こんにちは、ヒナタです。
今日は現地採用のお給料について書きたいと思います。
「東南アジアへ移住したら英語ができなくてもプール付きの豪華マンションに住めて連日パーティ」
なんてテレビで見かけるようになりましたが、香港の場合はどうなのでしょう?
現地採用の実際の収入について書いていきたいと思います。
本当に英語ができなくても就職できるの?
以前の香港現地就職ブーム(1990年代)には、日本語だけでも就職することができたようです。
大量の日本人女性が香港へ行き、そしてほとんどは帰国しましたが今もまだその当時からずっと香港に住み続けている人(今は50代)もいます。
その後は日本語だけではスキル不足となり、英語が必須となりました。
2000年代に入ると、英語か北京語のどちらかができる人材が求められるようになりました。
私も英語はさっぱりでしたが、北京語ができたのでなんとか就職できました。
今はビザの取得が厳しくなってきているので、さすがに日本語だけでは難しいようです。
ただし専門職(日本語教師、美容師、調理師)などは日本語だけでも仕事はあります。
一般企業と違い、手に職があればその職を生かすことができるからです。
よって、英語か北京語のどちらかがビジネスレベルであることが最低限の条件となります。
就職先はすぐ見つかるの?
その人のスキル次第なので一概には言えませんが、おおむね売り手市場だと言えます。
新卒、ビザ無し、英語と北京語のどちらもできない、などは少々難しいようです。
1・新卒・・香港は経験重視なので、新卒を採用して会社が育てる仕組みではありません。
日本の会社で3年ほど社会経験を積んでから現地就職にチャレンジすると良いでしょう。
2・ビザ無し・・当然最初の現地就職なのでビザが無いと思いますが、会社にとっては
就労ビザを一から申請するのは結構面倒だし、大変なことなのです。
それなら、配偶者ビザ(香港人と結婚した人・駐在員の妻)を雇うか、
すでに就労ビザを持っている転職者を採用した方が楽なのです。
3・英語・北京語ができない・・前述のように、どちらも得意ではない場合、話になりません。
これらの条件をクリアしていれば、仕事探しはそれほど難しくありません。
まあ、ビザ無しについては最初は持っていないと思います。
なるべく大きな企業(上場企業)で、前任者が退職するので後任を探しているという場合は
ビザの申請は比較的容易です。逆に、新しく設立した会社で新しいポジションを募集している場合、入国管理局はそのポジションは本当に日本人が必要なのかを審査する必要があるので、就労ビザが無事に下りるか難しいところです。
まあそうはいっても、日本の会社がこのポジションは日本人の対応が必要だという内容で申請するのですから、概ね通るようですのでチャンスはあります。
給与はどのくらいもらえるの?
職種や業界によってまちまちですが、よくある求人を例にしてみましょう。
業種:商社やメーカー
職種:営業事務、貿易事務、秘書、通訳、
給料:18K~20K
20代~30代くらいの日本人女性はこういったところで働いています。
長く勤めれば昇給していきますし、3年くらい経験を積んでから
もっと給与良い会社に転職して給与アップすることも狙えます。
また、会社によりますがほとんどの会社では年に1回のダブルペイとボーナスがあります。
ダブルペイは旧正月の直前の月の給与に、基本給1か月分がプラスされます。
会社によってはダブルぺイ2ヶ月分なんていうところもありますので求人情報を見る時には参考にしてほしいと思います。
保険・税金は?
日本は社会保険や所得税などの税金は給料から天引きされますが、香港ではそれらは自分で払わなければなりません。うっかり全部使ってしまわないように気を付けましょう。
1・医療保険・・日本のように健康保険の仕組みはありません。
会社の福利厚生で医療保険に入れる場合は、給与からは引かれません。
また、万が一の入院などに備えて自分で別の医療保険に入る人もいます。
・雇用保険・・失業した時に生活をサポートする雇用保険ですが、これも香港にはありません。
・税金・・年に一回、春ごろに税務局から緑色の封筒で書類が送られてきます。
一年の総収入などを記載して郵送します。
その後、最終的な税金額と振込用紙が送られてきます。
いかがでしたか。
日本で3年以上の職歴があり、英語か北京語ができる人であれば
香港での就職にチャレンジしてみてはどうでしょうか。
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