2018年3月4日日曜日

香港人のお弁当


こんにちは、ヒナタです。

今日は麻婆豆腐を作りました。
四川風の香ばしいピリ辛さが出ていて、なかなかうまくできたと思っています。

今日はお弁当について書こうと思います。

香港では三食外食が可能
今でこそ香港の物価は高いイメージですが、ほんの10年ほど前は300円くらいで美味しいランチが食べられました。パンだって、1つ100円もしなかったのです。

私も香港に来た当初はチャーチャンテンなどの外食を楽しんでいました。
自分で作る手間も省けるし、自分で作っても材料を余らせてしまうだけです。
チャーチャンテンのメニューは豊富だし、いくらでも店があるので飽きることはないと思いました。
しかし、さすがに毎日食べているとやっぱり飽きてしまいます。

それからは、自炊をするようになりました。
もちろん誰かと美味しいものを食べに行く時は張り切って外食しますが、
一人で食べる時やお弁当なんかは家で自分で作っていました。

香港人のお弁当
自分で作ったお弁当を持って行くと、いつも香港人のスタッフから珍しがられました。
まず弁当箱を風呂敷で包んでいるのも綺麗なんだとか。
そしてお弁当の中身は見た目が鮮やかできれいだと写真を撮られたことまであります。
私は卵焼きだとかきんぴらだとかポテトサラダなど、普通のお弁当を作っただけです。
そしてそれを食べてみたいというので、分けてあげたこともあります。
しかし反応は、「冷たい・・なんで温めないの?」というものでした。

香港人の同僚もお弁当を持ってくるのですが、見た目がちょっと違います。
白米の上に昨日の晩のおかずが2種類ほどぶっかけてあるのです。
仕切りもないので白米にはおかずの汁がかかっています。
会社のレンジで温める時、時にはそれをお皿にひっくり返してぐちゃっとしたりもします。

失礼ながら最初はそれが残飯にしか見えなかったものです。
しかし見た目と相反して、レンジで温めている間から香ばしくて美味しそうな匂いがするのです。
そしてちょっと食べさせてもらったところ、見た目よりもずいぶんと美味しいのです。

日本人のお弁当は冷たい
よく質問されることなのですが、「日本のお弁当はどうして温めないの?」と聞かれます。

そんなこと、考えてみたこともないですよね。
お弁当というのは昔からレンジの無い環境で食べるために持ち歩くものです。
おにぎり二つにしろ、遠足にしろ、駅弁にしろ、それは常温のままで食べる前提ですよね。
私に言わせれば逆に「なんで温めないといけないの?」という疑問です。

おそらく中華料理は、出来立ての温かいうちに食べるものだからではないかと思います。
香港で食べられている香米(要はタイ米)も、冷たくなってしまうとパサパサになります。
日本のお米は水分が多くて、おにぎりなど冷めてもパサパサになることはありませんよね。

おかずにしても、香港人は昨日の晩のおかずをそのまま持ってくるので
温め直す必要があります。

日本のように、お弁当用にわざわざおかずを作ったりしません。
日本のお弁当のおかずは、冷めても美味しいように味付けを濃い目にしたり、
おにぎりにしたりと、お弁当ならではの工夫をしますよね。

それにしても、香港人は日本に行って見た目の良さから駅弁を買って食べることもあると思いますが、冷たいままで食べることに抵抗はないのかなと心配になります。

日本人が作る香港人のお弁当
私も今や香港人のお弁当を作る立場なのですが、本当に気を遣います。
日本風で良いと主人は言ってくれているものの、今まで同僚のお弁当を見てきたので本当はああいうぶっかけ風なのが食べたいのではないかなと思ってしまいます。

そこで、間を取って日本でもご飯に乗せて食べられるようなおかずを積極的に入れています。
鶏の照り焼きとかを白米の上に乗っていても日本でも自然だし、香港でもありそうですよね。

色々と試行錯誤をしています。

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