本当のところは?長寿の謎
香港人が日本人の平均寿命を抜いて世界一になってから、日本では香港人の長寿を解明する内容のテレビや記事が増えました。
抜いたと言っても、数ヶ月くらいしか変わらないので正直二位でも気にしなくて良いと思うのですが。日本人は日本の土地に合った生活を、香港人は香港の土地に合った生活をしているに過ぎないのだと思います。お互いの良いところは参考にして取り入れられたら良いですよね。
先日のテレビでやっていた香港人の長寿の秘訣を個人的な見解も合わせてご紹介します。
①「朝早く起きて太極拳をすること」
高齢者の方は確かに朝から公園などで太極拳をしていますね。
これは中国本土でも見られる光景なので特に香港だけに限ったことではありません。
②「温かい飲み物を飲んで血圧を予防していること」
別の記事https://hidamarihk.blogspot.hk/#!/2018/01/blog-post_45.htmlでも触れましたが、
これは私も同意します。ぬるい~温かい飲み物だと身体が冷えないのでおススメです。
③「運動の後にタンパク質を摂取すること」
これは番組の中で紹介された高齢者の太極拳グループが、太極拳の後で飲茶に行っていたのでそういう説明がありました。確かに運動の後でたんぱく質を摂取すること自体は医学的にも正しい順序だと思います。
ひとこと付け加えるなら、飲茶はそれほど健康食ではありません。
海老餃子や小籠包や焼売、春巻き、叉焼饅など、飲茶は美味しくて私も大好きです。
でも実際に点心を作ってみると分かりますが結構なラードを使います。
炭水化物と油がほとんど、お肉は多少なりとも摂取できますが、それほど多くありません。
野菜に至ってはほんの少しなので栄養バランスはあまり良いものとは言えません。
飲茶は大勢でワイワイ楽しむもので、健康的にお腹を満たす目的では少し外れます。
④「ナッツ類を多く食べること」
確かに日本人に比べれば香港人はナッツが好きですね。あのおばさんみたいに持ち歩いている人は実際には私の周りではそれほど見かけませんが、高齢者は持っているものなのでしょうか。
ナッツは身体に良いですが、食べ過ぎるとニキビの元になるし、適量なら良いのでしょうね。
ちなみに日本人がよく食べる枝豆も低カロリーで高たんぱくなので積極的に摂りましょう。
⑤「漢方食材をよく摂取し塩分は控えめなこと」
番組で紹介されていたような漢方食材は手に入らないので無理に真似する必要はありませんが、
生姜を多用するのは私も賛成です。魚など臭みも消えますし、生姜の香りで食欲も増進します。
日本料理のレシピでも生姜を摂取する機会は大いにありますので、
生姜チューブでも良いのですができるだけ生の生姜から調理する方が良いでしょうね。
塩分控えめについても賛成です。
香港に来た当初は薄味に戸惑いましたが、私も今は味付けは薄味を心がけています。
無理に薄味にしているのではなく、濃い味が食べれなくなってきたからです。
妊娠中は減塩しなければいけないので、その頃の味覚が板についたのもあるかもしれません。
冷ややっこにお醤油をかけるのも躊躇して、レモンをかけて食べていましたからね。
減塩、薄味は徐々に慣らしていくことができます。
例を出すと、今までみそ汁は水600mlに味噌60gを入れていました。
料理本や味噌のパッケージには大体これくらいの分量で書いてあると思います。
しかし最近は味噌40gで十分になりました。
減塩は高血圧予防につながりますので、心がけると良いですね。
冒頭にも書きましたが、日本の平均寿命も十分長いので、日本人の生活習慣も十分評価できるものだと私は思っています。今の平均寿命と言うのは寿命をまっとうした上の世代の先輩たちの数字なので、私たちが高齢者になる時はまた別のデータが出ているはずですよね。
香港でも言えることですが、上の世代の人たちはコンビニで食事を済ませたり、ファストフードを利用する機会は少なかったはずです。今の私たちの生活習慣でこの先の平均寿命は一体いくつになるのか誰にもわかりません。
確実に言えることは、医療は絶えず発達していて、香港も日本も先進医療を受けることができます。この点からも平均寿命はおそらく伸びていくものだと思います。
以上、香港人の若さの秘訣・長寿の謎についてご紹介しました。
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