悪感がありました。

どうしても大事なメールの返事をしたいがために、
私の服の袖を引っ張る子供を無視して作業を続けたこともありますが、
子供は泣きわめいてしまい後で慰めるのに一苦労しました。
もちろん、子供は悪くないですよね。

それに大事なメールの返信が本当に「今」必要なことなのかって考えたら
少し待って子供がお昼寝してからでも、
夜に子供が寝てからゆっくり返信しても、別に差し支えない用件だったりします。

さて、先日のEテレ「すくすく子育て」はテーマが「大丈夫⁉スマホ育児」でした。

親が子供の前でスマホを触るというだけでなく、子供のスマホ使用についても
取り上げられるということで、私も興味深く視聴しました。

「スマホは子供に良くないから遠ざけましょう」という内容を予想していたのですが
そういう切り口のアドバイスは一切なく、全体的にポジティブな内容でした。

今日はスマホ育児が本当に大丈夫なのか!?について
番組の内容に沿って、スマホ育児を考えてみたいと思います。

子育てに便利なスマホ。使い続けて大丈夫?
8カ月のお子さんがオムツ替えの間、じっとしてくれないのでスマホを見せているママが紹介されていました。

それについて専門家の先生方は、「オムツ替えはコミュニケーションの時間なので、スマホを見せて黙々とオムツ替えをするのはもったいない。でも困った時はスマホを使っても良いと思います」と言うアドバイスでした。

最初から、かなり前向きな回答でびっくりしました。

確かに寝返りし出すと、オムツ替えって本当に大変ですもんね。
その子はテープのおむつをしていたのでまだつかまり立ちができないのかもしれませんが、つかまり立ちができるようになったらパンツタイプのオムツを検討しても良いと思います。

うちは、オムツ替えの時はおもちゃで気をひいたり、本を持たせたりしています。
番組の中で卓上電気スタンドにスマホを取り付けていましたが、鏡でも良いと思います。
スマホ以外にもオムツ替えの時に使える物があるということも紹介してほしかったです。

ちなみにうちは、リモコンを持たせていた時期もありましたが、一切やめました。
普段はリモコンを触っていたら取り上げるのに、オムツ替えの時だけ持たせたりすると
子供にしてみれば結局リモコンは触っていいものなのか、ダメなのか、区別がつかず混乱しますよね。今ではリモコンはどんな時にも与えず、近くに置かず、もし手に届くところに置いてしまって子供が勝手に触っていたらすぐに取り上げます。

1日に何度も動画を見たがる。見せる時間を減らしたい!
6か月から動画を見るようになり、1歳ごろから自分で動画を再生してみるようになった子が紹介されていました。踏切の動画が好きで、いつでもどこでも見たがるそうです。

先生のアドバイスは、「イヤイヤ期に入って自己主張が強くなっているのかも、他のものに興味を移させて、踏切の動画を卒業させましょう」とのこと。

もう一人の先生は、「5分だけという約束が守れているので自分の行動をコントロールできています。自分で時間を調整させるためには10分でも良いでしょう。一日二回などにして、他の遊びにも誘いましょう」ということでした。

またまた、とても前向きな回答でびっくりしました。

まず6か月頃から動画を見せていたママですが、そんな小さい頃から見せていたなんて時代は変わりましたね。1歳ごろから自分好きな動画が見れるようになったら、楽しくてしょうがないでしょう。

「イヤイヤ期に入っているから見たがって騒ぐ」のでしょうか。
ではイヤイヤ期を過ぎたら、取り上げても素直に言うことを聞いてくれるようになるのでしょうか。私はイヤイヤ期かどうかは、あまり関係がないと思います。

動画の視聴を卒業するのは、大人である私自身の経験から難しいと思います。
Youtubeなどの動画を見始めると、次から次へと関連動画を見てしまうものです。
踏切の動画を卒業したら、今度はトーマスや仮面ライダーの動画を見るでしょうから
動画を見ることを卒業できるのか疑問です。

また、5分という約束が本当に守れているかと言うと、先生の言う通り、この年の子は
5分という時間の長さは理解していませんよね。
私も小学校1年か2年で時計の読み方を習うまで時計が読めませんでした。

幼稚園のころは、長い針が12のとろこまで来たら出掛けるよ、あるいはテレビが始まるよ、という言い方をされていましたが、だからといって時間配分を調整して何か行動をすることはできなかったと思います。夢中で動画を見ている子供が、時計の針を気にしながら、この動画は3分だからもう一回見られるぞ!なんてできるのでしょうか。まあ、専門家の先生がそう言っているのですから、やらせたら案外できるのかもしれません。

スマホのアプリで一緒に遊ぶパパ。スマホで遊ばせ続けても大丈夫?
7カ月の子供とスマホのアプリで一緒に遊ぶIT関係のお仕事をされているパパが紹介されていました。

先生の回答は、「パパの得意分野で育児に関わっていて良い。アプリで遊びながらコミュニケーションを取るともっと良い」でした。

もう一人の先生の回答は、「パパが一緒に楽しんでいてとても良い。楽しい気持ちを子供と共有することが大切。何のアプリで遊んでいるかママも情報共有をした方が良い。」でした。

こちらのママは「パパはもっとスマホ以外の遊びで子供と関わった方が良い」という回答を期待していたんではないでしょうか。想像なので分かりませんが、私は期待していました。

しかし、先生方はやっぱりスマホ使用にとても前向きな回答でしたね。

うちの場合、パパに子供の相手を任せると一緒におもちゃで遊んでくれる時もあるし、
子供を膝の上に乗せて長時間ずっとテレビを観ていることもあるし、
パパがスマホを触っていて、子供が一人でおもちゃで遊んでいる、のいずれかです。
(ちなみにママがスマホを触っていたら邪魔しにくるのに、なぜかパパだと邪魔しない)

IT関係のこちらのパパは、質の良いアプリを厳選して使用していると自信ありげでした。
確かにスマホで遊んでいても会話は弾むし、スマホを渡して一人で遊ばせるよりは良いですよね。こちらのパパ流の子供との遊び方なんだろうと思います。

個人的には、この質問にある「スマホで遊ばせ続けても大丈夫?」について
「スマホも良いですが、スマホだけで遊ばせ"続け"ずに、他の遊びにも誘いましょう」のようなアドバイスを期待していました。

パパに子どもを任せるとスマホばかり。これでいいの?
先ほどの質問のように、「子供とスマホで遊ぶ」のではなく、
こちらはパパ自身がスマホに夢中で子供の面倒を見てくれないという状況です。

先生方の意見は、
「一緒に遊んで、おもしろさを共有しましょう。子供の気持ちに応えましょう」
「自分の子という責任感を持って接しましょう。ママもあまり結果を求めすぎないように」というものでした。

パパがスマホ"ばかり"でいいのか?について明確な回答はありませんでした。

確かに日本では子供の面倒を見ることに慣れていないパパは多いみたいですが
子供と二人きりにされてスマホに夢中になれるパパは、自分の子供という責任感が足りないのかもしれません。責めているわけではなく、自分で意識しないと他人事になってしまうというか、パパとは元来そういうものなのでしょう。

すでに述べた通り、うちのパパも育児に協力的な方だと思いますが、
さすがにずっと遊んでくれることはなく、スマホ片手に同じ空間にいるだけの時もあります。
そしてパパの目の前で子供がこけて泣いたりすると、スマホを置いて慰めてくれます。
監督不行き届き・・いえ、そこは責めません。誰が目の前にいてもこける時はこけます。
結果を求めすぎないようにしましょう、という言葉は心に響きました。
パパは子供を放ったらかしてスマホも見るけれど、
スマホを見ないで遊んでくれる時もあるのであれば、十分なんだと思います。

将来はスマホを使わせたい! どんなコンテンツなら大丈夫?
遠く離れたおじいちゃん、おばあちゃんとビデオ通話をするとき、写真をママやパパと一緒に見るときにスマホを使うというママが紹介されました。動画やアプリなどは見せていませんが、そのうち興味を持ったらどんなコンテンツを見せたら良いでしょうか、という質問でした。

先生方の回答は「親が見て違和感のないアプリを厳選しましょう。広告がスキップできないものは避けましょう」「おじいちゃんおばあちゃんなど、双方向のコミュニケーションのツールとして使うことは良いです」という回答でした。
 
実はうちも、質問者と同様にビデオチャットにスマホを利用しています。
パソコンでもビデオチャットをしますが、スマホを使うこともあります。
確かに双方向のコミュニケーションなので良さそうですよね。

番組では取り上げられませんでしたが、うちは一緒に写真を見ることはありませんが、子供の写真を撮影するためにいつもスマホを使っています。私がスマホに夢中になるでもなく、子供に使わせるでもないので、写真くらいどれだけ撮ってもいいのでしょうかね?

視力への影響について
番組の中では、子供の視力への影響を懸念して注意点が紹介されていました。
  •  長時間見せない。
  • おすわりした姿勢で画面から離し正面から見せる。
  • 横に寝そべった姿勢で見せない。
  • 振動のある場所で見せない。
  • もし極端に近距離で画面を見たり、横から傾けて見ている場合は目の病気を疑う。

ちなみにうちは、パソコンもスマホもブルーライトカットのシートを貼っています。
ビデオチャットをする間(月1回あるかないか)に子供が直接画面を見ることになるからです。たまに置きっぱなしにしたスマホを子供が勝手に触ってロック画面をじっと見ていることもあります。ブルーライトカットのシートは一枚5000円くらいで結構高いのですが、これをしておくだけでも気持ちが楽になります。一度買えばそうそう買い替えが必要なものでもありません。子供の目への影響はもちろん、親の目にも影響が少ないなら購入して損はないと思います。

香港のスマホ子育て事情
ここ香港ではどうかというと、おそらく日本と変わらない風景です。

私にまだ子供がいない時、子連れの香港人の友達と外食をしました。まだ2歳にもなっていなかった子に、スマホで動画を見せていました。英語教育も盛んなので英語のアニメを見せていました。私は子供がいなかったので、最近の親はこんなに小さい時からスマホを持たせるんだなあと漠然と思ったものです。子供がスマホに夢中になってくれていたから、私たちもゆっくりおしゃべりができたのでしょう。最近は便利だなと思ったものです。

ちなみに香港人の友達が私の子供に会った時も、スマホで子供向けの動画を探してきて見せてきます。親戚の子が好きな動画だとかでお墨付きのようですが、私は見せないようにお願いしています。

スマホ子育て論についての正否
さて、今回の放送で私は少なからず衝撃を受けました。
我が家はスマホは子供に与えない、親もできるだけ子供の前では触らない、という方針できているのですが、世の中のスタンダードが変わりつつあることを知りました。
 もちろん今の時代、スマホ接触をゼロにすることは無理だし、私も時代の変化を受け入れているつもりです。その上で、いずれ子供はスマホ(あるいはそれ以上に進化したもの)に接する時が必ず来るので、成長に合わせて与えていければと思っています。

私たちがテレビを観たり、漫画を読んだり、ファミコンをした時も、上の世代の人たちは弊害を心配して取り上げようとしましたよね。でも結果的に、それらがマイナスだったかというとプラスになった印象の方が強いです。新しく登場した文明の利器を受け入れ、うまく付き合うことがいつの時代も必要だと思うのです。

先生のアドバイスのひとつに「まだスマホの影響について科学的な定説がないので良し悪しは分からない」 というのがありました。たかだか数年前に登場したばかりのスマホです。赤ちゃんの頃からスマホを使っていたらどういう大人になったかというと、結果はまだ早すぎてわかりませんよね。今はあくまで懸念として、目に悪いんじゃないか、親子のコミュニケーションが減るんじゃないか、などと言われているだけです。
別にスマホを見ていても目が悪くなるとは限らないし、アプリを使って親子で楽しく遊ぶこともできますよね。今回の放送の反響をみましたが、同じくポジティブな反響が多く見られました。

結局は、スマホとどう付き合うかに正解は無く、それぞれの家庭での方針によるのだと思います。そして、それをよその家庭に押し付けないことも大切だと思いました。
うちの様にスマホを持たせていない家庭は、スマホを持たせている家庭のことを批判的に考えてしまいがちですが、よそはよそなのです。うちはまだスマホを見せたくないから見せていない、それだけのことなのです。同時に、早くからスマホを見せたいという家庭も世の中にはあって、どちらの家庭の方針も尊重されるべきだと思うのです。

2018年1月15日月曜日

香港永住権の申請方法を解説


こんにちは、ヒナタです。

香港在住の日本人は何らかのビザを持っているわけですが
一般的に在住7年を経過すると永住ビザを申請する資格が得られます。
永住ビザが申請できるビザの種類
  1. 就労ビザ/Employment visa ・・駐在さんや、現地採用の日本人
  2. 投資ビザ/Investment visa ・・香港法人の株主
  3. 扶養家族ビザ(配偶者ビザ)/Dependent visa ・・駐在者の家族、香港人の配偶者
これらのビザ条件で香港に連続7年以上居住すれば、永住ビザの申請が可能です。
永住ビザのメリット
 簡単に言うと香港人と同じ条件で香港に居住できると考えて差し支えないでしょう。
例えば現地採用で働いていた場合、転職した場合は入国管理局へ行き、スポンサーチェンジの手続きが必要です。以前の雇用主のままで新しい雇用主の元で働くことはできません。しかし永住ビザがあれば、その必要はなくなります。極端な話、飲食店でアルバイトをしようが、副業をいくつも掛け持ちしようが、入国管理局に報告しなくても良いのです。また永住ビザは国籍変更ではありませんので、国籍は日本のままです。日本人でありながら香港で選挙権を得ることもできます。
永住ビザのデメリット
3年以上香港を離れると永住ビザは失効します。香港に住んでいる間はかまいませんが、帰任などで日本に居住するようになったら、3年に一度は香港に来る必要があります。日帰りでも乗り継ぎでも良いので、とにかくいったん香港に入国さえすれば問題ありません。
また、裁判所から陪審員に選ばれることがあります。個人の事情によっては辞退もできますがその旨を申し入れて手続きをしなければなりません。
永住ビザの申請書類
まず、香港に連続7年居住しているか確認しましょう。
もし7年のうち、6か月以上香港を離れている時期があれば、それ以前の期間はカウントされません。その6か月以上空いた後、香港に再入国した時からカウントします。

6か月以上香港を離れず、連続7年香港に住んでいたら以下の書類を用意しましょう。
  • ROP145(永住ビザの申請書)
  • ROP146(香港を永住地とする旨の宣誓書)
  • IDカードのコピー
  • パスポートのコピー(香港を入出国した日付が分かるページ)
  • 在職証明書(勤務先で発行してもらいます)
  • 7年居住していたことを証明できる書類 
7年居住したことを証明する書類ですが、税務局へ行って7年分の納税証明書を出してもらうと良いでしょう。また、銀行のStatementや7年分の住居の賃貸契約書コピーなども提出可能です。
申請方法
灣仔にある入国管理局(入境処)の25階に直接書類一式を持ち込むか、郵送するか、オンラインの三通りがあります。個人情報いっぱいの書類を郵送して届かなかったら心配だし、オンラインも不安という方は直接持ち込むのが無難だと思います。アナログですが確実な方法です。

受領されたら、受領した旨を記したレターが送付されてきますので、あとは審査を待つのみです。

その後、追加書類がある時はどんな書類が必要なのかを明記したレターが送られてきます。指定された書類を揃えて再度提出すれば審査を続けてくれます。
結果連絡
書類に問題がなければ面接の日時が手紙で送られてきます。
指定された日に入国管理局へ出向き、簡単な面接をします。簡単な質問をされるだけなのでこの期に及んで落とされたというケースは今のところ聞いたことがありません。
その後、永住ビザのIDカードを作成するため写真撮影へ移ります。

もし提出した書類で審査が通らなかった場合は、その内容を記した手紙が送られてきます。現状永住ビザの資格に満たないということが書いてあります。
手元のビザの延長更新はできますので、永住ビザ申請はまた機会を見てリベンジです。

いかがでしたか、7年香港に住んだのなら是非永住ビザを申請してほしいと思います。

2018年1月13日土曜日

「欲望の翼」のロケ地に行ってみよう!


こんにちは、ヒナタです。

ウォンカーワイ監督の代表作「恋する惑星」「天使の涙」に続いて、
今日は「欲望の翼」のロケ地をご紹介します!

「恋する惑星」→https://hidamarihk.blogspot.hk/2018/01/blog-post_12.html
「天使の涙」→https://hidamarihk.blogspot.hk/2018/01/blog-post_13.html

皇后飯店(Queen's Cafe) - 灣仔茂蘿街1-111

ロシア料理のお店です。もともと北角のお店でしたが、銅鑼湾へ移転しました。
ロケが行われたのも銅鑼湾店です。

いったん閉店し再オープンし、さらに移転して現在は湾仔と九龍塘と北角の三店舗です。
灣仔店は付近エリアの再建により、古き良きおしゃれなビルに入っているので、
映画の雰囲気を少し感じることができます。
なぜかいつも空いているのでゆっくりお茶をするにはぴったりです。

衛城道・干徳道-上環からミッドレベルに向かって上る途中

この映画で電話ボックスの場所、と言えばピンときますよね。
電話ボックスは撮影用に設置されたものなので実物を見ることはできませんが
「欲望の翼」ごっこをするならここでしょう。
 また、バス停も撮影用だったので普段はありません。

この映画ではここで撮影したシーンが多いので、
一度ゆっくり歩いて見て欲しいと思います。
周囲は緑豊かで湿っぽく、それほど人の気配もない静かな場所です。

デジタルリマスター版の公開が決定!
来たる2018年2月よりデジタルリマスター版の「欲望の翼」が公開されます。
本作は1990年制作なので、28年越しの再公開です。

90年代はウォンカーワイ全盛期で次々と作品が発表されるとともに、日本でも香港ファンを増やしていきました。今回の公開で、また新しい香港ファンが増えそうですね!

「天使の涙」のロケ地に行ってみよう!


こんにちは、ヒナタです。

「恋する惑星」のロケ地に続いて、「天使の涙」のロケ地をご紹介します。

「恋する惑星」のロケ地についての記事はこちら↓
https://hidamarihk.blogspot.hk/2018/01/blog-post_12.html#!/2018/01/blog-post_12.html


ご存じの通り、「天使の涙」は‘96年に公開されたウォンカーワイ作品です。
広東語のタイトルは「堕落天使」、英語のタイトルは「Fallen Angels」ですね。

ちなみに「恋する惑星」の広東語タイトルが「重慶森林」と知った時は違和感がありました。
英語のタイトルも「Chungking Express」です。
邦題「恋する惑星」の女の子受けしそうなタイトルに比べたら重苦しい感じです。
あらためて見てみればオープニングに出てくる鬱蒼とした森林がそもそもの象徴なんでしょうが。

では、「天使の涙」のロケ地に行ってみましょう。

MTR港島線・湾仔駅

観光で香港を訪れたら、ロケ地と知らずともおそらく一度は来るかもしれない場所です。
映画のように長いエスカレーターに乗って「天使の涙」ごっこができます。

映画では駅構内の壁の色は黄色ですが、現在は黄緑色です。
映画に出てくる券売機も昔のものですので
香港人や、この頃に香港を訪れた人には懐かしいでしょうね。

ちなみに殺し屋の隠れ家の最寄り駅と言う設定ですが、
実際の隠れ家のあるロケ地は湾仔エリアではありません。

第一芬蘭館・MTR観塘線の観塘駅から徒歩5分

殺し屋の隠れ家です。映画の中で何度も出てきますね。
こちらはサウナで現在も営業しているようです。

香港のサウナというものに私は行ったことがありませんが
マッサージをしてくれる女性を写真で指名できるようなので、男性向けなのでしょう。

ちなみに深センにある健康ランドのような施設でマッサージを受ける場合も
女性を指名することができ、私は女性でありながらお姉さんを指名しました。
同性なので正直誰でも良いのですが、実物が写真と違ってびっくりしました。

重慶招待所

「恋する惑星」同様、「天使の涙」でも重慶マンションが登場します。
「重慶招待所」はA座の4階と5階にあります。
5階の受付カウンターのところにモウ(金城武)が腰かけていましたね。

マクドナルド - 尖沙咀北京道12號新聲大廈地庫

尖沙咀のマクドナルドが2か所出てきます。
スターフェリー乗り場近くの方は、大幅に改装されて映画撮影時の影はありません。

北京道にある地下に下りる方の店舗は、現在も撮影時とほぼ同じ作りです。
殺し屋と金髪女が出会った場所ですね。

D26 - 中環蘭桂坊德己立街26號地舖

モウとヤンが飲み物を飲んでいるシーンは、蘭桂坊にある「D26」というバーです。
何度も改装されて撮影当時とは様変わりしていますが、これだけ地価の高い中心地で
どこのビルも店舗が入れ替わる中、同じ店のまま営業しているなんて拍手ものです。

南華体育會運動場-銅鑼灣加路連山加路連山道

サッカーを観戦しに行くのは、銅鑼湾から南へ少し歩いた場所にある南華体育會運動場です。
こちらのレストランは会員制ですが、会費を払えば誰でもその場で入会することができます。

五味鳥 -  尖沙咀加連威老道92號幸福中心地下LG5號舖

今では日本人が経営する日本食レストランは珍しくありませんが、
こちらの五味鳥さんはかなり昔から経営されています。
お店は決して広くありませんが、それが隠れ家のようでいい味を出している居酒屋さんです。


いかがでしたか。他にもカフェなど撮影に使われた実際のお店がありましたが
ほとんどがもう営業していませんでした。

次回は「欲望の翼」のロケ地をご紹介します。

2018年1月12日金曜日

損する人得する人 絶品カルボナーラレシピ


こんにちは、ヒナタです。

1月11日の「損する人得する人」でイタリアンのシェフが
100点のカルボナーラのレシピを紹介していました。

本当に100点なのでしょうか?実際に作ってみました。

材料
  • パスタ(2mm) 90g
  • 塩        適量
  • ベーコン    15g
  • ニンニク    5g
  • オリーブオイル 大さじ2
  • 卵        1個
  • 粉チーズ    30g
  • 黒コショウ   適量
作り方
  1. フライパンにオリーブオイルと5mmにカットしたベーコンを入れ加熱。
  2. ベーコンの脂身が透明になったら、みじん切りにしたにんにくをカリカリになるまで加熱。
  3. ボウルに全卵を割り入れ片端に寄せ、粉チーズを土手のように真ん中に入れ、②のベーコンをその反対側の端に入れる。
  4. 鍋にお湯を沸騰させ、パスタと塩を入れ表示時間通りに茹でる。
  5. パスタが茹で上がったら水気をよく切り、③のボウルの中に覆いかぶせるように入れ10秒ほど蒸した後、素早く混ぜ合わせる。
  6. お皿に盛りつけ、オリーブオイルと黒コショウをかけたら完成
いざ実食
 
塩辛い!見た目(トップの画像です)は想像通りにできたのに、ショックです!

失敗した原因

番組の中でシェフは、普通の主婦はパスタをゆでる時に塩少々しかいれない、パスタに味をつけるためシェフは1リットルのお湯に対して小さじ4の塩を入れるとのことでした。

もともと私もパスタに塩味を付ける意識はしていました。
ちまたでは塩少々、と言うとサッサッとテーブル塩をふた振り、くらいのイメージですよね。
私は普段からパスタをゆでる時に2リットルのお湯に対して
小さじ1の塩をしっかり入れていました。

しかし、シェフはさらに多い小さじ4だと言っていました。
生クリームや牛乳を使うのはNGだとか、アルデンテは芯を残すことではない、など
主婦のレシピをバッサリ添削するほどのシェフが言うことです。
ここは一度、従ってみよう!と1リットルに塩小さじ4を入れてパスタをゆでました。

当然のことながらイカの塩辛のような塩分濃度の激塩辛パスタになりました。
こうなることは大方予想がつきましたが、何か奇跡が起きるのかなと思ったのが間違いでした。
本場イタリアのパスタはこれくらい塩辛いのでしょうか?

パスタが塩辛すぎてソースの味は不明でしたがおそらく問題なさそうです。
次回は普段の塩分濃度で仕上げたパスタで再挑戦したいと思います。
 
カルボナーラ論争について
 
ちなみに世の中には多くのカルボナーラのレシピが存在しますが
私はいまだに自分の求めるカルボナーラに出会っていません。
おそらく多くの人が、いまだに自分の納得するカルボナーラをに出会えていないと思います。
 
今回のシェフが指摘したように、牛乳や生クリームを使って
シャバシャバにしたものは邪道、それはカルボナーラ風とでもしておきましょう。
レトルトのパスタソースも、もちろんカルボナーラ風ソース、
外食先のレストランでカルボナーラを頼んで
白いクリームソースのパスタが出てきた時はがっかりします。
 
カルボナーラというと、もっと濃厚でチーズが麺にからんだこってりしたもののはずです。
 
今回のレシピが果たして理想のカルボナーラ像を実現させてくれるのか?
自分にあった塩加減でもう試したら報告します。
 
香港でイタリアンを食べるならSABATINIへ
 
今日はカルボナーラについて書きましたが、香港のイタリアン情報も書いておきます。
 
香港はグルメ都市、香港にいながらにして世界中のグルメが楽しめます。
本格イタリアンは値段も高めですが、わざわざイタリアまで行くことを考えればお得です。
 
【SABATINI Ristorante Italiano】
3/F, The Royal Garden, 69 Mody Road,
Tsim Sha Tsui, Kowloon
尖沙咀麼地道69號帝苑酒店3樓
2733 2000

香港内の色々なイタリアンへ行って、どこもそれなりに良いのですが
私は結局はここがベストだと思います。

「恋する惑星」のロケ地に行ってみよう!


こんにちは、ヒナタです。

香港好きの日本人の中で、香港映画から香港が好きになった方が圧倒的に多いものです。
私は先に香港の音楽に興味を持ったので、
香港を好きになってから香港映画を見るようになりました。

まだ香港に行ったことがなかった時、映画の中の香港は混沌として魅力的でした。
私が香港映画を観たのは2000年頃から、つまりウォンカ―ワイ作品の全盛期です。

今になって思いますが、まんまと騙されました。

ウォンカーワイ作品を通して見る世界は、かなり脚色された香港でした。
香港に来てみると、当然のことながら映画のような場所ではないことが分かります。

騙されたというと大げさですが・・例えるなら「おしん」 で日本を知った外国人が、
現代の日本に来てショックを受けるようなものです。
映画は映画、それはウォンカーワイに限らず当然なのかもしれませんね。

さて、少しでも映画のような気分を味わいたい方ならロケ地めぐりは外せませんね。
ロケ地を紹介したサイトは他にもたくさんありますが、
勝手に独自コメントを付けてお送りします。

重慶大厦(チョンキンマンション) 香港九龍尖沙咀彌敦道36-44號

おそらく「恋する惑星」イコール「重慶大厦」と言っても過言ではないでしょう。
この映画で有名になった尖沙咀の雑居ビルです。

昔はインド人だらけと言われていましたが、今はアフリカ人も多く見かけます。

繁華街のど真ん中で、目の前がバス停とネイザンロードを横切る横断歩道のため、
常に人であふれかえっています。

さらに客引きの人たちも重慶大厦から出てきてたむろしているので、
重慶大厦に用事はないのに前を通る必要がある時は
うまくかわして行かなければなりません。

重慶大厦に用事がある時といえば、
  • 両替屋さんで香港ドル→日本円にしてもらう時
  • インドカレーが食べたい時
  • インド映画のDVDが欲しい時
  • インドの食料品が欲しい時
のいずれかに限ります。
しかし両替屋はもっとレートが良いところがあるので最近はあまり利用していません。
インドカレーも、あのエレベーターに乗るのかと思うと足が遠のいてしまいます。

小説「深夜特急」の影響もあって、重慶大厦の激安ゲストハウスに
泊まりたい旅行者はいまだにいるようですが、絶対におススメしません。
特に女性は言語道断、宿泊先で性的暴行を受けて泣き寝入りという話は実際にあります。
上の階にインドカレーを食べに行くだけという場合でも、
旅行者はエレベーターには絶対に一人で乗らないようにしましょう。

行人電動樓梯(ヒルサイド・エスカレーター)香港中環地区

「恋する惑星」に登場する中環(セントラル)にある有名な長いエスカレーターは、特別ロケ地めぐりをするつもりがなくても旅行中に一度は訪れることでしょう。

世界最長のエスカレーター、とは言いますが、ずっと山の上まで
エスカレーターが一直線に伸びているわけではありません。
いくつもエスカレーターが繋がっているだけで、
途中で降りて歩く場所が間に何か所かあります。

高級住宅地のミッドレベル地区に住んでいる人はもちろん、
SOHO方面のレストランやバーに行く誰もが利用するので
時間帯を問わずいつも人がたくさんいます。

映画の中で、エスカレーターから見えるマンションの部屋を
覗き込むシーンがありました。
あれくらい本当にエスカレーターと部屋の距離が近い場所があります。
もし本当にあの辺に住んでいたら、日常生活が丸見えですね。
ちなみに香港ではそういう住環境に慣れているので
カーテンをしてあえて見えないように隠すこともあまりしない気がします。

ちなみに朝の6:00~10:00はミッドレベル在住の方の通勤用に下り専用となります。
それから10:00~22:00は上り専用となります。
つまり22:00~翌6:00は停止していますので階段のみ利用できます。

私はエスカレーターの頂上まで登り切ったことがありますが、
特に何もない場所でした。来た道を階段で下りるのが大変でした。

最後に

他にもCalifornia Barなどロケに使用された飲食店やフェイが勤めていたMidnight Expressなどロケ地はあったのですが、すでに閉店して無くなっていました。

香港は近年特に不動産価格が異常に高騰を続けており、
どこも新しい店ができては潰れるの繰り返しです。
中環エリアは特に、高級ブランドショップやジュエリーショップでもない限り、
店舗の家賃を払って利益を出すのは難しくなっています。

「恋する惑星」はほとんどのシーンが中環エリアで撮影されているので
残念ながら映画のような街並みはほとんど残っていません。

いかがでしたか、次回は「天使の涙」のロケ地をご紹介します。

2018年1月11日木曜日

ボケ防止に効果あり?香港麻雀





こんにちは、ヒナタです。
 
香港麻雀ってご存知ですか?
マージャンといえば 一昔前の大学生が徹夜で遊ぶイメージでしょうか。

香港では麻雀はとても一般的な遊びです。
香港映画などで麻雀をするシーンはよくありますが、現実にもよくある光景なのです。

私も香港に来て香港人の友達ができると、麻雀に誘われるようになりました。
「やり方を知らない」というと、みんな喜んで教えてくれます。

香港人の家には必ず麻雀牌と折り畳み式の麻雀卓があります。
家に遊びに行くと、お菓子を食べたりテレビを観たりして、
他愛のないおしゃべりをしながら麻雀を打つのです。

私は日本の麻雀の遊び方を知らないので、香港麻雀との違いは分からないのですが
ルールを詳しく説明されたサイトがありました。↓
https://www.mahjongtime.com/Hong-Kong-Mahjong-Rules.aspx?lang=jp

香港ではお正月、結婚式、会社の新年会、BBQなどでも
いろんな場面で麻雀をする機会があります。

驚くべきは香港人の麻雀の打つ手の速さですね。
どんなに若い女性でも、お年寄りでも、麻雀を打つ手は本当に速いのです。
私はそれほど得意ではないので一緒に遊んでいると手が遅くて申し訳なくなります。
もちろん遊びなので周りもイライラしたり、せかしたりはして来ませんが、
やっと打ったと思ったらすぐに自分の番が回ってくるので心が休まりません。

こうやって人と会話しながら頭を回転させて麻雀を打つというのは
脳に良い刺激がいくと常々思うのです。

最近は香港人の長寿の秘訣を特集する番組や記事が増えましたが、
私は香港麻雀も長寿に一役買っていると思います。

実際に日本でも麻雀がボケ防止に良いという説があり、
ボケ防止のために自治体で推奨されているのだとか。

日本麻雀にしろ、香港麻雀にしろ、どちらでも良いのでしょうが
香港の良いところは、日本よりも麻雀が身近ということでしょう。

香港麻雀の手軽さ、身近さは、例えるなら日本のお正月や誕生日会に
集まった皆でトランプやUNOをする感覚です。

麻雀は、日本では一部の人、しかもほとんどが男性しかしませんよね。
それにギャンブルなどマイナスのイメージもあります。

もっと日常に麻雀をする習慣があれば、健康長寿に役立つと思います。

2018年1月10日水曜日

病気になったらどうすれば?知っておきたい香港の医療


こんにちは、ヒナタです。

いよいよ寒くなって来て、風邪をひいている人もちらほら周りにいます。

日本では普通の風邪くらいであれば薬局で風邪薬を買って飲むくらいでしょうが
香港では市販の薬にはあまり頼らず、病院へ行く人が多い気がします。

今日は香港の病院事情についてご紹介します。

中医と西医

香港と言えば漢方ですよね。香港には中医(漢方医)と西医(いわゆる日本で受けられるような医療)の二種類があります。香港人の中には西医よりも中医を好む人は少なくありません。

中医の方は、舌と脈拍を見てもらい、その人の体質に合った漢方を配合してもらえます。
日本人が風邪をひいた時に中医に見てもらうことはあまりないと思いますが、
アトピー、冷え性、生理不順など慢性的な持病がある場合は体質改善の助けになると思います。
漢方はものすごく苦いですし、毎日それを半年くらい飲み続けてやっと効果が見られるものです。
効果がなければ、或いは経過を見て漢方の配合も変わります。

西医の方は、日本の病院で受診するのと同じく聴診器など、製薬会社の薬が出されます。
おそらく日本人が風邪になった時にかかるのは西医でしょう。
香港で出される薬は日本のよりもきつく、病院の指示通りに飲んだら効き目は抜群ですが
副作用もひどく、めまいや眠気がものすごい勢いで襲ってきます。
私の場合、時には薬を飲んだ方がつらいこともあるくらいです。
香港の薬は海外製のものが多く、今はインターネットで薬の成分を調べることができますので
用量を確認することをおススメします。大体、日本で出される量の2倍くらいです。
身体の大きな西洋人ではありませんから、自分の体格に合わせて調整することをおススメします。

街の診療所(クリニック)と総合病院

日本の場合、風邪をひいたら内科、ケガをしたら外科、痔なら肛門科、など専門科ごとに個人病院がありますので、まずは個人病院にかかり、症状によっては総合病院を紹介してもらいますよね。

しかし香港の場合は、風邪でもケガでもとりあえず診療所にかかります。診療所は何でも見てくれるので、必要であればそこから紹介状を書いてもらって別の診療所か総合病院へ行くことになります。

もちろん、旅行中だとか香港に来て間もないという人でしたら、いきなり総合病院に行っても追い返されることはありません。海外旅行保険に入っている前提ですが、保険会社の指定する総合病院に直接行く方が安心だと思います。

ちなみに私も香港に来て2ヶ月ほどの頃、お腹が痛くて日本語の通じる総合病院に行きました。
病院代は後から保険会社に請求しました。

公立病院と私立病院

日本では県立病院でも、私立病院でも、個人が負担する医療費は成人なら3割ですよね。

しかし香港には日本のような国民医療保険制度がありませんので、医療費は全額個人負担です。
日本なら3000円で済むのに、10000円を全額自分で払うと思うと医療費が高く感じますよね。

でも安心してください。
香港は私立病院の医療費がべらぼうに高い一方で、公立病院の医療費はともて安いのです。

私の友達は倒れて、最寄りの公立病院に緊急搬送されて1週間ほど入院しました。
退院した時に払った費用は、100香港ドル×7日間で700香港ドルだったそうです。
もちろん検査や投薬、食事(あまり豪華ではないそうですが)など全て含んでいます。

私立病院の場合、私の腹痛は700香港ドル、妊娠中の検診は毎回1000香港ドル以上、
さらに血液検査、エコー検査などがあった時には5000香港ドルくらい払いました。
公立病院に比べたら桁違いで、何をするにも費用が加算されます。

そういうわけで必然と公立病院の方に患者さんが集まるため、
公立病院はさばき切れていない状態でのようです。
もし救急車で搬送されても、緊急の患者さんが山ほどいるため、すぐに診てもらうことはできません。まるで災害時のように、患者の状態によって受診の優先順位が決まるのです。
私の友人は搬送されて7時間ほど待たされてようやく診てもらえました。
日本の田舎で病院まで片道30分かかったとしても、すぐ診てもらえる日本の方が便利に感じます。

香港人の中には、公立でMRIの検査が半年待ちだったので、待ちきれずに私立病院を受診する人もいます。早期発見で助かるものも半年後には手遅れということもありますから、そこは個人の判断と懐具合によります。

ちなみに香港の公立病院の医療水準は高く、WHO基準に沿っているため信頼性は高いです。
私立病院に入院しても。治療に必要な設備のため公立病院に転院するケースもあるそうです。

医療保険

先にも触れましたが、香港には日本ような国民健康保険制度はありません。
医療費の個人負担は100%なのですが、保険会社の保険に加入する方法もあります。

駐在員さんやその家族であれば会社を通して海外旅行保険に加入しているケースが多いです。
保険代は会社負担なので、香港にいるうちの医療費は実質タダになります。
保険会社の提携病院を受診し、キャッシュレスメディカルサービスに対応していれば支払いの必要はありません。もし受診した病院がそれに対応していなければ、一旦支払って後日請求します。

続いて、現地採用で働く人や、香港人の場合ですが、会社の福利厚生として医療保険に加入するケースがあります。医療保険があるかどうかは就職する際には是非とも確認したい項目です。
海外旅行保険のような手厚い保障はありませんが、風邪などで診療所を受診する程度であれば十分です。私が働いていた会社では、一回につき200香港ドルまで保険でカバーできました。
だいたい風邪なら230ドルで薬ももらえるので、30ドルが自腹となります。


さらに、香港人の中には銀行や保険会社の医療保険を別にかけている人もいます。
プランによりますが保険料は掛け捨てか一部が貯蓄になるものが一般的で、
何か手術などで数日入院が必要な時、おそらく早く治療したいなどの理由のため
公立病院ではなく私立病院を選択する時には保険を使うことができます。
その後の保険料は値上がりしますが、普段から健康な人であれば入院・手術する機会も
まれだと思いますので、ここぞという時に保険を使って治療するのが得策なのでしょう。

いかがでしたか。今日は香港の医療についてご紹介しました。

2018年1月9日火曜日

香港人の若さの秘訣!⑥長寿の謎

 



本当のところは?長寿の謎

香港人が日本人の平均寿命を抜いて世界一になってから、日本では香港人の長寿を解明する内容のテレビや記事が増えました。

抜いたと言っても、数ヶ月くらいしか変わらないので正直二位でも気にしなくて良いと思うのですが。日本人は日本の土地に合った生活を、香港人は香港の土地に合った生活をしているに過ぎないのだと思います。お互いの良いところは参考にして取り入れられたら良いですよね。

先日のテレビでやっていた香港人の長寿の秘訣を個人的な見解も合わせてご紹介します。

①「朝早く起きて太極拳をすること」

高齢者の方は確かに朝から公園などで太極拳をしていますね。
これは中国本土でも見られる光景なので特に香港だけに限ったことではありません。

②「温かい飲み物を飲んで血圧を予防していること」

別の記事https://hidamarihk.blogspot.hk/#!/2018/01/blog-post_45.htmlでも触れましたが、
これは私も同意します。ぬるい~温かい飲み物だと身体が冷えないのでおススメです。

③「運動の後にタンパク質を摂取すること」

これは番組の中で紹介された高齢者の太極拳グループが、太極拳の後で飲茶に行っていたのでそういう説明がありました。確かに運動の後でたんぱく質を摂取すること自体は医学的にも正しい順序だと思います。

ひとこと付け加えるなら、飲茶はそれほど健康食ではありません。
海老餃子や小籠包や焼売、春巻き、叉焼饅など、飲茶は美味しくて私も大好きです。
でも実際に点心を作ってみると分かりますが結構なラードを使います。
炭水化物と油がほとんど、お肉は多少なりとも摂取できますが、それほど多くありません。
野菜に至ってはほんの少しなので栄養バランスはあまり良いものとは言えません。
飲茶は大勢でワイワイ楽しむもので、健康的にお腹を満たす目的では少し外れます。

④「ナッツ類を多く食べること」

確かに日本人に比べれば香港人はナッツが好きですね。あのおばさんみたいに持ち歩いている人は実際には私の周りではそれほど見かけませんが、高齢者は持っているものなのでしょうか。
ナッツは身体に良いですが、食べ過ぎるとニキビの元になるし、適量なら良いのでしょうね。
ちなみに日本人がよく食べる枝豆も低カロリーで高たんぱくなので積極的に摂りましょう。
⑤「漢方食材をよく摂取し塩分は控えめなこと」

番組で紹介されていたような漢方食材は手に入らないので無理に真似する必要はありませんが、
生姜を多用するのは私も賛成です。魚など臭みも消えますし、生姜の香りで食欲も増進します。
日本料理のレシピでも生姜を摂取する機会は大いにありますので、
生姜チューブでも良いのですができるだけ生の生姜から調理する方が良いでしょうね。

塩分控えめについても賛成です。
香港に来た当初は薄味に戸惑いましたが、私も今は味付けは薄味を心がけています。
無理に薄味にしているのではなく、濃い味が食べれなくなってきたからです。
妊娠中は減塩しなければいけないので、その頃の味覚が板についたのもあるかもしれません。
冷ややっこにお醤油をかけるのも躊躇して、レモンをかけて食べていましたからね。

減塩、薄味は徐々に慣らしていくことができます。
例を出すと、今までみそ汁は水600mlに味噌60gを入れていました。
料理本や味噌のパッケージには大体これくらいの分量で書いてあると思います。
しかし最近は味噌40gで十分になりました。

減塩は高血圧予防につながりますので、心がけると良いですね。

冒頭にも書きましたが、日本の平均寿命も十分長いので、日本人の生活習慣も十分評価できるものだと私は思っています。今の平均寿命と言うのは寿命をまっとうした上の世代の先輩たちの数字なので、私たちが高齢者になる時はまた別のデータが出ているはずですよね。

香港でも言えることですが、上の世代の人たちはコンビニで食事を済ませたり、ファストフードを利用する機会は少なかったはずです。今の私たちの生活習慣でこの先の平均寿命は一体いくつになるのか誰にもわかりません。

確実に言えることは、医療は絶えず発達していて、香港も日本も先進医療を受けることができます。この点からも平均寿命はおそらく伸びていくものだと思います。


以上、香港人の若さの秘訣・長寿の謎についてご紹介しました。

香港人の若さの秘訣!⑤心が若い


気持ちがいつまでも若い

香港に来た当初、私は20代前半でした。最初の職場で30歳になる同僚がいました。私は誕生日プレゼントにマニキュアを渡したのですが、他の同僚はスティッチのヌイグルミを渡していました。

衝撃でした。

いい年した大人に対してヌイグルミなんて子供扱いもいいところ、バカにしているみたいで相手に失礼ではないかと思いました。日本なら高校生でもヌイグルミなんていらないでしょう。
しかし、その同僚は大喜びでした。私の渡したマニキュアにはそれほど表情も変えなかったのに、この反応の差に私はさらに衝撃を受けました。

日本人は欧米人に比べて子供っぽいとは言われていましたが、香港に比べれば成熟が早い方なのかもしれません。ファッションにしても、一般的には子供っぽい服、カジュアルな服が好きです。日本のようにキレイめの服装や大人っぽい服装、色気のある服装をしている人は比較的少ないのです。

香港に住んで徐々に体感したことですが、香港の人たちは日本人よりゆっくり年を取っている気がします。そして、何歳だからこうあるべき、という枠にとらわれていないのです。

いくつになってもキャラクターものが好き、ヌイグルミが好きなのです。
若者だけではなく40代でも60代でもスマホのゲームが好きだし、地下鉄の中でも同じようにゲームをします。日本人から見てちょっと幼稚なものをまだ素直に喜べるのは純粋だとも言えます。

会社でも日本のように入社年度による上下関係もないので、年齢に関係なくみんなが同僚という感覚です。この人はいくつだから、ということを意識せず同じ話題を共有して、同じように遊びに行くことだってできます。私も前の会社で仲良くしていた同僚の年齢を最近ようやく知ったのですが58歳でした。年上だろうなあとは思っていましたが、そんなに上だとは思わなかったのでびっくりしました。今まで一緒にいて外見からも内面からもそこまでの年の差は感じませんでした。

自分はもういい歳だから、おじさんだから、おばさんだからという言い方をする日本人は多いものですが、そうやって無意識に自分を年相応のあるべき姿に合わせていっているのかもしれません。
私の知り合いで24歳の誕生日にもうオッサンだと言っていた人もいましたからね。その時の私は28歳だったのでさすがに冗談じゃないと思ったものです。

日本では年相応を求められてしまいますが、自分の気持ちに素直になって自分の好きなものを持ち続ける遊び心は忘れずにいたいものです。

香港人の若さの秘訣!⑥に続く・・

香港人の若さの秘訣!④高温多湿な気候



年中通して湿度が高い


香港は夏は高温多湿で、冬は温暖で乾燥しています。

しかし香港の冬は本当に短いので、年中とにかく湿気に悩まされます。別の記事(https://hidamarihk.blogspot.hk/#!/2017/11/blog-post_14.html)でもご紹介しましたが、香港は春夏の湿気は想像を絶するもので、私のクセ毛はどんなにブローしようが玄関を一歩出て外気に触れたら一瞬で元通りにうねってしまいます。

そんな憎き湿気ですが、肌にはメリットもあるのです。日本では年中ずっと保湿に精を出してお肌のケアをするものですが、湿気の多い香港では乾燥は気にするほどの敵ではありません。湿気が多いというのは肌の水分が奪われにくいのですから、そのままで乾燥を防いでいることになるのです。

北陸へ遊びに行った時の話ですが、北陸は 湿気が多いから肌が潤っているだろう、と現地のおじさんが冗談交じりに言っていました。あまり注目されない北陸地方のメリットを教えてくれた風でしたが、本当に北陸三県は日本で湿度が高い地域なのです。実際に50代のそのおじさんのお肌はツヤツヤで妙に納得した記憶があります。

湿気が多いとカビなど問題が多いのですが、肌の潤いという点では非常に良い気候条件なのです。香港の湿度に慣れてたまに日本に帰省すると、冬場などは手や唇の荒れ、ひび割れ、静電気など、忘れていた洗礼を受けて逆にカルチャーショックを受けてしまいます。

日本でできる対策ですが、やはり加湿器と保湿クリームに頼るのが王道でしょう。

香港人の若さの秘訣!⑤に続く・・

香港人の若さの秘訣!③コラーゲン



コラーゲンを意識して摂取

コラーゲンが肌や骨に良いのは周知のことですが、意識的に摂っている日本人は少ないのではないでしょうか。コラーゲン鍋なんかも流行っていましたね。日本ではコラーゲン配合の化粧品やサプリメントやお菓子などが簡単に手に入りますが、やっぱりできるだけいつもの食事で摂取する方が自然だと思います。

香港人と食事をしていると、どんな食べ物が何を含んでいるかよく知っているのに驚かされます。私たちは魚を食べる時にいちいち魚は頭に良いとか話題にしませんよね。彼らは日常的に食事をしながらこれは何に効くという話をしています。

<コラーゲンを多く含む食材>
アワビ、フカヒレ、燕の巣、なまこ、鳳爪(ニワトリの足)、魚の浮袋、豚足、白キクラゲ、カエルの脂肪、亀の甲羅、

さて、 これらを日本で口にする機会はどのくらいあるでしょうか?
香港ではこういった食材に接する機会が日常的にあるのです。

例えば私はアワビ、フカヒレ、燕の巣、なまこ、は先週の結婚式で食べました。
昨日の飲茶で鳳爪(ニワトリの足)、豚足、白キクラゲ、を食べました。
先週飲んだスープには魚の浮袋が入っていたし、
デザートで亀ゼリー(亀の甲羅のエキスを固めたもの)も食べました。
最近あまり食べていないのはカエルの脂肪くらいでしょうか。

日本でこういったコラーゲン豊富な中華食材を入手するのは難しいと思いますが、香港人が大好きな食材はまだあります。言わずと知れた鶏手羽です。日本では名古屋に行った時くらいしか鶏の手羽先を食べることはありませんでしたが、香港にいると食べる機会はいくらでもあります。鶏手羽は日本でも安く手に入るので、鶏手羽を積極的に食事に取り入れると美味しくコラーゲンを摂取できると思います。

あとはゼリー、市販のものではなくゼラチンを使った手作りのゼリーがお勧めです。


香港人の若さの秘訣!④に続く・・

香港人の若さの秘訣!②水分補給



水分補給を欠かさない

香港に来て最初によく聞いた言葉は「飲多D水」です。「よく水を飲んで」と言う意味になるのですが、とにかく誰にでも言われます。また、水そのものを指すというより「水分を多めに取った方が良い」という意味で言っています。

日本から来た私はまず水を飲む習慣が無く、オフィスでもマグカップにティーバックを入れてお茶を飲んでいました。だいたい午前に1杯、お昼ご飯に1杯、午後に一杯くらいのペースで飲んでいましたが、それでは香港人に言わせればかなり少ない方なのです。同僚の香港人たちは自分のコップにしろ、マイボトルにしろ、常にウォーターサーバーとデスクを行き来して水を飲んでいました。もちろんその分、トイレは何回も往復します。仕事中でも、何回も何回もトイレに行きます。

水分補給は肌の保湿に欠かせないものです。夏は熱中症予防、冬は風邪予防にもなります。うがいも大事ですが、常に手元に水分を置いて少しずつ補給する方が喉の潤いを保てるので風邪に有効です。

日本は乾燥しているわりに香港よりも水分補給をしていないように感じます。それに日本人が飲んでいる水分の中にはコーヒー、甘い炭酸飲料、スポーツドリンクが占める割合も多く感じるので、できるだけお茶や水を飲む香港人を見習いたいポイントです。

それから、香港人が飲んでいる「水」は冷たい水のことではなく「ぬるい水」です。ウォーターサーバーで冷たい水と熱いお湯を好きな割合で割って飲んでいます。冷たい水は身体を冷やすからです。私も最初は味のない上にぬるい水を飲むことに慣れませんでしたが、慣れてしまえば体に良い気がします。体温に近いぬるい水は、どんな季節でも身体に負担がかからなく感じます。

日本はせっかく軟水できれいな水が手に入りやすいのですから、意識的に水分補給することをおススメします。


香港人の若さの秘訣!③に続く・・

香港人の若さの秘訣!①お風呂


こんにちは、ヒナタです。

香港も日に日に寒くなってきました。
日本人なら寒い日には温かいお風呂で身体の芯からあたたまりたいですよね。

ご存じかとは思いますが、日本のような湯船に浸かるお風呂文化というのは万国共通ではありません。香港など暑い地域では浴槽のないタイプの浴室、つまりシャワーだけの浴室がよく見られます。仮に浴槽があってもお湯を溜めて浸かるという使い方はせず、その浴槽の中に立ったままシャワーを浴びるというのが一般的な使い方です。

とはいえ、シャワーだけではどうにもお風呂に入った気がしないのが日本人ですよね。私も香港に長く住んでいますが、たまには湯船に浸かってさっぱりしたいと思う時があります。うちのマンションの設備でプールがあるのですが、その更衣室に温水のジャグジーがあるので、私はお風呂としてたまに利用しています。水着を着て温水に入るのは不自然ですが、全身で温水に浸かるとやはり疲れた身体がほぐれます。

ふと思ったのですが、湯船に入るとさっぱりするものの、冬場は乾燥する気がします。
今回も前置きが長くなりましたが、香港人はお肌がきれいで若々しい人ばかりなので、それはお風呂をシャワーで済ませるからでしょうか?その他にも、私の経験から香港人の若さの秘訣を分析していこうと思います。

お風呂はシャワーで流すだけ、ナイロンタオルは使わない

すでに触れましたが香港でいう「お風呂」はシャワーを浴びることを指します。さらにタオルなどを使用せず石鹸やボディソープを手に取って直接体を洗うそうです。日本でも最近はナイロンタオルで洗う人が少なくなってきましたが、タオルなどでゴシゴシ身体をこすると、肌の余計な角質まで落として肌を傷つけてしまいます。香港人はずっと前からタオルを使用してこなかったので、香港人の背中などは特にすべすべでキレイな人が多いです。


香港人の若さの秘訣!②に続く・・

2018年1月7日日曜日

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初公開!Supper moment 「請講」の歌詞 日本語訳

お久しぶりです、ヒナタです。   Supper moment の2014年5月発売のアルバム 「世界變了様」を入手しました。   今まで、SMの曲は主にYoutubeで拝聴していました。 先日Youtubeで無料で公開された2018年コロシアムライブを見て 再び...