2018年1月15日月曜日

香港永住権の申請方法を解説


こんにちは、ヒナタです。

香港在住の日本人は何らかのビザを持っているわけですが
一般的に在住7年を経過すると永住ビザを申請する資格が得られます。
永住ビザが申請できるビザの種類
  1. 就労ビザ/Employment visa ・・駐在さんや、現地採用の日本人
  2. 投資ビザ/Investment visa ・・香港法人の株主
  3. 扶養家族ビザ(配偶者ビザ)/Dependent visa ・・駐在者の家族、香港人の配偶者
これらのビザ条件で香港に連続7年以上居住すれば、永住ビザの申請が可能です。
永住ビザのメリット
 簡単に言うと香港人と同じ条件で香港に居住できると考えて差し支えないでしょう。
例えば現地採用で働いていた場合、転職した場合は入国管理局へ行き、スポンサーチェンジの手続きが必要です。以前の雇用主のままで新しい雇用主の元で働くことはできません。しかし永住ビザがあれば、その必要はなくなります。極端な話、飲食店でアルバイトをしようが、副業をいくつも掛け持ちしようが、入国管理局に報告しなくても良いのです。また永住ビザは国籍変更ではありませんので、国籍は日本のままです。日本人でありながら香港で選挙権を得ることもできます。
永住ビザのデメリット
3年以上香港を離れると永住ビザは失効します。香港に住んでいる間はかまいませんが、帰任などで日本に居住するようになったら、3年に一度は香港に来る必要があります。日帰りでも乗り継ぎでも良いので、とにかくいったん香港に入国さえすれば問題ありません。
また、裁判所から陪審員に選ばれることがあります。個人の事情によっては辞退もできますがその旨を申し入れて手続きをしなければなりません。
永住ビザの申請書類
まず、香港に連続7年居住しているか確認しましょう。
もし7年のうち、6か月以上香港を離れている時期があれば、それ以前の期間はカウントされません。その6か月以上空いた後、香港に再入国した時からカウントします。

6か月以上香港を離れず、連続7年香港に住んでいたら以下の書類を用意しましょう。
  • ROP145(永住ビザの申請書)
  • ROP146(香港を永住地とする旨の宣誓書)
  • IDカードのコピー
  • パスポートのコピー(香港を入出国した日付が分かるページ)
  • 在職証明書(勤務先で発行してもらいます)
  • 7年居住していたことを証明できる書類 
7年居住したことを証明する書類ですが、税務局へ行って7年分の納税証明書を出してもらうと良いでしょう。また、銀行のStatementや7年分の住居の賃貸契約書コピーなども提出可能です。
申請方法
灣仔にある入国管理局(入境処)の25階に直接書類一式を持ち込むか、郵送するか、オンラインの三通りがあります。個人情報いっぱいの書類を郵送して届かなかったら心配だし、オンラインも不安という方は直接持ち込むのが無難だと思います。アナログですが確実な方法です。

受領されたら、受領した旨を記したレターが送付されてきますので、あとは審査を待つのみです。

その後、追加書類がある時はどんな書類が必要なのかを明記したレターが送られてきます。指定された書類を揃えて再度提出すれば審査を続けてくれます。
結果連絡
書類に問題がなければ面接の日時が手紙で送られてきます。
指定された日に入国管理局へ出向き、簡単な面接をします。簡単な質問をされるだけなのでこの期に及んで落とされたというケースは今のところ聞いたことがありません。
その後、永住ビザのIDカードを作成するため写真撮影へ移ります。

もし提出した書類で審査が通らなかった場合は、その内容を記した手紙が送られてきます。現状永住ビザの資格に満たないということが書いてあります。
手元のビザの延長更新はできますので、永住ビザ申請はまた機会を見てリベンジです。

いかがでしたか、7年香港に住んだのなら是非永住ビザを申請してほしいと思います。

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