こんにちは、ヒナタです。
香港好きの日本人の中で、香港映画から香港が好きになった方が圧倒的に多いものです。
私は先に香港の音楽に興味を持ったので、
香港を好きになってから香港映画を見るようになりました。
まだ香港に行ったことがなかった時、映画の中の香港は混沌として魅力的でした。
私が香港映画を観たのは2000年頃から、つまりウォンカ―ワイ作品の全盛期です。
今になって思いますが、まんまと騙されました。
ウォンカーワイ作品を通して見る世界は、かなり脚色された香港でした。
香港に来てみると、当然のことながら映画のような場所ではないことが分かります。
騙されたというと大げさですが・・例えるなら「おしん」 で日本を知った外国人が、
現代の日本に来てショックを受けるようなものです。
映画は映画、それはウォンカーワイに限らず当然なのかもしれませんね。
さて、少しでも映画のような気分を味わいたい方ならロケ地めぐりは外せませんね。
ロケ地を紹介したサイトは他にもたくさんありますが、
勝手に独自コメントを付けてお送りします。
重慶大厦(チョンキンマンション) 香港九龍尖沙咀彌敦道36-44號
おそらく「恋する惑星」イコール「重慶大厦」と言っても過言ではないでしょう。
この映画で有名になった尖沙咀の雑居ビルです。
昔はインド人だらけと言われていましたが、今はアフリカ人も多く見かけます。
繁華街のど真ん中で、目の前がバス停とネイザンロードを横切る横断歩道のため、
常に人であふれかえっています。
さらに客引きの人たちも重慶大厦から出てきてたむろしているので、
重慶大厦に用事はないのに前を通る必要がある時は
うまくかわして行かなければなりません。
重慶大厦に用事がある時といえば、
- 両替屋さんで香港ドル→日本円にしてもらう時
- インドカレーが食べたい時
- インド映画のDVDが欲しい時
- インドの食料品が欲しい時
しかし両替屋はもっとレートが良いところがあるので最近はあまり利用していません。
インドカレーも、あのエレベーターに乗るのかと思うと足が遠のいてしまいます。
小説「深夜特急」の影響もあって、重慶大厦の激安ゲストハウスに
泊まりたい旅行者はいまだにいるようですが、絶対におススメしません。
特に女性は言語道断、宿泊先で性的暴行を受けて泣き寝入りという話は実際にあります。
上の階にインドカレーを食べに行くだけという場合でも、
旅行者はエレベーターには絶対に一人で乗らないようにしましょう。
行人電動樓梯(ヒルサイド・エスカレーター)香港中環地区
「恋する惑星」に登場する中環(セントラル)にある有名な長いエスカレーターは、特別ロケ地めぐりをするつもりがなくても旅行中に一度は訪れることでしょう。
世界最長のエスカレーター、とは言いますが、ずっと山の上まで
エスカレーターが一直線に伸びているわけではありません。
いくつもエスカレーターが繋がっているだけで、
途中で降りて歩く場所が間に何か所かあります。
高級住宅地のミッドレベル地区に住んでいる人はもちろん、
SOHO方面のレストランやバーに行く誰もが利用するので
時間帯を問わずいつも人がたくさんいます。
映画の中で、エスカレーターから見えるマンションの部屋を
覗き込むシーンがありました。
あれくらい本当にエスカレーターと部屋の距離が近い場所があります。
もし本当にあの辺に住んでいたら、日常生活が丸見えですね。
ちなみに香港ではそういう住環境に慣れているので
カーテンをしてあえて見えないように隠すこともあまりしない気がします。
ちなみに朝の6:00~10:00はミッドレベル在住の方の通勤用に下り専用となります。
それから10:00~22:00は上り専用となります。
つまり22:00~翌6:00は停止していますので階段のみ利用できます。
私はエスカレーターの頂上まで登り切ったことがありますが、
特に何もない場所でした。来た道を階段で下りるのが大変でした。
最後に
他にもCalifornia Barなどロケに使用された飲食店やフェイが勤めていたMidnight Expressなどロケ地はあったのですが、すでに閉店して無くなっていました。
香港は近年特に不動産価格が異常に高騰を続けており、
どこも新しい店ができては潰れるの繰り返しです。
中環エリアは特に、高級ブランドショップやジュエリーショップでもない限り、
店舗の家賃を払って利益を出すのは難しくなっています。
「恋する惑星」はほとんどのシーンが中環エリアで撮影されているので
残念ながら映画のような街並みはほとんど残っていません。
いかがでしたか、次回は「天使の涙」のロケ地をご紹介します。
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