こんにちは、ヒナタです。
何度かに分けて書いておりますこのタイトルシリーズ、今回で4回めです。
日本で広東語を勉強することを主に想定して書きましたが
今回は香港で広東語を勉強する時の秘訣をご紹介します。
広東語を母語とするネイティブスピーカーの割合
広東語というのは、香港で話されている以外にも、世界中にいる華橋のあいだでも話されている言葉です。広東語を話す広東人は商売に長けた才能があるとされ、海外で活躍をしています。ひとくちに中国語の方言と言っても、広東語の影響力は意外にも大きいのです。日本語を母語とする人口の数は1億3400万人で世界9位です。
世界の公用語は英語(2位)、あるいは人口が多いから圧倒的に中国語(1位)のシェアが世界のほとんどを占めていると思う方がほとんどだと思いますが、意外にも日本語は世界で9番目に話されている言葉なのです。
そして広東語はなんと、11位で8000万人です。
中国のいち方言として扱うにはあまりに多いですよね。香港、マカオ、広東省の出身者から統計されています。13位の韓国語よりも上とは驚きですよね。
広東語を勉強したいと思う方はおそらく香港が好きだったり、香港に住むことになったので現地語を学ぼうという人だろうと思いますが、実は身につけておくと単純に8000万人と意思疎通ができることになります。
目標のレベルを設定する
広東語を勉強する人は、まずどの程度まで身につけたいかを自分に問いかけてみると良いです。例えば私は、「香港人の仲間に自然に混じって広東語で会話ができること」が目標でした。
それを言葉に出していたわけではありませんが、漠然とそうなりたいというイメージがありました。
20代の頃の話ですが、同世代の香港人に交じって、ごく自然に一緒に遊んだりすることを夢見ていました。別に広東語が分からなくても、香港人が英語なり日本語なりで歩み寄ってくれるので一緒に遊ぶことはわりと最初からありましたが、日本人だからと言って特別扱いされるようなのが嫌だったのです。皆の会話に乗れて、誰かに通訳してもらわなくてもその場の流れが分かるくらい広東語ワールドに入り込みたいと思っていました。もちろん徐々に徐々に分かるようになり、結果的に香港人の同僚や友人と広東語だけでお付き合いができるようになりました。
しかし、皆が皆そこまで入り込みたいと思ていないでしょう。
特に広東語に思い入れは無く、英語や北京語ができて、現地採用なり駐在員なりで香港に住むことになった場合、広東語が完璧に分かる必要性はありません。
買い物や仕事などで、香港人と接触する機会にちょっと広東語ができたらコミュニケーションが円滑になるなーという程度であれば、あまり苦労せずできる範囲の広東語を覚えれば良いと思います。もちろん最低限必要な言葉と言うのは住んでいれば自然とできるようになります。
例えばタクシーに乗った時に使う自分の住んでいるマンション名や、買い物の代金の数字の読み上げ、ローカルレストランの注文など。
どのくらい話せるようになりたいのか、一度、頭に描いてみてください。
それからどのように広東語を勉強するのかがスタートします。
つづきはまた⑤で。
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