2018年3月16日金曜日

「保存版」香港でスリから身を守る防犯対策


こんにちは、ヒナタです。

日ごろから香港は日本よりもずっと治安が良いと思っていますが、
スリについては日本よりも十分気を付けるべきだと考えています。

今日は香港でのスリから身を守る防犯対策について書こうと思います。

日本と香港の治安の違い

まず香港の方が安全だなと思うのは、夜道を女性一人で歩いていても平気だからです。
もちろん郊外の夜道を一人で歩いていたらさすがに危なっかしいのですが、普通に考えて日本人の旅行者や居住者の行動範囲では、とにかく一人になることがないはずです。どんなに夜遅くなっても、帰宅するまでに真っ暗な道を一人ぼっちで歩くことは無いと思います。

そして痴漢などの性犯罪が少ないことが挙げられます。もちろん香港でもあるにはあるのですが、日本ほど陰湿ではなく、また女性も強いのです。地下鉄の中で女性の体に触ろうものなら女性は大騒ぎをしますし、周りの香港人も全力で助けるはずです。香港はそういう場所なのです。

ただし、スリについては残念ながら香港の方が目立っている気がします。
幸い私は今のところ香港内でスリにあったことはありませんが、身近で被害に遭った人はゴロゴロいます。厳密には香港人ではなく中国本土など香港の外から来た人による犯行も多く見られます。
香港は観光客が多いので、スリに気を付けなければならないのはイメージがつきますよね。

日本に帰るとよく、日本人男性がズボンの後ろポケットに財布を入れていますが、よくスリに合わないなあと感心してしまいます。香港であんなことをしていたら、どうぞ取って下さいと言っているようなものです。また、友達と食事をしていて「ちょっとトイレに行くから鞄を見ておいてね」と言ってカバンを席においたまま席を離れる日本人がいますが、あれは日本でしか通用しません。さすがに友達が何かを取ることはないでしょうが、席に置いておいて誰かにサッと持っていかれても友達を責めることはできません。荷物は自分で責任を持って管理しましょう。

日本では金銭を取られることよりも性的な犯罪に対する不安が大きかったのですが
香港では逆に金銭が狙われやすいと言えます。

それでは具体的な防犯対策を見ていきましょう。

スマホの取り扱い

よくレストランでおしゃべりしながらスマホをテーブルの上に置いている人がいますが、あれも日本でしか通用しません。スマホを置いたまま席を離れることなんてもっての外です。スマホを触るなら肌身離さずに持っておくか鞄の中にきちんとしまっておきましょう。

また、スマホは高価なので狙われやすく、MTRの中では特に気を付けましょう。スマホをいじっていたら、犯人がそのままスッと手から抜き取って持ってMTRを降りていくというケースが多発しています。

また通話中も、おかまいなしにスマホを持っていかれてしまう可能性があるので、通話に夢中にならずスマホもきちんと握っておきます。私は指に通すリングをスマホの裏につけているので、通話中もスマホをいじるときも外では常に指を通すようにしています。

鞄を身体に密着させる

日本だったらハンドバッグは椅子の後ろに置いたり、最近のレストランだと椅子の下に鞄をいれておけるカゴを用意してくれたりしますよね。

しかし香港では鞄を身体に常に密着させるようにしています。椅子の後ろに置いておくと後ろから取られても気づかないし、椅子の下に置いておくなんて鞄ごと持って行かれるかもしれません。

鞄は立っていても座っていても、店の中でも外でもトイレの中でも、常に鞄を身体に密着させるようにしましょう。私は斜め掛の鞄を常に持ち歩いていますが、なるべくその上からパーカーなり上着を羽織るようにしています。香港ではさすがに稀ですが、中国だと斜め掛の紐部分が見えていると後ろからパチンとハサミで切って鞄を持って行かれるからです。

リュックサック(バックパック)の場合

私は上海でリュックサック(バックパック)のファスナーを後ろから開けられたことがあり、その時点で気付いたので未遂におわりましたがヒヤッとした経験があります。以来、リュックサックは後ろが不用心なので使わなくなりました。

リュックを使う場合は、貴重品はなるべく内ポケットの奥の奥のファスナーがあるポケットに入れるか、レインカバーを付けることをおススメします。財布などいちいち取り出すのが面倒ですが、防犯のため仕方がありません。

貴重品の取り扱いに気を付ける

今や歩きスマホは当たり前になりましたが、これは結構リスクがある行為なのです。
スマホや財布を手に取る時は、いつどこで誰かにスッと持って行かれるかもしれないという意識が必要です。私はスマホは前述した取り指にリングを通して扱いますし、財布を触る時は人の目に留まらないようコソコソとしています。

ちなみに香港ではほとんどありませんが、中国ではピアスやネックレスなどの貴金属はすれ違いざまに引きちぎって持って行かれることもあるので、身につけないのが一番です。

実際のケーススタディ

最後に、実際にどういう被害があったのか、どうすれば防げたのか見て見ましょう。

・香港在住の友人Aの場合、日本から来た友達を観光案内中、地下鉄から下りるとポシェットのファスナーが全開していた。幸い財布は入れていなかたがオクトパスカードが無くなっていた。

→誰かと一緒でも常にポシェットに気を付けて、手で常にファスナーを押させておく。

・香港留学中の友人Bの場合、行列のできるテイクアウトのお店に並んでいて、自分の番になったので支払おうと思ったら鞄(男性がよく持っている背中のボディバッグ)のファスナーが全開で財布がなくなっていた。その前の信号待ちでも大勢の人の中にいたのでどのタイミングで被害にあったのかは不明。

→人混みの中でリュックやボディバッグは後ろではなく体の前に持ってくる。

・日本から出張で来たCの場合、会食で円卓を囲んでいた時、スーツのジャケットを脱いで自分の座っている椅子の背もたれに掛けておいたら、ジャケットのポケットに入れておいたスマホを抜き取られた。後でレストランの監視カメラを解析したところ客のふりをして後ろを何度もうろつく男性が映っており、ポケットのスマホを抜き取って持って行った。本人はもちろん、同じ円卓にいた他の誰もその人物の犯行に気が付かなかった。

→壁際に座っているならまだしも、通路側など後ろに人が通る位置に座るなら自分の目の遠かない場所にスマホを入れっぱなしにしないこと。ジャケットを脱ぐならスマホは取り出すべき。

などなど、後から気を付ければ防げたと思うほどつらいことはありません。
是非とも対策に対策を重ねて、被害に遭わないようにしましょう。

色んなケースを聞いておくと、そういう手口もあるのかと防犯対策の役に立つと思います。


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